どんなドッグフードが犬にとって良いのかわからない!という方は多いですよね。
メーカーの宣伝文句はとてもいいことが書いてあるけれど、本当にそうなのかな?とか価格が安いけど大丈夫かな?とかパッケージの原材料を見てもよく分からない、と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そして他の飼い主さんに勧められたけれど、うちの犬は食べないということもありますよね。
ドッグフードを選ぶのは大切な愛犬の健康にとって、とても重要なことです。
飼い主さんが安心して与えられる、安全なドッグフードを選んであげましょう。
それには犬にとって必要な栄養を知ることから始まります。
そして安全なドッグフードとは何か、さらに原材料や添加物のことを知って正しいドッグフードの知識を得ることが重要です。
愛犬が健康であることは、飼い主さんの幸せにもつながります。愛犬にとってよいドッグフードを選んであげましょう!
目次
3.原料からドッグフードの良し悪しを判断
3.1.入っているといいもの
3.2.入っていたら注意した方がいいもの
5.他にも注意したい3つのポイント
5.1.安すぎるドッグフードは危険な可能性が
5.2.賞味期限が長すぎるのは添加物のおかげかも?
5.3.肥満には気をつけよう
1.まずは犬に必要な栄養素を知ろう
犬は、肉食です。人と暮らすようになって雑食になっていますが、それも肉食系雑食だと認識しておきましょう。
ですから草食系の雑食である人間の尺度で犬の栄養管理やバランスを考えても効果はありません。
では犬にとってバランスの良い食事とはどのような食事でしょうか。
まずは犬に必要な栄養素について見てみましょう。
犬の三大栄養素とは「たんぱく質」「炭水化物」「脂肪」です。さらに「ビタミン」「ミネラル」を加えて5大栄養素となります。
これらは人間にとっても同じく必要な栄養素ですが、犬は人間と必要とするバランスが異なります。
肉食の犬は高たんぱく高脂肪の食事が理想です。もちろん適切な量を与えることが重要です。
ここで各栄養素の働きを見てみましょう。
たんぱく質
毛や皮膚、筋肉、血液、爪などを作る栄養素でアミノ酸からできています。またたんぱく質は免疫機能にも欠かせない栄養素です。
アミノ酸は22種類ありますが、犬が体内で作れるのが12種類でこれらは非必須アミノ酸と呼ばれます。
非必須アミノ酸を生成する窒素を供給するためにもたんぱく質はしっかり摂る必要があります。
また体内で生成できない10種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」といい、これもたんぱく質を食事から摂る必要があります。
穀類にも植物性たんぱく質は含まれていますが肉食の犬には消化吸収しづらく、一部アミノ酸の量も少なくなっています。
たんぱく質が不足すると被毛にツヤがなくなったり、痩せたり、免疫力が低下したりするなどの影響があります。
逆に過剰になると、たんぱく質はエネルギーに転換されたり、脂肪などに転換されたりして体内に蓄積されます。
また、たんぱく質からアンモニアが分離され尿として排泄されますが、あまりに多くなると処理しきれずに体内に蓄積されてしまいます。
これは犬の腎臓に負担をかけることになります。
たんぱく質の生物価
たんぱく質には生物価という「指標」があります。
犬においての生物価とは「生物価値=体内で蓄えられたたんぱく質の量/消化や吸収できるたんぱく質の量」のことを言います。
例えばたんぱく質を100g必要としていたら、生物価が100のものならそのまま100g与えればよく、50だと200g与えなくてはいけないということになるのです。
炭水化物
炭水化物は米や小麦などの穀類に多く含まれている栄養素で主にエネルギー源として使われます。繊維質と糖質から構成されています。
炭水化物は米やパンに多く、これらを食べることで満腹感を得られすぐエネルギー源になるという特徴があります。
ドライドッグフードにも米や麦、とうもろこしが含まれています。繊維質が便通を良くするというメリットもあります。
ただし炭水化物の過剰摂取は、肥満につながります。
犬が喜ぶからといってご飯やパンをたくさん食べさせることはやめましょう。
穀類を多くしてかさを増しているドッグフードもあり注意が必要です。
脂肪
脂肪はカロリーが高いためエネルギー源になるほか、体温の維持に役立っています。
また脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収を助け、食べ物に旨味を与えます。
犬は人よりも脂肪を多く摂る必要がありますが、与えすぎはよくありません。
脂肪の不足は繁殖に影響を与えます。
また被毛のツヤがなくなりフケも出やすくなります。
過剰だと肥満や下痢を招くほか膵炎の発症の危険性も高まります。
ビタミン
ドッグフードにはビタミンがちゃんと強化されています。
不足の心配はあまりなく、むしろ過剰摂取の方が問題になる可能性が高いです。
各種ビタミンは体調や体の機能を整える働きをしていて、脂溶性と水溶性に分けることができます。
脂溶性ビタミンは、ビタミンA、D、E、Kがあり、水溶性ビタミンはビタミンB1、B2、B6、B12、Cのほかパントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリンが挙げられます。犬はビタミンCとKを体内で合成することができます。
代表的な各ビタミンの働きや欠乏の影響を見てみましょう。
過剰摂取をした場合、水溶性ビタミンは体外に排出されますが、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されてしまうので過剰に摂りすぎるのは良くありません。
水溶性ビタミンであるビタミンB群は糖質や脂質、たんぱく質の代謝やタンパク質がエネルギーに変わるときに必要なビタミンです。
不足すると食欲不振や成長不良、皮膚病、下痢などの影響があります。
葉酸(ビタミンB9)は造血のビタミンとも言われます。新しい赤血球を作るのに必要なビタミンです。
その他心臓発作の予防やタンパク質分解酵素の働きを助けます。ビタミンB12やビタミンCはこの葉酸と一緒に働きます。
不足は貧血を招くほか下痢や口内炎の原因ともなります。
ビタミンB5であるパントテン酸は糖や脂質の代謝に関わっています。薬品の解毒作用もあり、不足すると皮膚炎や成長障害の原因になります。
ビタミンAは脂溶性ビタミンです。ビタミンAの働きは抗酸化作用、目の機能維持、免疫力を高める、皮膚の健康を良くする、などがあります。
重要なビタミンですが過剰に摂りすぎると食欲不振や体重減少などの弊害があります。
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を高める働きをしています。
過剰摂取はカルシウム沈着による炎症や、骨異常、骨石灰化、また下痢や嘔吐、体重減少が起きてしまいます。
不足すると、体重減少や骨の形成異常の原因となります。また骨軟化症による関節の痛みを引き起こします。
ビタミンEは抗酸化作用があり細胞膜を守る働きがあります。
不足すると皮膚炎や筋力の低下、繁殖障害、免疫系の異常を招きます。過剰摂取は食欲減退などの症状が出ます。
ミネラル
ミネラルはビタミン同様体調を整える働きをしており、微量ですが大変重要なものです。
ミネラルは1日当たりの給与量によって2つに分けられます。
g単位で必要なのが「主要ミネラル」で「ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム」です。
またmg単位で必要なのが「微量ミネラル」といい「鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、コバルト、モリブデン」などが挙げられます。
適正なドッグフードを食べていれば不足や過剰などのトラブルは通常起きません。
食事量が極端に少ない場合や、おやつを食べ過ぎる場合は場合によっては不足や過剰による影響が出るかもしれません。
主要ミネラルの働きを見てみましょう。
例えばカルシウムは骨や歯などを作る役割があります、リン、マグネシウムはこのカルシウムとともに骨や歯を形成する役割をします。
またマグネシウムは他にも神経が興奮するのを抑制したり酵素の働きに関与したりしています。
リンとカルシウムは1:1.2というバランスが重要で、このバランスが崩れると骨が弱くなるという問題が起こります。
また、カルシウムとリンの量が多くなるとマグネシウムの吸収率が下がるなど、「ミネラルバランス」が重要です。
鉄はヘモグロビンの構成成分で、酸素を細胞に運ぶ働きがあります。不足は貧血を招きますが過剰摂取は中毒を起こす危険性があります。
亜鉛は免疫力を高め、皮膚の健康維持、血中のビタミンAの運搬、生殖機能に関わっています。
亜鉛不足は毛艶が悪くなる、脱毛しやすくなる、傷の治りが悪いなどのトラブルの原因となります。
水分
水分がないと栄養素を身体中に行き渡らせることができません。
脱水することのないよう常に新鮮な水を飲めるようにしておきましょう。
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2.水分含有量によって名称が変わる
ドッグフードはドライタイプ・セミモイストタイプ・ウエットタイプの3種類に分けられます。
これは水分含有量の違いによるものです。
「ドライタイプ」は水分量が10%以下で加熱発砲処理がされています。
乾燥している餌で水分を一緒にとる必要があります。
栄養素が多く含まれているので主食として与えることができます。
穀類が多く含まれる安価なドッグフードだと、植物性たんぱくばかりが多くなります。
「セミモイストタイプ」は半生タイプとも言われ、水分量が25〜35%で発砲処理されたものです。
水分を含んでいるので、保存に気をつける必要があります。
このフードも主食として与えることができますが、水分は餌に含まれている分では足りないので必ず水も一緒に与えます。
「ウエットタイプ」は水分75%で、品質保持のために殺菌工程を経ています。
缶詰やレトルトパウチなどの商品になっています。未開封なら保存が効くというメリットがあります。
夏の食欲が落ちる時や、病中病後などの水分補給と栄養補給に優れています。
3.原料からドッグフードの良し悪しを判断
ドッグフードの良し悪しは原料から判断しましょう。
メーカーの宣伝文句は意外とあいまいでわかりにくいことが多いものです。ドッグフードを原料から判断するのは有効な手段です。
ドッグフードのパッケージには原材料を全て表記することになっています。
また使用量の多いものから原材料を表記することが「ペットフード公正取引委員会」の規約で決まっています。このことを覚えておきましょう。
3.1.入っているといいもの
「人間が食べられるもの」が原材料で入っているドッグフードは良いドッグフードです。そしてその原材料の製造過程や飼育過程が明確にされているフードは安心です。必ずパッケージの原料表記で原材料を確認しましょう!
また添加物は「ビタミンE」や「ローズマリー抽出物」と記載されているドッグフードを選びましょう。
3.2.入っていたら注意した方がいいもの
「穀類」が原料表記の最初に書かれているものは、注意しましょう。
肉よりも穀類の方が多いということになります。穀類が多いものは犬の消化吸収の負担になります。
また遺伝子組換えの穀類を使用していることも考えられるので、おすすめできません。
肉の表記が「副産物」「骨粉」となっている、「ミート」「エキス」「パウダー」と書かれているものも要注意です。
肉以外の臓器全般、例えば脳や血液、皮など人が食べない部位が入っている可能性が高いのです。
これがなぜ危険かというと飼育の段階で、抗生物質や成長ホルモンを投与された家畜の内臓である可能性が否定できないからです。内臓には抗生物質や成長ホルモンが蓄積されています。
全ての副産物や骨粉が危険と言い切ることはできませんが、原料表記を見ただけでは判断できないので避けた方が良いでしょう。
またBHA、BHTなどの防腐剤、保存料であるソルビン酸カリウム、発色剤である亜硝酸ナトリウムなど添加物が多く入っているものも注意が必要です。
これらはペットフードの長期保存や酸化防止には有効ですが、犬にとっては健康を害してしまう可能性があります。
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4.記載されている情報に注意しよう
「肉類」「穀類」など「類」を使用しているもの、「米粉」「肉骨粉」など「粉」と表記しているものなどあいまいな表現をしているものは注意しましょう。
その他「ミートミール」「牛肉副産物」など肉のように思えるがよく分からない表現をしている場合も注意が必要です。
「肉」そのものではなく脳や脊髄、血液など食肉部分以外に加熱処理をして乾燥させたのが肉骨粉なのです。
家畜の飼育段階で投与した抗生物質や成長ホルモンが残留している可能性が高く犬の健康には適していません。
「等」と書かれたものにも注意しましょう。「肉類(チキン・ビーフ等)」「油脂類(パーム油・大豆油等)」と書かれていると「等」の他に何が入っているのかわかりませんよね。
「スプリッティング」に注意!
【原材料:鶏肉等・米ぬか・米粉・挽き米…】と書かれたものと【原材料:ライスミール・鶏肉等…】と書かれていたら、「等」があるけれどまあ肉をたくさん入れているみたいだし、と前者を買ってしまいそうですよね。
ところがこれは「米ぬか」「米粉」「挽き米」は実は「ライスミール」のことです。
ライスミールをわざわざ名前を分割して書くことで「鶏肉等」が最初に表記されるようにしているのです。
分割して書くと、原材料もたくさんあるように思えるというメリットもあります。
実際はライスミールが一番多いということになります。
穀類の同じような名前が並んでいたら注意しましょう。
5.他にも注意したい3つのポイント
この他にも注意したいポイントがあります。
5.1.安すぎるドッグフードは危険な可能性が
安すぎるドッグフードは、価格を抑えるために品質の良くない肉を原料としていることが考えられます。
価格を見るとつい購入したくなりますが、その前によく確認をしましょう。
犬の健康に良い原料を使って、この値段になるだろうかということを考えてみるとそれはかなり無理があるとわかりますよね。
「4Dミート」と言ってペットフードの話ではよく出てくる言葉があります。
これは「Dead (死亡している)」「Dying(死にかけている)」「 Disabled(障害のある)」「Diseased(病気のある)」状態にある肉の頭文字をとって4Dミートと呼んだものです。
4Dミートに関しては、都市伝説という意見もありますが、あまりに安いドッグフードにはいい肉が使われているとは考えられません。
激安のドッグフードは避けた方がいいでしょう。
とうもろこし、大豆、麦、米などの穀類が多いドッグフードも安くなる傾向にあります。穀類が多いとかさ増しができるからです。
かさを増せば価格は安くなりますが、穀類はそもそも犬に消化器官には適していません。
犬の胃腸に負担をかけ消化不良を引き起こし、さらに犬が必要とする動物たんぱく質不足を招いてしまいます。
特に大豆は胃腸を刺激する酵素があります。この酵素はゆっくり煮込まないと破壊できないものなのに、ドッグフードには大豆のかすがそのまま使用されています。
大豆かすでかさを増しているドッグフードは満腹感を得られますが、腸内にガスが溜まりやすくなり腸内環境にはよくありません。
また大豆アレルギーの原因ともなりやすいのです。
大豆が絶対ダメというわけではなく全粒大豆、全脂大豆などと表記されたものを選びましょう。
このようにあまりに安すぎるドッグフードは、犬の健康のためには適切ではありません。
5.2.賞味期限が長すぎるのは添加物のおかげかも?
やたらと長い賞味期限のペットフードには、保存料や酸化防止剤が多く添加されている可能性があり要注意です。
日本のような高温多湿の環境でも全く品質が劣化しない、ということはそれなりの添加物が入っている可能性が高いのです。
肉は数時間でも放置すればすぐ腐ってしまいますし、加工してある食品でも2、3日放置したら普通は味がおかしくなり、一週間もすればカビも生えてきます。
冷蔵庫に入れても普通はだんだん変質していきますよね。
ところが、ドッグフードではお皿に出しっぱなしにしても全く変化がないものがあります。
口にするものなのに、品質が劣化しないのはおかしなことですよね。
つまり長く品質を保つにはそれなりの保存料や酸化防止剤が使われている、ということなのです。
危険な添加物について説明します。
「BHA(ブチルヒドロキシアニソール)」という酸化防止剤は元はガソリンの酸化防止に合成された化学物質です。
かつては人間の食品の酸化防止剤に使われていたこともありますが、発がん性や歩行障害などさまざまな害があることが確認されており、今は「油脂の製造に用いるパーム油及びパーム核原料油」に限っての使用が認められています。
ところが、ペットフードへの使用は「ペットフード安全法の添加物の使用基準」なら使用することができるのです。
同じように「BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)」という酸化防止剤があります。
元は石油用の酸化防止剤で、発がん性物質であることが確認されています。
人間用には油脂やバター、ガムなどに使われています。
ペットフードに関しては、BHAと同様「ペットフード安全法の定める一定の基準内」なら使うことができるのです。
「エトキシキン」という酸化防止剤が入ったものも避けましょう。
これは日本では使用が認められていない酸化防止剤で大変強い抗酸化作用があり、防腐力も強いものです。
海外のドッグフードには使用されていることがあるので、海外のドッグフードを与えるときは気をつけましょう。
エトキシキンがベトナム戦争において使用された枯葉剤の酸化防止に使われていたもの、といえばどんなに危険かわかります。
酸化防止剤は原料の酸化を防止するために、ドッグフードには必要なものです。
「ビタミンE」や「ローズマリー抽出物」を使用したものを選びましょう。
5.3.肥満には気をつけよう
肥満はさまざまな疾患の原因となります。
犬は飼い主さんからもらったものを食べ生きていますから、飼い主さんがしっかり気をつけることで肥満は避けられます。
犬が食べる適切な量は、犬のライフステージや運動量でも変わってきます。
成長期である子犬の時代と同じようにドッグフードを与えていると、代謝の落ちている老犬にとっては食べ過ぎとなってしまいますよね。
ドッグフードのパッケージには犬の標準体重とそれに対するドッグフードの適正な量が書かれています。
まずは愛犬の体重を計り、きちんと把握しておきましょう。
標準体重より重い子に、そのままの量を上げるとカロリー過多になってしまいます。
その他年齢や季節、犬種、犬の大きさによっても食事量をまめに調節してあげることが大切です。
犬におやつをあげている時は、そのカロリーも調整する必要があります。
喜ぶからといってやりすぎるのは、肥満を招き結果的に犬が苦しむことになってしまいます。
適正量かチェックするにはまず犬のウンチの様子を見ます。
コロコロして少ないウンチではドッグフードが不足しています。柔らかめだとドッグフードが多すぎる可能性があります。
また犬の体を上から見て、ウエストがわからない、横から見てお腹が垂れているという時は肥満になっています。餌の量を調節して運動量を増やしましょう。
また残しがちで痩せてくる様子もないのなら、多く与えすぎの可能性があるので少し減らして様子を見てみましょう。
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6.犬によっていいドッグフードは違う
いいと言われる評判のドッグフードが、必ずしも愛犬に合うかどうかはわかりません。
それは犬のサイズの違いやライフステージ、またアレルギーの有無などで変わってくるからです。
また犬の口に合わない、ということもあるのです。
まずは、人が食べられる原料を使っていて、添加物は自然のものを使用しているドッグフードを選ぶことが大切です。
その次に、ライフステージを考慮します。子犬なら子犬用、成犬なら成犬用、老犬なら老犬用と愛犬のライフステージによって合うドッグフードを選んでください。
また超小型犬や小型犬、中型犬、大型犬など犬の大きさによっても適切なドッグフードは変わります。
食べやすさを考慮して大きさにあったドッグフードを選んであげましょう。
アレルギーのある愛犬にはアレルギー源を除去したドッグフードを選ぶ必要があります。
小麦など穀物アレルギーを持つ犬のために「グルテンフリー」のフードもあります。
もともと穀物は犬のアレルギーの原因になりやすいので、穀物が入っていないドッグフードを最初から与えるのもおすすめです。
他の犬がよく食べるからといって愛犬が食べるともわからないものですよね。
最初はサンプルから試すなどして、愛犬に合ったドッグフードを選んであげましょう!
7.まとめ
ドッグフードはまず人が食べられる原料でできているものを選ぶことが大切です。
そして危険な添加物を使用していないものを選びます。
原料の表記だけではわからないときは信頼出来るメーカーのものを選びます。
そういったドッグフードは賞味期限が短かったり、価格も高めだったりします。
しかし犬の健康を長い目で見た場合、病気になりにくく治療費も抑えられて結果的には犬にも人間にもお得だったということになります。
激安のドッグフードを与えて病気になったり太りすぎてしまったりしたら、どうしても治療費がかかります。
それは犬にとっても飼い主さんにとってもそれは幸せではありませんよね。
大切な愛犬が毎日ずっと食べるものですから、安全なものを選ぶのは飼い主さんの義務なのです。
正しいドッグフードを選んで、愛犬も飼い主さんも健康で元気に過ごしましょう!
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