初めて犬を飼う前に知っておきたいしつけ方と必要な準備

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これから犬を飼いたいと思っている人は多いと思います。

どんな犬にしようか、どんな生活をしていこうかと、夢が広がりますよね。

初めて犬を飼う場合、「犬がいたら、自分の生活はどう変わるのだろう」と想像して、飼うかどうかを決めることが大切です。

犬は生き物です。一度飼ったら、10年以上は一緒に暮らしていく家族になります。途中で放棄はできません。

飼う決意が固まっても「どんな犬が飼いやすいのか」「犬の詳しい飼い方ってどんななんだろう」「私でも良い飼い主になれるかな」などいろいろと悩んでしまいますよね。

ここでは、犬を飼う前に知っておきたいこと、心の準備や、必要なものなどを詳しく紹介していきます。

これを読んで「安心して犬が飼える」と思っても、「やっぱり今の状態では無理なのでもう少し考えよう」と思ってもいいと思います。

それほど、犬を飼うこと、命を預かることは責任が重いです。

知識をつけ、間違った判断をしないようにしましょう。

目次

1.犬を飼うと決める前に・・・・

2.「環境を整えられるか」が肝心
2.1.おすすめペット用品

3.初めてにおすすめの犬種

4.犬を飼うときに「気を付けたい多くのこと」

5.「失敗しないしつけ」のやりかた

6.どこから犬をお迎えするか

7.まとめ

1.犬を飼うと決める前に・・・・

犬を飼うと決めたら、うれしくてワクワクしますよね。

そう思っている時は、もう心を奪われてしまった、かわいい子犬に出合っているのかもしれません。

でも、犬を飼う前に、ちょっと考えてみてください。

本当に「この子を生涯飼っていけるかな」と。

ペットショップに並んでいるかわいい子犬は、おもちゃではありません。

どんなに大人しい、いい子でも、100%あなたの言う通りにはなりません。

犬は「この人が飼い主さんでいいのかな」と思っても、選択することはできません。

犬を迎えるということ

今はかわいい子犬も、すぐに成犬になります。犬種にもよりますが、子犬が成犬になった時の体重や体長はどのくらいになるか予想できますか?

犬を迎えるということは、犬が大人になった時、介護が必要な老犬になった時のことまで想像しておかないと、犬にとっても、飼い主さんにとっても悲劇になることがあります。

「自分が犬を飼える状態や、環境にあるか」を考えてみます。犬は食べさせて散歩させるだけではありません。経済的余裕がないと難しいです。家の環境はどうでしょう。

賃貸住宅なら、ペットの飼育は大丈夫ですか?時間的にも余裕が必要です。家族みんなの合意が必要です。家族が深夜にしか帰宅しない家では、犬の飼育は向きません。

飼いたい犬種がいる

すでに、飼いたい犬種が決まっている人もいるかもしれません。純血種の場合は、犬種によって走るのが速いなど、得意分野があって、ルーツを探れば、犬の性格がわかってきます。

活発な犬だからと飼ってみても、引っ込み思案かもしれません。犬種によって性格が同じと言うことはありません。その犬の性格が大きく関係することを覚えておいてください。

テリアなどは昔、獲物を追いかけて知らせるのが役目だったので、吠える習性があります。吠えても大丈夫かを考えましょう。

活発な犬は毎日、運動時間を取ることも大切です。

また、純血種は犬種によって、なりやすい病気、遺伝性疾患などもあります。病気についても、先に調べておき、予防対策などの知識を持っているといいでしょう。

ミックスの場合は、両親、またはどちらかの親だけでも見られると、成犬になった姿が予想できていいです。

犬を飼うと大変なこと、気を遣うことが増えます。犬を実際飼ってみて大変だなと思うことが増えるのは事実です。

いくつか例をあげてみます。

  • 散歩

    散歩にいかなくていい、という犬はいません。運動好きな犬は運動不足にならないように、毎日、散歩させなくてはいけません。この時間を寒くても暑くても割かなくてはいけません。

  • しつけ

    犬を飼ったら、しつけをしなくてはいけません。無駄吠え、噛み癖のある犬になっては、飼い主さんは大変です。

    もし、しつけがめんどくさそうだと思うのなら、飼うのは止めた方がいいです。

    愛犬が最高のパートナーになるのも、面倒な犬になるのも、全て飼い主さんのしつけ次第です。

  • 抜け毛

    犬種によりますが、抜け毛の問題は大きいです。毛が抜け変わる時期は、掃除機やガムテープを持って小まめに掃除することになるかもしれません。

  • 臭い

    室内に犬を飼うと、衛生状態によって犬が臭います。シャンプーをする、犬のベッドを衛生的にするなど、手間と時間をかけて、犬の環境を整えなくてはいけません。

  • お金がかかる

    食事代や予防接種代などがかかります。大型犬は食事代も結構、かかります。病気になった場合の医療費も高額です。

もしも犬を飼えなくなってしまった場合はどうしますか?

犬を一度飼えば10年以上は一緒に暮らすことになります。その間、今と同じ生活が続くとは限りません。

「もしも、犬が飼えなくなった場合」に対して、家族で話し合って、事前に対策を考えておくことも大切です。

犬が飼えなくなるケースは、次のような場合です。

  • 家族に犬アレルギーが出た場合、犬をどうするのか
  • 転勤や引っ越しで、今の住居ではなくなった場合はどうするのか
  • 家族に介護の人が出た場合、赤ちゃんが生まれた場合はどうするのか
  • 飼い犬のいたずらや、問題行動で、近所から苦情がきたら対処するのか
  • 飼い主さんが病気やケガをした場合、犬の世話は誰がみるのか
  • 家族で旅行に行くとき、愛犬の世話は誰がみるのか

このようなことを話し合っておきましょう。

あなたの家に合っている犬は何か

どんな犬種が自分に合っているかを考えるのは大切なことです。

まずはこれからのペットライフを想像してみてください。

一緒に運動したいのであれば、活発な犬が合うでしょう。

屋内で飼うなら、大人しい犬種がおすすめですし、集合住宅では、小型犬やあまり吠えない犬の方がおすすめです。

広い敷地があって、番犬として飼いたいという方もいるでしょう。

このように住宅の環境によって犬を選ぶことも大切なことです。

見た目がかわいいから、人気の犬種だから、なんて理由だけで選んだりしないようにしましょう。
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2.「環境を整えられるか」が肝心

犬を飼うためには、飼育する環境を整えなくてはいけません。

「犬は家の中のどこにいてもいい」では、しつけはできません。

基本的には、どの部屋でもいいですが、人がいる場所、人の出入りが多い場所に犬の寝床を作ります。

犬は飼い主さんと一緒にいることを好む動物です。

家族がリビングにいることが多いなら、リビング内にワンちゃんが一緒にいられるスペースとして、食事の場やゲージなどを置きましょう。

リビングの落ち着いた場所に、寝る場所やハウスを、トイレの場所は出口に近いところがおすすめです。

リビング内にフードや、おしっこシートなどストックする場所を確保してください。

遠いと面倒ですし、最初は、排泄に失敗することが考えられます。

なのでおしっこシートなどはすぐ側に備えたほうが便利です。

この部屋と決めたら、犬が興味を持ちそうなものは、床に置いておかないで、片づけます。犬は興味あるものを噛んで確かめます。

目を離している間に、クッションに穴が開いていたりします。

危険なものも片づけておきます。電気コードは、噛んでしまうと危険です。

薬品や殺虫剤など、いたずらしたら危ないものも、事前に片づけておきましょう。

観葉植物などもいたずらして倒したり、根元の飾りやウッドチップが敷いてあるものは、噛んだり、飲み込んだりする場合があるので注意が必要です。

キッチンが隣接している場合も多いので、犬が食べては困るものは、床に置かないようにしてください。

木製の家具も要注意です。木製のテーブルやイスの脚などは子犬がかじるかもしれません。タンスの角などもかじられます。

噛んでほしくないものは届かないところに動かし、動かせないものはカバーなどで噛めないように工夫するようにしましょう。

外飼いか室内飼いか

外飼いか室内飼いかも決めていますか?集合住宅などは室内ですが、広い庭がある家は迷っているかもしれません。

犬はオオカミをルーツにもつ動物で、群れで暮らす動物です。飼い主さん家族という群れの一員になりたいと思っています。

犬はいつも、飼い主さんと一緒にいたい、お出かけも一緒に行きたいと思っていることを覚えておいてください。

室内飼いはコミュニケーションをとりやすいので、早く慣れて、しつけがしやすいです。

外飼いの場合は、長い間つながれている分、たくさんの運動と、十分な飼い主さんとのコミュニケーションが必要になります。

屋外に長くつながれ、退屈や運動不足になっている犬は、吠える、物をこわす、攻撃的になるやすい傾向にあるといわれています。

犬種によって室内と外、どちらと相性がいいのかも変わってくるので、十分に調べるようにしましょう。

2.1.おすすめペット用品

さあ、いよいよ新しい家族が増えると決まったら、子犬を迎える準備をすすめます。ペット用品を揃えましょう。

子犬はすぐに大きくなるので、成犬になった場合のことを考えながら準備した方が経済的です。

準備したいグッズ

フードと食器

フードはこれまで食べていたものを聞いておいて、最初はそれをあげた方がいいです。

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環境も食事も変わると、食べない場合があります。

慣れてきたら変えても大丈夫です。「総合栄養食」という表示のフードを選びます。

このほかにおやつも子犬用のものがあるといいです。

食器も食事用と水飲み用が必要です。子犬専用を用意しましょう。ステンレス製が壊れにくいです。

ペット用の皿は、アイリスオーヤマのステンレスボウルは460円ほどで、人気があります。

滑り止めが付いた「HOOPETペットボウル」は約1200円です。

大き目を買って、成犬でも使うのが経済的です。

水はゲージなどにペットボトルを吊り下げるノズル型もあります。

狭い場所には便利ですが、口の中に残ったエサがきれいに拭えないほど、1回に飲む量が少ないです。

子犬の寝床

ゲージやクレートなどを用意します。

冬なら毛布などを入れてあげてください。

最初は母犬や兄弟犬などの匂いがついたタオルなどを一緒に入れてあげると安心します。

寝床に使う、毛布やタオルも専用のものを用意します。

家で使い古したものでいいので、子犬用にして何枚か分けておきましょう。

ドッグサークルは小型犬用で3500円~あり、木製サークルになると13000円~あります。

掃除が簡単なリッチェルペット用サークルは6300円ほどです。

トイレ

おしっこシートも、これまで使っていたものがわかれば同じものの方が、安心します。

おしっこシートは、小型犬はずっと小さいサイズで大丈夫ですが、大きくなる犬は途中でサイズが変わります。

しつけ用おしっこシートトレーもあり、価格は1400円~あります。

首輪とリード

犬の首輪とリードはサイズがありますので、成長に合わせて買い替えます。

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価格も1000円代~さまざまなタイプが出ています。

一緒にお散歩のときに排泄した場合の紙などを入れる、散歩バッグも用意します。

犬用おもちゃ

しつけをしていく上や、ストレス解消のために、おもちゃがあるといいです。

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飲み込んだりしない安全なおもちゃを選びます。

引っ張りっこするロープトイ「オオイケワンダーパペット」は1750円~、ボール状の噛むおもちゃ「MixMart犬用おもちゃ」は1000円ほどです。

おもちゃに興味を示さないこともありますが、犬にも好みがあるので仕方ありません。

おもちゃは与えっぱなしにすると飽きてしまうので、遊ぶ時間を作って、飼い主さんが一緒に遊んであげます。

このほか用意するもの

犬のために用意するものは多くあります。

犬用のブラシや爪切り、シャンプー剤などのお手入れ用品も必要になります。

迷子にならないため、電話番号などを書いたネームタグなどもあると便利です。

トイレは最初失敗しますので、臭いをふき取るシートや除菌スプレーなどがあると便利です。

トレイをしてほしくない場所に使う、しつけスプレーなどもあります。

犬に噛まれたくないものにかける防止スプレー、ビターアップルは1000円~あります。

屋外で飼う場合は、犬小屋、ドッグチェーンなどが必要です。

信頼をおける動物病院を探しておきましょう。

犬を飼っている人に評判を聞いたり、実際に行ってみたりしてください。

診療時間や休診日をチェックしておくといいです。

動物病院には何かとお世話になっていきます。このほかにペット保険も検討します。

3.初めてにおすすめの犬種

初めて飼う犬はどんな犬種がいいのでしょうか?自分の生活に合わせて選びます。

ここで紹介している犬は初心者に飼いやすく、人気の犬種です。

  • トイ・プードル

    社交性があって賢く、しつけがしやすいです。

  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

    温厚なやさしい性格で、しつけがしやすい犬です。人間が大好きなので、すぐに仲良くなれる犬種です。

  • チワワ

    小さいながら、活発で好奇心旺盛です。短い散歩でも運動は十分です。気が強いので子犬から人慣れさせることをおすすめします。

  • シーズー

    大人しくて人懐い。たくさん運動が必要ではないので、散歩が楽で、無駄吠えも少ない犬種です。

  • イタリアン・グレイハウンド

    家族に対して忠実でよくなれます。しつけがしやしく、短毛なので抜け毛のお手入れも簡単です。

  • 柴犬

    日本の犬として海外でも人気があります。家族に対して忠実であり、勇敢です。丈夫で病気もしにくいです。

このほかに、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャテリア、パピヨン、パグなどもおすすめです。

犬種による性格といっても、個体差があり、その犬の個性があります。

「この犬種は絶対こうだ」というものはありません。
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4.犬を飼うときに「気を付けたい多くのこと」

犬を飼うというのは、とても責任が重いです。

犬が病気やケガをするかもしれません。

心構えとして気を付けておきたいことがたくさんあります。

  • アレルギー対策

    家族に犬アレルギーがあったら飼うことは難しいです。飼う前に犬アレルギーがあるかどうか、あらかじめ確認しておくことが大切です。

    犬アレルギーは、犬と接触することで出るアレルギー反応です。

    くしゃみ、鼻水、咳、皮膚の痒みなど、花粉症や風邪のような症状が出ます。症状が悪化すると下痢やめまい、吐き気などが出てくる場合があります。

    アレルギーの素になるのは、犬の毛についているアレルゲンです。犬アレルギー検査は、内科、皮膚科、アレルギー科で受けられます。家族全員で受けておきます。

    犬アレルギーがなくても、犬を飼う10年もの間に、アレルギー症状を発症する場合もあります。犬を迎えた後の発症は、症状が悪化しないようにするしかありません。

    犬のいる部屋への立ち入り禁止、空気清浄機や掃除をかけて室内のアレルゲンを減らす、犬のシャンプーをこまめにするなどの対策が必要になります。

  • 犬の飼い始めに必要な費用

    犬を飼うのに費用が必要です。犬を飼うための費用はどの位かかるでしょうか。犬はペットショップなど購入する場合と、動物保護施設から譲り受ける場合では、費用はかなり違います。

    準備に関する費用は、小型犬から大型犬までだいたい最初は同じです。最初に準備する首輪や食器類、ゲージなど合わせて30000円ほどです。フード代は含みません。

    試算としては

    ゲージ6000円

    首輪5000円

    食器代2000円

    おもちゃ代3000円

    ブラシ1000円

    混合ワクチンと健康診断13000円

    となります。

    小型犬はこのほかにお出かけに使うキャリーバッグが必要で、1万円くらいです。大型犬は必要ありませんが、ケージが大きいので15000円くらいします。

    このほかに畜犬登録費がかかります。混合ワクチンなどは、地域に寄って費用が多少変わります。

    毎年必要な費用は、食費が30000円~75000円ほどです。狂犬病の注射やフィラリア予防薬などの費用は20000円ほどです。

    おもちゃ、おしっこシートなど5000円ほどかかっていきます。

    犬の生涯を12年間として、1匹の犬にかかる生涯の費用は100万~150万円になります。これには、医療費などは含まれません。

    このほかにペット保険に加入すると保険代が、室内犬でトリミングすると1回5000円~25000円ほどかかります。

    ケガや病気などの医療費も高額になります。健康でも去勢や避妊の手術費は必要で、20000円~35000円ほどかかります。

    このことも犬を飼う前にしっかりと知っておきたいことです。

  • 犬を飼ったら手続きを

    犬の飼い主は「畜犬登録」が義務付けられています。家に犬を迎えた日から30日以内に市区町村や保健所などで犬を登録します。

    狂犬病注射を済ましていることが前提です。畜犬登録をすると、鑑札と注射済み票、標識(玄関などに貼る「犬」のシール)を渡されます。

    登録すると毎年、狂犬病の予防注射の案内が送られてきます。それに従って予防接種を受けます。守らない場合は罰則があるので注意しましょう。

    飼い主さんが引っ越して住所が変わると、届け出が必要ですし、ほかの飼い主さんに変わった場合は「廃犬届け」を出して、登録を抹消するなど、手続きが必要です。

    犬の健康管理は、飼い主さんの重要な役割で、狂犬病注射、混合ワクチン接種、フィラリア予防、健康診断を続けていかなくてはいけません。

    このほかにノミダニの予防など、体を衛生的に保つことも必要です。

5.「失敗しないしつけ」のやりかた

子犬には新しい家の見るものすべてが新鮮に映っているはずです。生後4か月ごろまでに子犬の脳の80%が完成すると言われています。

このころまでに、外に連れて行って多くの人に接して育つと、人慣れした、人好きな犬に育ちます。

散歩するコースなどでいろいろ変えて、人込みなども体験させて慣らしていきます。

子犬には怖い思いをさせると、恐怖の記憶がずっと刻まれるので、恐怖の体験はさせないようにします。

飼い主さんといると楽しいという経験を積ませます。

  • しつけは絆で

    犬を飼い始めると、多くのことをしつけたり、覚えさせたりすることが必要です。

    どんなしつけも基本は、飼い主さんとの絆です。「飼い主さんといると楽しい」「飼い主さんといると安心だ」と思ってもらえることが大切です。

    そのためには群れのリーダーは自分だということを教えるのが基本です。犬は群れて生きる動物です。そしてリーダーにいつも注目していて、リーダーと一緒にいることを望んでいます。

    家族の中で、誰がリーダーで、自分はどこの位置なのかを考えているのが犬です。

    かわいいからと、犬のわがままを通していると、「この人は自分よりも下だ」と思い、言うことを聞かなくなります。

  • 新しい環境に慣れさせる

    犬がやってきたら、どんなに環境を整えても、子犬にとって新しい環境は不安です。精神的、肉体的なストレスを感じています。

    まずは、新しい環境に慣れさえることを最優先にさせます。

    犬を構い過ぎてはいけません。寝ている時に邪魔したりして寝不足にならないようにします。

    構いたくなりますが、ちょっと我慢して子犬が寄ってきたらやさしく撫でて、安心だということを教えます。

    最初は、母犬を求めて夜鳴きをします。眠れず体調を崩すワンちゃんいますので、犬のようす、食欲、排泄などをよく見てください。

    夜鳴きをする場合、眠るまで一緒にてあげます。母犬の匂いがついた、タオルなどを寝床に入れると安心して寝ます。

  • トイレトレーニング

    トイレトレーニングは一日も早く教える必要があります。家に来た、その日からスタートします。

    最初はいろんなところに排泄してしまいます。これが当たり前だということを覚えておいて、根気よく教えていきます。汚してはいけないものは片づけておきます。

    最初は、おしっこシートに、その犬のおしっこを付けておいたほうが覚えやすいです。

    排泄する時間帯があります

    朝、起きた直後、ご飯や水を飲んだ後、遊んだ後などが主なおしっこをしそうな時間帯になります。

    このタイミングでおしっこシートに誘導します。抱っこして連れていくのではなく、誘導して場所を覚えさせます。

    何日かすると、いつがおしっこするタイミングか、わかってきますので、その都度、誘導します。

    トイレを探すしぐさをします

    部屋の隅で匂いを嗅いでいたり、クルクルとその場で回っていたり、お尻を床にくっつけるようなしぐさをしたら、トイレを探しているサインです。素早くトイレに誘導します。

    シートの上で排泄できたら出来たら褒めてあげます。根気よく教えていけば、トイレの場所を覚えていきます。

    おしっこシートの上で出来たら、ほめておやつを上げてください。「ここでしたら、飼い主さんに褒められる」ということがわかれば、続けてできるようになります。

    失敗しても叱らないことが大切です。なんで叱られているかわからないので、排泄することがいけないことかだと怖がって、隠れてするようになってしまいます。

    失敗したら黙って片づけます。トイレの誘導が出来ない場合は、その時だけ、おしっこシートを敷き詰めたサークルなどに入れておくのもおすすめです。

    ブリーダーから引き取った場合、トイレトレーニングが出来ているワンちゃんもいます。

    ブリーダーさんに犬のおしっこが付いたシートをもらってきて、トイレの場所を教えていきます。

    新しい環境なので、最初は失敗しますが、誘導を繰り返して、うまくできたら褒めてあげます。

  • マナートレーニング

    社会性のある犬にするためには、外に出た時にマナーが守れる犬にしていきます。

    病院やサロンに行った時も無駄吠えしない、ほかの犬とトラブルを起こさないことは大切なことです。

    しつけはすべて、飼い主さんがリーダーとして、犬の行動を制することができることから始まります。

    基本は犬とアイコンタクトを取ることです。犬の名前を呼んだら、自分のことだと理解して飼い主さんに注目する、「おすわり」「まて」などの基本ができるようにします。

    まずは、名前覚えさせます。名前を呼んで、飼い主さんの方に目を向けたら、思い切り褒めておやつなどをあげるのがいいです。

    最初はリードなどをつけて行い、犬を集中させ、目を向けた瞬間にすぐに褒めてください。名前=褒められるということを印象付けましょう。

    できるようになったら、次は「おすわり」「まて」などの基本を教えます。褒めて教えていき、これができるようになれば、いろいろなしつけができます。

    飼い主さんが教えないと苦労するマナートレーニングがあります。

    吠え癖を直す

    無駄吠えが多い犬は、近所から苦情がくるかもしれません。

    散歩中に犬が吠えたことで、驚いて、子どもやお年寄りが転んでケガをした場合、賠償請求となる場合も増えています。

    吠え癖がないと、病院などに行っても気を遣うことが少なくなりますし、散歩中にほかの犬と遊べ、交流も広がります。

    噛み癖を直す

    子犬は物を噛んで覚えていくので、ある一定の時期は仕方ありませんが、噛み癖は大変です。

    家の中のものがボロボロになります。犬は遊びのつもりでも、大型犬はケガにつながります。

    散歩中に、ほかの犬や子どもなどを噛んだり、家に来た郵便屋さんを噛んだりしたら大変です。

    散歩中のマナー

    犬との散歩も楽しみです。ほかの犬や犬が嫌いな人もいますので、迷惑をかけないようにします。

    犬が興味を持って近づいたら「大丈夫ですか」などと声をかけることも大切です。

    散歩は、飼い主さんがリードをしっかり持って、犬が前に歩かないようにします。

    飼い主さんは排泄物を処理するビニール袋やティッシュ、排泄したところにかける水などを携行します。

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6.どこから犬をお迎えするか

犬を迎える方法は主に、ペットショップで購入する、ブリーダーと言われる犬の繁殖家、一般家庭で生まれた子犬を譲り受ける、動物保護施設やボランティア団体から引き取るという方法があります。

いずれもいい点と、考慮する点があります。

実際に犬に合って見るのはもちろん、しっかりと販売、譲渡条件を聞いて、確認してから決めます。

  • ペットショップから

    ペットショップにいる子犬はみんなかわいいです。目が合ってしまったら、メロメロになって家に連れて帰りたくなります。

    ペットショップにいる子犬たちは、生まれて早い時期に親や兄弟から引き離されて、展示されている場合も多いです。

    長期の間、展示ケースにいる子犬は、社会経験も少ないことが考えられます。飼う前にスタッフに飼育期間や飼育環境を聞いておくといいです。

    健康について、予防接種についても質問しておきます。犬種による特性、その犬の個性もスタッフに聞いてください。

    抱かせてもらったら、いろいろなところを触って嫌がらないかをみます。

    少し大きくなっている社会経験がある犬もいいですよ。社会経験の少ない子犬を飼うことに決めたら、しっかりしつけをしていく必要があることを肝に命じてください。

    また、値段も人気犬種は高額です。中には安い値段の犬もいます。なぜ、安いのかを確認してから、飼います。

  • ブリーダーから

    ブリーダーから譲り受ける場合は、直接ブリーダーのもとに出向きます。子犬の健康に気を使って愛情もって育てているか、飼育環境が清潔であるかを確かめてください。

    兄弟や親犬と一緒にいるのか、さまざまな人と接しているかなどもチェックポイントです。

    中には、劣悪な環境で飼育し、お金儲けのためだけにやっているブリーダーもいるからです。

    子犬一匹だけ、暗いゲージに入れているようなところでは、子犬の健康や精神的発達にも不安があります。

    せっかくブリーダーにお邪魔したら、親犬の様子や性格を見ると参考になります。

    成犬になった時の大きさなども参考になりますし、性格がやさしい親なら大人しいことも想像できます。

    病気予防など健康管理が行き届いているブリーダーさんがおすすめです。

    プロから、その犬の飼育法を教えてもれえるのもメリットです。

  • 動物愛護施設から

    動物愛護施設から犬を譲渡してもらうのも選択肢のひとつです。

    インターネットなどで、里親を探すと、犬の写真がたくさん載っています。

    連絡をすると、スタッフが生活環境などをかなり詳しく聞いてくるところもあり、譲渡後の犬の環境を見るために、家にくるところもあります。

    なかには、飼った後に捨てる人がいるからです。犬のことに真剣な施設も多いので、誠意をもって応えます。

    飼い主さんの生活に合う犬を紹介してくれるところもあります。

    譲渡には去勢、避妊を報告させるところや、しつけ講習会の参加などの条件などがあります。

    犬は捨てられて保健所に連れてこられたもの、成犬なども多く、子犬とは限らない場合もあります。

    しっかりとした家庭犬もいますし、これまでの飼い主の育て方が悪く、しつけが全くできていない犬、保護生活が長くて精神的に不安定で、新しい環境に慣れにくい犬もいます。

    スタッフによく犬の性格やこれまでの状況などを聞くことをおすすめします。

    施設からの引き取りで、家族になるのも検討しましょう。

  • 里親募集から

    子犬が生まれたので、アレルギーが出て飼えなくなったなど、里親募集も多いです。

    個人レベルでのやりとりになりますので、金銭的な譲渡条件や、引き取り方法などをしっかりと確認して、トラブルにならないようにします。

    ネット上や電話での条件で決めず、実際に子犬を見て、健康状態などをみます。

    これまでの飼い主さんの飼育環境や親犬などがみられるとなお、いいです。

    納得がいって始めて里親となることを決めてください。

7.まとめ

今回は犬を飼うと決める前に知っておきたいことを紹介しました。

犬を飼うということは、準備も多いですし、お金もかかります。

環境を整えることも大切です。

犬を飼う時に注意することはいっぱいあります。

犬種によって、犬の個性もいろいろです。

自分のペットライフに合った犬種を選んで、ペットショップやブリーダー、そして動物保護施設などからの引き取りも検討してみましょう。

犬がわが家にやって来た日から、飼い主さんがリーダーとなって、しつけをしていきます。

トイレトレーニング、マナーなどをしっかりと教えていきましょう。

犬種にこだわらなくても、きっと自分に合う、相棒がいます。

最初はどうしていいかわからない犬の世話ですが、愛情いっぱい接していけば、いつの間にか、犬は飼い主さんの帰りを待っている、かけがいのない家族になります。

犬を飼うと決めたら、愛犬が天寿を全うするまで、側に置いてしあわせにしてあげてください。
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