毛がよく伸びる犬種を飼育していると、定期的にかかるようになるのがトリミング費用です。
ただしこのトリミング費用、人間の美容院代並み、もしくはそれ以上の費用がかかる場合もあり、愛犬のためとはいえ定期的にかかるとお財布が厳しいことも・・・。
家計にゆとりがあればプロの手でかわいくトリミングしてもらうのが一番ですが、家計が厳しい時には家族や愛犬のため、総合的な判断として「自宅でトリミング」という選択肢を持っておくと助かることも多いのではないでしょうか。
そこで今回はペット用のバリカンを使って、自宅でできる愛犬カットの方法や人気商品などについてご紹介したいと思います。
ちなみにバリカンとはいえトリミングに慣れていない方がカットする場合、うっかり犬を傷つけてしまう恐れもあります。
自宅でトリミングという選択肢を増やすのも大切ですが、できなかった時はそこをカバーしてくれる「部分カットに対応してくれるサロン」も見つけておくと安心です。
少しずつトリミングにチャレンジしながら、できなかったところはプロにお任せしながら、「自宅でトリミング」という選択肢を手に入れていきましょう!
目次
1.犬用バリカンでストレスフリーな生活に!
1.1. 自宅カットのメリットとは?
1.2. 人間用のバリカンがあるけど、使ってもいいの?
2.バリカンを購入する際のポイントと人気商品をご紹介!
2.1.犬用バリカンを選ぶ際の3つのポイント
2.2. カット初心者の方にもおすすめ人気ベスト3をご紹介
2.3. カットした毛をぐんぐん吸い取る?便利なバリカンあります!
3.いよいよ自宅カット!部位別の使い方と注意点
3.1. バリカンの基本的な使い方を覚えよう!
3.2. コツをつかんで上手にカットしよう!部位別にご紹介します。
3.3. 怪我をした時の応急処置はどうする?
3.4. バリカンでのカットは避けた方がいい犬種もあるので要注意!
1.犬用バリカンでストレスフリーな生活に!
毛量が多く、放っておくとすぐ毛が伸びてしまう犬種の場合、定期的にトリミングに通う必要が出てきます。
ただしトリミングは費用がかかるのはもちろん、送り迎えの時間やトリミングしている間の待ち時間など、時間的な面での制約がかかることがあります。
そのため飼い主さんに費用や時間のゆとりがある時は問題ないのですが、そうでない場合にトリミングは飼い主さんのストレスになってしまうことも。
こんな時のために犬用バリカンを使えるようにしておけば「いざとなったら自分でカットすればいい」と思えるため、気持ちにもゆとりが生まれます。
自分に余裕がないせいで愛犬のお手入れが行き届いていない様子を見るのはやっぱりつらいもの。
ぜひ自宅でできることを増やすために、犬のバリカン・カットに挑戦してみてはいかがでしょうか?
1.1. 自宅カットのメリットとは?
自宅で犬をカットするメリットには、下記のようなものがあります。
- トリミングにかける費用や時間を節約できる
- 愛犬とコミュニケーションする時間が増える
- 愛犬の体を隅々までチェックする機会が持てる
- 愛犬が病気になりトリミングに通えない時も、自宅でカットできる
- 美容室が苦手なワンちゃんなら、飼い主が自宅でカットすることによりストレス軽減に
- 夏場にサマーカットを維持しやすい
自宅でカットすることの一番のメリットといえば、やはりトリミングにかける費用と時間の節約ではないかと思います。
特に平日、愛犬をお留守番させることが多いご家庭の場合、折角長い時間一緒にいられる休日をトリミングに費やすのは、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとっても負担が大きく感じることも。
自宅でカットできるようになれば、愛犬と一緒にいる時間もとれ、かつコミュニケーションをとる時間も増え、普段見てあげられない分愛犬の体の隅々までしっかりチェックしてあげることができます。
さらにトリミング費用も浮くとなれば、飼い主さん自身の負担もすこしは少なくなるのではないでしょうか?
また自宅でカットできるようにしておくと、愛犬が病気になったり、介護が必要になったりした時にでも定期的にお手入れしてあげられます。
さらに夏場にもサマーカットを維持しやすく、涼しく風通しのよい状態をキープしてあげることができ、美容室が苦手なワンちゃんならストレス軽減にも一役買え、愛犬の健康維持にも役立つはずです。
自分では手入れが難しい部分、無理して行うと愛犬を傷つけてしまいそうな部分はプロの手を借り、まずは「できるところから」の気持ちで愛犬の自宅カットにぜひ挑戦してみてください。
1.2. 人間用のバリカンがあるけど、使ってもいいの?
犬用のバリカンは人間用のバリカンとよく似ていますが、犬にも使っていいものとは限りません。
犬用のバリカンは犬が怯えないよう静音設計になっていたり、バリカンにつけるコームの角度が犬の体を傷つけないような設計になっていたりするからです。
また犬は人間と異なり、毎日お風呂に入っている訳ではなく、毛についた汚れやゴミも多いもの。
犬と人間とで同じバリカンをシェアするのは、あまりお勧めできる行為ではありません。
安価で手ごろな犬用バリカンもあるため、どちらか迷うようなら「犬用バリカン」を選ぶのがお勧めです。
また犬用バリカンを選ぶ時には清潔さを保つため、バリカン自体を丸洗いできて清潔に保てるような設計になっているかどうかも重要です。
さらに犬の場合は、人間のようにカットしている間にじっとおとなしくしてくれるとは限らないため、いざという時にすぐスイッチを押せば電源を切れるような設計になっているかも確認が必要。
ぜひ愛犬専用のバリカンを用意し、より安心してカットできるものを選ぶようにしてみてください。
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2.バリカンを購入する際のポイントと人気商品をご紹介!
犬用バリカンといっても色々な種類があり、どれが自分と愛犬にぴったり合うのかはバリカンの特徴によっても異なります。
犬用バリカンの使いやすさ、お手入れのしやすさは犬の毛の長さや毛量によっても異なります。
また犬用バリカンを使って、どの場所でトリミングするかでも使いやすさが変わってきます。
ぜひ自分と愛犬にとって、どの犬用バリカンが一番フィットするのかをしっかり検討してみてください。
2.1.犬用バリカンを選ぶ際の3つのポイント
犬用バリカンを選ぶ際には、下記3つのポイントを考慮して選ぶのがお勧めです。
- 扱いやすさはどのくらいか?(軽さはどの程度か、コードレスかどうかなど)
- お手入れはしやすいか?
- カット長さの調節ができるか?
犬用バリカンはバリカン自体の大きさや形に気を付けるのも大事ですが、あまり重いものだとうっかり手が滑ってしまい、犬の体を傷つけてしまう恐れがあるため、形や大きさ・重さが自分にぴったりフィットするものを選ぶことが大切です。
また犬のサイズに見合わないほど大きいバリカンを購入してしまうと、細かい部分の処理が難しい場合があります。
犬と自分にとってぴったりなサイズ感・重量感のあるものを選ぶようにしましょう。
またカット長さが調節できる犬用バリカン、コードレスのバリカンなら、カットがスムーズに行えるためカットにかける労力もそれだけ少なくなります。
カットがスムーズに行えれば、犬にかかるストレスもそれだけ少なくなるため、扱いやすく、短時間で処理がスムーズに行えるような犬用バリカンを選んでみましょう。
2.2. カット初心者の方にもおすすめ人気ベスト3をご紹介
ちなみにカット初心者の方に人気がある犬用バリカンが下記の3種です。
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ペットクラブ ペット用バリカン全身カット用 ER807PP-A 青
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部分カット用と身だしなみカット用の2種類のアタッチメントがついてくる犬用バリカンです。
部分カットは約1mm、身だしなみカットでは約3・6・9・12mmに長さを調節することができます。
この犬用バリカンのもうひとつ大きな特徴が本体を丸洗いできることです。
犬のカットを行う際の衛生面の心配も少なくなります。
コードレスで1回のフル充電で連続使用できる時間は約40分。
重さは約140g、サイズは高さ16cm、幅4.4cm、奥行4cm。
メンテナンスのためのブラシやオイルもついてきます。
別売品として替刃を追加で購入することができます。
本体スイッチが本体横についているため、いざという時にもスイッチをすぐに切りやすく安心して使える犬用バリカンです。
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静音設計で犬にストレスを感じさせずに、犬のカットができる犬用バリカンです。
フル充電・コードレスで使用できる時間は約60~70分。
付属の2種類のアタッチメントで長さを3・6・9・12mmに調節することができます。
またこちらの犬用バリカンの特徴は、刃の先端距離を調節できること。
刃の先端を0.8・1.1・1.7・2.0mmの4段階に調節できるため、よりきめ細やかな作業をすることができます。
本体メンテナンス用のブラシがついてきます。
バリカンの本体スイッチが前面にあること、メンテナンス用のオイルがついていないこと、また海外からの輸入品になるため説明書が日本語でないことなど、いくつか気になる点はありますが、どのお店でも比較的安価で手に入り、費用対効果が高いことから人気のある犬用バリカンです。
おうちdeトリマー ペット用バリカン(ヤフーショッピング売れ筋ラインキング1位)
マクロス おうちdeトリマー ペット用バリカン 犬/猫専用 バリカン MCP-1
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3・6・9・12mmの4種類のアタッチメントがついてくる犬用バリカンです。
フル充電で使用できる時間は約60分。
重量は約210g、サイズは高さ17.5cm、幅4.5cm、奥行4cm。でメンテナンス用のブラシとオイルもついてきます。
スイッチは本体前面についています。
刃がセラミックとチタンの合金製のため、刃の強度が高いのが特徴の犬用バリカンです。
こちらも費用対効果が高く、人気の高い犬用バリカンです。
2.3. カットした毛をぐんぐん吸い取る?便利なバリカンあります!
犬用バリカンには様々な種類があり、中にはこんな変わった商品も。
アイリスオーヤマ ペット用バリカン ブラシ付きセット
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こちらの犬用バリカンは掃除機にセットして使うことができるため、カットした毛をそのまま回収できるという便利さが特徴。
毎回犬をカットするたびに、「もう1匹犬ができた」と思うほど毛量が多い子には後片付けも楽でお勧めの商品です。
付属のアタッチメントは3種類あり、1.5・3・6・9・12mmの長さに調節することができます。
また本体メンテナンス用の潤滑剤とブラシもついています。
さらにスリッカーブラシもついてきてお得です。
掃除機とバリカンを同時に使用するため、音が嫌いなワンちゃんには使い勝手が難しいケースも考えられますが、普段から掃除機に慣れていてじゃれて遊ぶことが多い子なら、カットしながら掃除もできて便利な犬用バリカンです。
3.いよいよ自宅カット!部位別の使い方と注意点
犬用バリカンを準備したら、いよいよ自宅でのカットにチャレンジ!
・・・といきたいところですが、その前にやっておきたいのが犬にバリカンを慣れさせることです。
犬用バリカンは人用のものよりも音が静かなものが多いですが、それでもバリカンの振動や音に警戒心を持つワンちゃんは少なくないはず。
買ったバリカンが手元に届くとうれしくて、すぐ試してみたくなりますが、まずはバリカンに対して犬が警戒しないよう、慣れてもらうところから始めてみましょう。
やり方は簡単。
犬と飼い主がリラックスしている時間帯に、犬の体に電源を切ったバリカンを当てるところから始めます。
カットの予行演習もかねて、犬の毛の流れにそってバリカンを動かしていきます。
これに慣れたらバリカンを動かし、刃先には触れさせないようにしながらバリカンを見せ、音と振動に慣れさせます。
上記ができたら、気になるところの毛先を少しだけカットしてみましょう。
慣れるまでは、少しずつ少しずつ毛先だけカットしていく方法もお勧めです。
3.1. バリカンの基本的な使い方を覚えよう!
犬も飼い主もバリカンに慣れてきたら、本格的なカットにチャレンジです。
これができるようになれば、短時間でささっとカットできるようになるため飼い主も犬もストレスフリーに。
と水平方向になるように、ゆっくりと動かしていきます。
またこの時注意したいのが、刃を直接肌に触れさせないようにすること。
犬用バリカンには刃が肌に直接当たらないようアタッチメントがついているものが多いため、犬を傷つけないようアタッチメントつきのものは必ず装着して使うようにしましょう。
またバリカンの使い方を覚えると同時に、犬の体で肌がたるんでいるところ(首下、脇など)を再確認します。
肌がたるんでいるところは、バリカンの刃が直接当たりやすく傷つけやすいため、カット中にうっかり刃を当てないように再確認しておきましょう。
3.2. コツをつかんで上手にカットしよう!部位別にご紹介します。
バリカンを使って初めてカットする時は、なるべく家族に協力してもらい2人1組態勢で行うのがお勧めです。
初めてカットする時は飼い主自身も慣れておらず、緊張してしまうもの。
それはワンちゃんも同様です。
緊張が伝わってしまうとワンちゃん自身も落ち着かず、カット中に突然動き出してバリカンで肌を傷つけてしまう恐れもあります。
できれば誰かにワンちゃんの体を固定しておいてもらい、バリカンを使う人はカットだけに集中できるような環境を作るとよいでしょう。
またスムーズにカットするため、スリッカーやコームであらかじめ犬の毛をほぐしておき、毛並みを整えておくことも大切です。
以下、部位別にバリカンを使用してカットする方法をご紹介します。
顔、耳、首のカット方法
顔・耳・首から胸元にかけては皮膚がたるんでいるため、犬に顔を上方向へしっかりあげさせて、皮膚を伸ばした状態でカットしていくことが大事です。
そのため、ここの部分をカットするなら2人1組で行うのが理想的。
片方の人が背後から犬のマズルを包み込むようにつかみ、抑えて、犬の顔を上に向けさせます。
首元の皮膚がピンと張った状態になったら、胸の上からあごまでをバリカンで刃を這わせるように刈っていきます。
できたら犬のマズルをしっかりつかんだまま、片方の手で顔のしわをしっかり伸ばします。
またたれ耳のワンちゃんなら、刃に耳が巻き込まれないよう顔のしわを伸ばすと同時に耳をしっかりあげておきます。
カットする人は目元や口元など、肌の薄い部分に刃を当てないように、慎重に顔の周囲の毛をカットしていきます。
できたらマズルはそのままつかんだ状態で、耳周りの毛、耳上部の毛をカットしていきます。
耳周りの毛を刈る時は、たれ耳のワンちゃんなら耳をしっかりあげ、耳を中心に外側へ外側へと毛を刈っていきます。
耳上部の毛は、耳の付け根から耳端に向けて毛を刈っていきます。
耳はカットが難しい部位のため、危険を感じるようなら無理せず、この部分だけはプロのトリマーさんにお願いしましょう。
からだ(胸・背中)のカット方法
からだ(胸・背中)のカットは面積が広いですが、形がなだらかなので一番カットしやすい部分です。
バリカンを使って初めて犬のカットに挑戦するなら、まずは背中から始めてみるとよいでしょう。
またこの部位も2人1組になって行うのがお勧めです。
片方の人が犬の頭をしっかりと抑えて動かないようにし、もう片方の手をお腹にそえて犬が座らないように保定します。
カットをする人は首元からお尻に向けて、犬の毛並みに合わせてバリカンをゆっくりとはわせて、犬の毛をカットしていきます。
できれば犬に頭を少し下げさせ、首の後ろ側と背中が平行になるように保定してカットしていきましょう。
脇や後ろ足の付け根などは皮膚がたるんでおり、刃が直接当たってしまう可能性があるため無理せず残しておくように。
背側が終わったら、胸の部分をカットしていきます。
胸の部分をカットする時は、片方の人が犬の顔を包み込むようにして首をしっかりと上げさせます。
カットする人は首元から足に向かっておろすように、バリカンをそわせながら毛を刈っていきます。
おしり(しっぽ)のカット方法
おしりをカットする時も耳と同じように、しっぽを巻き込まないように体を保定する人が犬のしっぽをしっかりあげておくことが大事です。
犬のおしり周りの毛をカットする時は、犬の肛門から外側へ少しずつ毛をカットしていきます。
またしっぽをカットする時は、しっぽの付け根から先に向けてバリカンをはわせ、毛をカットしていきます。
しっぽの長いワンちゃんの場合は、しっぽを片方の手でまっすぐに伸ばすようにしながら、毛をバリカンでカットしていきましょう。
足裏のカット方法
足裏の毛はカットが一番難しい部位です。
特に肉球の間の部分は狭いため、アタッチメントを使うとバリカンの刃が届かないことがあります。
そのためバリカンの刃で皮膚を傷つけてしまう恐れが高く、一番怪我させやすい部位でもあります。
もし少しでも自宅でのカットに不安があるなら、この場所は無理せず、プロのトリマーさんにお願いする方法も検討しておきましょう。
大人しくてバリカンが問題なくできそうな子の場合でも、必ず自宅でカットする場合は2人1組で行います。
片方の人が犬が動かないようにしっかり押さえてカットしていきましょう。
足裏のカットをする場合、犬の体を抑えつつ、後方へ向けて犬に片足をあげさせます。
カットする人は足をしっかりつかみ、肉球にバリカンの刃を水平方向にはわせるようにして、まずは長い毛をカットしていきましょう。
肉球の間の毛をカットする場合は、肉球の間をしっかり広げてカットします。
3.3. 怪我をした時の応急処置はどうする?
自宅でカットする場合は、犬にケガをさせてしまう不安があるなら無理せず、できるところだけを自分でやり、難しい部位はプロのトリマーさんにお願いする方法がお勧めです。
ただしいくら気を付けていても、バリカンでうっかりケガをさせてしまうこともあります。
そんな時のために、以下のものを用意することと、いつでも駆け込める動物病院を下調べしておくがお勧めです。
応急処置用にあると便利なもの
- エリザベスカラー
- ガーゼ
- 包帯
まずは犬が傷口をなめないようにエリザベスカラーを装着させます。
次に傷口にガーゼを当てて止血し、包帯でしっかりと固定します。
できたら傷口を診てもらうために、動物病院へ運びましょう。
ちなみに一般的に用いられている人間用の止血剤や消毒剤は犬の肌に合わない恐れがあるため、ケガをさせてしまったら早め早めに動物病院を受診して獣医師に処置してもらうのがお勧めです。
そのため自宅でカットをする時は、なるべく動物病院を受診できる時間帯・日程に行うようにするのがお勧めです。
3.4. バリカンでのカットは避けた方がいい犬種もあるので要注意!
バリカンで毛をカットする場合、犬種によっては毛質が変わってしまったように感じられる場合があります。
また犬種によっては毛が伸びるのが遅く、バリカンでカットすると毛が伸びなくなったように感じられるワンちゃんもいます。
特にバリカンでカットするのを避けた方がいいと言われるのが、ポメラニアンです。
ポメラニアンは毛が長い割に伸びるのが遅く、一度カットすると再び毛が生え揃うまでに時間がかかることがあるようです。
また老犬の場合、短くカットすることで毛質の衰えを感じることがあり、まるで毛質が変わってしまったように感じられることもあります。
またその他の犬種では、ダックスフンド、パピヨン、チワワ、ハスキー、シェルティ、柴犬、パグなどでバリカン後に毛が生え揃うまでに時間がかかるケースがあるようです。
特に通常、カットを行わない犬種の場合に、バリカンを使用することで毛量や毛質に変化を感じることがあります。
愛犬の犬種がカットが必要な犬種なのかどうか、自宅でカットする前に調べておくことはもちろん、プロのトリマーさんにカットをお願いした場合、どのように対処しているのか(バリカンを使用しているのかどうか、カットは行っているのか)など事前に確認しておくとより安心です。
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4.まとめ
犬のカットをいつも美容室でお願いしているなら、一度はチャレンジしてみたいと思うのが自宅でバリカンを使った犬のカットではないでしょうか。
自宅で自分の手で犬をカットできるようになれば、これまでかかっていた美容室の費用が節約できるようになるのはもちろん、普段毛に埋もれて見えない犬の肌もチェックできるようになるため、犬の体調維持や健康維持にも役立ちます。
さらに犬とコミュニケーションする時間も増えて、美容室に預けている間の時間を「愛犬と一緒にいる時間」に変えることができます。
犬のカットは難しいことも多いですが、自宅でできるようにしておけば犬が年老い介護が必要になり、美容室にかかれなくなってしまった時にも安心です。
ぜひ若い内から自宅でのカットに少しずつ慣れさせておき、いつでも気持ちよく快適にワンちゃんが過ごせるよう、ぜひ楽しみながら自宅でのカットにチャレンジしてみてください!
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