脂肪腫には犬種も関係ないので、いつ、愛犬に脂肪腫ができるかわかりません。いま、しこりのようなものがあるワンちゃんは、それが脂肪腫かもしれません。
「うちの犬にもあるけど、大きくなってきたみたい」「痛がらないけど、このままでいいの?」と、飼い主さんも脂肪腫には疑問や不安が多いと思います。
ここでは、犬の脂肪腫について詳しく紹介していきます。脂肪腫とは何なのか?予防や治療方法はあるのか、などの疑問は解決できるでしょう。
犬は話すことができませんから、飼い主さんが愛犬の体の変調にいち早く気が付かなければいけません。
愛犬の健康のために、脂肪腫の症状や対策を知っておきましょう。
目次
1.犬の体にあるしこりは「脂肪腫」の場合がある!
犬の「脂肪腫」とはどのようなものなのでしょうか?イボやコブとは違うのでしょうか?脂肪腫は、皮下にできる「脂肪の塊」のことです。
脂肪細胞が集まって、かたまってできる良性の腫瘍です。ちょっと一安心ですね。
脂肪の塊ですので、触ってみると腫瘍は柔らかいのが特徴です。脂肪腫の周りは繊維できた被膜で包まれています。
脂肪腫の特徴
脂肪腫の大きさもいろいろです。脂肪腫を見てみると、弾力性があって、形は楕円形であることが多いです。
長い年月をかけて、脂肪腫は次第に大きくなっていくようです。
脂肪腫には全犬種がなりやすいといえます。メスの発生率がオスよりも2倍程度高いのも特徴です。
ラブラドール・レトリバーで若干、脂肪腫が多くみられる傾向があります。
脂肪腫はどこに発生するの?
脂肪腫は体のさまざまな部分に発生します。
よくできやすい場所というのがあります。胸部、腹部、わきの下、内股などです。柔らかい部分が多いですね。
でも、頭や背中にできることもあります。
発生頻度は少ないですが、皮下組織ではない筋肉や体の中にできることもあります。筋肉にできる脂肪腫は「筋間脂肪腫」と言われます。
筋肉にできるので、脚などにできた場合は、しこりという形にならず、足全体が腫れる、歩きにくそうにして見つかることが多いです。
気づいた時は大きくなっていることが多いため、手術で切除することになります。
皮下脂肪の脂肪腫よりも、筋間脂肪腫のほうが取りにくく、しこりの場所によっては、難しい手術になる場合もあります。
胃腸を保護する膜である大網、腸管を支えている腸管膜などにも脂肪腫はできます。いろいろなところにできますね。
脂肪腫にはどのような症状があるの?
脂肪腫はどうしてできるのかという、はっきりした原因についてはわかっていません。
シニア犬になるほど、なりやすいといわれています。9歳以上になったら多くみられるようになりますが、若い犬でもなります。
太っている犬の方が、できやすい傾向があるようです。
脂肪腫のサイズも直径1㎝ほどのイボのような小さいものから、直径が10㎝以上、子どもの頭ほどに大きくなる場合もあります。
小さい脂肪腫も時間をかけて大きくなっていきます。脂肪腫が大きくなってしまった場合は注意が必要です。
しかし、脂肪腫ができたからといって、犬は痛がるなどの症状は特にありません。そのままにしていると、ゆっくりと大きくなっていきます。
関節の周りや筋肉内に脂肪腫ができると、それが歩行の邪魔になるので、不快感があるようです。
わきの下などに脂肪腫ができると、歩く時に前足が出しにくくなります。
骨盤の内側など体内に脂肪腫ができると、周りの臓器をゆっくりと圧迫していくため、便秘や、排尿障害、臓器の機能障害がでることもあります。
神経や筋肉を圧迫する場所に脂肪腫ができると、痛みや不快感がでます。
このほかにコブのような、しこりのような症状で、良性のものを紹介します。
いずれも、痛みなどはなく、皮膚に膨らみができるものです。発症する場所や性質などによって異なります。
- 腺腫
皮脂腺がなんらかの理由でつまったり、化膿したりすることで発症します。皮脂腺は毛や皮膚を保ち、なめらかにする皮質を分泌しています。
肛門周辺、耳の内側、指の間、まぶたなどにできやすいです。しこりのようなものが盛り上がった形になってできます。
- 上皮腫
皮膚にできる腫瘍なので、全身どこにでもできる可能性があります。ドーム型に皮膚の表面が盛り上がる腫瘍です。
- 湿潤性脂肪腫
脂肪腫と同じく良性な腫瘍が「湿潤性脂肪腫」です。通常の脂肪腫は周りの組織との間に被膜ができて脂肪腫ができます。
湿潤性脂肪腫は転移しませんが、沁み込みながら増えていくという特徴から、治りにくい特殊な脂肪腫です。
切除すれば取れるというものではありません。沁み込みながら血管やリンパ管、臓器へと侵していきますので、取り切れないことが多く、再発します。
このほかに破裂しやすい脂肪腫があります。人間でも膿んで腫れていたところが、破れて血や膿がでてくるということがありますよね。
これらのしこりも、しこりの中に溜まった末に、内容物が自然に出て来たり、破れてでてきたりするものです。
医学的には「自潰」といいます。脂肪腫で破れるしこりはどんなものがあるのでしょうか?
- 皮下膿瘍
皮下膿瘍とは、ケンカして傷ついたり、噛まれたり、または異物が混入するなど、さまざまな理由で、ケガをした場合、皮膚の内側が細菌感染して、膿がたまる病気です。
膿は悪い物を外に出そうと破裂します。皮下膿瘍の場合、膨らんだ皮膚の周りが炎症して赤く腫れ、触ると痛がるなどの症状があります。
この場合は、動物病院に連れていきましょう。動物病院では抗生物質などで治療します。
- 皮内角化上皮腫
皮膚の中にアカが溜まることで起こるしこりです。原因は不明ですが、若いオスに多いです。
しこりの形はドーム形で、中に白い角化物が溜まります。大きくなって破れると、白っぽい角化物が出てきます。この白い内容物が脂肪と勘違いされるケースもあります。
動物病院では、内容物を絞り出す、しこりを摘出するなどの治療をします。
一般的な脂肪腫の治療方法
脂肪腫は手術で切除することができます。脂肪腫が小さい場合は、経過を見守ることが多いです。
手術や投薬は特別には行いません。それでも、脂肪腫はゆっくりと大きくなっていきます。
経過観察をしていって、患部が大きくなった場合、摘出手術をすることもあります。
心臓が悪いワンちゃんは、手術ができないことも多いので、経過観察ということになる場合もあります。
四肢の筋肉内にできる場合は、犬の歩き方がおかしいなどの症状がでます。
筋肉内にできると切除が難しくなり、まれにですが脚を切断する場合もあります。
検査の結果、悪性の場合もあります。転移してしまうこともあります。
脂肪腫に気づいたら、まずは動物病院で脂肪腫の検査をしてもらうことをおすすめします。
治療法はその脂肪腫が良性なのか、大きさはどうなのかなどによって変わります。
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2.脂肪腫の中には手術して取るべきものもある
脂肪腫に予防はありません。愛犬の体に触ってみて、腫瘍があるとわかったら、すぐに動物病院で受診することが大切です。
脂肪腫は脂肪の塊で安全ですが、万が一、悪性の腫瘍だった場合は重病の可能性があります。悪性リンパ腫や肥満細胞腫などです。
悪性腫瘍もさまざまなものがあります。皮膚にできるがんです。
怖いのは脂肪腫となかなか見分けがつきにくいことです。
どちらも脂肪腫と同じ皮膚にでき、柔らかいしこりです。しこりが小さい場合は痛みがないです。
良性の脂肪腫の場合は、しこりがあるということ以外に特徴はありません。転移もしません。
悪性の腫瘍の場合は、リンパ節やほかの臓器に転移することがあります。腫瘍が急激に大きくなることがあります。
わずか数週間でも、見た目の大きさや、触った感じに違いが出るほど変化することもあります。
このような急激な変化は悪性である場合があるということを覚えておきましょう。
脂肪腫なのか腫瘍なのかは病理検査をしなくてはわかりません。早期発見が望まれますね。
腫瘍にはどのようなものがあるのでしょうか?
- 乳腺腫瘍
犬のオッパイのあたり、乳腺の組織にしこりが出来ます。硬い場合も柔らかい場合もあります。オスもメスも発症しますが、メスの方が発症は多いです。
皮膚の表面に出来ている場合は皮膚が壊死することもあります。オッパイのしこりが良性の場合もあります。
病理検査を受けなくてはわかりません。胸のあたりにしこりがあったら、すぐに獣医師に相談しましょう。
- 肥満細胞腫
肥満細胞腫は、悪性の腫瘍です。肥満細胞が腫瘍になった病気で、犬の皮膚の腫瘍で一番多い腫瘍です。
肥満細胞は、アレルギー反応などを起こした場合に、重要な役割をする細胞です。肥満細胞による炎症がアレルギー鼻炎などの原因となります。
肥満細胞腫は皮膚のほか、肝臓や脾臓などの臓器で起こることもあり、ひどくなると転移することもあります。
肥満細胞腫は見た目がイボのように見えるもの、柔らかいしこりのようなもの、赤く腫れていて皮膚炎のように見えるものなど、さまざまな症状があります。
下半身にできると進行しやすいと言われる厄介ながんです。柔らかいしこりのような状態の場合は、脂肪腫との見分けが難しいです。
肥満細胞腫の治療は手術での摘出です。手術で十分に周りの組織から切り取ります。転移がある場合などは、放射線治療や抗がん剤などの投与で治療していきます。
- 脂肪肉腫
脂肪肉腫も悪性腫瘍、がんのひとつです。高齢の犬に多く発生して、胴体や足の皮膚の表面がしこりになったり、体内にできたりする場合もあります。
これも痛みがありませんが、大きくなると、臓器を圧迫してさまざまな症状がでてきます。
- 扁平上皮がん
扁平上皮細胞ががんになるもので、体のどこにでもできます。口腔内、爪の付け根、鼻の先端、耳などにできることが多いです。
脂肪肉腫、線維肉腫、血管周皮腫、神経鞘腫などの腫瘍は「軟部組織肉腫」と言われています。しこりが出来て発見される、高齢犬に多く発症するがんのグループということです。
脂肪肉腫などは、腫瘍の皮膚の深いところにまで進む場合が多く、十分に手術で切り取らないと、再発率が高くなる腫瘍です。
手術で摘出しても腫瘍の細胞が残ってしまった場合は、放射線治療や再び手術をしたりする場合もあります。
- 悪性リンパ腫
リンパにがんが出来るもので、血液のがんの一種です。リンパは体の免疫機能をつかさどるので、血液の流れとともに、全身に広がってしまいます。
あご、胸、わきの下、脚の付け根などのリンパ節にしこりができることが多いです。リンパ節のしこりに、気を付けてあげましょう。
悪性リンパ腫の場合、このほかに食欲不振や下痢、体重の激減などの症状もでます。
このほかに、肛門周囲腺腫、悪性黒色腫(メラノーマ)、腺がんなどがあります。
がんなどの悪性腫瘍ができやすい犬種があるのでしょうか?がんにかかりやすい犬種とは言えませんが、高齢になるほどかかりやすいです。
体力や免疫力が低下することで発症しやすいと言われています。
乳腺腫瘍はメス犬の方がかかりやすいようです。肛門周囲腺腫は去勢をしていないオス犬がかかりやすいと言われています。
皮膚がんは白い毛の色の犬が、紫外線の影響を受けやすくかかりやすいようです。
脂肪腫は必ず手術しなくてはならないの?
脂肪腫はそのままにしておいて、自然に治ることはありません。必ずしも手術をしなくてはいけないわけではありません。
薬で小さくすることができませんので、脂肪腫を小さくする、取るのは手術だけとなります。
脂肪腫が大きくなって、周囲の臓器を圧迫している、生活が不便そう、運動機能が低下してしまうという場合には手術で摘出します。
腫瘍が大きくて、飼い主さんも管理しづらい、目障りで可哀そうな場合や、内股などにできて、愛犬が歩きにくそうにしていたら、体にかかる負担も大きいです。このような場合は手術で取ってあげましょう。
脂肪腫が胸腔内や腹腔内などで大きくなった場合も手術で摘出します。
お腹の中の脂肪腫は、何らかの症状がでてから気づくことが多いので、症状を改善するために手術で取り除くことがいいですね。
また、脂肪腫を検査して、良性か悪性かによっても違います。
良性と思われていても、急に大きくなってきた、赤みがでている、しこりが硬いとなったら、獣医師に相談しましょう。
手術しなくても小さくなる?
脂肪腫はそのままにしておいて、自然に治ったり、小さくなったりすることはありません。塗る薬、飲み薬で治療すれば小さくするということもありません。
やはり小さくする、切除するのは、外科手術のみとなります。
手術にはどれくらいの費用がかかるの?
脂肪腫の摘出手術料はいくらかかるのでしょうか?診療料金は動物病院によって異なりますが、皮膚の表面にできた脂肪腫の外科手術はおおよそ2万~4万円ほどです。
大きな腫瘍と小さな腫瘍では手術料は異なります。病理組織検査が必要な場合はプラス1万円ほどかかります。
体表にできた脂肪腫なのか、筋肉などの体内にできた脂肪腫なのかによって、手術費用も違います。
いずれも手術費用については、かかりつけの動物病院で、事前に見積もり金額を出してもらい、金額についても話を聞いておくことがいいですね。
どれくらいの期間入院しなくてはならないの?
体表の脂肪腫の手術をした場合は、日帰りで帰ることができ、入院の必要がないことが多いです。筋肉内にできた脂肪腫の除去手術となると、入院が必要です。
どこに脂肪腫ができているのか、大きさはどのくらいか、手術時の出血量などによっても入院日数は異なります。
場合によっては1週間以上の入院が必要になるケースもあります。手術が決まったら、手術料などの金額と同様に、入院日数についても聞いておきましょう。入院日数によっても入院費が変わります。
脂肪腫の手術はどういうものかを、よく獣医師から聞いておきましょう。
腫瘍の細胞検査のほかに、麻酔に耐えられるかという検査など手術には準備も必要です。
手術当日は自宅に連れて帰れても、消毒や抜糸などで通院をしなくていけませんね。
3.他のしこりと脂肪腫との見分け方
脂肪腫なのか、何か悪い病気によるしこりなのかの見分け方も大切です。
まずは、脂肪腫があるかどうか、飼い主さんが愛犬と過ごす時に、ボディチェックをして早期発見に努めましょう。
脂肪腫があるかどうかは、触ればわかります。
ブラッシングや愛犬と遊ぶときに、全身を触って、しこりがないか、少し変わった皮膚や膨れがないかをみてあげましょう。
わきの下、脚の付け根などのリンパ節、口の中の腫れも忘れないようにしたいですね。
脂肪腫が見つかった場合、やわらかさを見てみます。やわらかいからといって、「大丈夫、これは脂肪腫だ」と決めつけるのは危険です。
素人判断で、疑ったり、安心したりしてはいけませんね。後悔しないためにも、動物病院で細胞検査を受けることをおすすめします。
動物病院では脂肪腫のできた場所から、組織を少し吸引して、顕微鏡で脂肪滴が見られるかという検査で確認します。
すぐに結果がわかります。「良性脂肪腫」「悪性脂肪肉腫」なのかを確認してもらいましょう。
手術後は完治するの?
脂肪腫の治療法は手術です。しこりの部分を切除してしまうことで、完治します。しかし個体によって再発することもあります。
脂肪腫が変化するのは、別の病気である可能性があります。しこりの変化に気づいたら、早めに動物病院を受診しましょう。
脂肪腫には痛みなどの症状がないので、犬の行動だけではわかりません。
愛犬が患部を頻繁になめるなどの行動があった場合は、かなり大きくなっている場合があります。
愛犬の健康のために、飼い主さんがしっかりと健康管理をしていきましょう。
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4.脂肪腫に効果があると言われているサプリメント
脂肪腫がある愛犬のために、または、脂肪腫の手術をした愛犬の再発を防ぐためには、ふだんの食事を見直すことが大切です。
ドッグフードも安全な食材を使った、添加物が少ない食事にしてあげましょう。
飼い主さんの手作りごはん、トップングで内容を充実させてあげるのもいいですね。
飲み水も自分たちが飲んでいる安全で清潔な飲料水にしましょう。
硬水は尿結石を引き起こすことがありますので、ワンちゃんの飲み水は軟水を与えてあげましょう。
脂肪腫の再発や、愛犬の健康維持のためにサプリメントもいろいろでています。
いずれも、犬、猫用で脂肪腫や皮膚病、アレルギーなどの症状に役立つサプリメントです。
- ビガープラスfor Dogs(製造販売 株式会社ハピナル)
ビガープラスは、人間が食べても安全な素材でつくられている犬専用のサプリメントです。
犬の病気に合わせてさまざまな商品があります。なかでも「ビガープラスプレミアムアルファ」は、免疫力をサポートするサプリメントです。
プロポリスやアガリクスを主成分としています。がんの発生の予防、皮膚病、アレルギーなどに効果があります。通常価格は粉末100g入り18360円(税込)です。
高齢でしこりの除去手術ができない14歳の愛犬のために、ビガープラスプレミアムアルファを毎日スプーンに2杯、フードに混ぜて与えている飼い主さんからは「ビガープラスは、お値段も決して安くはないですが、免疫力を高めてくれる効果もあり、元気でいる愛犬を見ていると、出会えてよかったと心から思える品です」という口コミがありました。
ビガープラスプレミアムアルファを3本飲み続けたところ、しこりが大きくならないばかりか、食欲も出て元気なったそうです。
- キングアガリクス100ペット用(製造は東栄新薬株式会社)
ブラジル原産のキングアガリクスのみ100%原料にしたサプリメントです。
皮膚や毛並み、シニア犬の体力不足など、さまざまな症状に対応しています。
錠剤なので、そのまま飲ませるか、食事に混ぜて与えます。通常価格は30粒入り6480円(税込み)です。
17歳の高齢犬で脂肪腫の手術ができない愛犬に「キングアガリクス100」を食事に混ぜて飲ませている飼い主さんから「脂肪腫が大きくなって、表面の毛も抜けてしまって本当に心配です。でもこれ以上大きくならないように飲ませ続けていて、元気でいます」という口コミがありました。
毛並みが悪い5歳のポメラニアンにキングアガリクス100を飲ませた結果、2カ月後「毛並がよくなり、黒ずんでいた地肌の色もきれいに戻りました」という口コミなど、皮膚や毛並みにもよいサプリメントです。
- アガペットゴールド(販売はハイライフジャパン)
茸の菌糸体であるβ‐Dグルカン含有菌糸体を主成分とした無添加、天然素材のサプリメントです。がんや腫瘍、アレルギー、皮膚病などに対応しています。
食事や飲み物と混ぜて飲ませますが、無味無臭の液体で飲ませやすく、液体のため優れた吸収力、浸透力があります。通常価格は300mlで15540円です。
12歳の愛犬に、脂肪腫ができて困っている飼い主さんが、体質改善をしてあげたいと「アガペットゴールド」を4カ月ほど与えました。「皮膚の盛り上がりや、脂肪腫は増えなくなりました。これでいいのかなあと思っています」という口コミがありました。
このほかにもサプリメントはいろいろなタイプのものが販売されています。愛犬の症状に合ったものを選びたいですね。
5.まとめ
犬の体にコブのようにできるしこりは、脂肪腫である場合があることを紹介しました。
脂肪腫は体のあらゆる部分にできる可能性があり、一度なると治りません。
ゆっくりと時間をかけて大きくなりますが、ワンちゃんに痛みなどはありません。
脂肪腫は高齢犬に多くみられ、脂肪腫はそのまま経過観察することが多く、手術の必要はありません。
でも、脂肪腫ができた場所や大きさによって、手術で切除が必要な場合があります。
脂肪腫が怖いのは、悪性の腫瘍と見分けがつきにくいことです。
悪性の腫瘍にもさまざまな病気があり、早期発見が望まれ、すぐに治療が必要です。
脂肪腫は触っただけでは、良性か悪性かはわかりません。しこりを見つけたら、すぐに動物病院で診断してもらいましょう。
脂肪腫を手術で切除した場合も、再発することが考えられます。
シニア犬に多い脂肪腫ですので、サプリメントなどで栄養を補ってあげるのもいいですね。
早期発見のためにも、毎日、愛犬とのスキンシップで、健康を守っていきましょう。
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