パグのすべてがわかる!パグの性格と寿命、しつけの仕方や病気など

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パグはどんな性格なんだろう?犬を飼いたいけれどパグは飼いやすいのかな?と新しく犬を飼育する人は気になりますよね。

初めて犬を飼う人であればしつけしやすく愛嬌がある犬がいいなど、飼い主の生活スタイルに合った犬を選びたいところです。パグは可愛いけれど活発なイメージでしつけしにくいのではと思うことはありませんか。

実はパグは活発なイメージもありますが、幼犬期にしつけをしっかり行えば家庭的な犬になります。

そこで今回はパグの性格について、パグの身体の事についてなど詳しくご紹介します。

パグの性格だけでなく、寿命や体格、生活スタイルについて飼育前に知ることで、パグの事をよりよく知ることができ、今後一緒に生活する上でお互いを知ることができますよ。

目次

1.明るくて陽気なパグの性格
1.1.愛嬌がある
1.2.遊び好き
1.3.頑固
1.4.利口
1.5.静か
1.6.素直
1.7.噛む

2.パグの特徴
2.1.パグの体格
2.2.毛色について
2.3.平均寿命
2.4.日常ケア
2.5.お手入れ方法
2.6.しつけの仕方
2.7.かかりやすい病気

3.まとめ

1.明るくて陽気なパグの性格

鼻が短く明るく活発なイメージがあるパグですが、フレンチブルドッグなどと同様とても人気がある犬種です。パグの性格は明るくて陽気、落ち着きもある性格で飼育しやすい犬種と言われています。

一方で、独立心旺盛で意志が強く頑固、プライドが高いといった面もあります。しかし、しっかりしつけることにより家庭的で優しい犬に育てることが可能です。
ここではパグの性格についてお話します。

1.1.愛嬌がある

パグにはとても愛嬌があります。飼い主が近寄ると尻尾を振りながら飛びついてきてくれます。それは他人に対しても同様で人懐こいパグは動物病院などでも尻尾を振って喜んでくれます。中には知らない人には警戒する犬もいますが、ほとんどの犬があまり人みしりしません。

これは幼犬期の社会化によるものかもしれませんが、パグは人間が好きなのでしっかり社会化できれば問題ないでしょう。

パグの中には、注射など痛い事をしていてもあまり気にしないおおらかなパグもいます。

1.2.遊び好き

パグは愛嬌があるだけでなく遊ぶのも大好きです。身体を動かすのが好きなので散歩は1日2回ほど30分程度行うといいでしょう。しかし、短頭種のパグは急激な運動は酸欠状態に陥ることがありますので控えましょう。

犬は夢中になると限界まで遊んでしまう事があります。パグも活発で遊びが好きなので夢中になって遊んでしまう事があり、他の犬より体温調節が苦手なため熱中症などを引き起こしやすいです。ドッグランなどで遊ばせている時は、犬に様子を観察し、適度に水分補給などを取り入れてあげましょう。

パグは熱中症になりやすい犬種でもありますので、夏場の運動、散歩などには注意しましょう。

1.3.頑固

パグは頑固な面もあります。食べ物やおもちゃなどに執着し、なかなか離さなかったり、触ろうとすると怒ります。頑固で、飼い主とおもちゃを引っ張り合うなんて事もあります。

いつもは温和であまり感情を出さないパグも大好きなおもちゃやごはんの事になるとガツガツ食べたり、おもちゃを取られないように必死に抵抗したりします。普段おとなしい犬だと逆に飼い主の方が驚く事もあるようです。

1.4.利口

パグはとても利口です。しつけもしっかり教えればすぐに覚えてくれます。その点、しつけしやすく飼育しやすい犬種です。少し抜けたようなところもあり、投げたボールに気づかない事もあります。

好きなおもちゃやおやつなどを使って遊びながらしつけをするとより効果的にしつけをすることができ、あまり苦労せずに覚えてくれます。

1.5.静か

パグは家の中では比較的静かです。人が来た時や飼い主さんが帰って来た時などは興奮して喜びますが、しつこく吠えることはあまりないようです。飼い主には甘えるため飼い主の後を追ったり、じっと見つめてくることもあります。

1.6.素直

パグととても素直な犬種で飼い主の言う事を必死に聞いてくれます。しつけなどのトレーニングの時なども頑張ります。パグは褒められると興奮してしまいしつけどころでなくなってしまう傾向もあるので、褒め方にも工夫したほうがいいかもしれません。

1.7.噛む

パグだけでなくどんな犬種でも噛み癖などはあります。パグは活発でも比較的温和な性格なのであまりかむ事は少ないですが、幼犬期にしっかり噛み癖を直さないとそのまま成長してしまうこともあります。噛み癖は迎え入れた時にしっかり「ダメな事」だと教えましょう。

パグだけでなく犬全般に言える事ですが、犬たちは褒められるのが大好きです。もちろん叱るとすねる事もあります。怒られるだけだとイライラして飼い主の言う事を聞かずトレーニングすら嫌がる事もあります。噛み癖を直す時は叱ることと褒めること、両方を取り入れ行うようにしましょうね。

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2.パグの特徴

パグの性格はとても愛嬌があり明るい性格の他にも頑固で噛みつく事があるということが分かりました。

ここでは身体について、毛色について、平均寿命について、しつけの仕方、日常ケア、かかりやすい病気まで詳しくお話します。

2.1.パグの体格

パグは中国原産の小型犬です。もともとコンパニオンドッグとして活躍していました。外貌はスクエアタイプでコンパクトです。体高:25-28cm、体重:6.5-8kg程度がスタンダードだと言われています。筋肉質な体をしていて、比較的がっしりしています。

パグは室内ではおとなしくしている事が多くおねだり上手なので、散歩などの運動を怠ると肥満になります。太っているパグも可愛らしい!という飼い主さんもいますが、パグは軟口蓋過長症といった短頭種特有の病気を持っている事があるので、呼吸困難になりやすく、肥満は呼吸困難のリスクをさらに高めます。

他にも肥満は様々な病気のリスクを高めますので、適切な体重を保つようにしましょうね。

2.2.毛色について

パグの基本的な毛色はフォーン、黒、アプリコット、シルバーフォーンなどです。町でもよく見かけるのがフォーンや黒の毛色のパグです。

フォーンは薄茶色の被毛で顔と耳は黒いタイプです。町やペットショップなどでも一番多く見かけるタイプの毛色です。

クロは全身が真黒です。最近では黒いパグも見かけるようになりましたが、フォーンタイプのパグに比べたらまだ少ないです。

アプリコットはプードル等によく見かけられる色で赤茶色のような毛色です。フォーンの色にオレンジや赤などの色を強くした色です。

シルバーフォーンはかなり珍しい色です。グレーやシルバーのような毛色で、フォーンの色をもっと白くシルバー色に近付けた毛色です。

2.3.平均寿命

パグの平均寿命は12歳から15歳程度です。フレンチブルドッグは10歳から12歳、シーズは10歳から16歳程度なので、他の短頭種に比べたら比較的長めです。小型犬の平均寿命は12歳から15歳なので、特別長いわけでもありません。

寿命を延ばすための秘訣は極力病気にかからないようにすることです。しかし、病気自体を防ぐことはできませんので、病気にかかったとしても早く見つけて早く治療を行うことが大事になります。そのためにかかりやすい病気を知り、動物病院で定期的に健康診断を行うなどの工夫が必要になります。犬は人間より痛みに強く、弱っているところを飼い主に見せない傾向がありますので、犬の異変を早期に発見できるようにならないといけません。

犬の異変にいち早く気付くためには毎日の様子をよく観察しましょう。食欲があるかどうか、いつもの行動を今日はしているか、排尿排便はどうかなど、観察しておくといざという時に役立ちます。

犬は人間同様ストレスにも弱いです。毎日の散歩以外にもたくさん撫でるなどのコミュニケーションをしっかり取ってあげましょう。

2.4.日常ケア

まずは「顔周り」のケアですが、パグは短頭種なので鼻にしわが寄っています。そのためしわの部分が湿り皮膚炎などを引き起こしやすいです。特にシャンプーの後や雨の散歩の後には注意が必要です。しわの部分は皮いた清潔なコットンで軽く拭きとり乾かします。他にも眼やにが出ている時もこまめに乾いたコットンで拭きとり清潔にしてあげましょう。

次に「耳」です。パグはたれ耳なので外耳炎になりやすいです。外耳炎はこまめに耳の中を確認し清潔に保つことが大事です。耳の奥に耳垢が付いているようであれば無理して取ろうとすると逆に奥に押し込んでしまうこともあるので、動物病院を受診しましょう。耳掃除は1週間に1度程度中を確認し汚れていればコットンなどで拭きとりましょう。綿棒などでこすると逆に皮膚を傷つけてしまう可能性がありますので注意しましょう。

次に「口」です。パグは短頭種ですが、大型犬と同じだけ歯が生えています。歯が生えるスペースが狭いために大型犬はダックスなどの鼻が長い犬種に比べて歯のトラブルにかかりやすいです。歯が生えていない欠歯のこともありますので、歯の本数を数えておくといいでしょう。歯のトラブルとして歯垢が溜まりやすく歯周病を引き起こしやすいです。犬には虫歯菌がなく虫歯になる犬はほとんどいません。

しかし、歯周病は犬の約6割がなっていると言われるほどです。食後に歯磨きをしてあげると歯周病になりにくくきれいな歯を保つことができます。幼犬の頃から歯磨きを教えておくといいかもしれません。

最後に「皮膚」です。元々犬は人間と比べて皮膚が薄いために皮膚病にかかりやすいです。その中でもパグは皮膚が弱い犬種です。散歩後にタオルなどで全身を拭いてあげるなど汚れたところをそのままにしないよう清潔な状態を保てるようにしましょう。

日常ケアではありませんが、パグは愛嬌もありおねだり上手なので、肥満には気をつけましょう。一度肥満になってしまうとダイエットには時間も手間もかかります。

日常的に食事量を守り、運動を適度に取り入れて生活するようにしましょう。少し太ってきたかなと思ったら、おやつを与えた時は食事量を減らす、ドッグフードをダイエット用にするなど、工夫しましょう。どうしても痩せさせる事が出来ない、方法が分からないと言った場合は動物病院などの専門家に相談してダイエットに取り組みましょう。

2.5.お手入れ方法

普段のお手入れとして「ブラッシング」が1週間に1度程度必要になります。パグは短毛種なので1週間に1度も必要ないと思うかもしれませんが、皮膚へのマッサージ効果もあるためブラッシングを取り入れるようにしましょう。

ブラッシングに使うブラシはラバーブラシで十分です。ラバーブラシで方からお尻にかけてなでるように梳くだけでマッサージ効果や死んだ毛を取り除くことができます。パグは他の犬種と比べて毛が短ためにブラッシングは必要ないかと思われがちですが、抜け毛はありますので、ブラッシングにより効果的に抜け毛を除去することができます。

「シャンプー」は1カ月に1度程度行いましょう。短毛種なのでカットなどのトリミングは必要ありませんが、シャンプーすることで無駄な皮膚の角質などを除去するとともに犬特有の匂いも取り除けます。シャンプーを行う事で皮膚の状態を清潔に保てます。実は皮膚を清潔に保つことは病気予防にもなります。

皮膚状態が悪化すると皮膚のバリア機能が低下し、病原菌を身体に入れやすくなります。免疫力も低下するため、悪化することもあります。皮膚のバリア機能を正常に保つためにも1カ月に1度のシャンプーは日々の健康を保つためにも重要な役割があるのです。

「耳掃除」は3週間から1カ月に1度程度で問題ないですが、耳の中の汚れ具合は1週間に1度程度見るようにしましょう。たれ耳なので蒸れやすいため耳の中で細菌が繁殖しやすいです。結果外耳炎を引き起こします。自宅での耳掃除はコットンなどで拭きとる程度で大丈夫です。

耳の洗浄液がある場合は使用し、ない場合は購入するか乾いたコットンで拭きとりましょう。水をつけてふき取ると逆に水が中で溜まり蒸れる事があるので水はつけないようにします。綿棒などを使用すると強くこすり過ぎてしまう恐れがあるので使用しないようしましょうね。

「爪」ですが、1カ月に1度程度で問題ありません。シャンプーと同じタイミングで行うと忘れずに済みます。爪切りをしないと、爪はどんどん伸びていきます。犬の爪には中に血管や神経も通っていて、爪が伸びるごとに血管・神経まで伸びていきます。そのため定期的に爪を切らないと長いままになってしまうのです。

伸びた爪を短くするためには神経・血管ごと切らないといけないため犬もとても痛がり、さらに出血もあります。そうならないためにこまめに爪を切るようにしましょう。

最後に「歯磨き」です。パグは歯が密に生えているので歯垢が溜まりやすい犬種です。食事の後はしっかり歯磨きを行いましょう。歯磨きは犬専用の歯ブラシでなくてもタオルなどでも代用することができます。

歯ブラシを嫌がる犬はタオルなどで遊びながら行うことも効果的です。歯磨きを行うためには口を触られることに犬がなれる事から始めます。口を触ることになれたら口の中に手を入れてみましょう。初めは軍手をしながらでも効果的です。どんどん口に触られることに慣れさせていき、最終的に歯ブラシで歯磨きを行えるようにさせていきます。

もちろんタオルや歯磨きもできるおもちゃなどでも歯垢を除去する効果はありますが、歯を見てはブラシを行う方がより効果的に歯垢を除去できます。歯垢は一度歯石になってしまうと歯ブラシなどでは取り除くことができませんので、歯石になるまえにしっかり歯磨きを行いましょう。

2.6.しつけの仕方

パグのしつけの方法は楽しく遊びを取り入れながら行うといいでしょう。誤報部を取り入れて行うと素直に飼い主の指示に従ってくれます。指示に従った時にはたくさん褒めてあげるをくりかえすと効果的にしつけを覚えてくれるようになります。

本来素直で賢いのでしつけにはあまり困ることは少ないでしょう。

2.7.かかりやすい病気

パグのかかりやすい病気はいくつかあります。

「皮膚炎」は皮膚が炎症を引き起こしている状態です。パグは顔周りの皮膚や身体などに痒み、赤みなどを発症しやすいです。痒みがある場合は自分でひっかいてどんどん悪化し広がるために動物病院で抗生物質などの処方を受けるなどの治療が必要になります。皮膚炎は増殖している細菌の種類によってはシャンプー療法などもあるため、普段から家でシャンプーをする習慣をつけておくと、いざという時に慌てずに済みます。

「尿路結石」は腎臓、尿管、膀胱、尿道などの泌尿器系の部位に結石ができる病気です。犬に多い結石は尿がアルカリ性に傾く事でできるストルバイト結石、酸性に傾く事でできるシュウ酸カルシウム結石などです。症状として排尿痛、血尿、元気食欲がなくなる、頻尿などです。

急にトイレを失敗することが増えたと思ったら尿路結石だったなんて事もあります。食事内容やストレス、急にトイレの場所が変わるなどが原因で引き起こされる他にも遺伝的要因もあります。治療法は食事療法で結石を溶かす方法があり、結石があまりにも大きい場合は手術で取り除くこともあります。食事内容の偏りが原因なので食事内容を見直す必要があります。

「心臓病」は老齢になるとかかりやすくなります。心臓の弁が閉まらない僧帽弁閉鎖不全症や心臓が大きくなってしまう心臓肥大などです。心臓病は年を取ればかかるリスクも上がるため、どんな犬種でもかかりやすくなります。心臓が悪くなると疲れやすい、咳、呼吸困難、いびきをかく、食欲不振、ふらつきなどの症状が現れます。

治療法としては動物病院での薬による治療がメインです。手術できる部位、病気であれば手術の方法もありますが、できる病院も限られていて、年齢によるリスクもあります。自宅では投薬の他に食事管理を行うようになります。心臓に負担をかける塩分を抑えた食事へと変えていきます。肥満は心臓病のリスクを高めます。成犬期の頃から体重には気をつけましょう。

最後に「パグ脳炎」です。正式名称は懐死性髄膜炎です。パグ脳炎と言っていますが、パグだけでなく、他の犬種でも発症することはあります。症状は発作、同じところを回る、意識を失う、昏睡、立ちあがれなくなるなどです。原因はわかっていません。そのため、犬に現れた症状に対して治療を行っていくしか方法がありません。死亡率も高く完治も難しい病気だとされています。徐々に症状が現れる場合もありますが、突然発作が起きて倒れ、数日でなくなる事もある怖い病気です。

3.まとめ

ここではパグについてお話ししました。

パグは活発なイメージがありますが、頑固な面もあり飼い主さんを困らせる事もあります。しかし、遊びが大好きで人間が大好きなのでいい所に運動や散歩を楽しめます。パグは頭もいいのでしつけもしやすく家庭犬として飼育しやすく初めて犬を飼う人でも安心して飼えるのではないでしょうか。

パグは小型犬でスクエアタイプの犬種です。特別足が短い、胴が長いなどがなくバランスよい体型です。毛色も実は4カラーあり、日本ではあまり見かけませんがシルバーやアプリコットなどの毛色もあります。平均寿命は他の小型犬と同じぐらいで、短頭種の中では比較的長めです。日常のケアは他の犬種より短毛なためか簡単な方です。

パグのかかりやすい病気は一見命にかかわるようなものは少ないですが、「パグ脳炎」は命にかかわる病気なので気をつけなければいけません。普段からよく観察していれば見つけられる病気もありかもしれません。

パグの性格を知り、かかりやすい病気などを知ることで、パグとの楽しく過ごせる事ができます。

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