今、犬を飼いたい!と思っているけれど、わからないことだらけで困っていませんか?
子供が飼いたがっているけれどどんな犬がいいか、お金はどのくらいかかるのか、子犬のしつけはできるか、など疑問や不安がたくさん出てきますよね。
でもちゃんと環境を整え、準備をして迎えれば、犬は大切な友人となり、家族の一員になりますよ。
そこで今回は、たくさんの犬の飼い主さんがたどってきた飼う前の準備や心構え、犬の迎え方をご紹介します。
さらに犬の飼育にかかる費用についても調べました。生活環境によって向いている犬種や子犬のしつけも詳しくご紹介します。参考になりそうな犬の飼育本もご紹介します。
犬を飼うのには大変なこともありますが、このページを読んで確認や準備をしていきましょう!
犬との楽しい生活はもうすぐそこにありますよ。
目次
1.犬を飼う前に絶対に考えるべき3つのこと
1.1.本当に犬を飼える環境なのか
1.2.犬を飼うためにかかる費用
1.3.どうして犬を飼いたいと思ったのか
3.生活環境ごとに違う おすすめの犬種と飼い方
3.1.一人暮らし
3.2.マンション
3.3.家族で室内飼い
3.4.家族で屋外飼い
5.おすすめ犬の飼い方本5選!
5.1.カリスマドッグトレーナーの飼い方本
5.2.子犬のしつけが詳しい
5.3.遊びからトレーニング
5.4.科学的根拠に基づいたしつけ本
5.5.犬のボディランゲージを知る
1.犬を飼う前に絶対に考えるべき3つのこと
かわいいわんちゃんを飼って楽しく散歩したり、一緒に遊んだりしたい!その前に絶対考えなくてはいけないことが3つあります。
犬も飼い主さんも幸せになれるようによく考えてから犬を飼いましょう!
衝動的にかわいいからと飼うと、後々困った問題が起こる可能性が高くなります。
家族で飼う方は、ご家族でもよく話し合うことが大切です。
1.1.本当に犬を飼える環境なのか
犬を飼うには、環境が飼育に適していることがまず大切です。
犬を本当に飼える環境でしょうか。集合住宅でペット飼育不可ではありませんか?飼育不可では残念ながら飼うことができません。
内緒で買ってもわかってしまうのではないかと飼い主さんのストレスが溜まりますし、犬ものびのびと過ごすことができません。
転勤が多く引越しが多いご家庭も、今は大丈夫でも転勤先でペット可の住宅を確保できるかどうかの保証はありません。慎重に考える必要があります。
また犬が過ごすスペースが確保できていないと、犬も飼い主さんもくつろぐことができずしつけもままなりません。
家族に犬がどうしてもダメな人がいませんか?嫌いなのに犬がいるとストレスがかかってしまいますよね。嫌われてしまう犬も可愛そうです。
また動物の毛にアレルギーがあるご家族がいる場合も飼うことは困難です。
家族が不在がちで、犬が一匹で過ごす時間があまりにも多いご家庭も慎重に考えましょう。
不在の時に寂しさから吠えたり、家の中を荒らしたりする可能性が高くなります。
犬を飼うのに適した環境は
- 一戸建て、またはペット飼育可の集合住宅であること。
- 転勤の予定がないこと、あっても犬を飼い続けられること。
- 犬の過ごすスペースが確保できること。
- 必ず毎日散歩などの世話を欠かさずできること。
- 家族に犬嫌いやアレルギーの人がいないこと。
- 家族全員が犬を飼うことに賛成していること。
- 長くて10年以上は寿命のある犬を生涯大切に飼い続けられること
が挙げられます。
1.2.犬を飼うためにかかる費用
犬を飼うには費用もかかります。例えば毎日の餌代はもちろんのこと、予防注射代、診察代もかかりますし犬にまつわる小物にも費用がかかります。
では犬を飼うためにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
大型犬か小型犬かでも多少は変わり、かかる動物病院によっても変わりますが大まかな金額を調べてみました。
まずは犬を迎えた時の初期費用からみてみます。
- 犬の登録代(一度登録すればあとはかかりません) 3,000円
- ケージや首輪など犬の環境を整える費用 約30,000円
- ワクチン代(初めての) 約70,00円
犬をペットショップなどで買うと約100,000円から150,000円(犬種にもよります)。
犬の料金も含めると初期費用140,000円から190,000円はかかることになります。
犬に繁殖をさせない場合去勢や避妊手術をします。
その費用はオスとメス、大きさや病院によって異なりますが平均的な費用は。
- 避妊や去勢手術をすると、オスで約20,000円から30,000円(入院なし)、メスで約30,000円から50,000円(入院あり)です。
その後は毎日の食事代や、シャンプー代、犬によってはトリミング代なども必要になります。またそして定期的な予防注射やフィラリア予防の薬代もかかります。
- 餌・おやつ代(犬種や大きさによっても変わります)月に約5,000円が平均的のようです。年に約60,000円となります。
- シャンプー・トリミング代(トリミングが必要な犬)犬種や体重、毛の長さでも変わりますが5,000円くらいが多いようです。
- ペットシーツや歯磨きなど犬のケア用品は毎月2,000円くらいです。
これらを月で考えると、12.000円くらいが犬に必要な費用となります。
そしてさらに毎年犬の健康維持や感染予防のために予防注射やフィラリア予防薬が必要となります。
- 予防注射代:狂犬病3.500円・予防接種ワクチン約8.000円(ワクチンは病院によって異なります)
- フィラリア予防薬代
小型犬 約4,000円〜 7,000円
中型犬 約5,000円〜10,000円
大型犬 約6,000円〜12,000円
フィラリア予防薬は、フィラリアの感染源である蚊がいる時期に毎月服用させるので5月から11月くらいまで必要になります。
犬の大きさや、病院、薬の種類によっても費用はかわります。
年にすると少なくとも小型犬で約30,000円、中型犬で約35,000円、大型犬では42,000円はかかることになります。
予防接種などの年間費用を合計すると小型犬で少なくとも約40,000円、大型犬でも約50,000円以上かかることがわかります。
これに毎月かかる餌などの費用12,000円×12か月=144,000円を足すと年間約200,000円となります。
途中で首輪やリードを買い替える必要もありますし、途中で病気や怪我をした場合の診察費用もかかります。
これらの費用を年間で50,000円として、合計約250,000円となります。
犬の寿命を12歳と考えて計算すると、犬にかかる生涯費用は300万円近くになります。
もちろん、犬によってはもっと少ない場合もありますしもっとかかる場合もありますが、このくらいはかかるかも、ということを知っておいてください。
1.3.どうして犬を飼いたいと思ったのか
犬を飼いたいと思った理由は何でしょうか。
誰かが飼っていたからとかCMにかわいい犬が出ていて欲しいと思ったという安易な考えは、犬にとっても飼い主さんにとってもよくない考えです。
飼い始めたら思ったより大きくなって飼えない、などの不幸な出来事も起こりがちです。
まず犬を飼うなら生涯飼うという覚悟がないと飼えません。
なぜなら犬は家族であり、友人でもあり飼い主さんは犬の一生に責任を持たなくてはならないからです。
生涯飼うとなると大体12年は一緒にいることになります。
飼い主さんの環境がこの間に変わることは十分考えられますが、それでも責任を持って飼うことが必要です。
お金もかかりますし、毎日の散歩も欠かせません。こういったことを十分に考えてから飼うことが大切です。
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2.犬のお迎えの仕方
様々な問題はクリアして晴れて犬を迎えられることになったら犬のお迎えの仕方を確認しておきましょう!
犬はどこから迎えますか?ペットショップでしょうか?ブリーダー?保護された犬を引き取るということもありますよね。
「ペットショップで購入する」
ペットショップで購入するには以下のことに気をつけましょう!
- 清潔なペットショップであること。」
- 生後56日以内の子犬を売っていない(2013年9月1日から『動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律(改正動物愛護管理法)』によって生後56日を経過していない子犬は販売または販売のための引渡し・展示は禁止されています)
- 売られている動物たちが元気であること。
- 「動物取扱業者」の標識が店内にちゃんと掲示されていること。
- ワクチンを受けた証明があること、証明書をもらえること。
- 店員が動物のことに詳しく接客態度がきちんとしていること。
- 獣医師や動物病院と連携しているペットショップはアフターケアも行ってくれるのでおすすめです。
欲しい子犬は触らせてもらって健康状態(毛のつやはいいか、鼻水が出ていないか、よだれなどを流していないか、お尻は下痢などで汚れていないか)などをチェックしましょう!
「ブリーダーから購入する」
ブリーダーは犬を交配、出産、繁殖を手がけて、流通をさせます。
ペットショップを通さないため、ペットショップで購入するよりは安く購入できます。
また兄弟犬や親の情報も直接聞けるのが大きなメリットです。
ホームページなどで気に入ったブリーダーを探してみましょう。
注意点は以下の通りです。
- 動物取扱業の登録がされていること。
- 生後56日以内の子犬を販売していないこと。
- 犬舎を見学させてくれて子犬を直接見せてくれること。親も見せてもらえる方がいいです。
- 血統書を発行してくれること。
- ワクチンを受けた証明があり、証明書をもらえること。ワクチン代が子犬の代金に含まれているかも確認します。
- 子犬の引渡し方法や輸送費について確認すること。
- 生体保証をきちんとしてくれること。
などが挙げられます。納得いくまできちんと説明してくれるブリーダーを選ぶことが大切ですよ。
「保健所や動物愛護センターから引き取る」
お金を出して購入しなくても、保健所から犬を引き取るという方法があります。
飼い主がいない不幸な犬がたくさんいます。
注意点は以下の通りです。
- 子犬より成犬が多い可能性があること(成犬の場合はある程度の大きさや性格がわかっているというメリットがあります)
- 譲渡先は20歳以上60歳以下など年齢制限がある自治体もあること。
- 万が一飼育できなかった場合に備え、代わりに飼育してくれる人の誓約書が必要である場合があること
- 必ずしも血統書付きの犬をもらえるかはわからないこと。雑種が多いこと。
- 隠れた疾患があるかもしれないこと
- 虐待を受けていた可能性もあること
などが挙げられます。
それでも愛情を持って飼うことで幸せに暮らしている犬や飼い主さんはたくさんいます。
譲渡の流れは大体以下のような流れになっています。
「譲渡会のお知らせ」が自治体で告示されます。またはHPで犬を公開しているところもあります。
定期的に譲渡会を行っているところもあるので、自治体のHPをチェックしておきましょう。
また譲渡講習会を行っているところもあり、これを受けることが譲渡会に参加の条件である自治体もあります。
気にいった犬がいたら面会します。飼い主さんのライフスタイル、環境を確認されます。合わないと判断されたら断られることもあります。
面会の日にすぐ連れて帰るのではなく、後日引き取ることが多いです。
自治体だけではなく動物愛護団体でも引き取り手を探していることがあります。
この場合は問い合わせたら、ワクチンの有無や病気の有無などをしっかり確認する必要があります。
よく犬を触らせてもらって、元気があるか、よく懐くかなどをチェックします。
2.1.犬を選ぶときの注意点
見た目がかわいいから、小さい犬が好きだから、ペットショップにかわいい犬がいたからなどの理由だけで犬を選ぶのは危険です。
見た目だけで選ぶとライフスタイルに合わず飼うのが苦痛になってしまうかもしれません。
犬を選ぶときの注意点やポイント
- 家族構成:一人暮らしか、家族がいるかなどでも変わってきます。小さなお子さんがいる場合は、子供が騒いでも動じないような穏やかな犬種を選びたいですね。
- 家の環境:マンションか、一戸建てかによって向いている犬は異なります。また家の中で犬を飼うのか、外で飼うのかによっても選ぶ犬は異なります。
- 周りの環境:都会の公園などがあまりない場所か、広々とした犬も散歩できる公園があるか、ドッグランが近くにあるか、など環境もポイントです。
- また住宅が密集している、集合住宅である場合は一層鳴き声に注意が必要になります。あまり甲高い声で鳴かない犬種や、比較的おとなしい犬種を選びます。(個体差があるので、必ずしも大人しくない場合もあります)
3.生活環境ごとに違う おすすめの犬種と飼い方
飼い主さんの生活環境によって、おすすめの犬種と飼い方が異なります。
なるべく自分のライフスタイルや生活環境に合っている犬を選ぶ方が、犬も飼い主さんもストレスが少なく暮らすことができますよ。
4つのバターンをあげておすすめの犬種や飼い方をご紹介します。
3.1.一人暮らし
一人暮らしの方も犬と楽しく暮らすことができます。
一人暮らしだと、自宅でお仕事をしている方を除けば犬が留守番する場面が多くなります。
留守番も平気などちらかというと独立心のある犬種がおすすめです。
また散歩をする時間もたくさん取れないのでそれほど長時間の散歩を必要としない犬が向いています。
一人暮らしの室内なので、小さめの犬が向いています。小さいと一緒に出かける移動も楽です。
留守番が多くなるので、落ち着くケージやサークルを用意してあげましょう。
またケージやサークルにはトイレも置いてあげると留守番の時も安心です。
夏や冬の室内の温度には気を配り、冷房や暖房、犬用マットなどで調節することが大切です。
これらのことを考えると、おすすめの犬種はチワワやトイプードル、シー・ズー、ヨークシャーテリアなどの小型犬が飼いやすいでしょう。
比較的おとなしく声も小さいので一人暮らしの方に向いています。
3.2.マンション
マンションではペット飼育に関する細かい規則があることが多いです。まずはその規則を確認します。
マンション内は抱っこして移動する、◯kg以下という決まりがある時は小さめの犬が選びます。
共有部分を汚さないためにも抜け毛の少ない犬種を選ぶと安心です。
マンションの場合も犬が落ち着けるケージやサークルを用意して、そこで寝るようにしておくとしつけがしやすくなります。
マンションも温度調節が大事です。夏は冷房や犬用の冷却マット、冬はエアコンや犬用のホットカーペットなどで調節します。
抜け毛の少ない犬は、寒がりのことが多いので気をつけてあげてくださいね。
また、廊下やリビングのフローリングで足を滑らせて痛めてしまうことがあるので、滑らないカーペットを敷いておくと安心です。
向いている犬種は小型犬だと抜け毛の少ないトイプードル、マルチーズ、シー・ズー、パピヨン、フレンチブルドッグ、ヨークシャーテリア、パグなどがおすすめです。
チワワは種類によっては抜け毛が多くなりますが小さめなので手入れもしやすいので、向いています。
3.3.家族で室内飼い
家族がいて一戸建てでの飼育で考えてみます。
この場合は比較的犬種選びに幅があります。家族で子供がいる場合は、子供の性格も考慮に入れましょう。
子供も大きくなって落ち着いてくるとはいえ、あまりに元気が良すぎて犬を追いかけ回すようなタイプだと、臆病な犬にはストレスを与えてしまいます。
一戸建ての場合も犬の寝床にもなり落ち着ける場所でもある、ケージやサークルを必ず用意します。
その中にペットシーツを敷いておきましょう。トイレも準備しておきます。
一戸建てでも、フローリングの部屋や廊下、階段がある場合は滑らないカーペットを敷き事故を防止しておきます。
また子供がいる場合は小さなおもちゃなどを犬も誤飲してしまう恐れがあります。こまめに片付けて、犬が誤って食べてしまわないようにします。
おすすめは大型犬だと比較的温厚で我慢強いゴールデン・レトリバーやラブラドールレトリバー、バーニーズマウンテンドッグなどが飼いやすい犬種と言えます。
中型犬では柴犬やコーギー、シェットランドシープドッグ、ボーダーコリーなどがおすすめです。
小型犬ではトイプードルが飼いやすいです。ヨークシャーテリアなどテリア系は狩猟犬だったので意外と気が強い面も持ち合わせています。
小さなお子さんがいる場合は犬の性格をしっかり見極める必要があります。
3.4.家族で屋外飼い
犬を飼うには、健康上のことや飼い主さんとのコミュニケーションの面でも基本室内をおすすめするのですが、事情でどうしても外で飼うお宅もあります。
その場合はしっかり環境を整えてあげます。
犬小屋は夏涼しく、冬は暖かい場所に設置します。中には敷物を敷いて横になった時体が痛くないようにします。
犬小屋は中で犬が立ち上がれる高さのものを選びます。鎖で係留する場合は、短すぎないように余裕を持って係留します。
また水はこまめに取り替えて、残した餌はすぐに片付けるなど清潔にしておきます。
庭に池や水たまりがあると、蚊が発生しやすくなります。水たまりは埋める、池にはボウフラを食べるメダカなどを入れて蚊が発生しないよう対策を施しておきます。
普段から蚊に刺されないように犬用の蚊取り線香を使い必ずフィラリアの予防をします。
係留していても庭で遊んでいて怪我のないように危険なものは片付けます。
鎖が万が一取れてしまった時のことを考えて、勝手に出て行かないように門や柵を確認しておきます。
また犬にとって毒になるアザレアや桔梗、ユリ科の植物は植えないでおきます。
外で飼うのに向いている犬種は日本の風土にもともと適している柴犬、秋田犬、甲斐犬など日本犬がおすすめです。
また洋犬ではコーギーやシェットランドシープドッグが外飼いに対応できます。
抜け毛のないシングルコート(被毛が一重構造の犬)は寒さに弱く外飼いは向いていません。
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4.失敗しないしつけのやり方
犬が家に来たら必ずやらなければならないのはしつけです。
失敗しないしつけのやり方をご紹介します。
社会化のしつけ、トイレのしつけは根気よく優しく行います。
そうすることで犬と人が仲良く暮らせますし、トイレを覚えれば、悪天候など散歩に行けない状態があっても家で排泄することができます。
社会化のトレーニング
子犬の社会化の時期は4週齢から13週齢と言われています。
子犬が家に来て落ち着いてきたら少しずつ外の世界に慣れさせます。
まだ予防注射もしていない時期はむやみに外を歩かせるのは危険なので、玄関に連れていく、庭にちょっと出す程度にし徐々に慣れさせます。
この時びっくりさせないように気をつけます。
また注射が済んでいない間は他の犬とは遊ばせないようにします。
注射が済んだら外の世界を少しずつ見せていきます。
また家に人を呼んで子犬に優しく触れたり名前を呼んだりして遊んでもらいます。
最初は1人か2人にして慣れてきたら少しずつ増やしていきます。
足の裏を少しずつ水で濡らしたりに普段触れない感覚のものを当てたりと刺激をしてあげると、外に出た時にマンホールなどで驚かず歩くことができます。
怖がらずにできたら毎回必ず褒めてあげましょう。
動物病院などで開催される子犬の学校などに連れて行くのもとてもいい方法です。
動物病院に慣れておくといざという時必要以上に怯えなくて済むという利点もあります。
手や家具や人の靴をかじるなどの甘噛みが出てきたら、「あっ」と声を出し噛むのをやめたら褒めるという訓練をします。
噛んでもいい犬用のおもちゃを用意して一緒に遊びましょう!
また誤飲の原因となるので小さなものや食べ物は片付けておきます。
子犬は好奇心旺盛なので何でも口にしてしまいます。かじられては困るものは片付けておきましょう。
吠えて要求を通そうとすることもあります。耐えかねて要求に応えてしまうと、吠えればいいことがあると間違った学習をしてしまいます。
吠えて要求を通そうとするときは無視をします。
例えばおやつが欲しくて吠えていたら無視をし、吠えるのをやめたら褒めておやつをあげる、などのメリハリをつけます。
トイレトレーニング
外でするからいい、と思わず必ずトイレトレーニングも行います。
悪天候で散歩が出来ない時、飼い主さんの具合が悪い時などに備えて室内でトイレができるようにしておきます。
よくおすすめされているトイレトレーニング方法をご紹介します。
大切なのはなかなかうまくいかなくても決して怒らずに、根気よく優しく教えることです。
子犬のケージかサークルに寝床を作ったら、寝床以外のところにペットシーツを敷きつめておきます。
遊ぶ時以外はケージかサークルに子犬を入れます。するとペットシーツの上で排泄をします。
ご飯の後や起きた直後がトイレをすることが多いので、タイミングも見ておきます。
しばらくは横について見ておくと排泄を見逃さないので、なるべく見ておくことをおすすめします。
寝床ですることもありますが絶対叱らず、そして寝床の尿の臭いは取り除いておきます。
シーツの上でするのを見かけたら思い切り褒めます。
だんだん子犬も位置が決まってくるので、排泄をしなくなったシーツを徐々に取り除いていきます。
すると最終的には一か所でトイレをするようになります。
ケージかサークルの中ですることを覚えると、留守番中も安心です。
5.おすすめ犬の飼い方本5選!
おすすめの犬の飼い方本をご紹介します。
犬を迎える前から読むと飼うイメージも湧き対策も考えられますし、飼っている間も様々なことを確認できます。
5.1.カリスマドッグトレーナーの飼い方本
「ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55」
シーザー・ミラン著, ナショナル ジオグラフィック (編集) 日経ナショナルジオグラフィック社
カリスマドッグトレーナーが書いた犬の生態や行動、そして人間の環境の変化にまで言及した本。これから飼う人にも買っている人にも参考になります。
ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55:Amazon
5.2.子犬のしつけが詳しい
「ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック: 子犬の気質を読みながら、犬の語学と社会化を適切に学ばせる (犬の行動シミュレーションガイド) (犬の行動シミュレーション・ガイド)」
ヴィベケ リーセ (著), 藤田 りか子 (編集), 誠文堂新光社
子犬のしつけを詳しく知り、そしてしっかりやりたい方におすすめです。著者はデンマークで動物行動のクリニック、トレーニングを行っています。
ドッグ・トレーナーに必要な「子犬レッスン」テクニック:Amazon
5.3.遊びからトレーニング
「「犬と遊ぶ」 レッスン テクニック: 見落としがちな「犬との遊び」は最大のトレーニング法だった! (世界のドッグスペシャリスト)」
イェシカ・オーベリー (著), 藤田 りか子 (編集, 写真) 誠文堂新光社
犬と遊ぶことで問題行動を治し、犬との関係を見直していく本です。ちょっと困ったことがあるときに読みたい本です。
「犬と遊ぶ」 レッスン テクニック: 見落としがちな「犬との遊び」は最大のトレーニング法だった! (世界のドッグスペシャリスト):Amazon
5.4.科学的根拠に基づいたしつけ本
「うまくいくイヌのしつけの科学 (サイエンス・アイ新書) 」
西川 文二 (著) SBクリエイティブ
科学的な根拠に基づいた犬のしつけ方法が書かれていています。著者は「いぬのきもち」など愛犬専門誌を監修しています。ほめてしつけるスタイルは参考になります。
うまくいくイヌのしつけの科学 学習心理学、脳科学、行動学から考える正しいイヌとのふれあい方 :Amazon
5.5.犬のボディランゲージを知る
「ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド」
ヴィベケ・S. リーセ (著), 藤田 りか子 (編集, 写真) 誠文堂新光社
写真が豊富なので犬のボディランゲージがわかりやすい本です。ドッグトレーナー向けの本ですが飼い主さんが読んでも参考になります。
ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック: 犬の行動シミュレーション・ガイド:
Amazon
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6.まとめ
犬を飼うにはたくさんの準備や心構えが必要です。またどこから犬を迎えるかもしっかり考える必要があります。
そういったことを乗り越えて、犬を迎えた時の喜びは何物にも代えがたいものです。
犬が家に来てからもたくさんの大変なことがありますが、それを忘れさせてくれるくらい、犬はたくさんの幸せを運んでくれます。
犬の一生に寄り添い、犬と共に生きて素晴らしい毎日を送ってくださいね。
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