日本原産の犬種である甲斐犬。
元々は狩猟犬として育てられた犬種ですが、その虎模様の被毛から珍しがられて個体数が減少したいきさつがあり、現在では天然記念物に指定されています。
日本犬は特有の忠誠心があると言われていますが、甲斐犬は特に忠誠心が強く、そのことから愛護会が独自にある犬種です。
「甲斐犬」という名前は聞いたことがあり、興味があるけれど、特徴はどんなものかわからないし、どのように飼えばいいんだろう…という方も多くいると思います。
そこで今回は、甲斐犬の特徴や飼育の仕方、家族として迎え入れる方法をまとめました。
甲斐犬を家族に迎えたい、と検討されている方はぜひ参考にして下さい!
目次
1.甲斐犬とは
1.1甲斐犬の特徴と歴史
1.2.甲斐犬の性格
1.3.甲斐犬の体型や色
1.4.甲斐犬の被毛のお手入れは?
1.5.甲斐犬が気をつけたい病気
2.甲斐犬の引き取り価格はいくら?
2.1.甲斐犬の金額はどのように分かれているの?
2.2.甲斐犬はどこで販売されているの?
4.甲斐犬・子犬の里親
4.1.甲斐犬・子犬の里親募集おすすめサイト
5.愛護会で飼育のアドバイスを受けよう!
5.1.どのような愛好会があるの?
6.ブログで大人気!甲斐犬・富美子(ふみこ)
6.1.甲斐犬に関する人気ブログ!
6.2.富美子以外にも!ブログに登場する甲斐犬たち
1.甲斐犬とは
山梨県原産の日本犬・甲斐犬。被毛に虎模様が入っていることから、別名「虎毛犬」とも呼ばれている犬種です。
彼らはどのような特徴を持ち、どのような性格をしているのでしょうか。まずは甲斐犬の歴史や特徴、性格から見ていきましょう。
1.1甲斐犬の特徴と歴史
甲斐犬は山梨県原産の犬種で、昭和9(1934)年には天然記念物に指定されました。
大きさは、体高が40~45センチ、体重は13~18キログラムほどになり、中型犬に分類されます。
山梨県では、古くから猟犬として人間と共に暮らしていました。
その歴史は長く、戦国時代の文献「門西家文書」に登場する猟犬は、甲斐犬の可能性が高いと考えられているほどです。あの名将・武田信玄も可愛がっていたという説もあります。
彼らが「甲斐犬」という犬種として認識されたのは、昭和4(1929)年の事です。当時、甲府地方検察庁で勤務していた安達太助氏によってその存在が認識され、昭和7(1932)年に「甲斐犬」という名前がつけられました。
しかし、甲斐犬は一気に知名度が広まった事で業者が買い占めて個体数が激減するなど、苦難の歴史を持った犬でもあります。
そのようないきさつから、純粋な甲斐犬の血統を残すために天然記念物に指定されました。日本犬が天然記念物に指定されたのは、秋田犬についで二番目の指定となります。
1.2.甲斐犬の性格
日本原産の多くの犬は飼い主に忠実だと言われていますが、甲斐犬も例外ではなく、主人にとても忠義を尽くす性格です。
そんな甲斐犬の性格は、古くから「一代一主」と言われています。一度飼い主を決めたら一生をかけて尽くす、という意味で、甲斐犬の忠実さを表している言葉であり、愛好家が彼らを言い表す時によく使用します。
猟犬として生きてきた長い歴史があるため、飼い主の命令には絶対服従で、それ以外の人間には心を開きにくいのが特徴です。
しかし、現在は猟犬だけでなく、愛玩犬として迎えられる事も多くなってきているので、甲斐犬も必ずしも飼い主以外に心を開かないわけではないようですが、猟犬として育ってきた犬種なので、他人との触れあいは必ず飼い主の立会いのもと行って下さい。
甲斐犬は気性が荒い、とも言われていますが、基本的には穏やかで心優しい犬種です。しかし、頑固な一面があるので、しつけはきちんとして主従関係をはっきりと示す必要があります。
甲斐犬は、シェパードの半分の時間でしつけを覚えると言われているほど、知能がとても高い犬種です。
訓練したことは熱心に覚え、危険をすぐに察知するなど、状況判断にも優れた犬種なので、日本国内では災害救助犬としても活躍しています。
また無駄吠えをすることもありませんので集合住宅でも飼育しやすいのも魅力です。一方、甲斐犬は猟犬として飼育されてきたため、運動など体を動かす事がとても大好きな活発な性格です。
身体能力も高く、岩場を越える事が出来る脚力の持ち主なので、人間の背丈ほどのフェンスなら軽々と越えてしまいます。そうやって実際に脱走した甲斐犬もいるのだとか。
彼らを家族に迎える場合は、最低一時間以上は遊んだり散歩をする時間を作ってあげましょう。もし庭に遊び場を作る場合は、脱走を防ぐために、フェンスは最低でも2メートル以上のものを設置して下さい。
1.3.甲斐犬の体型や色
甲斐犬は、山岳地形でも俊敏に行動できるほどの運動神経を持ち、単独で猟を行う事を得意とする犬種で、その体つきは筋肉質です。
しかし、現在見る事のできる体型は甲斐犬そのものではありません。
実は、かつて甲斐犬の体型は2種類あり、クマなどを狩るすらりとした「鹿型犬」と、イノシシを狩るずんぐりとした「猪型犬」という体型に分かれていました。
最初に甲斐犬として認識されたのは「猪型犬」の甲斐犬でしたが、残念ながら第二次世界大戦中に絶滅してしまいました。そのため、現在甲斐犬と言われているのは「鹿型犬」の体型なのです。
甲斐犬の特徴であるくるりと巻いた尻尾は「鹿型犬」の特徴でもあり、「猪型犬」の尻尾は、先が拝むような形で「拝み尾」と言われていました。このように、尻尾の部分からも2種類の体型は事なった特徴がありました。
また、甲斐犬の舌には舌班(ぜっぱん)と呼ばれる紫や黒っぽいアザのようなシミが見られます。
舌班は異常や病気ではなく、人間のモンゴロイドに見られる蒙古班のようなもの。これはチャウチャウや琉球犬、北海道犬にも同様に見られます。
舌班の理由は様々ですが、人間の手によってほとんど改良されていない犬種に多く見られることから、古代から続く血筋をひいている証だと言われています。
そして、甲斐犬の最大の特徴は、何といっても独特の模様がある被毛でしょう。
固めの被毛には虎のような独特の模様があり、「虎毛」と呼ばれています。この模様は甲斐犬だけに見られるものではありませんが、全身に虎毛があるのは世界的に見ても甲斐犬のみ。それが彼らが別名「虎毛犬」と呼ばれる所以でもあります。
虎毛はただの模様ではなく、山中で狩りをする時は保護色の役割を果たします。これらは3種類の毛色に分類されており、一般的には褐色に虎模様が入った「黒虎毛」が多いです。
その他赤茶色の毛色をした「赤虎毛」と、黒と赤の混じった「中虎毛」に分かれ、「赤虎毛」は人気の毛色です。
甲斐犬の虎毛は、子犬の頃には表れずに成長と同時に次第に模様が表れてくるので、成長するまではどのような毛並みか判断が難しく、年を重ねるごとに模様がはっきりしてくる甲斐犬もいるようです。
最近では黒一色で虎模様が出てこない甲斐犬もいますが、甲斐犬は虎模様が出ていることがスタンダードであり、ドッグショーでも重視されている事は変わりません。
1.4.甲斐犬の被毛のお手入れは?
甲斐犬が育まれた山梨県を含む甲信越地方は、日本の中でも寒い地域。そのため、彼らの被毛はシングルではなく防寒機能もあるダブルコートです。
しかし、短毛なので抜け毛は多いものの、お手入れは難しくありません。
シャンプーは基本的に月に1回でも問題ありませんが、毛のツヤを出してあげるためにもブラッシングは念入りにしてあげましょう。
ブラッシングをすることで抜け毛を取り去り、地肌にも空気を送って清潔に保てます。最低でも週に1から2回のブラッシングをしてあげると効果的です。
換毛期(春先、秋頃の年2回)には通常よりも抜け毛が増えるので、この時期はブラッシングの回数を増やしてあげましょう。
ブラシは市販のラバーブラシで問題ないですが、換毛期には少し高めの獣毛ブラシでお手入れをしてあげる飼い主もいるようです。
長毛ではないので毛玉ができる心配はありませんし、お手入れも柴犬に比べると簡単と言われていますが、ダブルコートは抜け毛が多いので、その特徴には気をつけてあげて下さい。
1.5.甲斐犬が気をつけたい病気
甲斐犬の平均寿命は12~16歳と、他の犬種に比べても長生きをする部類に入ります。犬種によっては身体的特徴からかかりやすい病気があり、気をつける必要があります。
しかし、甲斐犬は近親交配を避けてきたことからも、病気にかかりにくい犬種だと言われています。そのため遺伝子疾患などもありません。
しかし日本は湿度の多い気候なので、多くの日本犬はアレルギー性皮膚炎にかかりやすいと言われ、甲斐犬も気をつける必要があります。
アレルギー性皮膚炎にかかると、体をしきりにかゆがったり、皮膚が炎症を起こして赤くなる事があります。アレルギーは食物やハウスダストなど、様々な原因が考えられます。
愛犬がアレルギー性皮膚炎に罹った場合には、炎症を悪化させないためにも部屋やベッドなどの家具は清潔に保ってあげましょう。
また、甲斐犬は立ち耳なので、垂れ耳の犬(プードルなど)と違い耳のトラブルは少ないのですが、耳の毛が密集して通気が悪くなる事で細菌が繁殖することもあります。
やたらと耳を痒がったり、同時に頭を振るしぐさを頻繁にする場合は、耳の不調の可能性も考えましょう。耳に膿があると、臭いも発するようになりますので、病院へ連れて行って下さい。
それ以外にも、甲斐犬を家族に迎える場合は、多くの犬と同じように狂犬病やジステンパー、パルボウィルスなどの予防注射は必要不可欠です。
また、蚊を通して感染するフィラリアの予防薬、ノミ、ダニなどの寄生虫駆除などはきちんとしてあげましょう。
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2.甲斐犬の引き取り価格はいくら?
天然記念物としても大切にされている甲斐犬。彼らの引き取り価格はだいたいどれくらいになるのでしょうか?
甲斐犬の引き取り価格は、全体的に10~20万円ほどで、子犬と成犬、毛色の違いによって変わってきます。それでは種類によって異なる金額を見ていきましょう。
2.1.甲斐犬の金額はどのように分かれているの?
甲斐犬の子犬の値段は、5万~20万円ほどで、平均的には11万円ほどで引き取られています。価格は10万円前後がほとんどなので、それ以下の場合は何か理由がある場合もあります。
毛色の値段で最も高いのは赤虎で、こちらも価格は10万円前後のようです。甲斐犬は天然記念物であり、猟犬として飼う人が多いので、ペットショップではなくブリーダーや愛護団体などが育てていますが、その中でも赤虎は少数の毛色として知られています。
しかし、先ほど述べたように子犬の時は毛色がまだはっきりしないので、毛色別に販売はほとんどされていません。
ブリーダーによっても価格は変わるので、ネットなどで情報を集めて確認する事が大事です。
2.2.甲斐犬はどこで販売されているの?
先に述べたように、甲斐犬はペットショップではなく、甲斐犬専門のブリーダー、または甲斐犬を保護する団体が育てていて、そこで販売している甲斐犬を引き取る事ができます。
しかし、甲斐犬は愛玩犬ではなく猟犬として育てたがる人が多いため、柴犬などに比べると需要が少なく、子犬の生まれる時期も限られてきます。
甲斐犬を家族に迎えたい場合は、ブリーダーとこまめに連絡を取って、子犬がいつ頃生まれるのか、どのようなしつけをすればいいのか、など事前に詳しく勉強する必要があります。
もうひとつの引き取り方としては、捨て犬や捨て猫を保護する愛護団体から里親として譲り受ける方法です。しかし、里親を募集している犬は迷子や殺処分の対象になるなど、複雑ないきさつで保護されていることがほとんどです。
そのため、通常の犬よりも心を開かず、しつけが困難になる事も予想されます。
特に甲斐犬は「一代一主」と言われるほどの一途な性格です。そのような彼らの真っ直ぐな性格を充分に理解し、家族の一員として迎えられるか、運動をきちんとできる時間は取れるか、などを考えて家族に迎えましょう。
すべての犬は一生面倒を見るという気持ちで飼うべきですが、誇り高く、飼い主に絶対服従の甲斐犬は特に覚悟が必要です。
3.甲斐犬 子犬ブリーダー
甲斐犬のブリーダーを探したいけれど、自分の住んでいる地域の周辺にどのようなブリーダーさんがいて、どのように甲斐犬を育てているのかわからない、と考えている方も多いと思います。
最近では「みんなの甲斐犬ブリーダー」というまとめサイトがあり、現在販売中の甲斐犬の子どもについて性別や特徴、引き取りの金額などを紹介しています。
ブリーダー情報だけでなく、甲斐犬の特徴や飼い方など基本的な記事もリンクしていますので、甲斐犬に興味のある方にとても役立てるサイトです。
このサイトで飼い主を募集しているブリーダーは、主に大阪府や徳島県です。生まれたての子犬も紹介していますが、動物愛護法が改正され、生後49日以内の子犬は引き取りが禁止になっています。
子犬が引き取れるほど大きくなるまで、どのようなところで育っているのか、ブリーダーはどのような人なのか、連絡して見学する事も可能です。
3.1.甲斐犬の犬舎
甲斐犬には根強いファンがいるので、犬舎のホームページも数多く存在します。
藤神犬舎
こちらは甲斐犬愛護会である「藤神犬舎」のホームページ。展覧会にも参加している優秀な甲斐犬を数多く輩出しています。
子犬の引き取り情報を掲載することもありますが、子犬が犬舎にいない場合は別の犬舎の仲介なども行っています。
信州上田 甲斐犬 大門犬舎
こちらは長野県にある犬舎です。ブリーダーは自身も甲斐犬・カピやココと暮らしており、ホームページには、カピたちの生き生きとした姿を綴った、飼い主の愛情あふれるブログがリンクしています。
カピは、毎年4月と10月に行われる天然記念物指定甲斐犬愛護会展覧会と言われる甲斐犬だけの展覧会に参加し、見事準優勝に当たる寺田記念杯を受賞するなど、かなり優秀な甲斐犬です。
甲斐犬 天狼犬舎
埼玉県で甲斐犬を育てている犬舎のホームページです。甲斐犬が健やかに育つように、広々とした犬舎で育てる事をモットーにしており、見学も可能です。
不定期で甲斐犬の子犬の譲渡や里親募集を行っているので、気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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4.甲斐犬・子犬の里親
保存会やブリーダーなど、他の犬種に比べても熱心なファンが多い甲斐犬ですが、一方で里親募集を行っている場合もあります。
ここでは里親募集を行っているサイトを紹介します。
4.1.甲斐犬・子犬の里親募集おすすめサイト
里親募はその犬の複雑な事情から行われる事が多く、譲渡の際にはブリーダーから子犬を引き取るよりも難しい事に直面する可能性もあります。
可哀想だから、譲渡の費用がブリーダーより安いから、という安易な理由ではなく、責任を持って最後まで飼育できるかを確認しましょう。
ペットのおうち
里親募集のまとめサイトとして「ペットのおうち」というサイトがよく閲覧されています。日本全国の里親情報が一度に見れますし、写真や保護状況を記載されているところも多いので確認しやすいと思います。
犬種は純粋な甲斐犬だけでなく、雑種がいる場合もあります。血統にこだわりがない方、しっかりと愛情を持って犬と暮らしたい方におすすめです。
甲斐犬源友会
「甲斐犬源友会」は甲斐犬のブリーダー、里親募集の両方を行っているサイトです。里親譲渡に関して、しっかりとした考え、注意事項がありますので、きちんと読んでから里親になる事を検討して下さい。
5.愛護会で飼育のアドバイスを受けよう!
甲斐犬は国の天然記念物に指定されている犬です。そのため、血統を絶やさないようにと多くの愛護団体が存在し、甲斐犬だけを対象にした展覧会も毎年行われています。
甲斐犬愛護会に入会するためには、愛護会が発行した血統書が必要になります。入会料5000円 年会費 5000円で、展覧会に愛犬を参加させ、情報交換ができます。
甲斐犬の展覧会では、ホームページだけではわからない里親情報を教えてくれる事があります。
猟犬として育ち、運動量も多い甲斐犬は初心者には育てにくいと言われていますが、初心者が甲斐犬を飼いたい場合はどうすればいいのか、また、甲斐犬を育てるために必要なことは何かを学べるいい機会になるでしょう。
また、展覧会に参加した優秀な犬の血を引く場合は、それを保証する血統書が発行されます。
甲斐犬の場合は日本犬保存会、または甲斐犬愛護会のどちらかから発行されますが、圧倒的に発行数が多いのは甲斐犬愛護会のようです。
甲斐犬はそれだけ飼い主間のネットワークが強く、後世に甲斐犬を残そうという意識が強いのでしょう。
5.1.どのような愛好会があるの?
甲斐犬の愛好会もいくつかありますが、ここでは特に有名なところをご紹介します。
甲斐犬愛護会関西支部
甲斐犬愛護会の関西支部のホームページです。この愛護会も年2回甲斐犬の展覧会を行っており、不定期に会員の子犬情報を紹介しています。
甲斐犬愛護会東京支部
東京で支部を構えている甲斐犬愛護会のホームページです。甲斐犬の販売や展覧会なども行っていますが、終生飼育にきちんとこだわる愛護会です。事前見学も可能です。
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6.ブログで大人気!甲斐犬・富美子(ふみこ)
2014年7月20日に生まれた甲斐犬・富美子。先ほど甲斐犬の犬舎として紹介した「藤神犬舎」から、現在の飼い主さんの元へ迎えられた女の子です。
富美子の飼い主さんは犬を育てるのが初めてという事ですが、富美子はしつけをきちんとし、手作りご飯を与えられてしっかりとした甲斐犬に育っています。
その堂々とした姿は、ブリーダーの「藤神犬舎」からも感激されるほどです。
富美子は、2017年に満3歳の誕生日を迎えました。現在も飼い主さんの元で愛情をたっぷり与えられて、山と都会を行き来しながら元気に育っています。
6.1.甲斐犬に関する人気ブログ!
現在人気の東京に住む甲斐犬・富美子のブログ。飼い主さんはほぼ毎日の頻度でブログを更新し、愛らしく元気な富美子の日常をたくさんの写真と共に公開しています。
飼い主さんは、富美子に毎日手作りの食事を与え、山や川に連れて行ってたっぷりの運動を欠かしません。
時には犬が入店OKのカフェに連れて行っている様子からも、きちんとしつけの行きとどいている様子がわかりますし、生き生きとした富美子の表情からは、彼女が大切にされていることが伝わってきます。
また、富美子は現在ブログだけでなく、ツイッターやYoutubeの動画でも活躍しています。動画では、岩の多い川辺を器用に駆け回りながらも、飼い主が名前を呼ぶとすぐに駆け寄ってくる賢い姿が確認できますよ。
6.2.富美子以外にも!ブログに登場する甲斐犬たち
甲斐犬と暮らしている飼い主は、その逞しい姿をブログなどで紹介することが多いようです。
富美子の他にも、大和と弥生の甲斐犬父娘のブログや、南アルプスで暮らす甲斐犬カイのブログなど、甲斐犬のブログを検索すると数多くの甲斐犬たちが紹介されています。
彼らは住むところも年齢もバラバラですが、飼い主の多くは彼らにたっぷり散歩をさせたり、山などの険しい道でも元気に走り回る姿をブログに掲載する事が多いです。これらのことからも、甲斐犬は山や川辺で遊んでいる姿がとても似合う犬種だという事がわかります。
甲斐犬ってどんな犬なんだろう?、甲斐犬との生活ってどんな感じかな?と思っている方は、ぜひブログやツイッター、動画視聴をご覧下さい!
「猟犬」ということでも少し敬遠されがちな甲斐犬ですが、一緒に暮らしている人のブログの様子を見ると、それまでの印象が変わるかもしれません。
7.まとめ
いかがでしたか?真面目で飼い主に忠実な性格から、多くの人に愛される甲斐犬。頭脳も優秀で我慢強く、訓練にもしっかりついていく真面目な性格です。
元々猟犬として生きてきた犬種なので、もちろん飼い主の努力と根気強いしつけは必要です。
しかし、愛情を込めてしっかり世話をしてあげることで、彼らはあなたのかけがえのないパートナーになっていくでしょう。「一代一主」という一途さを持つ甲斐犬は、飼い主には甘えん坊なところも見せると言われています。
甲斐犬を愛する多くの人は、そのギャップがたまらないそうです。
これから甲斐犬を家族の一員にしたい、しっかり育ててあげたい、という方はぜひ今回の記事を参考に、甲斐犬との素晴らしい時間を築いていただけたらと思います。
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