気づいたら犬の耳が臭かったり、黒ずんでいたりと少しでも気を抜くと酷くなってしまう犬の耳。
掃除をしたいけど犬の耳掃除ってどうしたらいいのか分からないなどの疑問や不安を抱えている飼い主も多いと思います。
そこで今回はそもそも耳掃除って必要なの?耳掃除ってどうやったらいいの?という疑問にお答えする為に、犬の耳掃除についてご紹介いたします。
目次
3.自宅でできる犬の耳掃除法
3.1.脱脂綿とペット用耳かきを使う
3.2.イヤークリーナー(洗浄液)で耳の奥まできれいに
3.3.耳洗浄液は自分で手作りすることも可能
3.4.オススメの洗浄液
4.自分でやるのが難しいという方には病院やペットサロンへ
4.1.ペットサロンで耳掃除
4.2.耳の奥まで掃除してくれる動物病院
1.・犬の耳掃除って?
毎日犬の耳をチェックする事は必要ですが、頻繁な耳掃除は耳の中を傷つけて外耳炎を引き起こす原因となってしまいます。
特に耳内がムレやすい垂れ耳の犬種や、耳の中に毛が多く生えていて汚れや湿気がたまりやすい犬種は、こまめにしてあげる必要があります。
犬種に関わらず自分の犬に外耳炎による痒みなどを経験させたくなければ、定期的に耳掃除を行いましょう。
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2.耳掃除を怠ると思い病気につながることも・・・
犬の耳掃除は週に1~2回程度行うのがいいです。
犬も外耳炎に悩まされることがあります。
外耳炎とは耳道内で細菌や真菌が異常増殖して炎症を起こしている状態で、耳の中は炎症で赤くなり、耳垢が大量にみられるようになります。
耳の中に痛さや痒さといった違和感があるために、しょっちゅう耳を掻いたり、頭を振ったりします。
多量の耳垢が出る、悪臭がある、液状の耳だれが出る、などは外耳炎の徴候です。
耳をしきりに振ったり、しょっちゅう後足で耳を掻いているのは痒みのためで、首をかしげたり、耳をさわるといやがる場合は耳道の痛みの現われであったりします。
こんな時はなるべく早く病院へ連れていきましょう。
一度外耳炎を患った犬や猫は、注意しないと再発しやすいため、十分に気をつけてください。
外耳炎を予防するためには、日頃から耳の中を清潔に保つお手入れが必要になります。
3.自宅でできる犬の耳掃除法
ではいよいよ耳掃除の仕方をご紹介いたします。
簡単に思える犬の耳掃除ですが気を付けなければならないことや、やり方があるので注意が必要です。
最初から間違った耳掃除をしてしまうと、犬の耳を傷つけるだけでなく、犬事態も耳掃除嫌いになってしまいます。そこで今回は、
- 脱脂綿とペット用耳かきを使う
- イヤークリーナー(洗浄液)で耳の奥まできれいに
- 耳洗浄液は自分で手作りすることも可能
- オススメの洗浄液
の4つについてご紹介いたします。
いきなり下記の方法で耳掃除を行うのではなく、耳掃除が嫌いな犬にするために、まずは耳をチェックしたり、簡単に拭いてみたりする所から始めましょう。
3.1.脱脂綿とペット用耳かきを使う
犬の耳掃除の方法は、表面部分は脱脂綿にイヤーローションをつけて指でふき取ります。
奥のほうはペット用綿棒やペットよう耳かきにローションをつけてケアします。
綿棒は絶対に使用しないでください。
ワンちゃんが突然動いたりして誤って耳の奥に手を滑らせてしまったり、傷付ける危険があります。
また嫌がっているのに無理にケアしようとすると暴れて耳の中の皮膚を傷つける恐れがあるので注意しましょう。
最初から無理に耳掃除をして犬に嫌な思いをさせてしまうと、今後耳掃除嫌いになってしまい大変な思いをするので気を付けましょう。
3.2.イヤークリーナー(洗浄液)で耳の奥まできれいに
ローションタイプ洗浄液を犬の耳に入れ、耳全体を軽くマッサージ。
洗浄液の量は2~6滴が適量です。
耳を揉むことで、耳のなか全体に洗浄液が行きわたり、汚れを浮かせ汚れをとることができます。
マッサージした後、手を離すと、犬が頭を振るので、排出した洗浄液を布でふき取るといった感じで耳の奥まで掃除しましょう。
3.3.耳洗浄液は自分で手作りすることも可能
耳洗浄液はネットなどで購入できますが、自分で作ることもできます。
精製水 20cc・白酢(またはりんご酢) 20cc・消毒用のアルコール(または*チンキ) 20cc[チンキは植物の葉と根から作られた消毒剤]の3つの材料で作れます。
精製水、白酢、アルコールを小瓶の中に入れて良く混ぜます。
これが毎週使える耳用の洗浄液になります。
犬によっては沁みて嫌がる場合もありますので、その場合は白酢とアルコールの代わりにりんご酢とチンキを混ぜてあげてください。
他にも耳ダニの症状、そして酵母菌の症状に対応する洗浄液ではそれぞれ洗浄液の種類が異なります。
まずは犬の耳の様子を確認してから、どのタイプの洗浄液が必要なのかを決めましょう。
3.4.オススメの洗浄液
洗浄液は色々な種類が販売されています。
今回はその中でも、使いやすさや口コミをもとにオススメの洗浄液をご紹介します。
「イヤークリーナー ノルバサンオチック」 473ml 4,450円
動物病院やブリーダーさんなども使用されていて、香りもよくサラッとした感じなので、力を入れなくても綺麗に拭き取れます。
耳が綺麗な状態でキープできて、痒みも抑えてくれるという口コミも多くありました。
飼い主が使いやすく、犬も嫌がらない洗浄液なのでとてもオススメできる商品です。
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4.自分でやるのが難しいという方には病院やペットサロンへ
色々調べたけれど自分で犬の耳掃除は出来そうにないという方は動物病院やペットサロンにお願いするという手もあります。
では動物病院やペットサロンにお願いするとどのようなメリットがあるのでしょうか。
- ペットサロンで耳掃除
- 耳の奥まで掃除してくれる動物病院
上記2つのメリットをご紹介いたします。
4.1.ペットサロンで耳掃除
シングルコートで耳毛が生える犬種の飼い主さんは、自宅ケアでなくて、プロにお任せすることをオススメします。
耳毛が生える犬種の場合は耳毛を抜く処理もある為ペットサロンにお任せした方が間違いありません。
素人が耳毛を抜くと、犬の耳を傷つけます。
犬の耳は、ティッシュで拭いて傷つきやすいと言われるくらい繊細です。
ペットサロンではきりんと処理をしてくれて、掃除の後は耳の状態などを教えてくれるので安心して任せる事が出来ます。
料金は大体のペットサロンではシャンプー代の中に含まれていますが、耳掃除だけなどをお願いする場合は500円程度からが相場のようです。
やはり素人が耳掃除をするより格段に綺麗になりますので、自分で耳の掃除が不安という方はプロにお願いしてみるのもいいかもしれません。
4.2.耳の奥まで掃除してくれる動物病院
動物病院ではペットサロン同様、耳の掃除を行っています。
ペットサロンでは手が出せない耳の奥まで綺麗に掃除をしてくれます。
動物病院で定期耳掃除となると、一回当たり再診料と合わせて1,500円~2,000円くらい、大型犬になるともっとかかる場合もあります。
また外耳炎と判断されると、週1~2回通って抗生物質も飲むので負担は大きいです。
しかし、トリミング中に気付いた異常をすぐに診察でき、飼い主さんの希望で治療も行うことができる。
軽度なうちであれば数回通院をするだけで完治させることができます。
元々耳が汚れやすい犬や、気づいた時に外耳炎となっていた場合は定期的に動物病院での耳掃除をオススメします。
5.まとめ
今回は犬の耳掃除についていくつかご紹介しました。
犬の耳掃除は簡単なようで難しい。間違った耳掃除をして自分の犬に嫌な思いをさせないようにして下さい。
また定期的に犬の耳チェックを行い外耳炎になるのを防ぐのと同時に、犬との大切なコミュニケーションとしても行うようにしたいですね。
いつまでも健康な犬と一緒に暮らせるように、日頃から飼い主のチェックがとても大切です。
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