犬を飼い始めたときになかなか首輪やリードに慣れてくれず悩んだ経験はありませんか?
散歩のたびに興奮してしまい落ち着いて散歩できなかったり、車にひかれそうになったり、他の人に迷惑をかけてご近所トラブルに発展してしまうかも、なんて思った方も多いのではないでしょうか?
実は首輪とリードを上手にしつけるのにはコツがあります。
そこで今回は多くの飼い主さんが実践している、首輪とリードの慣れ方をご紹介します。
さらに、自分だけの首輪・リード作り方も調べました。
上手に首輪とリードに慣れさせることで、ストレスなく散歩を楽しむことができますので、ぜひ試してみてください。
目次
1.首輪とリードを上手につけるコツ
1.1.まずは首輪とリードに慣らす
1.2.首輪、リードをつける実践的方法
2.手作り首輪&リードの作り方
2.1.チロリアンテープでつくる首輪
2.2.リードの作り方
2.3.ミシンいらずパラコードで首輪作り
3.人気の高い首輪、リード8選!
3.1.かわいい首輪・リード
3.2.オシャレ首輪・リード
3.3.ブランドの首輪・リード
1.首輪とリードを上手につけるコツ
犬に首輪とリードをうまくつけるコツは犬が首輪やリードに「慣れる事」が大事になります。
ずっと首輪などをしていなかった犬や子犬などは急に首輪をつけると首元に違和感を感じ嫌がります。
そのまま散歩などに出かけてしまうと嫌がり首輪が外れてしまったり、逆に首輪が閉まりすぎて犬が苦しくなることもあります。
散歩中に犬が逃げ出すトラブルや、犬が首輪とリードを嫌がり興奮状態でそうしようもなくなる事は誰にでもありうることです。
うちは大丈夫と思っていても、きちんと慣れさせてからにしないと思わぬ事故に繋がります。
外を散歩できるようになる前に室内で首輪とリードに慣れさせましょう。
では、実際にどうやって首輪とリードに慣れさせていくのかご紹介します。
1.1.まずは首輪とリードに慣らす
はじめ、犬は首輪とリードに対して警戒することがほとんどです。
警戒しているからといって首輪やリードを使って遊ぶのはやめましょう。
首輪とリード=遊ぶものと認識してしまうと慣れても散歩のときに遊びモードになることがありますので注意しましょう。
首輪とリードにならす方法として「首輪をつける」と「いいこと」があると犬に覚えさせてあげましょう。
用意するものは犬が好きなおやつやフードなどのご褒美、リード、首輪です。
首輪などに嫌がる可能性がありますので、ハンカチやスカーフなどを用意しておくといいでしょう。
まず初めは頸に何か巻き付いている状態になれるためにスカーフやハンカチを使用し、首に巻いて慣れさせます。
最初は気になって引っかいたりしますが、引っかいたら「ダメ」と伝え、落ち着いていられるようであれば「いい子」と褒め、フードやおやつを使用し褒めてあげましょう。
フードやおやつにあまり興味を示さないようであれば、優しく撫でてあげましょう。
撫で方は優しく一方方向に毛並みに沿って撫でます。
ワシャワシャと撫でると犬が興奮しますので、やめましょう。
声のトーンも高めだと興奮しますので、落ち着いて声をかけましょう。
落ち着いているとご褒美がもらえる、褒めてもらえると犬に覚えさせましょう。
ハンカチやスカーフですが、一日中つけておくと首回りの皮膚が炎症を起こしてしまったり、スカーフやハンカチがこすれ毛が切れてしまったりしますので、慣れさせる訓練が終わったら外しましょう。
子犬のころは何でもおもちゃにし噛んだり遊んだりします。
誤って飲み込むことも考えられますので、きちんと外してしまっておきましょう。
いけないことをしたときは「ダメ」と声をかけますが、決して声を荒げたり、叩いたりはしないようにしましょう。
声のトーンを変え、低い声ではっきりと「ダメ」と伝えましょう。
しっかり犬の眼をみてアイコンタクトをとり、やめさせましょう。
褒めるタイミングと、叱るタイミングは犬が行動を起こしたすぐに伝えましょう。
犬が行動を起こし時間が経ってから注意しても犬は何を怒られたのか分からなくなって混乱します。
首輪やリードに慣れさせるためにはこのタイミングが一番重要になります。
はじめは難しいですが、犬と暮らし、犬が行動を起こしたすぐに注意や褒めるなどを繰り替えてしていくうちにタイミングも覚えていきますので、難しいと諦めずに頑張りましょう。
1.2.首輪、リードをつける実践的方法
ハンカチやスカーフを首に巻くことに慣れてきたら次のステップに行きます。
次は実践的方法に入ります。首輪をつけましょう。
首輪を付けるときに犬の首に首輪の長さを調節しましょう。
首と首輪の間に指二本入れば苦しくないので大丈夫です。
ゆるゆるの状態にしておくと散歩のときに首輪から抜けてしまったりする危険性があります。
首輪の長さの調節は実際に散歩の行く前に調節すればいいので、嫌がって難しいようであれば、少し緩い状態でも大丈夫です。
あまりきつく締めすぎたり、ブラブラに緩くしすぎないようにしましょう。
首輪を実際につけて興奮せず落ち着いていられた時にご褒美を与えましょう。
首輪をつけても暴れたりせず、落ち着いていられるようであれば、首輪をつける時間を徐々に伸ばしていきましょう。
訓練時間は10分~15分程度で終了し、毎日徐々に慣れさせましょう。
ハンカチ・スカーフの時と同様早く慣れさせたいからといってずっとつけておくのはやめましょう。
ハンカチ・スカーフからステップアップしたときに嫌がる様であれば、またハンカチに戻しましょう。
嫌がるときに無理やりやってしまうと首輪に慣れさせる訓練が犬にとって苦痛になってしまいます。
始めから気にしない犬や敏感な犬などその犬の性格などにより変わりますので、その犬に合わせて訓練してあげましょう。
首輪に慣れてきたら最後にリードを付けてみましょう。
リードはゆらゆらし体にぶつかったり、ジャラジャラ音がするので、首輪に抵抗なくつけられた犬でも嫌がったり、遊んでしまったりすることがあります。
リードを付けた状態で、リードを揺らしたりし、噛みついたり遊んだりしたら「ダメ」と注意し、落ち着いていたら「いい子」と褒めご褒美を与えましょう。
これを繰り返し慣れさせます。どうしても遊んでしまったり、噛みついてくるのが治らない場合はホームセンターやペットショップなどで売られている犬の噛みつき防止剤を使用しましょう。
噛みつくことにより犬の苦手な味「苦味」を感じ、くわえなくなります。
リードに噛みついてくる行為をずっと放置しておくとリードが傷つき、リードがちぎれてしまう事もありますので、噛む行為が現れたら辞めさせましょう。
首輪でなくハーネスにならす場合も同様で、ハンカチなどで慣らしてからハーネスを装着し、褒めてご褒美を与え、ハーネスを落ち着いてつける=ご褒美がもらえると覚えさせましょう。
犬が嫌がったから辞めさせたなど犬が行動したあとにやめると、暴れるとやめてくれると思い、犬の行動は悪化します。
ご褒美を上手に使いながら、嫌がったからやめるなど犬の都合で辞めないようにしましょう。
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2.手作り首輪&リードの作り方
ここでは手作り首輪&リードの作り方をご紹介します。
2.1.チロリアンテープでつくる首輪
ameblo.jp satobonmama*s factory:犬の首輪の作り方チロリアンテープ編
用意するものはチロリアンテープ、ポリプロピレンテープ、コキ、サルカン、バックル、Dカンです。
テープの長さは首回り+12~22cmにし、テープの幅は小型犬で15mm、中型犬は20mm、大型犬は25mm以上で犬に合わせて調節しましょう。
コキ、サルカン、バックル、Dカンはテープの幅に合わせて購入しましょう。
ポリプロピレンテープに両面テープを張り、好きな柄のチロリアンテープを選び重ね合わせ貼り付けます。
ミシンでチロリアンテープをポリプロピレンテープに縫い付けます。
まずテープの片側から片方のバックルを通しテープの中央部分までバックルを入れそこから半分にテープを折ります。
二つ折りにした状態で端からサルカンを入れバックルを固定するように奥まではめます。
サルカンをはめた上の一枚のテープにコキを入れ、真ん中にテープを通します。
テープにコキを2.3cm入れたとこれで二つ折りにし、テープの端とそこから0.5cmぐらいコキ側の部分の2カ所ミシンで縫います。
強度を出すため何度か縫います。
縫い終わったら、下のテープを持ち、コキに通します。
下のテープをコキに通したら、次にDカンともう片方のバックルを5cmくらい通しバックルを中心に二つ折りにします。
バックルとDカンの間が2.5cmぐらい、Dカンとテープの先端が2.5cmぐらい等間隔になるようにします。
テープの端を持ち、Dカンに通し、内側に二つ折りにします。
Dカンとバックルの間を2カ所ミシンで縫い付けます。
このDカンはリードをつける場所でバックルは首輪が外れないようにするための重要な場所なのできちんと縫い付けましょう。
これで完成です。
手持ちの首輪を見ながら作るイメージしやすいと思いますので、難しいと思う方は見ながら挑戦してみましょう。
2.2.リードの作り方
ameblo.jp satobonmama*s factory:犬用リードの作り方チロリアンテープ編
用意するものはポリプロピレンテープ約1.2mとチロリアンテープ約1.6m、ナスカンです。
首輪の時と同様、ポリプロピレンテープとチロリアンテープを縫い合わせます。
両面テープで固定してミシンで縫うと縫いやすいです。
まず持ち手の部分です。
自分で使用しやすいよう持ち手の大きさを調節します。
丁度いい大きさにできたらテープの端を二カ所ミシンで縫います。
次にナスカンの取り付けです。
持ち手の反対側からナスカンを通し、2、3cmのところをミシンで2カ所縫い付けます。
犬と人間のつながり部分なので強めに固定しましょう。これで完成です。
リードの長さや持ち手部分の大きさなどは使いやすさを自身で試してから縫い付けましょう。
ミシンで縫い付ける場所は返し縫をし、ちょっとやそっとじゃ取れないようにしましょう。
2.3.ミシンいらずパラコードで首輪作り
ミシンを使用すると簡単に首輪もリードも作ることができます。
しかし、ミシンが家にない方や苦手な方は、「パラコード」という紐を使いミシンいらずでつくれる方法もあります。
用意するものはバックル、Dカン、パラコード太、パラコード細です。
まずパラコード太を首回り+1~2cm程度の長さに測り切ます。
用意したパラコードの両端をライターであぶり接続します。
ライターを使用するため火傷をしないように軍手などをして使用しましょう。
紐の両端にバックルをつけ、どちらかにDカンをくくりつけます。
こでが首輪の芯となる部分です。
新しく用意したパラコード太とパラコード細をライターであぶり、接続します。
接続したパラコードをバックルをつけてある紐の間に通し、接続部分が中心にくるようにします。
バックルをひっくり返し、パラコード太を芯の上に乗せ、その上にパラコード細を芯の下からパラコード太の紐の上に通します。
紐を左右に引っ張り引き締めます。
これを繰り返し、左右対称となるように結んでいきます。
最後まで結んだらパラコードの太とパラコード細の両端をバックルの結び目に通します。
余ったコードは切り、ライターであぶり、ほつれないよう固めて完成です。
文章だけだと分かりにくい事もありますが、動画サイトなどで紹介されていますので、どうしてもわからない場合はそちらを見て作ってもいいかもしれません。
パラコードを使用して作る方法は簡単で慣れると15分程度で完成します。興味のある方はぜひ試してほしい方法です。
3.人気の高い首輪、リード8選!
ここでは人気の高い首輪・リードをご紹介します。
かわいい、おしゃれ、ブランドの3部門から選び抜かれた人気の高いものを調べました。
3.1.かわいい首輪・リード
犬も可愛い首輪やリードを付けたい!という方のために人気の高いかわいい首輪・リードをご紹介します。
「MOC LOMITA(モックロミータ)」
首輪に大きなリボンがついている可愛らしい首輪です。
愛犬の名前のイニシャルがついていて、フェイクレザー・ポリエステル地とスウェード地などあります。
大きなリボンも取り外しができるため、リボンなしの普段使いとお出かけの際のオシャレなど使分けることができます。
首輪、リード、ハーネス、首輪用のチャームなども販売されています。
首輪は約4000円から販売されています。
「one berry」
犬用のウェアを中心で販売しているブランドですが、他にもグッズや雑貨などを一緒に販売しています。
水着や浴衣、ドレスなどもありますが、首輪やリードも女の子に似合うレースなどフリフリした首輪からパールがついた首輪まで様々な種類があります。
首輪、ハーネス、リード、お出かけ用バッグもあり、首輪は約1500円~販売しています。
大きなリボンやレースなどがあしらわれた可愛らしい見た目です。
お出かけの際にも活躍し、愛犬の可愛らしさを最大限に引き出すことのできる首輪・リードです。
トリミングサロンに行ってきた後の散歩などに使うといいかもしれません。
3.2.オシャレ首輪・リード
犬の首輪やリードの中からオシャレで機能的にも優れているものをご紹介します。
「woven+(ウーブンプラス)」
ゴールデンレトリバーの飼い主さんが大型犬用の丈夫なかわいい首輪やリードが少ないことから発案し作り出されたブランドです。
1つ1つ手織りで作られていて、握りやすく温かみのある商品です。
手織りなため強度もあり、中型犬や大型犬にも最適です。
人気商品のため注文してから到着まで1カ月程度かかります。
首輪、リード、ハーネスも販売されています。
首輪の値段は約5500円~1万1000円ほどです。
「GOLPARA」
カラフルで赤、黄色、ピンク、青、オレンジなどの様々な柄があり、ナイロンでできている首輪です。
首輪は首に負担がかかりやすいため、首元にクッションが入っています。
夜の散歩時にも安心な反射テープもついています。
サイズ調節が可能で体重のぞんげんにも対応できます。
汚れたらら洗濯機で洗えるため便利です。
約2400円~販売されています。
デザインもよく機能性も抜群のため多くの愛犬かに愛され、リピーターも多い首輪です。
「Framer」
厚手のヌメ皮素材に、Framer独自のプリントで洋風な柄から和風な柄までたくさんのラインナップがあります。
朝顔や椿、紅葉などの柄から首輪にその犬の名前や飼い主の電話番号を柄として入れることのできる首輪も取り揃えています。
首輪の値段も約4000~7、8000円程度で、同時にリードも購入すると、オプションでナスカンの外れ防止のための特殊なナスカンのついたリードに変更することもできます。
オシャレで機能性の高い首輪やリードは大型犬や引っ張る犬など散歩時に困った行動をしてしまう犬にはお勧めです。
値段も様々ですが、強度が高い首輪は長持ちしますので、1本持っていると便利です。
3.3.ブランドの首輪・リード
犬の首輪のブランドにも様々な種類あります。
人間の中でも人気なブランドで犬用の商品も販売しています。
その中でも人気なブランドをご紹介します。
「LOUIS・VUITTON(ルイ・ヴィトン)」
レザー生地のルイ・ヴィトンの首輪です。
小型犬から中型犬用と様々な犬種用に販売されています。
ネームタグがついていて、迷子防止になります。
リボンがついたものから、シックな首輪まであり、高級感あふれる仕様です。
首輪は約45000円~、リードも約45000円~販売されています。
「HERMES(エルメス)」
カデナなチャームがついたデザインからシックなものまで高級感あふれるデザインがそろっています。
首輪やリードなどがあり、値段もそれぞれです。
首輪は約10万円~販売されていて、オークションなどでも取引されています。
リードを付けるDカンがない首輪もあるのでお散歩用というよりオシャレ用です。
人間でも有名なブランドの首輪やリードは機能性というより、オシャレメインですので、散歩時すごく引っ張る犬などには不向きです。
小型犬で全く引っ張らない犬にはかなりお高いですが、日常の散歩用でもいいかもしれません。
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4.まとめ
ここでは犬が首輪とリードに慣れるための方法をご紹介しました。
犬が首輪とリードに慣れるためにはいくつかのステップがあり、焦ることなく徐々に慣れさせていくことが大事です。
首輪をつけるときの感覚や「カチッ」という音が苦手な犬もいますので、初めはスカーフなどをつけ首の違和感になれ、徐々に1,2分首輪をつけるなどご褒美を与えながらステップアップしていくことが大事になります。
犬によってはもともと首輪に違和感などない子や首輪をつけると動けなくなってしまう犬、リードに噛みついてしまう犬様々です。
なかなか慣れなくても焦らないように、犬のペースに合わせてあげましょう。
お散歩にも慣れていくと自分だけのオリジナルの首輪をつけてあげたいなんて思うこともあるでしょう。
実はミシンがあれば簡単にできてしまいます。
慣れてしまえば15分から30分程度で完成してしまいます。
ここで八番簡単な方法をご紹介しましたので、ぜひ試しに作ってみてください。
ミシン持っていないし、不器用だから…という方のためにも市販でかわいい首輪、オシャレな首輪や誰もが知っているブランドから販売されている首輪などたくさんの首輪があります。
首輪により、生地や機能性などが変わり、力が強い犬、引っ張ってしまう犬に最適な首輪。
リード、大型犬だけど可愛い首輪・リード、フリフリの女の子らしい首輪・リード、ブランド品のシックな首輪・リードなどあります。
愛犬に合わせて色や柄、素材などを選べば快適な散歩を楽しむことができるようになるでしょう。
首輪やリードを変えて、犬も飼い主も素敵なお散歩を楽しんでいただければと思います。
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