愛犬がよくしゃっくりをしているけれどこれって病気なの?なかなか止まらないけれど大丈夫?なんて心配になったことはありませんか?
とくに夜しゃっくりが止まらずそわそわしている姿をみると、こちらも心配でなかなかな眠れなくなってしまいますよね。
実は犬のしゃくりにはメカニズムがあり心配しなくてもいいしゃっくりと病気が潜んでいるかもしれないしゃっくりがあります。
そこで今回は、多くの飼い主さんが実践しているしゃっくりの止め方や、しゃっくりの陰に潜む病気をご紹介します。
このページを読むことで病気をいち早く見つけ、早くに治療を行うことで病気と上手に付き合いながら愛犬との快適な生活が送れるようになりますよ。
目次
1.しゃっくりはなぜ起こるの?
1.1.しゃっくりのメカニズム
1.2.よくある心配のないしゃっくり
2.要注意!しゃっくりの陰にひそむ病気かも
2.1.消化器系の病気
2.2.呼吸器系の病気
2.3.循環器系の病気
2.4.脳の病気
3.効果絶大!?今すぐできるしゃっくりの止め方
3.1.止め方1~犬も人間と同じ!水を飲ませてみよう
3.2.止め方2~犬にも効果あり?!驚かしてみよう
3.3.止め方3~しゃっくりも吹き飛ぶおやつ作戦
3.4.止め方4~運動をして呼吸を整えてみよう
1.しゃっくりはなぜ起こるの?
しゃっくりは急に起こります。犬がしゃっくりしていたらなかなか止まらないので心配してしまうことありませんか?
自分の意思に反して自然に起こるものなので犬自身も何だかそわそわしていたり、何度も起こると何かの病気なんではないかと思うこともありますよね。
ここではしゃっくりはなぜ引き起こされるのか、しゃっくりのメカニズムや心配しなくて大丈夫なしゃっくりの種類などご紹介します。
1.1.しゃっくりのメカニズム
犬のしゃっくりと人間のしゃっくりは同じで、胸部と腹部の間に位置する横隔膜のけいれんが原因で引き起こされます。
子犬では横隔膜の使い方が未熟なため良くしゃっくりをします。
犬のしゃっくりは胸がびくっとしたり、息を瞬間的に吸うような様子をします。人間のしゃっくりとほとんど変わりません。
しゃっくりは体内にたまった空気やガスなどを体外に排泄する効果もあり、食事のスピードが速かったり、食事量があっていない、ストレス、呼吸器関係の病気などが原因としてあげられます。
ほとんどの場合は心配ないケースが多いですが、中には病気が隠れていることもあります。すぐに収まる程度のしゃっくりでしたら様子を見ても問題ありません。
しかし、長時間治まらないしゃっくり、咳やくしゃみなどを伴う場合は呼吸器関係の疾患が疑われますので動物病院を受診をしましょう。
他にも嘔吐などの症状が出ている場合は動物病院を受診し、しゃっくりの話をしてみるのもいいでしょう。
子犬のしゃっくりはほとんどが問題ないことが多いですが、心配な場合は動物病院を受診し、獣医師と相談してみましょう。
1.2.よくある心配のないしゃっくり
よくある心配のないしゃっくりの種類をご紹介します。
食後に出るしゃっくりに関しては食事のスピードをよく見てみましょう。早く食べてしまうと空気も余分に吸い込むためしゃっくりをすることがあります。
食事のスピードが速いのであれば、もう少しゆっくり食べさせてあげる方法をとりましょう。食事容器をでこぼこのものに変えると食事スピードを遅くすることができるので試してみるのもいいでしょう。
他には食事しているときに定期的に「待て」と指示するなどの方法もあります。
早食いはしゃっくりが引き起こされるほかにも肥満につながったり、のどに詰まらせてしまったり、早食いになることで消化不良を引き起こし、最悪の場合、胃捻転を起こすこともあります。
胃捻転は大型犬に多く、手術が必要となりすぐに病院を受診し処置を行わないとなくなるケースもある恐ろしい病気です。
早食いにはメリットはありませんので、早食いを防止するための方法を選択しましょう。
他にもしゃっくりの原因として食餌の量や固さあっていないことがあります。
早食いの原因にもなりますが、食事量が足りていない場合は一度の食事の時に急いで食べてしまったり、固さがその犬に合っていないと早食いにつながります。
犬の今の体重と成長に、食事の量や硬さがあっているのか見極める必要があります。
もし、自分ではわからないのであれば一度動物病院で栄養相談をしてみるのも方法のひとつかもしれません。
しゃっくりは精神的不安などのストレスでも引き起こされます。新しく迎えた時や引っ越し、飼い主の生活スタイルが変わると犬にもストレスがかかります。
いつもよりたくさん声を掛けてあげたり、たくさんなでてあげたりコミュニケーションをたくさん取ってあげましょう。
散歩をいつもより多くしてあげたり、ドッグランなどに連れて行ってたくさん運動しストレス発散してあげるのも効果的です。
寒い季節になると引き起こされるしゃっくりもあります。原因は犬の低体温です。
冬場にあまりしゃっくりするようであれば、部屋の温度を調節してあげたり、洋服を着せてあげるなどの工夫をしてあげましょう。
犬用のヒーターなども販売されているので長時間のお出かけなどに使用してあげるのも方法の一つです。
しゃっくりは人間同様、ある程度の時間がたつと治まります。治まらないしゃっくりや他にも症状が出るようなしゃっくりは病気が潜んでいる場合があります。
何か気になる点があるようであれば獣医師に相談しましょう。
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2.要注意!しゃっくりの陰にひそむ病気かも
しゃっくりのメカニズムや心配ないしゃっくりなどをご紹介しました。
ここからは「注意してほしいしゃっくり」や、しゃっくりに潜む病気をご紹介します。
2.1.消化器系の病気
しゃっくりには消化器系の病気が潜んでいる場合があります。
腸内にガスが溜まってしまったり、腸内に内部寄生虫が感染している場合や胃捻転などの何かしらのトラブルがあるときにしゃっくりを起こします。
腸など犬の体の中に寄生する内部寄生虫は回虫、鈎虫、鞭虫、瓜実条虫などが存在します。
直接口に入れてしまったり、母犬が感染していたために胎盤感染したり、母乳を与えるときに乳汁感染してしまったり、中には皮膚から浸入し感染することもあります。
症状としては、元気や食欲がなくなったり、逆にたくさん食べているのにもかかわらず痩せてしまたり、嘔吐、下痢、血便などの消化器症状も現れます。
きちんと動物病院を受診し治療し、生活環境も清潔にしないとせっかく駆虫してもまた環境から再感染する可能性があります。
便から虫が出る場合もありますが、卵の状態で排泄されていることもあり、目には見えなくても便の中にたくさんの卵があり、虫が寄生していることもあります。
できるだけ早めに便を動物病院に持参し、糞便検査を行いましょう。
胃捻転という胃の病気の場合は、すぐに動物病院受診し、適切な処置を受ける必要があります。早急な対応が必要で、命にかかわる病気です。
胃捻転とは、食後や水を飲んだ後に激しい運動をすると、運動をしたことで胃が回転してしまう病気です。
両端がねじれてしまった状態のため、食事をしても嘔吐してしまい、非常に危険な状況になります。食後は運動させないようにしましょう。
2.2.呼吸器系の病気
喘息、肺炎、呼吸器に発生した腫瘍などの呼吸器系の病気が原因でしゃっくりを引き起こすことがあります。
症状として、頻繁にしゃっくりしていたり、長く続くことがあります。
喘息
犬の喘息は気管支(口から肺をつなぐ管)が突然収縮し、発作的な呼吸困難や咳などの症状が現れます。
喘息は一時的に気管支が収縮し、30分程度で元に戻ることが多く、気管支炎と同じような症状が現れます。
喘息の原因は寒い時期、煙草の煙、感染症、ストレス、運動など様々あります。
犬の喘息は「アレルギー性喘息」が多く、何らかのアレルゲンに反応して引き起こされています。
アレルゲンは犬により異なりますので、何に反応しているのかしっかり調べる必要があります。
治療法は今出ている症状に対して治療を行う対症療法を行います。気管支拡張剤や咳止めなどの薬を投薬します。
アレルギー性喘息の場合は反応してしまうアレルゲンを特定し、除去します。
こまめな掃除で生活環境の改善、食べ物は決まったものを与えるようにしたり、花粉などの空気中に含まれるものに反応してしまう場合は室内にそれらを入れないよう工夫が必要になります。
肺炎
犬の肺炎は肺が炎症し、肺が正常に働けなくなり呼吸困難に陥ります。肺は酸素を体の中に取り込み、二酸化炭素を体外に排出する働きをしています。
肺が正常に機能することで酸素を取り込めなくなり酸欠の状態になります。
肺炎の症状として、咳、吐き気、呼吸困難、元気・食欲の喪失、運動をしたがらなくなります。肺が炎症を起こしている状態なので発熱を引き起こすこともあります。
原因としてジステンパー、ケンネルコフなどのウイルスや、細菌感染、真菌などのカビ、フィラリア感染症、有毒ガス、誤嚥などです。
肺炎の治療法として今出ている症状に対して治療していく対症療法や、入院もしくは自宅で安静にすることが必要となります。
他の病気から肺炎になってしまった場合は肺炎の治療とともに基礎疾患に対しての治療が行われます。
肺炎は放置するとどんどん重症化し、命にかかわる病気です。できるだけ早く動物病院を受診し、治療を行いましょう。
呼吸器に発生した腫瘍など
呼吸器の癌(腫瘍)は鼻腔・副鼻腔の腫瘍、咽頭の腫瘍、気管・気管支の腫瘍に分けられ、鼻腔・副鼻腔の腫瘍は全腫瘍の約1~2%程度、咽頭、気管・気管支の腫瘍の発生率はさらに低いです。
肺に発生する腫瘍はほとんどが転移性の腫瘍だといわれています。
発生部位により症状は異なりますが、鼻腔・副鼻腔の腫瘍では膿や血が混じった鼻水、いびき、くしゃみ、顔面の変形、呼吸困難、喉頭の腫瘍では呼吸困難、食べ物が上手に食べれなくなります。
気管・気管支、肺の腫瘍では、咳、喀血、呼吸困難、チアノーゼなどです。
治療法は一般全身検査、血液検査、腫瘍の生検検査などを行い、腫瘍の種類を詳しく調べます。
その検査を行い、摘出手術や抗がん剤などの化学療法、放射線治療などを行っていきます。
体力がなく血液検査の状態もあまりよくない場合は今出ている症状に対して治療を行ったり、痛みを和らげて生活の質を上げる緩和療法などを行う場合もあります。
治療方針はかかりつけの獣医師としっかり相談して決めていきます。
2.3.循環器系の病気
心臓病、心臓肥大、心内膜炎などの循環器系の病気が原因でしゃっくりを引き起こすことがあります。
しゃっくりの最中に心臓の鼓動が早まっている場合は心臓の疾患が疑われます。
心臓病
犬の心臓病は「僧帽弁閉鎖不全症」、「肥大性心筋症」、「拡張型心筋症」、「狭心症」など様々な種類あります。
心臓病は老化が原因のこともありますが、遺伝であったり、先天性の心臓病もあります。
僧帽弁閉鎖不全症は小型犬に多く、キャバリア、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャテリアなどの堅守に多く見られます。とくにキャバリアは遺伝的に心臓の病気が多い犬種と言われています。
心臓病の主な症状は咳と痰がでる、夜から朝にかけて嘔吐、運動を嫌がる、もしくは少しの運動ですぐ呼吸が荒くなる、苦しそうにうずくまるなどです。
治療法としては心臓のどの病気かを特定し、その病気に合った薬を服用する薬物療法です。
心臓病では様々な種類の薬を一生飲み続ける必要があり、飼い主のサポートが必須となります。
ACE阻害薬(血管を広げ血圧を下げる薬。心臓の負担を軽減し心筋を保護します。)、利尿剤(尿を排泄し、体内の血液の量を減らし心臓の負担を軽減させます。)、強心薬(心臓のポンプの働きを助ける働きをします。)、血管拡張剤(血管を広げ、血圧を下げます。)、β遮断薬(心拍数を下げ、不整脈を落ち着かせる働きをします。)などのたくさんの薬を服用することもあります。
心臓の外科的治療法は一般的ではなく高額な治療費がかかります。基本的には薬物療法、食事療法などの治療を選択する飼い主がほとんどです。
心臓病の怖いところは目には見えず、生死にかかわる場所ということです。急に苦しみだして亡くなる、なんてこともあります。
愛犬が暮らす室温、気温の管理や運動・食事への配慮など愛犬の様子をしっかり見ていく必要があります。
心臓肥大
犬の心臓肥大は「僧帽弁閉鎖不全症」や「心筋症」などの心臓病から引き起こされます。心臓肥大とはその名前の通りに心臓が肥大(大きく)なることをいいます。
胸部には心臓のほかにも肺という臓器があり、心臓が大きくなることで肺を圧迫してしまいます。
症状として、咳、心臓肥大、運動を嫌がり、疲れやすくなる、喘息様症状、呼吸困難、急に意識を失い倒れることもあります。
治療法は心臓の負担を減らすための薬物療法、食事療法などです。肥満気味の犬に対しては適度な運動や食事管理が必要となります。
心内膜炎
犬の心内膜炎は心臓の内側を包み込んでいる心内膜が炎症を起こした状態のことです。
心内膜炎の症状は発熱、元気がない、呼吸困難、心雑音や不整脈、うっ血性心不全などです。原因は口や骨、皮膚などの心臓以外からの感染です。
血液に病原体が入り込み、流れにのり、心臓にたどり着きます。他には免疫力の低下です。免疫抑制剤などを服用している犬には感染しやすいです。
治療法は薬物療法です、どの病原菌が感染しているかを特定し、その病原菌に合った薬を服用します。
治療は最低6週間続けて服用します。心膜に水が溜まってし待った場合は心膜に針を刺し、水を抜く処置を行います。
心臓の病気は悪化しないとなかなか症状として現れません。7歳から多く見られますので、できるだけはやくから心臓の検査などの含んだ健康診断を行い早期発見早期治療を心がけましょう。
2.4.脳の病気
脳梗塞、脳腫瘍、てんかんなど脳の病気が原因でしゃっくりが引き起こされることがあります。この場合しゃっくりが長くなり止まらないようになります。
脳梗塞
犬の脳梗塞は脳の血管が破れ、その際にできた血栓が動脈に詰まり引き起こされる病気です。
血管に血栓が詰まることでその先の血管に血液が通らなくなることで、酸素が細胞に行き届かなくなり、壊死してしまいます。
脳梗塞の症状として、軽いめまい、手足のしびれなどわかりにくいものなので愛犬の状態を注意深く観察しないと病気を早く見つけるのは難しいです。原因はまだわかっていません。
脳梗塞の診断方法は今出ている症状、血液検査、レントゲン検査、超音波検査などを行い、疑わしい病気を探していきます。
MRIやCT検査は全身麻酔を必要とするうえ、設備が整っている動物病院に紹介状などを書き、後日検査を行うケースがほとんどです。MRIやCTがある病院ではそのまま検査を行うこともあるようです。
脳梗塞の治療は脳圧を下げる薬を服用する薬物療法や、てんかん発作が出る犬に対しては抗てんかん薬などの処方も行います。
しかし、脳梗塞になる原因がわかっていないために今出ている症状に対して手探りで治療を行う場合がほとんどのようです。
脳梗塞を発症し後遺症が残ってしまう場合はリハビリを行い生活の質をあげる治療を行っていきます。
動物病院の治療だけでなく、自宅でもリハビリを行います。愛犬の体をマッサージしたり、ドッグフードやおもちゃなどを使い自分で体を動かすトレーニング、前足を出し歩くトレーニングなどを徐々に行っていきます。
脳梗塞は早期発見早期治療が後遺症を残さないための第一歩です。初期症状で病気を見つけるのは難しいですが、少しでもおかしい動きをしたり、気になることがあれば早めに動物病院を受診しましょう。
脳腫瘍
犬の脳腫瘍は脳内に腫瘍ができる病気です。脳は犬にとっても重要な器官で腫瘍の発生部位によっては命の危険にさらされることもあります。
症状も発生部位により異なります。症状は性格が急に変わる、臆病になった、反応が鈍くなるなどの精神面での変化や、眼振(黒目が左右、上下に揺れる)、視力低下・喪失、斜視(目が横や斜めに傾いてしまう状態)、目がくぼむなどの目の変化、表情が変、左右の顔の筋肉に違いがあるなど顔の筋肉の変化、ふらつき、真っすぐ歩けないなどの歩行の変化など広範囲にわたります。
脳腫瘍の治療方法は今出ている症状を緩和させる緩和療法と、病気の進行を遅らせる方法をとります。薬物療法、放射線治療、外科的治療で腫瘍を除去する方法があります。
治療方針はかかりつけの獣医師と、犬の体力や進行状況、飼い主の状況などを踏まえ相談して納得のいく方法を選択しましょう。
てんかん
犬のてんかんとは脳内の神経に異常な興奮が起こりけいれん発作などが引き起こされる病気のことです。
突然倒れがたがたと震えたり、失禁、泡を吹くなどの全般性てんかん発作と、顔のけいれん、瞳孔の散大、過剰なよだれ、嘔吐、そわそわするなどの焦点性てんかん発作があり、焦点性発作から全般性全般発作に発展することもあります。
てんかん発作は遺伝といわれていますが、原因は分かっていません。治療法として抗てんかん薬を服用する薬物療法です。
てんかんの投薬開始時期の目安として半年間の間に2回てんかん発作を起こした場合、重責発作を起こした場合、てんかん発作の時間が長くなった場合などです。
薬物療法を始めると定期的な血液検査などを行います。さらに、薬は同じ時間、獣医師の指示に従い飲み続けます。
今後の治療の内容や、一ヶ月間にかかる費用、必要な検査の内容などしっかりかかりつけの獣医師と相談しましょう。
様々な役割を持つ脳に病気があると症状も多岐にわたるため、気づくのが遅くなることもあります。何か気になることがあれば、早めに動物病院を受診しましょう。
3.効果絶大!?今すぐできるしゃっくりの止め方
ここではしゃっくりをどうしてもとめたいときの今すぐできるしゃっくりの止め方をご紹介します。
しゃっくりが止まらずそわそわしてしまうとき、なかなか眠れないときなどに試してみてはいかがでしょうか。
3.1.止め方1~犬も人間と同じ!水を飲ませてみよう
人間ではしゃっくりを止めるときに水を飲むといいとよく言いますが、犬も水を飲むことでしゃっくりが止まることがあります。
しかし、水を飲んで!といっても水を飲まない犬もいるでしょう。そんな時はスポイトなどを使用し口の端からスポイトを差し込んで少しずつ飲ませてみましょう。
無理やり大量に飲ませると水が気管に入りこんでむせてしまうので、犬の様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。
水を与えて、様子を見て、まだ治らないようであればもう一度繰り返してみましょう。
水を飲ませる行為に嫌がる犬に関しては無理やり行わないようにしましょう。興奮しすぎてしまったり、誤飲につながります。
3.2.止め方2~犬にも効果あり?!驚かしてみよう
人間と同じように驚かすとしゃっくりが止まることがあります。
しかし、臆病な犬にはやめてあげましょう。他にも脳や心臓に病気がある場合には驚かすのは不向きですので注意しましょう。
3.3.止め方3~しゃっくりも吹き飛ぶおやつ作戦
しゃっくりを止める方法としておやつをあげる方法があります。
おやつをただ与えるのではなく待てや座れなどのしつけのトレーニングをしてあげると犬はおやつに集中し息を止めるのでしゃっくりが止まりやすいです。
しかし、おやつを与えることに集中して与えすぎると肥満につながりますので注意しましょう。
おやつがない場合はドッグフードでもいいでしょう。ちょうど朝ごはんや晩ご飯のタイミングであればそのままご飯を与えるのも効果的です。
3.4.止め方4~運動をして呼吸を整えてみよう
しゃっくりがなかなか止まらない場合は運動をして呼吸を整えてみましょう。
軽く散歩をしてあげることで、しゃっくりが落ち着きます。軽く走ったり、おもちゃを投げて遊んであげるだけでも効果があります。
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4.まとめ
ここでは犬のしゃくりについてご紹介しました。
犬のしゃっくりのメカニズムは人間と同じで横隔膜のけいれんが原因ということがわかりました。
子犬のしゃっくりはこの横隔膜の使い方が未熟のためによくしゃっくりが起こりますので、あまり心配しなくてもいいしゃっくりです。
他に心配しなくてもいいしゃっくりの原因として、早食い、食事量、食事の固さ、寒すぎる、ストレスなどがあげられます。
しかし、しゃっくりの陰には注意してほしい病気も潜んでいます。
頻繁に起こるしゃっくりや止まらないしゃっくりには消化器系の病気、呼吸器の病気、循環器の病気、脳の病気などの怖い病気が潜んでいることもあります。
しゃっくりだから大丈夫!なんて思わず、しゃっくり以外にも気になる症状がある場合などは迷わず動物病院を受診しましょう。
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