うちの犬は寝てばかりだけどこんなに寝ていて大丈夫かしら、と心配になることはありませんか?
昼間にこんなに寝ていて、もしかしたら夜寝られていないのかと気になりますね。
人間は基本的に夜の一定時間にしっかりと寝ることで良質な睡眠が取れるとされています。しかし犬の睡眠は、1日全体でどのくらいの睡眠時間が取れるかが重要になります。それは、犬の睡眠のメカニズムが人間の睡眠とは異なるからです。
睡眠不足は犬にとっても心身に影響を及ぼしますので、しっかりとした睡眠時間は確保したいものです。しかし反面、必要以上に寝すぎている場合は、病気や怪我などの原因によって長くなっていることがあります。
ここでは、一般的に犬はどのくらいの睡眠時間が必要なのか、なぜ長い睡眠が必要なのかなど、犬の健康維持を図る上で大切な睡眠について詳しくご説明します。
個体差があることですので、こちらを読んで愛犬の睡眠時間を良く知り、長生きできるように心がけてあげてください。
目次
1.人間と犬の睡眠時間の違い
1.1.人気のある犬種は12時間以上の睡眠が必要!
1.2.なぜ犬の睡眠時間は長いの?
1.3.睡眠時間が足りないとどうなるの?
2.幼犬の睡眠時間は成犬よりやや長い
2.1.老犬の睡眠時間もやや長い
3.長すぎる睡眠は危険!
3.1.ストレス
3.2.甲状腺機能低下症
3.3.関節などに痛みがある場合
3.4.特定の病気を患っている場合
1.人間と犬の睡眠時間の違い
一般的に人間は6時間~7時間の睡眠が好ましいと言われるのに対し、犬は成犬でも12~15時間は寝ていると言われます。それは人間と犬では、睡眠をとるメカニズムが違っているからです。
人間は夜に一定の時間でしっかりとした睡眠をとることで、寝ている間に脳や体を整えます。しかし犬の場合、夜にまとめて寝るという事ではなく、1日のうちに何度も睡眠をとって体の回復をさせます。ですから犬の場合、1日のうちに合計でどのくらい寝るかで睡眠の質が決まってくるのです。
睡眠には深く眠るノンレム睡眠と浅いレム睡眠があります。人間は浅いレム睡眠をダラダラと長く取っても、脳や体の回復をすることができず、これを繰り返していると自律神経系が乱れてくる、老化を促進させる、脳や体の疲れが取れない等の不具合が生じてきます。
一方、犬の場合、長い睡眠の80%以上がレム睡眠だと言われています。浅い眠りで体の疲れを取り、20%以下と言われるノンレム睡眠で脳の疲れを取る仕組みになっています。なぜこまめに睡眠をとる必要があるのかは1.2.項で詳しく説明します。
1.1.人気のある犬種は12時間以上の睡眠が必要!
犬が我が家にやってきた!ともなれば、飼い主としては可愛くてついついかまいたくなってしまいますが、犬は前述の通り良く寝る生き物です。
仔犬の場合はさらに睡眠時間が長くなります。お散歩や遊ばせることはとても重要ですが、十分な睡眠をとらせることもとても重要です。
個体差を考慮する必要が大いにありますが、成犬は平均して10時間は寝ていると言われます。一般的には大型犬より小型犬の方が睡眠時間は短いと言われます。
体が大きいと使う体力も大きくなるので、回復にも時間がかかるためです。小型犬でも活発な犬や良く吠える犬は体力をたくさん使うため、その分睡眠も長くなります。
仔犬では、好奇心が旺盛ではしゃぎまわるため、成犬以上に体力を消耗します。そのため、回復にも時間が必要で、成犬よりも長い睡眠時間が必要になります。
老犬になると体力の衰えによって、睡眠時間が長くなります。
ではどのくらいの睡眠が必要か、一般的に必要とされる時間を人気の犬種別に見てみましょう。
ミニチュアダックスフンド
小型犬ですが、成犬でも睡眠時間は11~12時間と言われます。全体平均より少し長めです。仔犬の時も16~18時間ほど寝ています。老犬になると18時間ほど睡眠をとるようになります。
チワワ
超小型犬のチワワは、一般的には9~11時間程度が多いようです。しかし、とても活発な犬種で、良く動く、散歩が多い、よく吠えるといった場合、成犬でも12時間以上の睡眠をとります。
仔犬の頃は12~14時間寝ていることが多く、老犬になるとやはり同じくらい寝るようになります。
トイプードル
とても活発な小型犬ですので、成犬でも12~16時間の睡眠をとる犬が多いようです。好奇心が旺盛ですので、仔犬の頃はとにかく遊びまわりますが、動いた分は睡眠で休息する必要があります。
良く動く子は18時間ほどの睡眠が必要になってきますので、遊ばせたら休ませるというメリハリが飼い主にも必要になってきます。老犬になるとやはり18~19時間ほど寝ることがあるようです。
ポメラニアン
小型犬ですが、起きている時はじっとしていられないほど活発な犬が多く、成犬でも12~18時間の睡眠をとることが多いようです。よく動く子や散歩をよくする子はしっかりと休息させましょう。
仔犬や老犬では長いと19時間と、1日の殆どを寝ていることもあるようです。
ヨークシャーテリア
陽気で活発な小型犬です。成犬でも12~15時間ほど寝ています。甘えていたい性格が多いため、仔犬の頃は我を忘れて飼い主にじゃれてきますが、その分疲れも出ますので18時間以上は睡眠が必要になりますので注意しましょう。
老犬になるとやはり18~20時間ほど寝るようになることが多いようです。
柴犬
小型~中型犬とされていますが、睡眠時間は12~15時間くらいが必要と言われています。仔犬の時は18時間くらい、老犬になると20時間も寝ることがあります。マイペースな性格で、気が向いたときは寄ってきますが、それ以外は離れていることが多い犬種です。
仔犬時代は遊びたがって動き回るので、飼い主のメリハリが必要ですが、自分で調整し始めたら邪魔しないようにしてあげましょう。
パグ
小型犬に入りますが、成犬の平均が12~15時間と言われています。仔犬の頃は18~19時間と長めです。活発な犬ほど長くなります。老犬になると子犬の頃と同じくらい、18~19時間ほど寝るようになります。
仔犬の頃は飼い主も嬉しく、ついつい長く遊ばせてしまいますが、犬にとっての睡眠は人間が思うよりも長く必要となるものです。自分でコントロールができない仔犬時代は、飼い主が遊びと休息をしっかりと考えてあげることが大切です。
人間から見ると1日中寝ているように見えますが、必要だからこそ自ら睡眠をとっています。寝ている時は邪魔をしないようにしてあげましょう。
1.2.なぜ犬の睡眠時間は長いの?
犬はもともと夜行性で狩りをする動物でした。寝るのは狩りをしない日中が多く、野生では犬も敵に狙われることがあるため、寝ている間も体を休めるレム睡眠を長くとることで体力の回復をしていました。
狩りには相当な体力が必要なため、十分に睡眠をとって常に動けるように体を回復させておく必要がありました。
レム睡眠の場合、脳は起きている状態なので、何か危険を感じたらすぐに動けるよう、何もする必要が無い時にはレム睡眠をこまめに取り、常に体力を温存していたのです。
そして短いノンレム睡眠で脳の回復をさせていました。ですから夜に集中して寝るということがなかったのです。
この野生の名残で、犬は何もすることが無い時にはいつも寝て体力の回復をさせています。人間と暮らすようになって、人間の生活リズムに合わせて夜も寝る習慣がついたといわれます。
野生の名残を残したまま、人間の生活に合わせて夜も寝る習慣ができました。しかし、今でも睡眠のとり方自体は変わらず、レム睡眠を長い時間取ることで体力の回復をさせています。
ですから犬は、昼夜を問わず、寝られる時にレム睡眠をこまめにとっているため、長い睡眠時間が必要になるのです。
レム睡眠の時、多くはあごを地面につけて寝ています。これは、あごの骨の骨伝導を利用して、危険が近づいてくることをいち早く察知するための犬の習性です。
ところで犬が寝ている時に、足を動かしたり、ワンワンと鳴いたりしていることはありませんか?この時、犬は夢を見ていると考えられています。夢を見るのは人間と同じレム睡眠の時です。
ノンレム睡眠の時は、犬はとても無防備になっています。手足を広げている、横にだらっとしているなど様々ありますが、この時は安心して熟睡している時です。
1.3.睡眠時間が足りないとどうなるの?
前項で説明した通り、犬は活動している以外は寝ています。浅い眠りを長く取ることで体の回復をしているのです。そして、犬でも睡眠不足による弊害はあります。
室内飼いが多くなったことで、人間の生活リズムに合わせることが多くなりましたが、夜寝るだけでは犬にとっての睡眠時間としては足りません。
一般的に、睡眠時間が10時間以内の犬はストレスが多く、20時間以上寝ている犬はストレスが少ないと言われています。それだけ犬にとって長い睡眠時間が必要なのです。
睡眠不足になると、犬もストレスが溜まってきます。ストレスは行動や心身に影響を及ぼします。人間は、寝不足になると集中力が低下してきます。
なんだかイライラしてくることもあります。犬も同じで、睡眠不足になるとストレスによって集中力が低下します。そのため、しつけやトレーニングに集中できなくなり、効果が出にくくなります。
さらにイライラしているため、落ち着きがない、警戒ばかりしているという状態になり、言う事を聞かなくなることがあります。
さらにストレスは胃腸の状態を悪くし、免疫低下を招くこともあります。そうなると、ちょっとしたことで感染症や病気にかかりやすくなります。
寝る子は育つとは犬でも同じです。ご飯を食べて、適度に散歩、適度に遊び、トイレをする、そしてよく寝るという生活が犬にとっては健康を維持することになるのです。
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2.幼犬の睡眠時間は成犬よりやや長い
幼犬の睡眠は成犬より長く必要とされます。産まれてから、初めて見る世界に好奇心を働かせ、たくさんの事を学ぼうと無邪気に動き回ります。この行動はとても多くのエネルギーを必要とし、その回復にはその分多くの睡眠時間を必要とするからです。
初めてみる物、聞く音などは、楽しい反面、幼犬にとっては刺激になります。刺激を受けると少なからず興奮し、それが何であるかを学び取ろうと遊びながら学習していきます。
とにかく動き回り体力も使います。この状態では良い意味でのストレスなのですが、このストレスと疲労を睡眠によってしっかりとリセットしていくことが重要です。
また、刺激を受けてその後に寝ることにより、学んだことが沈着していくのです。しかし、無邪気に遊んでいるからと長い時間かまい続けて遊ばせたままでいると、刺激により受けたストレスと体の疲労が溜まってしまい、心身の回復が十分にできなくなります。
これが積み重なっていくと、睡眠不足に陥り、集中力が欠けたり、イライラして吠えや噛みつきが止まらなくなったり、免疫が下がって病気にかかりやすくなってしまいます。
幼犬のうちはこまめに短い時間で遊ばせ、他はゲージに入れて休ませると一般的に言われているのは、必要な睡眠をとらせて心身の回復をしっかりとさせるためなのです。
幼犬はしゃいでいると自分の体力の限界を忘れて遊んでしまいます。食べた後、動いた後は、そっと静かな所に置いてあげるとすぐに寝てしまいますから、健康に育ってもらう為にも飼い主の配慮が必要になってくるのです。
2.1.老犬の睡眠時間もやや長い
老犬は若い時に比べて体力が衰えているため、体を回復させる時間も長くかかります。そのため成犬よりも長い休息が必要となってきます。
老犬になると動きが少なくなる、ゆっくりとしてくることが多くなりますが、これでも多くのエネルギーを必要としており、その回復には長い睡眠時間が必要となるのです。
老犬になると、いままでは平気で過ごしてきた環境でもストレスになることがあります。例えば気候の変化、気温の寒暖差にこれまで以上にストレスを感じることがあります。
今までは普通に歩いていた床が、老犬になると滑りやすく感じたり、今まで以上に力が必要になったりします。同じ距離を歩くにも、老犬になると成犬よりもずっと体力が必要となってくるのです。
このように老犬になると、これまで何でもなく過ごしてきたことに対して、以前より多くの体力が必要となっています。ですから老犬になると、長い睡眠時間で体の回復をさせるようになるのです。長いと18~20時間も寝ていることがあるようです。
老化により動くことが億劫になってくると、とにかく寝て過ごしたがるようにもなります。しかし、健康な老犬の場合、好きなだけ好きなように寝かせていると、生活のリズムが崩れて認知機能が下がる、運動不足になるなどの弊害が出てくるようになります。
足腰の健康維持や、認知力の維持の為に、無理のない程度に定期的に散歩で外に連れ出し、軽い運動と共に外の臭いを嗅がせて刺激をさせることは必要です。
犬も高齢化に伴い、適度な運動や生活リズムの維持によって、寝たきりや認知症の防止が求められています。寝ていても、定期的に起こして無理のない程度に散歩に連れ出し、体を動かすように気を付けてあげましょう。
3.長すぎる睡眠は危険!
犬にとって長い睡眠が必要なことをご説明しましたが、実は長すぎる睡眠にも注意が必要な場合があります。犬は体に痛みや何か異常がある時には、本能的に睡眠時間を長くして回復させようとするからです。
これまで一般的に言われる睡眠時間を犬種や年齢などから述べてきました。しかし大切なことは、運動量や生活スタイルなどによって、愛犬がどの程度の睡眠時間をとっているか、日頃からよく把握しておくことです。それによって、いつもより長く寝ていることが多いな、と気づくことができるのです。
睡眠時間が長くなる危険な原因としては、大きく分けて4つあるとされています。それぞれについて詳しくご説明します。
3.1.ストレス
何らかの原因でストレスを感じると、犬はいつも以上に疲労を感じ、睡眠時間が長くなります。ストレスに感じている原因に適応できない状態が続くと、犬でもうつ病を患う事がありますので、ストレスの原因をよく探してあげ、できるだけ除去します。
一時的なものでは、一緒に旅行に行った、または旅行の間ペットホテルに預けられていた等、慣れない行動や環境に一時的にいた間、ストレスで疲労が溜まっているのに良く寝られていなかったということがあります。
この場合は家など安心できる場所に戻ると、疲労を回復させようとして良く寝ます。疲れが溜まっていますから、心当たりがある時は回復できるまで静かに寝かせてあげます。しかし、このような状況を回復させずに繰り返すと、ストレスが積み重なってきますので注意が必要です。
引っ越しや家具の配置換え、または犬のベッドや身の回りの物を急に変えるなどで、これらの変化に対してストレスを感じることがあります。
変化に適応できずにストレスが溜まってくると危険ですので、できれば元に戻すか、それが無理であればストレスにならない場所や物を試行錯誤するしかありません。
3.2.甲状腺機能低下症
主に、免疫介在性のリンパ球性甲状腺炎と、突発性甲状腺委縮によって起こる病気です。
甲状腺ホルモンの働きが弱まり、代謝機能が下がります。このホルモンは元気ホルモンと呼ばれており、機能が低下することで犬は過剰な眠気を感じ、長時間眠るという症状をみせます。
他には、なんだか元気が無いように見える、寒がりになった、体重が増える、という症状がありますが、犬も歳を取ったからと気が付きにくい症状です。
他には、毛が薄くなる、抜ける、皮膚が乾燥してフケが多くなる、皮膚が黒ずんできたり厚くなったりする、など皮膚にも症状が出ます。放置しておくと、心拍数が遅くなることがあり、重篤になると昏睡状態や意識障害に陥ることがあります。
ゴールデンレトリーバー、シェルティ、ダックスフンド、柴犬、ミニチュアシュナウザーなどで多く見られる傾向です。
3.3.関節などに痛みがある場合
体のどこかに痛みがあると、自ら痛みを抑えようとじっとしていることがあります。体の異常をなんとか回復させようと、じっと動かず寝ることで回復させようとするからです。
老犬で比較的多いのですが、足腰の関節に痛みがある場合に良く寝るようになります。
しかし、仔犬や成犬でもあり得ます。先天的な関節の疾患の場合や、遊んでいる時に怪我をしたということもあります。動いている時の様子や、痛いところを気にする様子など、痛みを持っているか注意してみてあげましょう。
また、内臓に痛みがある時にも良く寝るようになります。嘔吐や下痢、その他おかしな症状が無いか十分な観察と確認が必要です。
3.4.特定の病気を患っている場合
糖尿病や感染症にかかっている場合、重度になると睡眠時間が長くなる場合があります。また、クッシング症候群にかかっていると睡眠時間が長くなることもあります。クッシング症候群は糖尿病や甲状腺機能低下症の併発に繋がる病気でもあります。
糖尿病は初期に症状が現れることがあまりないので、フェラリア予防薬をもらう際に一緒に血液検査をするなど、早めに発見できるように対策をしておくことが望ましいです。
進行してくると多飲多尿(尿は通常の3倍くらいの量になる)や、食欲はあるのに体重が減少するといった症状がみられます。嘔吐や下痢が見られることもあります。
白内障や腎臓、肝臓などの疾患、細菌感染症など合併症を引き起こす可能性が高いので、日頃から肥満やストレス、運動不足に注意して予防に心掛けます。
クッシング症候群では、多飲多尿や食欲はあるのに体重が減少するといった症状がみられます。これも初期症状が出にくいため、日頃からの観察がとても重要です。運動をしたがらない、すぐ息切れする、毛を刈ると発毛してこないなどの症状も見られるようになります。腹部が膨れてくることもあります。
感染症では様々な症状がありますが、下痢や嘔吐、食欲不振など普段とは違った症状が出ていることが多いです。
いずれにしても、放置しておくと重篤化し他の病気を併発するなど危険な病気です。睡眠時間が普段とは違うと思ったら、他の症状が無いかもよく観察し、早期発見・治療を心掛けましょう。
長い時間眠るというわけではありませんが、少し触れておきます。実は犬にもナルコプレシーがあります。最近人間の病気として良く取り上げあげられていますが、突然眠気が襲ってその場で突然眠ってしまうものです。
実は本人には意識があるのですが、体が思うように動かせず、周囲には気絶したか寝ているように見えるという病気です。なんと犬にもナルコプレシーがあります。
原因ははっきりと分かっておらず根本的な治療も解明されていません。好発犬種はラブラドールレトリバー、ドーベルマン、ダックスフンド、プードルと言われています。特徴は眠り方で、遊んでいる最中など特に興奮している時に突然パタッと倒れて寝てしまいます。
少しすると起き上がりまた遊び始めることも多いです。寝ている最中に足や頭を動かしていたりすることがあります。特にこの病気自体が命に関わるという事ではありませんが、人間と同様で所かまわずに倒れて寝てしまうため、場所や状況によっては外的な危険があります。
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4.まとめ
犬は人間と違い、心身の回復の為に長い睡眠時間を必要とします。野生時代の本能と人間との生活との始まりによって、睡眠時間は野生時代より長くなったとも言われています。
人間から見たら、寝てばかりいるようですが犬にとっては長時間の睡眠は心身の健全な維持のために大切なことなのです。しかし、個体差があるため、日頃からどのくらいの時間寝ているかを把握しておくことは飼い主にとって大切なことです。
睡眠時間がいつもよりも長いと、ストレスや何かの病気の疑いがあるからです。犬の性格や犬種、年齢によっても睡眠時間が異なってきますので、日頃からよく愛犬の生活状態や生活リズムを把握しておきましょう。
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