犬の散歩を楽しく安全に!散歩の正しいしつけ方と適性回数

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わんちゃんの散歩では、楽しい時間を共有できるとともに、刺激がたくさんある外の世界では引っ張り癖や飛びつき行動、拾い食いなど様々な問題に悩むこともありますよね。

小型犬で散歩が苦手だったり、反対に大型犬がぐいぐい引っ張ると飼い主さんも散歩に一苦労、なんてことにもなりかねません。

散歩が楽しくなるためのしつけや散歩グッズはたくさんあり、取り入れることでお互いに気持ち良く出かけることが出来ます。

今回は、散歩に必要な知識やしつけ、天候が悪い日にも楽しめるグッズなどを詳しくご紹介します。

飼い主さん自身の為、そして何よりもわんちゃんの為に、散歩により詳しくなることで毎日の散歩時間を楽しく過ごせるようにしましょう!

目次

1.犬の散歩の必要性

2.犬の散歩は多すぎても少なすぎてもダメ!
2.1.日の『散歩回数は基本朝~夕の2回』
2.2.犬種別の散歩時間と距離|目安
2.3.雨の日の散歩は『愛犬の性格によって変わる』
2.4.家でトイレをしない愛犬の場合は『雨の日はトイレだけさせる』なんてこともある
2.5.犬を飼っている方必見!『便利な無料アプリ』3選
2.6.発情期つまり『ヒート期間の散歩は注意』が必要

3.愛らしいけどダメなものはダメ!散歩を嫌がるワンちゃん
3.1.健康だが散歩を嫌がるは『嫌な思いをすると感じている』から
3.2.『暑い!寒い!雨がイヤ!』と感じている犬は散歩を嫌がります
3.3.体に異変があると『散歩に行きたくても行けない』

4.散歩に必要なしつけは飼い主と愛犬を守る盾になる
4.1.飼い主から離れず歩く『リーダーウォーク』
4.2.飛び出し防止のしつけ『ヒール』
4.3.拾い食いを防止することは『犬の健康を守る』
4.4.『基本的なお座り、待て、フセ』は最低限できるようにしておきましょう
4.5.『散歩のしつけ時期は子犬の時』から徹底して行う
4.6.しつけが出来ないという方は『しつけ教室を活用』しよう

5.愛犬の散歩時に使える便利グッズ
5.1.犬の『散歩時に必要』なグッズ
5.2.雨の日に使える『濡れない、汚れない』グッズ
5.3.夜の散歩にピッタリ!『存在を知らせるライト首輪』
5.4.バッグは『肩掛けでもショルダーでもどっちでもよい』
5.5.『お散歩バッグは手作り』できる!

6.犬を飼えないけど散歩したい方必見!レンタルドッグ
6.1.犬を借りることが出来る『レンタルドッグ』とは
6.2.レンタルドッグができる『都内』
6.3.レンタルドッグができる『大阪』
6.4.レンタルドッグができる『神奈川』

7.まとめ

1.犬の散歩の必要性

犬の散歩は、単に「運動をする」ということではありません。

犬の散歩とは、人間の散歩とは違い、社会性を身に付ける機会であったり、ストレスの解消、飼い主とのコミュニケーションをとる手段としての役割があります。

  • 犬の社会性は、生後4週齢以降から身に付ける必要があり、犬が生活をする上で関わるであろうすべてのことに慣れさせることが飼い主の役目の1つです。

    散歩をすることで、家の外にある様々な刺激を五感で感じることができます。例えば、他の犬や動物、飼い主以外の人とのふれあい、臭いや生活音、建物や車や雷といった天候など、多くの刺激に慣れていなければ、生活をする際に問題行動といわれる噛み癖、無駄吠え、飛びつきなどの行動が現れてしまいます。

    また、慣れていないことに対して不安や恐怖心から臆病で神経質な性格になることも考えられます。

  • ストレスの解消人間と同じように刺激のない生活では、体力的にも精神的にも多くのストレスを抱えてしまいます。

    散歩は、犬に多くの刺激を与え、生活に楽しさや喜びがプラスされ、生きがいの1つにもなり得ます。ストレスが溜まっている犬は無駄吠えや破壊行動、脱毛などの行動や症状が出てきてしまい、健康に大きな影響を与えてしまいます。

  • 飼い主とのコミュニケーション飼い主が犬のリーダーとなり主従関係を築くことは犬の習性からも大変重要なことです。

    正しい主従関係を築き、飼い主との良好なコミュニケーションをとることは犬の幸せに直結しています。散歩は、大事なコミュニケーションをとる1つの手段です。

    飼い主はしっかりとリーダーシップをとり、様々な散歩コースを共に歩くことで、犬は飼い主との良好な関係を築くことができ、健康で安心した生活を送ることができます。

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2.犬の散歩は多すぎても少なすぎてもダメ!

犬にとって散歩は必要なことですが、長時間の散歩や、1日に何度でも散歩に出かけて良いというわけではありません。

その犬の年齢や性格、性質や体格などによって散歩の量は変わってきます。

その仔に応じた散歩の適正量を知り、適度な散歩を心掛けましょう。

2.1.日の『散歩回数は基本朝~夕2回』

『成犬は1日2回』散歩に連れて行こう!

基本的には朝と夕方の1日2回散歩に行くことをお勧めします。

1回の散歩時間が長すぎるのは体に負担がかかり、少なすぎると運動不足や刺激が足りず、ストレスの原因になってしまいます。

適度な時間を1日2回確保し散歩に出かけることで、体の負担やストレスを緩和することができ、健康で生活に良い刺激を与えます。

『子犬(赤ちゃんは)生後6カ月以降』から徐々に散歩に連れて行こう!

子犬の散歩時期はワクチン接種や社会化期の観点から様々な意見が出ています。

リードを付け、外を歩く散歩はワクチン接種が終わる4~5カ月以降が望ましく、免疫が付いている生後6カ月以降に徐々に散歩の練習を行いましょう。

ワクチンの抗体ができていない状態で、他の犬や動物と触れ合うことは感染症をもらう可能性があり、子犬の時期に感染症にかかった場合、重篤な状態にまで陥る危険も伴ってしまいます。

排泄物を介して感染症にかかることも多くありますので、ワクチンが終わっていない4カ月未満の子犬は特に注意が必要です。

しかし、社会化期である大切な時期にずっと部屋の中で飼い主とだけ接していては社会性が身につかず問題行動が多い犬にもなりかねません。

散歩をすることは十分に気を付けなければいけませんが、抱っこしたりキャリーバッグに入れて外の環境に慣れてもらうことは子犬にとってとても大切なことです。

抱っこなどで近所を周り、さまざまな物を見て、聞いて学ぶことは大切な社会化期には欠かせないことです。

ワクチン接種が終わり、抗体もできた生後6カ月ごろから、地面の感触を教え、ゆっくりと自分で歩くことを学ばせましょう。

いきなりリードを引っ張て歩かせようとしても怖がって歩かない場合があります。

また、リードや散歩を嫌がるようになる可能性もありますので、その仔のペースで徐々に慣らしていくことをお勧めします。

また、骨格も成長過程の為、長時間の散歩は体に負担がかかってしまいますので注意が必要ですす。

老犬は『体調などを考え1日一回』のんびりと

体力が衰えてきた老犬の場合、若い頃と同じペースで散歩するのは体力的にも精神的にも負担がかかってしまいます。

人間同様、犬も老いとともに腰や関節、心臓などの呼吸器系が弱くなってきますので、無理のない範囲で散歩を行うことが大切です。

反対に全く散歩をしなくなると、刺激がなくなり、痴呆や老化のスピードが速まることも言われています。

病気など散歩が難しい状況ではない限り、飼い主とのコミュニケーションの手段として、また、日々の生活の活力として1日一回のゆっくりとした穏やかな散歩を心掛けましょう。

2.2.犬種別の散歩時間と距離|目安

チワワやダックスなどの『超小型犬、小型犬は10~20分』

超小型犬、小型犬の場合、長すぎる散歩は足腰に負担がかかり、体に無理をさせてしまいます。

家庭犬として品種改良された犬種が多く、運動量は室内でも十分に確保できる犬種もいます。

ダックスフンドやテリア種などの小型犬は狩猟犬として飼われていたため、小型犬の中でも1日2回、20分ほどの散歩をお勧めします。

犬種の中でも個体差があり、性格や年齢によって適度な時間を見つけてあげましょう。

柴犬やコーギーなどの『中型犬は30~40分』+軽い運動

中型犬は運動が好きな犬種が多く、1回30~40分ほどの散歩に出かけるとストレス解消にもつながります。

軽い散歩では満足が得られない場合もありますので、ジョギングなどをプラスで取り入れることをお勧めします。

ボーダーコリーのように特に運動が得意な犬種はドッグランを利用するなどして走ることができる環境を作ってあげましょう。

ゴールデンレトリバーなどの『大型犬は50分』の散歩と運動

大型犬で十分な散歩の時間が取れていないと、ストレス行動や病気の一因となりうることがあります。

基本的には50分ほどの時間を確保し、その仔の性格や体質によって最適な時間をみつけてあげましょう。

距離の目安としては30分以内の散歩では、1~2キロの距離、40~50分の散歩では4~5キロの距離を歩くことになります。

2.3.雨の日の散歩は『愛犬の性格によっても変わる』

散歩で外に出るということは天候に左右されることが考えられますね。

雨の日の散歩はその犬の好みに分かれます。

濡れることが嫌いな犬と、どれだけ雨に打たれても平気な犬がいます。

基本的にはよほどの土砂降り、台風、雷、などでなければ、散歩が楽しみの一つとなっている犬で、濡れることに抵抗がないのであれば、多少の雨でも散歩へ出かけても問題はありません。

また、雨に濡れることで、寒くて風邪をひくのでは?と心配になる方もいるかもしれませんが、健康な成犬であれば、簡単に風邪をひくことは考えにくいと言えます。

寒い地方に生まれた犬は、被毛が2層構造になっており、雪の中でも平気な犬種もいます。

寒さに弱い犬種もいますし、実際に育った環境により個体差がありますので、犬種の特徴やその仔の様子をみながら判断してあげてください。

雨に濡れた後は、被毛の手入れを心掛けることをお勧めします。

特に毛が長い犬種の場合、しっかりと乾かしてあげなければ、皮膚トラブルにもつながりかねませんので、指間や脇の下など乾きにくいところの手入れも忘れずに行いましょう。

また、子犬や老犬など抗体が低い仔の場合は無理に出かけず、家の中で多めにコミュニケーションをとることをお勧めします。

2.4.家でトイレをしない愛犬の場合は『雨の日はトイレだけさせる』なんてこともある

毎日散歩に出かけ、その際に必ず排泄をしてるといった犬もいます。

そのような仔の場合、家の中でトイレに行くことができず、外に出るまで我慢している場合あります。

室内での排泄ができていないときは、天候が悪くても外に出して排泄を促してあげましょう。

2.5.犬を飼っている方必見!『便利な無料アプリ』3選

1.犬トモ

犬トモtwitter

  • GPS機能で散歩の時間や距離を管理でき、地図には利用しているユーザーが表示されます。
  • 近隣のペットに関するさまざまな施設を検索する機能が付いています。
  • エサやりや耳掃除などペットの健康管理に関するチェック項目があり、体重や日々の健康を管理することができます。
  • SNS機能で、ペットに関する様々な施設の口コミやレビューを見ることができます。

2.DogPal

Dogpal facebook/

  • お散歩モードという機能があり、散歩時に起動することで日時、散歩した時間、距離、ルートを記録することができます。また、散歩中にすれ違った人、わんちゃんとプロフィール交換ができます。
  • 友達申請ができ、わんちゃん仲間で写真の共有などができます。
  • カメラ機能が付いており、撮った写真を加工できます。

3.ONE LOVE TOWN

ファミ通App

  • 同じアプリを利用している知人や同じ犬種を飼っているなど共通点のある飼い主さんを検索し、友 達になれます。
  • GPSで散歩の距離やコース、カロリー消費を教えてくれます。
  • マイクロチップの番号など愛犬の戸籍を保存できます。
  • 日記の機能があり、日々の健康を管理することができます。
  • アプリを利用すると、ポイントが貯まり、そのポイントを動物愛護団体に寄付することができるよう になっています。

2.6.発情期つまり『ヒート期間の散歩は注意』が必要

主に、雌犬の発情期をヒート期間と呼び、生後6カ月から10カ月以降から始まり、年に2回の半年周期で繰り返されます。

ヒート期間は7週間ほどの出血、陰部の腫れや食欲不振、イライラなどの症状がみられます。

また、出血が止まった後に、排卵し、4日間妊娠可能となります。その後、症状は治まっていきます。

ヒート期間の散歩は禁止されるものではありませんが、雄犬が付きまとうフェロモンが出ており、臭いも発しているため、雄犬がいる場所には近づかないように気を付ける必要があります。

飼っている雌犬が望まない妊娠をしてしまう可能性もありますし、雄犬同士のけんかの原因になったりと理性がきかない状態になってしまうのでトラブルの原因になりかねません。

時間帯を考えたり、犬があまり散歩していない場所や短時間で済ませるなどの工夫をすることがマナーの1つとなります。

3.愛らしいけどダメなものはダメ!散歩を嫌がるワンちゃん

3.1.健康だが、散歩を嫌がるのは『嫌な思いをすると感じている』から

飼育環境やその犬の性格によっては、散歩が苦手であったり、嫌なことだと感じている場合があります。

社会性が身についていない場合

生後4カ月ごろから身に付けなければならない社会性が、飼育環境によってきちんと身についていない場合、外に出ることが怖いと感じてしまう場合があります。

怖いと感じるものは、飼い主以外の人や他の犬や動物をはじめ、見慣れないものや音や臭いなど様々に挙げられます。

何らかの嫌な出来事があった場合

元々散歩が好きだったのに急に行きたがらなくなったり、散歩の途中で歩かなくなる場合があります。

その原因として考えらるのは、散歩のときに嫌だと思う出来事があったからです。

小さな子供達に急に囲まれたり、大きな犬に吠えられたり、車や雷、花火、何らかの嫌いな臭いがあったなどの嫌な出来事があった場合、散歩と嫌な出来事が結びついてしまい、行きたがらなくなっていることがあります。

また、その出来事があった場所に近づくと座って行きたがらないこともあります。

3.2.『暑い!寒い!雨がイヤ!』と感じる犬は散歩を嫌がります。

気温や天候も散歩を嫌がる原因の1つとなります。

夏など暑い日の場合

私たち人間でも暑い日にたくさんの運動は嫌になることがありますね。

暑さが苦手な犬は多く、短頭種や寒い地方の原産国の犬は特に注意が必要です。

また、夏で地面が熱い場合は、アスファルトに近い犬の方が人間より体感温度が高いことを知っておかなければなりません。

靴を履かない犬は地面が熱いと肉球が火傷してしまうことも十分に考えられます。

夏の昼間に散歩に出かけるのは犬にとってはかなり酷な状況であるといえます。

冬などの寒い場合

暑いのが苦手な犬がいるように、小型犬など寒さが苦手な犬もいます。

体が震えていて散歩に行きたがらない場合はその犬にとって寒すぎるのかもしれません。

冬の場合は洋服を着せたり、気温が高い日中を選んだり、その仔にあった対策をしてあげましょう。

雨の日の場合

雨に濡れることがイヤな犬の場合は、上記でお伝えしたように室内でのコミュニケーションを多めにとることをお勧めしますが、雨でも平気な犬の場合、注意したいことがあります。

それは、他の犬や動物の排泄物が雨と一緒に流れてくるということです。

排泄物には感染症の原因となるものが含まれている可能性がありますので、晴れの日よりさらに注意が必要になってきます。

3.3.体に異変があると『散歩に行きたくても行けない』

体調が悪い場合や、けがや病気で散歩に行くのを嫌がっている場合もあります。

また、高齢になると関節や腰、心臓などの呼吸器系にも負担がかかり、散歩に行きたがらなかったり、すぐに止まってしまったり、家に引き返そうとする犬もいます。

普段との違いに気づけるよう細かな健康チェックを日々行うとともに、異変がある場合は早めに病院へ相談しましょう。
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4.散歩に必要なしつけは飼い主と愛犬を守る盾になる

主従関係ができていないまま散歩をしていると、時として犬を危険な目に合わせてしまうことがあります。

また、犬が主導権を握って散歩をしていると他の犬や人への対応でトラブルになることもしばしば見受けられます。

飼い主がリーダーとなり、しっかりリードして散歩をすることが、犬も心からリラックスし、飼い主との散歩を楽しむことができるのです。

4.1.飼い主から離れず歩く『リーダーウォーク』

訓練を受けている犬がトレーナーさんの横をぴったりと歩いている姿をテレビなどで見かけたことはありませんか?

リーダーウォークは犬に飼い主の左側を歩かせ、飼い主が主導となり歩くことを言います。

リーダーウォークを身に付けると、様々な良い効果をもたらしてくれます。

  • 犬の引っ張りを防止でき、思わぬ事故を防ぐことが出来ます。また、拾い食いも防止できます。
  • リードがピンと張った状態は犬の体(首、腰、関節など)に負荷かかりますが、リードが軽くたるんだ状態のリーダーウォークは犬の体にかかる負担をなくしてくれます。
  • 飼い主が主導の散歩では、犬は気を張っておく必要がなくなり、飼い主を信頼し、リラックした状態で散歩ができます。
  • 首輪を付けた状態の引き合いでは、眼球や脳への悪影響があることも立証されており、それらの影響を心配する必要もなくなります。

しつけ方は、以下の通りになります。

これらを飼い主の指示やタイミングでできるようにします。

犬が飼い主より前を歩くときは立ち止まり、左側に戻ってきたらまた歩き出します。

また、犬が行きたい方向とは別の方向へ歩き、飼い主が先導するように心がけましょう。

しつけの際は、刺激の少ない室内から始め、徐々に刺激のある場所で行います。

また、おやつを用いたり、クリッカーを用いるとより効果的に教えることが出来ます。

4.2.飛び出し防止のしつけ『ヒール』

ヒールとは、犬が飼い主の左側(場合によっては右側)に付くことを言います。

ヒールは急な飛び出しや不測の事故を防止できるため、犬の安全を守る大切なしつけと言えます。

例えば、車の多い道路に飛び出しそうになったり、他の犬や動物に反応して追いかけようとした時にはヒールが出来るようにしておきましょう。

しつけ方は、以下の通りになります。

1~4を繰り返し、「ヒール」の掛け声でできるようにしつけます。

刺激が少ない場所から徐々に外での練習も行い、最終的には散歩時や犬が興奮状態の場合でも出来るようになるまで訓練しましょう。

4.3.拾い食いを防止することは『犬の健康を守る』

散歩道には犬の興味を引くような物がたくさん落ちています。

しかし、それらを拾い食いすることで食中毒や感染症、胃腸炎など様々な病気や事故の引き金になることが考えられます。

そこで、拾い食いをしないように散歩に行く前にしっかりとしつけておきましょう。

しつけ方としては、まず、「おあずけ」を覚えさせましょう。

散歩中の拾い食いを防止することは犬種やその仔の性格によっては根気がいるしつけとなります。しかし、犬の健康や安全を守るためにもしっかり覚えさせましょう。

4.4.『基本的なお座り、待て、フセ』は最低限出来るようにしておきましょう

お座り、待て、フセは、犬が人間社会で生活するうえで、とても必要なしつけです。

例えば、信号待ちでお座りさせたり、他の犬や人に強い興味を示しても待てやフセで行動を抑制することが出来ます。

他にも様々な状況でこれらを利用することで、犬が人間と共に暮らす際、大変役に立つ動作となります。

“お座りのしつけ方”

  1. おやつを犬の頭から後方へ持っていき、自然とお座りの状態を作ります。
  2. お座りの状態になったら「いいこ」の声掛けとご褒美を与えます。
  3. お座りの動作と「おすわり」の言葉が結びつくよう繰り返し練習します。

“待てのしつけ方”

  1. お座りのしつけを教え、手を犬の顔の前にかざし、「待て」の指示を出します。
  2. 待つことが出来た際に「いいこ」の誉め言葉とご褒美を与えます。
  3. 待ての動作と言葉が結びついてきたら、少しずつ待つ時間を長くしていきます。

“フセのしつけ方”

  1. おやつを犬の頭から床に向かって持っていき、フセの状態を作ります。
  2. フセの状態になったら「いいこ」の声掛けとご褒美を与えます。
  3. フセの動作と「フセ」の言葉が結びつくよう繰り返し練習します。

フセの状態は犬にとってリラックスや落ち着く状態を意味するカーミングシグナルとなります。

無防備な状態を意味する体勢の為、飼い主を慕い心を許している状態でなければしつけるのが難しいしつけです。

しつけにおいて、飼い主との信頼関係、主従関係はしっかりと身に付けておく必要があります。

4.5.『散歩のしつけ時期は子犬の時』から徹底して行う

しつけのタイミングが分からない方もいるかと思いますが、基本的には散歩を始めたときから行うことが望ましいです。

しつけは、生後3カ月ごろから生後5カ月ごろが覚えさせやすい時期とされています。年齢が上がるほどしつけるのには時間がかかります。

散歩のしつけも、リードや外の環境に慣れた頃からしっかり教えてあげることで、時間的にもはやく飼い主との信頼関係も築くことができます。

日によってしつけのムラがでたり、途中でやめてしまうと犬が混乱し、かえってストレスがかかりますので、徹底した気持ちで家族全員が参加するように心がけましょう。

4.6.しつけが出来ないという方は『しつけ教室を活用』しよう

どうしてもしつけが難しいという方は専門のしつけ教室に通うことも1つの方法です。

しつけ教室では、長期的にお預かりし、繰り返し覚えさせることで集中して覚えさせることができます。

また、飼い主さんが一緒に学ぶプランも組んであり、家庭に帰ってもしつけが継続できるシステムになっています。

子犬だけのパピークラスや集団レッスン、個人レッスンなどはしつけ教室によってさまざまです。

料金の例

  • スクールコース 10万~20万円
  • 初心者コース 3万~7万円
  • パピーコース 8000円~2万円

教室によっては様々な割引やお得なコースを設けている場合があります。

5.愛犬の散歩時に使える便利グッズ

5.1.犬の『散歩時に必要』なグッズ

散歩時に必要なグッズとしては以下のものが挙げられます。

リードと首輪

ノーリードほど犬にとっても人間にとっても危険なことはありません。

散歩時に付けるリードと首輪はもちろんですが、万が一に備え予備のリードと首輪をもって出かけましょう。

うんち取り

犬の排泄は近所のトラブルになることも多く、持ち帰るのがマナーですね。

排泄物を入れるビニール袋とスコップ又は手袋、ティッシュなどできちんと拾って持ち帰りましょう。

水は飲料用としても利用できますが、尿を電柱や他の家、通行の場でしてしまった際に流すことで汚れや臭いを消すのにも役立ちます。

排泄のマナーはトラブルを避けるためにも徹底することを心掛けましょう。

おもちゃ・おやつ

おやつは散歩のしつけをする際に利用でき、おもちゃは広いスペースでボールや紐のおもちゃで遊ぶとコミュニケーション、ストレス解消、運動不足の解消に役立ちます。

子犬など散歩に慣れていない仔はおやつやおもちゃで誘導し、少しづつ行動範囲を広げてあげるのにも役立ちます。

それらを入れるバッグ

散歩では両手でしっかりとリードを握る為、これらのグッズをバックに入れて両手が塞がらないように気を付けましょう。

5.2.雨の日に使える『濡れない、汚れない』グッズ

雨の日に濡れたり、汚れたりするとお手入れなどなにかと大変になりますね。

現在は、様々な便利グッズが販売されています。

おすすめレインコート

ALPHAICONのレインコート

ALPHAICONのレインコートは、体が濡れないだけでなく、泥はね防止もでき、首元や頭周りも防止することができます。

ALPHAICON

また、動きやすさも考えた構造となっており、着用が初めての犬でも元気に走り回れる設計です。

雨で濡れる体温を保温してくれる機能も備わっているので、雪や寒い日の散歩時も利用でいる優れものです。

販売はインターネットを利用し、購入することができます。

価格は1万5千円前後です。

iDOGのアウトドアレインコート

iDOGのアウトドアレインコートは、背中部分のストッパーを調整し、その仔の背丈にピッタリ合わせることが可能です。

idog

ストレッチが入っているので動きやすく、また人間用のアウトドアウェアにも使用する素材でできているので、防水、撥水に優れています。

また、摩擦などの耐久性も高く長く利用できるレインコートです。

販売はインターネットを利用し、購入することができます。

価格は5500円です。

5.3.夜の散歩にピッタリ!『存在を知らせるライト首輪』

夜の暗い散歩では、車や自転車などから見えづらく、思わぬ事故も考えられます。

そこで便利な光るライト首輪をご紹介します。

Orchidtent.gro

Orchidtent.groが販売しているLEDの光る首輪は、チューブ状の充電式LEDライトバンドです。

Amazon

長さも個々の大きさに合わせてカットすることができ、電気はUSB充電式で経済的な商品です。

インターネットのアマゾンで値段は999円とお手頃です。

クリスクラフトのハンドメイド首輪

クリスクラフトのハンドメイド首輪は電池の長持ちが良く、電池1つで半年近く持つほどです。

クリスクラフト

また、10年以上使用している人もいるほど丈夫な作りの商品です。

光も首輪が均一に光るようになっているので、首輪がまわっても光が隠れることはありません。

インターネットで販売しており、価格は6500円~8000円です。

5.4.バッグは『肩掛けでもショルダーでもどっちでもよい』

散歩グッズを入れるのに必要なバッグはリードをしっかり持てるよう両手が塞がらない肩掛けやショルダーバッグがお勧めです。

iDOGのお散歩バッグ

iDOGのお散歩バッグは、必要なグッズがしっかりおさまる大きさですが、バッグ自体の重さは軽く沢山入れて持ち歩くことができます。

idog

ティッシュホルダーやペットボトルホルダーがついており、ティッシュはサイドのファスナーを開けると取り出し可能な便利な構造です。

デザインも男女問わず使用できるデニムにチェックで年中使用できます。

インターネットで購入でき、価格は2808円です。

PEPPY

PEPPYで販売しているバッグに、「愛犬のお散歩のためだけ」に考えられたお散歩専用バッグがあります。

peppy

バッグの内側は撥水加工がしてあり、ティッシュとボトルホルダーがついています。

ティッシュはサイドから引き出せる便利な構造です。

中敷き付きで安定感もあり、自立します。

付属で水に流せるティッシュがついていきます。

また、別売りの消臭マナーポーチを取り付けることもでき、カラフルなデザインでオシャレを楽しむこともできます。

インターネットで購入でき、価格3888円~4101円です。

5.5.『お散歩バッグは手作り』できる!

毎日のお散歩で利用するバッグは、自分の好きなデザインで、使いやすい作りにハンドメイドするのもいいですね。

milla milla

作り方は、作りたいデザインを1から考えることも楽しいですが、型紙を市販やインターネットなどからダウンロードするとより簡単に作ることができます。

好きな生地で型を取り、世界に一つのバッグを作成するとより散歩が楽しくなりますね。

好みの大きさにしたり、ペットボトルなどを入れるポケットや仕切りも自分の使いやすい場所に取り付けることができますし、手直しを自宅でできるところも手作りバッグの良いところです。

型紙は500円ほどでインターネットからダウンロードできますし、1000円~2000円ほどで手作りバッグの本を購入することができます。

生地は10㎝150円くらいから購入でき、自宅の古着をリサイクルすると費用も抑えることができます。

バッグの作成には手間と時間がかかり、裁縫が苦手な人には難易度が高いので、市販の物にアレンジを加えることから始めることをお勧めします。
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6.犬を飼えないけど散歩したい方必見!レンタルドッグ

6.1.犬を借りることが出来る『レンタルドッグ』とは

時間や日にちを指定し、期間限定の中で気になる犬をレンタルできるシステムです。

家庭での諸事情により、飼い続けることが難しい場合や、実際に飼うことが出来るのかを知るために利用する方が多いようです。

犬を飼いたいが家での飼育が出来ない場合や、犬との散歩を楽しみたい方は、時間制でレンタルし、犬とのふれあいを体験することが出来ます。

実際に数日レンタルし、お気に入りの仔と巡り合えた場合はそのままお家に迎入れられるシステムを組んでいるところもあります。

6.2.レンタルドッグができる『都内』

DOG HEART from アクアマリン

犬カフェのお店で、ゴールデンレトリバー、ビーグル、トイプードルから好きな犬種を選び、時間レンタルすることが出来ます。

ふれあい広場を利用することもでき、お散歩や犬とのふれあいを楽しめます。

  • 1時間 3500円
  • 延長
    15分 500円
    30分 1000円
    1時間 2000円

i-dogs

日帰りまたはお泊りコースがあり、フードやハウスなども無料で貸し出してくれます。

基本的なしつけもされており、そのままお家に迎え入れることもできます。

  • 日帰りコース 5000円(10~19時)
  • お泊りコース 8000円

6.3.レンタルドッグができる『大阪』

OPPペットクラブ24

チワワやトイプードル、マルチーズ、ポメラニアンなど多くの犬種から選ぶことができ、フードや食器、リードなど必要なものはすべて揃えてあります。

  • 1時間 1000円(最初の1時間は2000円)
  • 1日 7000円

PETS-HOP

レンタルできる犬の画像や動画が掲載されており、その仔の特徴も載せてあるので、レンタル前からイメージがしやすくなっています。

  • お泊りプラン(1週間) 5000円
  • お泊りプラン(1泊) 3000円
  • 日帰りプラン 2000円

6.4.レンタルドッグができる『神奈川』

エトワールケンネル

自宅繁殖の犬のみを取り扱っているため、外からの病気がなく、落ち着いた性格の犬を交配させているので、健康面でも性格面でも安心できるお店です。

レンタルは繁殖犬のみで、その後の購入は基本的に出来ないシステムです。

  • 1日 4200円(長期も可能)

横浜トリミングスクール

主に成犬をレンタルでき、約30頭と選ぶ頭数が多いのが特徴です。

また、料金も低価格な設定で、落ち着いた散歩ができ、リピートする方も多いそうです。

  • 入会金 500円(年間)
  • 1時間 500円
  • 1日 2000円(16時半まで)
  • 1カ月 3万円

7.まとめ

犬の散歩は、単に運動をするだけのものではなく、飼い主とのコミュニケーションを図り、社会性を身に付け、ストレスを発散させることができ、犬を飼う上でも大切な役割を持っています。

また、飼い主は正しいしつけを行い、犬の健康と安全、精神的な安心感を与える散歩を心掛ける必要があります。

そうすることでより良い信頼関係を築くことが出来ると言えます。

散歩では、お互いが楽しめるように散歩コースを変えたり、グッズにオリジナル性を取り入れたりすることもお勧めです。

愛犬1匹1匹の性格や体調などその仔に合った散歩の仕方を見つけてあげましょう。
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