愛犬と一緒に寝たい!でも犬と一緒に寝るのはだめ、と言われてあきらめていませんか?
一緒に寝たことがないと不安になりますし、病気がうつるなんて言われるとやめたほうがいいのかなと思ってしまいますよね。
でも大丈夫です。愛犬と一緒に寝るかどうかは飼い主さんの選択で決めていいのです。
一緒に寝るにはもちろん様々な準備や心がけが必要です。それをちゃんとクリアすれば愛犬と一緒に寝ることができます。
愛犬が飼い主さんに体をくっつけて寝る、それは信頼の証です。
これを読んで、愛犬と一緒に眠る心温まる素敵な夜を過ごしてくださいね。
目次
1.犬と一緒に寝るのは飼い主の選択!
1.1.犬と一緒に寝てもいいの?
1.2.犬が飼い主にくっついて寝る理由
1.3.飼い主と一緒に寝ない方がよいタイプの犬はいるの?
1.4.飼い主と寝たがる犬種、嫌がる犬種
4.犬は信頼している人のそば、足元で寝る!
4.1.どうして飼い主の足元にくっついて寝るの?
4.2.寝る相手のどこにくっつくかで順位付けがわかるのは本当?
5.犬と一緒に寝る方法
5.1.寝る場所を整理しよう!
5.2.寝る場所を確保しよう!
5.3.ケージも好きになってもらおう!
5.4.トイレのしつけもしっかりとしよう!
5.5.犬と一緒に寝ることをやめる方法
1.犬と一緒に寝るのは飼い主の選択!
犬と一緒にねる、それは飼い主さんの選択です。飼い主さんが決めていいのです。
一緒に寝たい、そう思ったらまずは「犬と一緒に寝る」ことについて知り、そして準備をしましょう。
1.1.犬と一緒に寝てもいいの?
犬と一緒に寝る、または寝ない、それは飼い主さんと愛犬が選択することができます。
愛犬と一緒に寝ると、犬のぬくもりが心地よく愛情を感じる方も多いようです。
一方で犬と一緒に寝ることはやめたほうがいいといわれて、寝たいけれど我慢していた方も多いのではないでしょうか。
ところで犬にも一匹で寝たい犬、飼い主さんと一緒に寝たい犬がいます。ご自分の愛犬がどのタイプなのかまずは見極めてあげることが必要です。一緒に寝たい子なら一緒に寝る準備をしましょう。
犬と一緒に寝ることで考えられるリスクも多少はあります。それでも犬と一緒に寝ることは飼い主さんにとって至福のひと時で、そして何物にも代えがたい幸せです。
1.2.犬が飼い主にくっついて寝る理由
愛犬が飼い主さんにくっついて寝たがるのは、飼い主さんへの信頼表現が最も大きいといえます。
もともと犬は群れで生活していた生き物。一緒に眠るのは不自然なことではありません。飼い主さんにくっついて、そして飼い主さんの匂いで落ち着いて寝ることができるのです。
飼い主さんの足元で寝る犬は特に飼い主さんをリーダーとして認めていると考えられます。
怖がりな犬は特に、自分を守ってくれるものを背中につけて眠りたがります。体が飼い主さんに触れていることで安心して眠ることができるのです。
また冬の寒い夜などは、犬は温かさを求めてくっついて寝たがることもあります。
1.3.飼い主と一緒に寝ない方がよいタイプの犬はいるの?
飼い主さんにいつもべったりくっついている甘えん坊の子は、一緒に寝ることはやめたほうがいいかもしれません。
特に分離不安のある犬は特に飼い主さんにくっついて一緒に眠りたがります。こういったタイプの犬はいざというときに困ることが多くなります。
それはどんな時でしょうか。
ペットホテルや動物病院に預けるのが困難になる。
飼い主さんの旅行や入院、また犬が入院する、など飼い主さんと犬が離れなければいけないときに愛犬が強いストレスを感じることになります。
ストレスにより、餌を食べなくなり体調を崩してしまう子もいます。
留守番ができなくなる
いつもくっついていたい犬だと留守番の時も強いストレスを感じるようになります。また留守中にずっと吠え続けるなど困った行動がでてしまうことも考えられます。
このように、いざというとき一匹で寝られないとたくさんのデメリットがあるのです。
犬と一緒に寝ることは悪いことではありませんが、どうしても離れなければいけないときに困らないように注意しましょう。
1.4.飼い主と寝たがる犬種、嫌がる犬種
飼い主さんと寝たがる犬種は愛玩犬種が多いようです。例としてマルチーズやミニチュアダックス、ヨークシャーテリアなどのトイ・グループに属する犬種です。
小型犬はもともと人に対する依頼心も強めです。また人と密着して暮らすことも多いので一緒に寝たがる傾向にあります。
一方で飼い主さんと一緒に寝ることを嫌がる犬種もいます。代表的な犬種がペキニーズで、マイペースな気質で有名です。
ペキニーズは犬らしくない犬とも言われ、人に媚びず抱かれたがらない性格です。
もっとも個体にもよるので一概にもいえず、人への依存心が強いといわれるチワワのなかにも飼い主を寝るのを好まない子もいます。
もちろんラブラドルレトリーバーのような大型犬でも飼い主さんと一緒に寝るのが好きな子がいます。
一緒に寝たがらないからといって、飼い主さんに愛情がなかったり信頼がなかったりするのではなく、単に一匹で寝たい、そういう子もいると理解してくださいね。
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2.犬と一緒に寝ることによるデメリット
実は犬と一緒に寝ることによるデメリットもあります。どんなデメリットでしょうか。
デメリットを知っておくと、一緒に寝る際の対策ができます。
お留守番ができなくなる
依存心の強い甘えん坊の犬だと、いつも飼い主さんといることでお留守番ができなくなる恐れがあります。
飼い主さんが外出の準備を始めると不安になる、留守中ずっと吠えている、家具やクッションなどをぼろぼろにするなど、様々な弊害が考えられます。
サークルやケージで落ち着くことができなくなる
サークルやケージで落ち着いていることができなくなってしまいます。いつも飼い主さんのそばで過ごし、夜は一緒に寝ているため1匹で過ごすことが困難になってしまうのです。
本来犬が落ち着いて過ごす場所は、サークルやケージです。来客などでサークルやケージに入ってもらいたいときは困ってしまいますね。
ペットホテルや動物病院等に預けられない
旅行などでペットホテルや動物病院に預けたくても預けられなくなります。いつも一緒に寝ている飼い主さんと離ればなれになることは、犬にとって大変な苦痛と不安になります。体調を崩してしまう子もいます。
旅行だけでなく、飼い主さんの事情や入院、そして犬自身の入院などの時は預けることができないと困りますよね。
主従関係が崩れてしまう
一緒に寝ることで主従関係が崩れてしまうことがあります。寝ている間に飼い主さんが動くだけで唸ったり、下手をすると噛んだりすることもあります。
もともと、犬が飼い主さんをちゃんとリーダーと認めたうえで一緒に寝ているのなら大丈夫なのですが、まだそこまで至っていない場合などは主従関係が崩れてしまう恐れがあります。
また途中から、犬が飼い主さんより上だと思ってしまうこともあります。
飼い主さんがしつけについ甘くなってしまうことが、だんだん犬に主従関係をわからなくさせてしまうのです。甘くならないように心がけておくことが大切です。
布団が毛などで不衛生になる
飼い主さんの布団やベッドなど寝具が、犬の毛などで不衛生になってしまう恐れがあります。抜け毛の季節などは特に気になりますよね。
犬が外で遊んだあとも体についた汚れが寝具についてしまうことがあります。
また、外で遊んだ際にノミやダニなどの虫が犬についている可能性もあり、そういったときは一緒に寝ている飼い主さんにも虫がついてしまう恐れがあります。
散歩から帰ったら、愛犬の体をチェックし汚れは丁寧に拭いてあげます。ひどい汚れの場合は洗ってあげましょう。日ごろからこまめなシャンプーやブラッシングをし、そして寝具もまめに洗濯して清潔を保ちましょう。
愛犬を潰す可能性がある
飼い主さんが、寝ている間に無意識にうった寝返りなどで愛犬をつぶしてしまう危険性があります。小型犬や子犬は特に危険です。
さらにベッドなど段差がある場合は、上ったり下りたりするときに犬が脚や腰を痛めてしまうという可能性もあります。
寝る場所を広めに確保することが大切です。また、小型犬の負担にならないよう抱っこしてあげる、ステップを設置するなど安全に気を付けましょう。
3.犬と一緒に寝ることで病気になるケースもある!
犬と一緒に寝ることで「ズーノーシス(人畜共通感染症)」に感染するリスクが高まります。ズーノーシスとは動物からヒトに感染、または感染する恐れのある疾患を指します。
犬とくっついて寝ることで、犬から感染してしまうかもしれない、ということなのです。ではどのような疾患があるのかみてみましょう。
パスツレラ症
パスツレラという細菌に感染することで発症します。かまれたり、唾液が口に入ったりすることで感染します。
症状は噛まれた部分の腫れや化膿、また唾液による感染の場合は血痰が出る、副鼻腔炎を発症する、などがあげられます。
レプトスピラ症
レプトスピラ菌という細菌が原因で、尿が口に入ることで感染します。犬の場合、感染した尿に汚染された水たまりなどから感染してしまうことがあります。
症状としては熱がでたり頭痛があったり、また筋肉痛や結膜炎などの症状がでます。重症になると黄疸や嘔吐、血尿がみられることもあります。亡くなってしまう場合もあります。
サルモネラ菌
サルモネラ菌の感染が原因で、糞便からの感染がほとんどです。犬ですと散歩中に感染した糞便の匂いをかいだり、舐めてしまったりということから感染してしまう恐れがあります。嘔吐や下痢、発熱など食中毒の症状がでます。
回虫症
犬回虫ともよばれ、体毛についた虫卵が口に入ったり糞便の回虫の卵が口に入ったりということから感染します。
幼虫が目に入ってしまうと失明する恐れがあり、そのほかに肝臓がはれたり、発熱や咳が出たりという症状があります。
ほかにもまだズーノーシスはあります。感染しないためにも、犬と飼い主さんの口がくっつけるキスをすることはやめましょう。
寝ている間ですと、くっつきすぎてしまう可能性は高いので感染する危険性が高まるのです。
対策としては日ごろから犬の感染症に気を付け、定期的に獣医さんにチェックしてもらうこと、犬と濃密に接しないことが大切です。
飼い主さんの具合の悪いときは、お医者さんに犬を飼っていることを伝えましょう。
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4.犬は信頼している人のそば、足元で寝る!
犬が飼い主さんの足元で寝るのは、「信頼」しているからです。
なぜ足元で寝ると信頼しているのか、ほかにはどういう寝方があるのかみてみましょう。
4.1.どうして飼い主の足元にくっついて寝るの?
飼い主さんの足元にくっついて寝るのは飼い主さんを「リーダー」として認めているということです。
足元で寝るということは傍らで寝かせてもらって守ってもらっている、ということになります。
さらにお尻を飼い主さんにつけ、背中側を飼い主さんに向けて寝ていることも信頼の証です。
背中は犬にとって「敵に狙われる」ところなのです。それを飼い主さんのほうにあずけるように寝ているのは信頼している証拠といえます。
リーダーとしての飼い主さんへの甘えや信頼、忠誠心の表れです。また外敵から飼い主さんを守る、という気持ちの表れと言われています。
4.2.寝る相手のどこにくっつくかで順位付けがわかるのは本当?
犬が寝る相手のどこにくっついて寝るかで順位付けがわかるといわれています。
例えば飼い主さんだと足元で寝るけれど、飼い主さんのお子さんだとおなかのあたりや胸のあたり、ということがあります。
これは犬のなかで家族の順位付けをしていて、飼い主さんは自分のリーダー、お子さんは自分と同等、またはちょっと下、と認識していると思われます。
また、人間の頭あたりで寝ていると、自分よりも下だと考えているといわれています。
もちろん必ずしもこれらが絶対当てはまるわけではありません。
しかし自分のおなかより上で寝ているときは主従関係が崩れていないか、リーダーと認識されていないのではないか、と確認する機会になります。
一緒に寝ていて人間のほうが動いたら唸る、犬の位置を変えようとしたら怒るという様子が見られたら一緒に寝ることは中止したほうがいいでしょう。
そしてしつけをもう一度確認しながら、飼い主さんがリーダーということを認識させましょう。
5.犬と一緒に寝る方法
かわいい愛犬と一緒に寝たい方のために、ポイントを説明します。
一緒に寝るには、ちょっとした準備や心がけがあると飼い主さんも愛犬も心地よく安心して眠ることができますよ。
5.1.寝る場所を整理しよう!
まずは寝る場所を愛犬の安全のために整理しましょう。
寝ている間は飼い主さんも無防備になり、愛犬のトラブルにすぐ対応することができません。
いたずらしそうなものは片づける
ぬいぐるみや人形などをベッドサイドに置いている人は犬が届かないところに片づけましょう。
また観葉植物もひっくり返したり齧ってしまったりします。これも片づけましょう。
その他いたずらされては困るものは、引き出しにしまうなど手の届かないところに片づけるようにしてください。
誤飲しそうなものを片づける
愛犬が飲み込んでしまいそうな小さなもの、細かいものは置かないようにします。特に人の薬などは誤飲してしまうと生命にかかわることもあります。
ガムやキャンディも犬は興味を持ちますので、ベッドサイドには置かないようにしましょう。
行動範囲を制限する
飼い主さんが寝ている間に、愛犬が目覚めて部屋をうろうろしないとも限りません。勝手に部屋を出ていかれると困ることも多いですよね。
そんなときのために、扉をきちんと閉める、閉められない場合はペット用のゲートを設置するなどして対策をしておきましょう。
5.2.寝る場所を確保しよう!
まず飼い主さんと愛犬の寝る場所を確保します。これは愛犬を飼い主さんが潰してしまわないためです。なるべく広めのスペースを確保できるようにしたいですね。
ベッドの場合は愛犬が落ちてけがをしないように柵をつけておきましょう。ベッド柵も種類によっては愛犬が脚をひっかけてしまう恐れがあります。
ネット状のものや板状のものを選ぶ、また柵を布で覆うなどして脚が引っ掛からないようにしておきましょう。
また足元で寝る愛犬を蹴らないようにすることも大切です。寝ているといくら注意していても動いてしまうこともあるかとは思いますが、気を付けてあげてください。
小型犬の場合はベッドの上り下りが脚や腰の負担になったり、飛び降りてけがをしたりする危険性があります。飼い主さんが抱っこしてあげましょう。
困難な場合は、ステップなどを置いてあげて安全に上り下りできるようにします。
5.3.ケージも好きになってもらおう!
いつでもケージでも寝られるように、ケージで過ごすことも好きになってもらいましょう。
ケージで寝ることができれば、旅行の際など、動物病院やペットホテルに預かってもらう場合も安心です。入院が必要になることもあるかもしれません。
このときケージで寝ることに慣れていれば、必要以上に不安にならずにすみます。
災害などで避難をする場合もケージで寝ること、ケージで過ごすことが求められます。
またケージで多くの時間を過ごし、そこが愛犬の安らぎの場所になれば飼い主さんの家で引っ越しなど環境の変化があった時でも、あまり不安にならずにすみます。
ケージを好きになるには「ケージにいるといいことがある、楽しいことがある、ゆっくりできる」ということを教えてあげることがポイントです。
ケージがまだあまり好きではない愛犬には、ケージの良さを教えます。ケージの扉をあげたまま、愛犬の好きなおもちゃやボールで一緒に遊んでみましょう。
楽しく遊んでいる途中、おもちゃやボールをケージに投げ入れます。この時、愛犬がケージにおもちゃを取りに入ったら大げさにほめてあげましょう!もしそのまま出てきてしまったら知らんぷりをします。
これを何度か繰り返したら、ケージの外でおもちゃやボールを取り上げて遊びを終わらせます。ケージにいるとなんだか褒められる!と気づかせてあげるようにします。
また、ケージの中で餌やおやつを食べるようにしましょう。ケージにいるといいことがある、と覚えるようになります。
扉が閉まっているのを気にするときは、最初から無理に閉めずあけておいてあげましょう。
このとき「ハウス」と声をかけます。メリハリのある声で明るく声をかけてください。そして「ハウス」のあとにケージに誘導しておやつをあげます。
これで「ハウス」と言われてケージに入ると褒められるということを覚えます。
とにかくケージに入ると褒められる、ここで過ごすと褒められる、ということを愛犬にしっかり教えることが大切です。
あとは愛犬がゆっくりできる犬用クッションを置いて快適な環境にしてあげましょう。
また、ケージが嫌で吠えてもすぐに出さないことも大切です。吠えたらケージから出してもらえると覚えてしまいます。
大事なポイントはもしいたずらをしてもケージに愛犬がいる場合は叱らないようにすることです。
ケージやサークルは愛犬が「安心して過ごせる場所」にする、ということを家族間でも徹底しておきます。
5.4.トイレのしつけもしっかりとしよう!
トイレのしつけはすませておきましょう。トイレトレーニングができていると、一緒に寝る時も粗相の心配をしなくていいので安心ですね。
もし、散歩で排泄をする癖がついていると飼い主さんが寝ている間散歩までずっと我慢をすることになったり、粗相をしたりする原因になってしまいます。
犬の本来の寝床である、サークルやケージ内にもトイレを普段からトイレを設置しておきます。そして寝室にも犬用トイレを置いてあげましょう。
寝室にサークルやケージが置ける場合は扉を開けておいては入れるようにしておくといいですね。
ペットシーツにすることができれば、場所が変わっても排泄ができます。たとえ失敗することがあっても叱らず静かに掃除をします。
またその場所に匂いが残らないようにしましょう。
散歩で排泄する愛犬には
愛犬が散歩でしか排泄をしない子なら、散歩のときに必ずペットシーツを持っていきます。そこで、愛犬が排泄する瞬間にすぐペットシーツを敷いて、「ワン・ツー、ワン・ツー」など声をかけてあげます。そこで出来たら褒めましょう!
トイレはペットシーツでするもの、と覚えさせるのです。「ワン・ツー、ワン・ツー」は「シーシー」など言いやすい掛け声で、家族の間で統一しておきます。
そして、サークルやケージ内にペットシーツを敷き詰めておきます。
散歩に行かないときも、餌を食べた後や、朝起きた直後など排泄しそうなときに「ワン・ツー、ワン・ツー」と声をかけてみてください。そこでうまく排泄出来たらたくさんほめてあげます。
こうすることでだんだん家のペットシーツでできるようになってきます。ただし時間がかかることなので、失敗しても絶対に叱らず我慢強く教えてあげてください。
子犬の場合は
子犬でまだ家に来て間もない子なら、サークルやケージにペットシーツを敷きつめそこで排泄をしたら褒めてあげる、というしつけで教えてあげます。
こちらも時間がかかり、また失敗もつきものです。それでもやはり絶対に叱らずにしつけてくださいね。
トイレでできたらとにかく褒める、失敗しても叱らない、というスタンスでいけば時間がかかってもちゃんと覚えてくれます。
同じ位置にするようになってきたらペットシーツを減らし、犬のトイレにペットシーツを設置してあげましょう。
そして寝室にも同じようなトイレを設置しておきます。
飼い主さんが寝ているときでも、トイレで排泄できれば飼い主さんも愛犬も安心ですね。
小型犬の場合は上り下りが心配なので、なるべくなら手伝ってあげたいものですが寝ている場合はそうはいきません。
飛び降りずに済むようにステップがあると安心です。
5.5.犬と一緒に寝ることをやめる方法
飼い主さんや家庭の事情で、どうしても一緒に寝られなくなることがこの先でてくる可能性があります。
一緒に寝るのをやめる方法は、一緒に寝るよりも快適な寝場所を提供してあげることです。
日ごろからケージやサークルで過ごすことが習慣になっている愛犬なら、さらに中を快適にしてあげましょう。
寝るときに特別なおやつを、フードを入れられるおもちゃにいれて与えるとすんなり夜を過ごしてくれることが多いでしょう。
また、飼い主さんの匂いがするものを一緒にいれてあげましょう。
いらないタオルや新しい犬のクッションと一緒にしばらく寝るなどして、飼い主さんの匂いを付けてあたえると安心して寝られるようになります。
愛犬をペットホテルや動物病院に預けるときも飼い主さんの匂いがあるものを、一緒に入れておくと愛犬は安心できますよ。
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6.まとめ
愛犬と一緒に寝る、それは飼い主さんの選択で決めて大丈夫です。愛犬は信頼のもと大好きな飼い主さんにくっついて寝ることを喜びます。
ただし愛犬によっては一緒に寝ることを好まない子もいる、ということを覚えておいてくださいね。
それは飼い主さんへの愛情や信頼がないわけではなくその子の性格なのでその時は無理強いしないようにします
一緒に寝ることのリスクがあることも知っておきましょう。
しかしリスクを回避する対策をし、寝る場所の環境をしっかり整えれば一緒に、お互い快適に安心して眠ることができます。
飼い主さんと愛犬がお互いの体温を感じながら、信頼しあって眠ることは心穏やかになり絆もさらに深まることでしょう。
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