犬が膿皮症にかかり、悩んでいる飼い主さんが多いようです。
特に梅雨時期などは、湿気などで皮膚の状態も悪くなりがちですので、発症しやすいと言われています。
膿皮症は、最初はニキビのような小さいブツブツが、1つ2つとできているだけなのですが、驚く程あっという間にその数が広がってしまい、それが広がるに連れて犬は痒がるようになってしまいます。
痒いと犬は我慢できずに爪で掻きむしってしまうので、その結果皮膚に傷を付けて、そこがまた悪化していくので、どうしていいか分からなくなってしまいますよね。
膿皮症は、きちんと検査を受けて適切な処置をしていけば完治する可能性は十分あります。
ここでは、膿皮症の治療方法や、投薬をせずに薬用シャンプーを使用して完治に近付けていく方法を紹介しています。
犬の膿皮症で悩んでいる飼い主さんは、是非最後まで読んで参考にしてください。
目次
1.犬の膿皮症とは皮膚病のひとつ
1.1.表面性膿皮症(化膿外傷性皮膚炎・皮膚皺襞膿皮症(ひふしゅうへきのうひしょう)
1.2.表在性膿皮症(膿痂疹(のうかしん)・表層性細菌性毛包炎・表層性拡散性膿皮症・皮膚粘膜膿皮症)
1.3.深在性膿皮症(深層性毛包炎(しんそうせいもうほうえん)・せつ腫症(せつしゅしょう)・特発性膿皮症(とくはつせいのうひしょう)
2.犬の膿皮症の主な症状とは
2.1.膿皮症にかかりやすい犬種
5.自宅でケアをしたい!
5.1.シャンプーをする際に気をつけたいポイント
5.2.膿皮症の改善に効果があるおすすめシャンプー
5.3.犬の膿皮症にはマラセブシャンプー?それともノルバサンシャンプー?
5.4.薬より効果あり!シャンプー療法とは
1.犬の膿皮症とは皮膚病のひとつ
犬の皮膚は人間と同じように、常に一定数の菌が常在しています。
この菌が、環境の変化や体調不良などが原因で異常に繁殖してしまい、それが湿疹などの症状として出てくることを膿皮症と呼びます。
膿皮症は、ほとんどの場合ブドウ球菌の増殖によって起こります。
ただ、このブドウ球菌は常に犬の皮膚にいる物で、通常害は全くありません。それが、膿皮症に原因になるほど増えてしまう原因の一つには「環境」があります。
特に湿気の多い季節には、ブドウ球菌は通常よりも繁殖しやすくなっています。この時期に、犬の皮膚を不衛生な状態にしておくと、膿皮症にかかりやすくなります。
その他には、アトピーや食物アレルギーなどの皮膚トラブルが原因で、膿皮症を引き起こすこともありますし、ダニ等に寄生されたのが原因でなる場合もあります。
膿皮症はおおきく分けて3つに分類されますので、その3つを紹介していきます。
1.1.表面性膿皮症(化膿外傷性皮膚炎・皮膚皺襞膿皮症(ひふしゅうへきのうひしょう)
表皮と呼ばれる皮膚の一番外側の部分にできる膿皮症のことを指します。ホットスポットと呼ばれることもあり、簡単に言うとニキビのような物です。
比較的長毛の犬に症状が出ることがあります。
1.2.表在性膿皮症(膿痂疹(のうかしん)・表層性細菌性毛包炎・表層性拡散性膿皮症・皮膚粘膜膿皮症)
皮膚の表面だけでなく、毛の根元からもう少し奥のほうまで菌が入りこみ、広がってしまった状態を言います。黄色っぽいかさぶたのような物ができることもあります。
毛を包み込んでいる毛包という組織の中にまで菌が入りこむこともあり、悪化すると赤みを帯びてくることもあります。
1.3.深在性膿皮症(深層性毛包炎(しんそうせいもうほうえん)・せつ腫症(せつしゅしょう)・特発性膿皮症(とくはつせいのうひしょう)
皮膚の表面からその更に奥、そして皮下組織にまで菌が広範囲に渡って入りこんでしまった状態です。
菌がここまで広がってしまうと、犬は痒さのあまり掻きむしってしまい、出血をしてかさぶたになってしまうこともあります。
更に悪化すると、発熱を伴う場合もあります。
背中や太ももなどの場所によく発症し、5歳以上の年齢になるとかかる子が増えてくるようです。
それぞれの症状の差を並べてみた図がこちらです。
犬の皮膚は、人が目で見て触って確認できる一番上の「表皮」、その下の「真皮」、そしてその更に下の「皮下組織」に分かれています。
この膿皮症は、条件が揃ってしまえばこれら全ての場所に発症してしまいます。
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2.犬の膿皮症の主な症状とは
膿皮症の主な症状は、まずはブツブツなどが出る発疹、被毛が抜けてくる脱毛、かさぶたなどが確認できるようになります。
その後症状が悪化していくに連れ、痒みや痛み、更には発熱も伴う場合があります。
また、痒みを我慢できずに掻きむしってしまい、その結果皮膚に血が滲んだりかさぶたができたりしてしまうこともあります。
2.1.膿皮症にかかりやすい犬種
膿皮症は、基本的にはどんな犬も発症します。
ただ、下記にあげる犬種は特にかかりやすいと言われています。
- ダックスフント
- ゴールデンレトリバー
- キャバリアキング
- チェールズスパニエル
- ミニチュアピンシャー
2歳位までの若い頃には、皮膚もまだ柔らかく細菌にも弱いので膿皮症にもかかりやすいです。
そして年齢を重ねていくと、今度はホルモンバランスの崩れや、様々な内蔵系の病気が原因となり、膿皮症にかかりやすくなるとも言われています。
また、皮膚が脂っぽいタイプの子や、アレルギー体質の子は、年齢に関係なく膿皮症にはかかりやすいようです。
3.愛犬にこれらの症状がある時は気をつけて!
膿皮症は、犬のお腹や背中部分、足の付け根部分など様々な場所に発症します。
そして、菌が発症原因であることから、広がっていくスピードが大変早いもの特徴の一つです。
最初はたった一つの発疹が、あっという間に犬の身体のあちらこちらに広がっていってしまいます。
症状が広がれば、広がるだけ完治への時間も長くかかってしまうことになります。
そして、症状が広がるのと並行して痒みなども伴ってきます。
そうなると、犬は爪などで引っかき皮膚に傷を付けてしまい、更に悪化してしまうという悪循環に陥ってしまうことになります。
膿皮症は、犬の皮膚トラブルの中では見付けやすい部類に入りますので、下記のような症状が確認できた場合には、早めに動物病院での診察を受けるようにしましょう。
- ニキビのようなポツンとした小さな発疹がある。赤みを帯びている場合もある。日が経つに連れて数が増えてくる。
- 発疹の出た部分の被毛が抜け始め、フケのような物がポロポロと出てくる。
- 発疹のある場所やその周辺の皮膚が、色素沈着を起こしたように色が少し変わっている。
- 発疹の辺りがグジュグジュとしてきて、膿のような物が出てくる。
- 短頭種の場合、鼻の頭にだけ発疹ができてくる。
- 腕や肉球などが腫れている。(膿皮症が発症し悪化したことにより痒みが出て、それを紛らわすために噛んでいる場合があります)
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4.膿皮症の一般的な治療
膿皮症を治療する際の、一般的な検査方法から治療方法までを紹介していきますが、動物病院によっては様々な方法がありますので、ここで紹介する物がすべてとは限りません。
検査方法
皮膚採取検査
皮膚の一部を強めにこすり取るか、症状の出ている部分を少しだけ切り取り顕微鏡などを用いて調べます。
血液検査
皮膚の状態を調べるのと並行して、他の疾患やアレルギーの有無を調べます。
ウッド灯検査
ブラックライトで皮膚を照らすことで、皮膚真菌症を調べます。
簡単にできる検査ではありますが、すべての菌を見付けることができる訳ではありませんので、通常は単体では行わない検査です。
治療方法
検査結果を受けて治療を開始するのですが、他に基礎疾患が見付かった場合にはそちらの治療が優先される場合があります。
発疹が膿皮症の症状であることは判明しても、その大元の原因が基礎疾患からくるものだった場合に、そちらを治療しないままに膿皮症の治療をしても意味がないからです。
ここでは、膿皮症の治療方法について一般的な物を紹介していきます。
抗生物質の投与
菌の増殖と症状の悪化を抑える為に、まずは抗生物質を用いた治療を行うことが一般的です。
犬の体質によっては、副作用として軟便になることもあります。
また、抗生物質を使用しての治療は、その菌に合った物を使用しないと全く効果はありませんので、治療前の検査が大切になってきます。
薬用シャンプー
菌の増殖を抑えながら、皮膚を清潔に保つために週に1回程度の薬用シャンプー治療をします。
殺菌効果のある薬用の物を使用してシャンプーをする場合もありますが、薬液を薄めたお風呂にしばらく浸かる薬浴もあります。
膿皮症の症状が進んでしまっていて、皮膚の状態がよくない時には、薬浴治療から始めるほうが多いかもしれません。
痒み止め
あまりにも痒がる場合には、ステロイドを用いて痒みを抑えることをします。
ただし、これはあくまでも痒みを抑える為の対処療法ですので、根本的理療とは言いません。
塗り薬
症状がまだ軽度な場合には、塗り薬を処方される場合もあります。
症状が既に進行してしまっている時には、塗り薬での治療方法は効果がない場合が多いので、他の方法を使用することが多いようです。
5.自宅でケアをしたい!
膿皮症のケアには、定期的にシャンプーを行って皮膚を清潔に保つことが大切です。
ただ残念なことに一般のトリミングサロンでは、膿皮症を発症していると施術を断られてしまう場合もあります。
そのような場合には、動物病院に併設しているサロンにお願いする方法もありますが、是非自宅でシャンプーを行ってみてください。
膿皮症は、一度完治しても再発しやすい病気ですので、再発予防のためにも自宅でのシャンプーをマスターしておくといいでしょう。
5.1.シャンプーをする際に気をつけたいポイント
自宅でシャンプーをする場合には、あまり強過ぎない薬用シャンプーを使用してください。
どれを選んでいいのか分からない場合には、動物病院で相談してもいいと思います。
清潔を保つことは大切ですが、シャンプーのやり過ぎは逆効果になります。
通常のシャンプーは月に1~2回程度ですが、治療を目的とした適切な回数は症状の度合いによって変わってきますので、これも一度動物病院で相談した方が安心かもしれません。
自宅でシャンプーをする際のポイントを紹介しておきます。
お湯の温度はぬるめで
皮膚にトラブルのある場合には、身体があまり温まり過ぎないように少しぬるめのお湯を使用してください。
ただし冬場はぬるめのお湯でのんびりと行っていると、犬の身体が冷えきってしまいますので、室温などに注意して行うようにしてください。
シャンプーの量は適量で
薬用シャンプーは泡立ちにくい物が割と多いようです。泡立たないからといってシャンプーの量を増やす必要はありません。
適量を守って使用するようにしてください。
優しく洗った後には、すぐに流してしまわずに5分~10分程度そのままにし、薬剤が皮膚に浸透するのを待つようにしましょう。
患部だけ洗う方法でも効果あり
シャンプーと言うと全身を濡らして行うイメージがありますが、皮膚トラブルの治療の為のシャンプーの場合には患部だけを洗うのでも構いません。
獣医師より数日に1回のシャンプーを指示されることもあるのですが、毎回全身を洗うのでは飼い主さんにも犬にも負担がかかってしまいます。
そんな時こそ、患部のみをシャンプーする方法をおすすめします。
ドライは念入りに
シャンプーの後は、被毛の根元までしっかりと乾かしてください。湿った状態のまま長時間おいておくと、そこから菌が繁殖してしまうことがあります。
吸水性のよいタオルを使用して水気をしっかり吸い取った後に、ドライヤーの冷風を使用してしっかり乾かしましょう。
5.2.膿皮症の改善に効果があるおすすめシャンプー
膿皮症に効果があるシャンプーはいくつかありますので、その中でもよく使用されている物をいくつか紹介していきます。
ノルバサンシャンプー
殺菌性の薬用シャンプーです。菌の繁殖を抑える働きをするのと同時に、コンディショニング成分も配合されていますので、皮膚だけでなく被毛にも優しいです。
自宅で薬用シャンプーを継続的に行っている飼い主さんからは、人気が高いようです。
クロルヘキシジンシャンプー
ノミダニ予防薬で知られている、マイフリーガードと同じ会社から出ている薬用シャンプーです。
殺菌力と洗浄力を兼ね備えていて、シャンプー後の静電気防止効果もあります。
細菌性の皮膚トラブルにはもちろんですが、痒みやフケが多い犬にもよく使用されています。
ビルパック ビルバゾイル
皮脂を取り除く効果が高いことから、膿皮症の犬に対してはよく使用されています。
動物病院やサロンではよく使用されていますが、薬用成分が強いタイプですので自宅で使用する場合には注意が必要です。
マラセブ
犬の皮膚トラブル軽減の為に開発されたシャンプーです。
医薬品に該当しますので、使用する時には動物病院で一度相談をしてからにしてください。
どのシャンプーを使用するにしても、シャンプーをする前には必ず念入りにブラッシングをして、被毛についた埃やゴミを取り除いておくようにしてください。
ブラッシングをしておくことで、被毛の根元まで水や薬剤がすんなり行き渡ります。
シャワーを使用する時には、犬の身体からシャワーヘッドを離してしまうと水が飛び散りますので、なるべく身体に近付けて使用するようにしてください。
もしも手伝ってくれる人がいるのであれば、慣れるまでは1人が洗い1人が犬を優しく抑えておくという風に分担をした方がいいかもしれません。
5.3.犬の膿皮症にはマラセブシャンプー?それともノルバサンシャンプー?
膿皮症の治療に効果があると言われているシャンプーをいくつか紹介しましたが、ここではそのなかの2つを更に詳しく紹介していきたいと思います。
マラセブシャンプー
作用
ブドウ球菌やマラセチア菌を殺菌する作用があります。
効果
シャンプーの際に、泡立てた状態で10分程おくことで、犬の皮膚で繁殖した菌を減らす効果が期待できます。
殺菌成分だけでなく洗浄成分も含まれていますので、皮膚の汚れや余分な皮脂も洗い流してくれます。
マラセブは動物医薬品のため、用法用量を守って正しく使用する必要があります。
クロルヘキシジン製剤やミコナゾール製剤に対して過敏症歴のある犬には使用できません。
また、妊娠中や授乳中の犬にも使用はしないでください。
ノルバサンシャンプー
作用
ブドウ球菌やマラセチア菌を殺菌する作用があります。
効果
皮膚病の原因になる菌を殺菌するだけでなく保湿成分も含まれていますので、皮膚病が改善された後も、予防ケアとして日頃のシャンプーとして使用することができます。
ノルバサンシャンプーの大きな特徴は、殺菌効果や抗菌効果だけでなく、皮膚の保湿効果もありますので、皮膚トラブルが改善された後もそのまま普段使いのシャンプーとして使用し続けることができる点です。
日頃のケアをしながら、膿皮症予防もできるので一石二鳥です。
5.4.薬より効果あり!シャンプー療法とは
膿皮症と判断された場合、その治療方法は先にも紹介したように、投薬治療とシャンプー療法を併用するのが最も一般的ですが、飼い主さんのなかには、飲み薬の副作用を心配して犬に飲ませることを躊躇する方もいます。
また、犬自身の持つアレルギーによって、投薬治療ができない場合もあります。
そのような様々な理由から、シャンプー療法のみを続けて膿皮症を改善させた方もいるようです。
その実体験を書いたブログを紹介しますので、参考にしてみてください。
https://ameblo.jp/yamadanokakeibo/entry-11910413192.html
「アラフォー1人暮らし山田の家計簿@自業自得」
愛犬はミニチュアダックスフントで、ノルバサンシャンプーを使用してシャンプー療法された方のブログです。
http://3pome.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
「ぽめらぶにっき」
愛犬はポメラニアンで、シャンプー療法の他にも食生活などについても書かれています。
膿皮症と判断された場合には、シャンプー療法も一つの方法ではありますが、それぞれの犬によって一番効果的な方法は違いますので、まずは獣医師の判断を仰いで、そのうえで自分の犬に一番合う方法を飼い主さんが見極めてあげてください。
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6.まとめ
犬の膿皮症について紹介してきましたが、いかがでしたか。
膿皮症は、体調不良や生活環境の悪化など様々な要因によって、ブドウ球菌が過剰に繁殖し、それが原因となって発症してしまう病気です。
高温多湿な日本では、菌が繁殖しやすい環境が整っています。
特に梅雨時期などは、皮膚を清潔に保つようにしていないと、あっという間に菌が繁殖してしまいます。
膿皮症には大きく分けて3つの種類がありますので、その3つについても紹介しました。
膿皮症は皮膚病のなかでは、飼い主さんが見付けやすい物の部類に入りますので、日頃からスキンシップがてら皮膚の状態をチェックすることを行っていくと、初期の段階である「表面性膿皮症」の段階で膿皮症を発見することのできる可能性も増えてきます。
早めに見付けることができれば、治療も長引かずに、犬も痒い思いや辛い思いをあまりすることなく、完治に近付くことが可能となります。
膿皮症はかかりやすい犬種がいるのですが、基本的にはどの犬種もかかりうる病気ですので、犬の皮膚の状態を時々チェックすることを習慣付けるようにしたほうがいいでしょう。
チェックするポイントを6個程紹介しましたので、それに当てはまるような症状が確認できた時には、早めに動物病院に連れて行くようにしてください。
膿皮症と判断するには、皮膚組織の検査をする必要があります。それと並行して血液検査を行い他に疾患がないかなどを確認し、それらの結果を総合的にみて初めて膿皮症と判断されます。
治療方法は、投薬治療と薬用シャンプー療法が一般的と言えますが、その症状の度合いによって痒み止めや塗り薬を処方されることもあるようです。
痒み止めなどに使用されるステロイド剤は、副作用もありますので使用する場合にはその辺を獣医師にきちんと確認するようにしましょう。
膿皮症の治療の一貫である薬用シャンプーは、こまめに行う必要もあることから、できれば自宅で行いたいものです。
自宅で薬用シャンプーをする時のポイントも紹介しておきましたので、参考にしてください。
自宅でのシャンプーは、飼い主さんも犬もお互いに慣れてしまえばそんなに難しいことではありません。
シャンプー療法をする犬がお風呂嫌いになっては困りますので、なるべく無理に押さえつけたりせずに、優しく洗ってあげてください。
膿皮症の改善に効果のあるシャンプーは、いくつか販売されています。
ホームセンターなどでは取り扱ってない場合もありますが、インターネットショップなどを探せばすぐに見付かります。
薬用シャンプーの効果は、それぞれ少しずつ違いますので、どのような効果があるのかをよく確認してから買うようにしてください。
薬用シャンプーのなかでも、膿皮症に効果があると言われている2つのシャンプーがあります。
1つの方は動物医薬品になりますで、取り扱いには十分注意をしなくてはいけない物で、使用できない犬もいます。
もう1つは殺菌効果があるだけでなく、皮膚への保湿効果もあるので膿皮症の改善した後でも、日頃のケア用のシャンプーとして使用することができます。
膿皮症は菌が原因でかかる皮膚の病気ですので、一度完治しても再度条件が整ってしまえば、簡単に再発してしまいます。
その為、日頃のケアに殺菌効果のあるシャンプーを安全に使用できるのは嬉しいことです。
膿皮症の治療を進めていくうえで、投薬治療に頼らずにシャンプー慮法のみで改善をしてきた方も多くいるようです。
大事な愛犬には、できることなら強い薬は使いたくないとの思いから、様々なシャンプーを試してどれが自分の犬にとって最適なのかを必死に探した飼い主さんもいます。
そんな方の膿皮症を改善に向かわせるまでの内容が記載されたブログも紹介しましたので、愛犬の膿皮症で悩まれている飼い主さんは、是非参考にしてください。
膿皮症に限らず犬の皮膚病は、栄養バランスや生活環境も関係してきます。食事の栄養バランスが悪く腸内環境が乱れてくると、肌の状態も悪くなっていきます。
運動不足や精神的なストレスを感じたことにより、体調不良を引き起こし、その結果肌トラブルを引き起こす場合もあります。
心身共に健全な生活を送っていくことで、肌の状態もよくなり皮膚トラブルを起こしにくくもなります。
最近は犬用のサプリメントや酵素などを販売されていますので、それらも上手に活用しながら体調管理をするのもおすすめです。
シャンプーやブラッシングなどで表面上のケアをすると共に、精神的にも充実した日を送れるようにしてあげてください。
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