子犬の噛み癖は直せる!子犬が甘噛みする理由と5つの正しいしつけ方

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子犬を飼う人が悩まされることと言えば、子犬の甘噛みなのではないでしょうか?

やめさせようとしてもなかなかやめてくれないと、このまま成犬になっても噛み癖が直らないで攻撃的な犬になってしまったらどうしよう?という心配が出てきますよね。

子犬の頃の噛み癖は、甘噛みの時期にしっかりと直しておかないと苦労してしまいますよ。

そして子犬の頃の噛み癖を直すことは、やり方さえ間違えなければ上手くいくものなのです。

今回は子犬がなぜ甘噛みをするのか、またなぜ子犬の時期に噛み癖を直さなくてはいけないのか、噛み癖を直すしつけの方法や、噛み癖を直すのに役立つグッズなどを紹介していきます。

子犬の噛み癖は、犬に合ったしつけの方法を選択すれば改善できます。

噛み癖を直すためのしつけ方法やグッズを上手に選んで、愛犬と飼い主も安心して毎日を過ごしていきましょう。

目次

1.子犬が甘噛みしてくる理由
1.1.歯がムズムズする
1.2.遊びの延長
1.3.ストレス
1.4.好奇心
1.5.上下関係の確認
2.しつけをしないと噛み癖は直らない

3.子犬の噛み癖を直す5つのしつけ
3.1.すぐに叱って手を噛んだら痛いとわからせる
3.2.噛んだらしばらく無視をする
3.3.手に犬が嫌いな匂いをつけておく
3.4.噛んでも良いおもちゃを与える
3.5.マズルトレーニング

4.噛み癖防止に役立つグッズ
4.1.ビターアップル
4.2.あまがみノン
4.3.エナジーロープ
4.4.パピーコング ビンキー
4.5.ハーツデンタル ティーザー
4.6.クランチ ガムポーン

5.まとめ

1.子犬が甘噛みしてくる理由

子犬を飼い始めると、どの犬も飼い主や家族の手や足、また身の回りのものを何でも噛んでしまいます。

これは子犬の「甘噛み」と言われるもので、成犬の噛み癖とは別のものです。

しかし子犬の甘噛みは成犬の噛み癖に移行してしまうことも多く、決して軽く見ることはできません。

それではなぜ子犬は甘噛みをするのでしょうか?子犬の甘噛みの理由と原因について説明します。

1.1.歯がムズムズする

子犬の時期は乳歯が生え変わって永久歯に変わる時期でもあります。

大体生後4ヶ月頃からに8ヶ月頃までが生え変わりの時期に当たることが多く、歯がムズムズしたりチクチクしたりするので、それを何とか解消しようといろいろな物を噛んでしまいます。

1.2.遊びの延長

子犬は兄弟犬と一緒に育てられている場合、兄弟同士でじゃれ合うことが多いです。

何度もじゃれ合っているうちに加減というものを学習していくのですが、加減がわからないうちに人間の家に迎えられてからは、じゃれ合う兄弟犬もいなくて独りになってしまいます。

迎えられたばかりの子犬は目に入るもの全てが新鮮で、自分と遊んでくれるおもちゃに見えてしまいます。

特に動くものが面白くて飼い主など人間の手足を噛んでくることがあります。

噛まれたほうは子犬といえども、結構チクッとして痛いので、大きな声でリアクションをしてしまいます。

このリアクションが面白くて、もっと噛めばもっと遊んでくれるかも、という期待で、ますます噛んでしまうことがあります。

1.3.ストレス

子犬でもいろいろなことでストレスが溜まってしまうことがあります。

まず大きく環境が変わってしまったことが一番大きなストレスです。

その他にも留守番が多くて寂しい、散歩をあまりしてもらえない、あまり遊んでもらえない、することがなくて退屈、そんなことが重なってくると、イライラした気持ちを甘噛みすることで紛らわせるようになります。

1.4.好奇心

子犬は自分の身の回りにあるものが初めて見るものばかりで、何もかもが好奇心の対象になってしまいます。

興味を持ったものがどういうものなのか噛んで確かめようとします。

危険なものであっても、子犬にはわかりません。

人間の赤ちゃんが何でも口に入れてしまうことと似ていて、人間の手足であっても、これが好奇心の対象になれば噛んでしまいます。

1.5.上下関係の確認

犬は本来、群れの中で生活する動物です。群れの中ではリーダーが決まっていて、リーダーが群れの中で一番強くて一番上の地位にいます。

人間の中で生活するようになっても、その本能は残っていますので、家の中で誰が一番上の地位にいるのかを確かめようとします。

そこで子犬は甘噛みという手段で飼い主や家族を噛んでみて、自分とどちらが上にいるのかを確かめようとします。

この時にまだ子犬だからと曖昧にしていると、子犬は自分のほうが上の地位にいるのだと勘違いしてしまいますので、しっかりとしつけることが重要です。
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2.しつけをしないと噛み癖は直らない

子犬の噛み癖は甘噛みの時期にしっかりとしつけをしておかないと、成犬になって噛み癖が残ってしまうことがあります。

成犬になって噛み癖が残ると飼い主だけでなく他人や他の犬にケガをさせてしまう危険性があります。

また性格も攻撃的になってしまうことがあります。

成犬になって噛み癖が残ってしまうと、公共の場に出かけることが制限されるようになってしまいます。

ペットサロンやペットホテルでも噛み癖がある犬は断られることがあります。

他の犬たちが多く来るようなドッグランでは、他の犬にケガをさせてしまうこともあるかもしれません。

そこまで攻撃的になってしまうと飼い主だけの力では直しようがなくなってしまいます。

プロのドッグトレーナーの手を借りなくてはいけなくなってしまいますので、子犬の時期にしっかりと噛み癖を直すようにしましょう。

子犬の噛み癖は歯の生え変わりの時期に起こることが多く、その時期を過ぎると治まるという考え方もできますが、生え変わりでムズムズするということだけが原因ではないかもしれません。

いくつかの理由で子犬が甘噛みしていても、それは人間には判断できませんので、子犬の時期に人間や他の犬、家に置いてあるものを噛むことはいけないことであることを、しっかりと教えてあげることが重要です。

3.子犬の噛み癖を直す5つのしつけ

子犬の甘噛みを直すために大切なことは、噛んだからと言って頭を叩くなどの体罰はしないこと、そして叱る場合は噛んだ瞬間に行うことです。

時間が経ってしまうと子犬は何を叱られているのかがわかりません。

噛んだ時点で、すぐにアクションを起こすことが大切です。

さて、ここでは子犬の噛み癖を直すために有効なしつけの方法を5つ紹介します。

3.1.すぐに叱って手を噛んだら痛いとわからせる

子犬に手を甘噛みされたら、すぐに「痛い!」と声を出して、手を噛まれたら痛いということをわからせてください。

大きい声を出されると子犬はびっくりして止めるかもしれませんが、また噛んでしまうことでしょう。

この方法は子犬にわかってもらうまで時間が必要で根気もいる方法ですが、諦めないで続けることが大切です。

決して反応がオーバーになりすぎないようにしましょう。

あまりオーバーにやり過ぎると、子犬は喜んでもらえていると勘違いしてしまうことがあります。

飼い主に喜んでもらえると思った子犬は、もっと喜んでもらおうと噛んだりじゃれ付いたりするようになってしまいます。

反応は低い声で「痛い!」「ダメ!」というだけで十分です。この際に頭を叩くなどの体罰はしないようにしましょう。

3.2.噛んだらしばらく無視をする

子犬は飼い主さんが大好きです。一緒に遊んでいる時に、つい甘噛みをしてしまうこともあるでしょう。

そんな時には騒がずに遊んであげていたとしたら、さっと中断してその場を離れてみてください。

子犬は一度目では何のことかわからないでしょう。

しかし何度も繰り返していると、噛むと大好きな飼い主さんに無視される、放っておかれる、とわかってくることでしょう。

噛む=嫌なことが起こるとインプットされるので、次第に嫌なことが起こることはしなくなります。

3.3.手に犬が嫌いな匂いをつけておく

子犬がよく手に甘噛みをするのであれば、子犬が手にじゃれつくタイミングで、子犬が嫌いな匂いをつけておいてみましょう。

嫌いな匂いは犬によって違いはありますが、酢の匂い、かんきつ類の匂い、ミントの匂いなどが苦手な犬が多いです。

市販の商品にも噛み癖を直すための犬の嫌いな香りのスプレーがありますので利用してみても良いでしょう。

犬の顔などに直接吹きかけることは避けてください。

3.4.噛んでも良いおもちゃを与える

市販の犬のおもちゃには、噛んで遊ぶためのおもちゃがたくさんあります。

噛んでも大丈夫゛なゴム製のものが多いですが、天然木で作られているものもあります。

犬が好きな香りがつけられているものも多いです。

噛むおもちゃは消耗品になりますので、何度か交換しなければいけなくなりますが、夢中になって遊んでいると、いつしか人の手や家の中のものに噛みつくこともなくなっていくでしょう。

それでも人の手に噛みついたら、すぐに叱るようにして、おもちゃを噛んで遊んでいたらほめてあげるようにすると、おもちゃは噛んで良いけれど他のものはダメだと言うことを学習していきます。

3.5.マズルトレーニング

犬の鼻先から口にかけての部分を「マズル」と呼びます。

噛み癖がある子犬にはマズルをコントロールする方法で効果がある場合があります。

親犬が子犬に対してマズルを噛んで犬社会のルールを教えますが、それを噛み癖がある子犬に利用するのです。

子犬の噛み癖を直すためのマズルトレーニングの方法は、甘噛みをした時にマズルをつかんで「ダメ」と教えます。

マズルトレーニングは犬の性格や飼い主との信頼関係で、上手くいく場合と上手くいかない場合があります。

上手くいかない場合は、飼い主の手に嫌悪感を持つようになり、他のしつけも上手くいかなくなったり、飼い主との信頼関係が崩れてしまったりすることもありますので、注意が必要です。また成犬に対して行うと抵抗されてケガをしてしまう危険がありますので、気をつけてくださいね。
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4.噛み癖防止に役立つグッズ

子犬の噛み癖を直すためには、しつけや工夫が必要ですが、市販のグッズやおもちゃなどが役立つことも多いです。

子犬の噛み癖のしつけのために役立つグッズはペットショップや通信販売で購入することができます。

いろいろな商品がありますが、ここでは長い間使い続けられている商品や人気がある商品を紹介します。

4.1.ビターアップル

ビターアップルは犬を飼ったことがある人なら一度は使ったことがあるグッズではないでしょうか?

噛まれては困る家具に吹きかけておけば、噛まれて傷ができたり壊されたりすることがなくなります。

ビターアップル:Amazon

原料は天然のリンゴから抽出した苦味成分なので、犬が舐めてしまっても安全です。

4.2.あまがみノン

「あまがみノン」は飼い主の手足への甘噛みに困っている場合に、手足に直接塗りこんで防ぐタイプのグッズです。

甘噛みノン:Amazon

匂いの成分はトウガラシエキスですが、フェロモン類とラベンダーの香りも含まれているので、愛犬の心を落ち着かせる働きがあり、飼い主の手足が嫌いになることなく、人の手足を噛んではいけないことを学習させます。

4.3.エナジーロープ

飼い主と一緒に遊んで気を紛らわせて噛み癖をなくそうというおもちゃです。

エナジーロープ:Amazon

飼い主と一緒に遊ぶことで、ストレスによる甘噛みが解消されます。

噛み心地が良くて愛犬の歯や歯茎を傷めないようになっています。

何度か楽しく遊んでいるうちに、噛んで良いものと悪いものを少しずつ学習させていきます。

ロープは与えっぱなしにしないで、飼い主と一緒に遊ぶときだけ出すようにしてください。

4.4.パピーコング ビンキー

犬のための知育おもちゃ「コング」の子犬用です。

パピーコング ビンキー:Amazon

コングは様々な使い方ができる便利なおもちゃで、中におやつを詰めて使うことができます。

犬は中のおやつを取るために考えながら遊びます。

本体も丈夫なので、噛んでも大丈夫なゴム製です。

噛むことで生え変わり時期のムズムズ感が解消できて、永久歯の歯固めにもなります。

夢中になるのでお留守番の時にも利用できますよ。

4.5.ハーツデンタル ティーザー

子犬のための歯固め用のおもちゃです。

ハーツデンタル ティーザー:Amazon

誤飲をしにくい形で丈夫なので噛んでも壊れにくくなっています。

おもちゃをしっかりと噛むことでストレス解消になって甘噛みを防いで、永久歯の歯固めもできる便利なおもちゃです。

いちごフレーバーもありますので、良い匂いに敏感な愛犬だと、すぐに興味を持ってくれそうです。

4.6.クランチ ガムポーン

音が鳴るタイプの噛むおもちゃです。

音が鳴ることで子犬の興味を引くことができます。

クランチガムボーン:楽天

本体はラバー素材で、音が鳴る部分はペット(ペットボトル)の素材を組み合わせています。

音はパキパキという控え目な音なので、子犬も驚いたり興奮したりすることなく遊ぶことができます。

子犬だけでなくシニア犬になるまで遊べるおもちゃなので、愛犬の愛用おもちゃになってくれるかも。

噛み癖がある子犬のために役に立ちそうなグッズを紹介しました。

おもちゃの場合、犬の好みは個体差が大きいですので、愛犬に合わせて選んでくださいね。

スプレータイプの商品は時間が経つと効果が薄れてきます。

また頻繁に使用していると愛犬が慣れてしまって効果が薄くなってしまうこともありますので、工夫して利用してください。

おもちゃは噛みすぎて壊れることもありますので、その時は速やかに交換してください。

遊んでいる時はできるだけ目を離さないようにしていたいですね。

これらのグッズは補助として利用するようにして、噛み癖を直すためのしつけは、飼い主さんがしっかりと行うようにしてくださいね。

5.まとめ

子犬の甘噛みは犬を飼ったことがある人なら、ほとんど全てが最初に悩まされることの一つです。

子犬の甘噛みの主な理由は、乳歯が永久歯に生え変わる時期に歯がムズムズしたりチクチクしたりするので、それを紛らわせるために目に付くものを噛んでしまうということが一番に考えられる理由です。

その時期は生後4ヶ月から8ヶ月頃になりますので、その時期を過ぎれば自然にしなくなるものだという考え方もできます。

しかし子犬の甘噛みの原因は他にもあり、飼い主には子犬は歯がムズムズする時期だから甘噛みをするのか、遊びの延長でしているのか、その他の理由でしているのかの区別がつきません。

甘噛みの時期にしっかりとしつけをして成犬になってからの噛み癖にならないようにしないことが重要です。

噛み癖がある成犬になってしまうと、素人では直すことが困難になり、他人や他の犬にケガをさせてしまう危険性も出てきます。

噛み癖がある成犬は公共の場に行くことを制限されることも多く、噛み癖は子犬のうちに直しておくべきものです。

噛み癖を直す方法には、その場でしっかりと飼い主が嫌がっていることを教える、グッズの助けを借りるなど、いくつかの方法が考えられます。

どの方法が良いかは犬によって違いますので、愛犬に合う方法を見つけて根気強くしつけをしていくことが大切です。

マズルをコントロールするしつけの方法は犬によっては合わない危険もありますので注意が必要です。

噛み癖を直すために役立つグッズには、噛まれては困る物に苦手な匂いをスプレーしておくもの、飼い主の手足に苦手な匂いを塗りこむもの、噛みながら遊ぶおもちゃなどがあります。

おもちゃには犬の好みがありますので、愛犬が喜びそうなものを選ぶようにします。

おもちゃは決して与えっぱなしにしないで遊んであるところを見守ってあげるようにして、できれば一緒に遊んであげるようにします。

おもちゃは消耗品ですので、壊れたら交換してあげましょう。

噛み癖を直すには根気がいることも多いですが、子犬のうちにしておくことは成犬になってからの噛み癖を直すよりははるかに苦労が少ないので、「甘噛みだから自然にしなくなるだろう」と考えないで、しっかりとしつけをするようにしたいですね。
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