チワワを飼いたい、という方は多いのではないでしょうか。チワワは初めて犬を飼う方にも多頭飼いをしたい方にもおすすめの犬種です。
つぶらな瞳、体は小さくそして美しい被毛、明るくて活発な性格。さらには飼い主さんには献身的でいて甘えん坊という性格、どれを取っても魅力的ですよね。
でも凶暴という話やわがままという話や寒さに弱い、という話を聞いて不安に思っている方もいます。
ですがこの記事を読むことでチワワの性格や性質、飼い方やしつけの仕方など知っておくことで、きちんと準備をすれば大丈夫です。
家族の一員としてチワワを迎える日に備えておきましょう。かわいいだけではないチワワの魅力を肌で毎日感じる日が来ますよ!
目次
1.チワワってどんな犬なの?
1.1.2つのチワワの特徴とは
2.チワワの性格の特徴を知ってさらに理解を深めよう!
2.1. チワワのよい性格とは
2.2.チワワの悪い性格とは
2.3.チワワのオスとメスでは性格が違うの?
2.4.チワワはこんな人におすすめ!
3.チワワを飼ってみたい!知っておくと便利なチワワの飼育方法とは
3.1.オスのチワワの去勢はどうしたらいいの?
3.2.チワワの健康上で注意したい2つのポイント
4.しつけに失敗しないための3つのポイント
4.1.うまくできたときはしっかり褒めてあげよう
4.2.甘やかさないでちゃんと叱ろう
4.3.上手にできなくても怒らない
5.チワワを飼うための2つの重要ポイント
5.1.トイレトレーニングは必ずやろう
5.2.散歩は積極的に連れて行こう
1.チワワってどんな犬なの?
かわいいチワワを飼いたい!その前にチワワがどのような犬なのか、基本情報をまずは知っておきましょう。
原産地
チワワの原産国はメキシコです。古代メキシコにいた「テチチ」という小さな犬が祖先と言われています。
アメリカに持ち帰られて、育種され今のようなスタイルになりました。
平均体高
平均体高は12cmから20cmとなっています。
平均体重
平均体重は1.5kgから3kgです。かなり小さいということがわかりますね。
日本で飼われているチワワの頭数
2016年のジャパンケンネルクラブのデータによると、日本におけるチワワの飼育頭数は50,405頭となっています。
ちなみに飼育頭数としては第1位のプードルの77,461頭に次いで2位となっています。ここからも人気の犬種であることがわかります。
チワワの気をつけたい病気は?
チワワには罹りやすい気をつけたい病気がいくつかあります。
必ずこれらの病気に罹ってしまうわけではなく、あらかじめ知っておくことで病気が防げたり、病気になっても早く発見できたりするのです。
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膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
チワワのような小さい犬に多い疾患で、後ろ足の膝のお皿がずれたり、外れたりしてしまう病気です。
先天的になっている場合と、飛び降りた時などに罹ってしまった後天的である場合があります。
むやみにジャンプさせる、高いところから飛び降りるなど、負担になることは避けます。
また、先天的にかかっていた場合は、獣医さんと相談して手術などの治療をします。
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水頭症
チワワは「水頭症」という病気に罹りやすいと言われています。
原因は脳の髄液が脳室に増えてしまうことで、脳室が異常に拡張した状態です。
拡張することで周りの神経を圧迫し様々な症状を引き起こします。
症状としては、よく転ぶ、うまく歩けない、立ち上がれない。ぼんやりしている時間が多い、痙攣するなどが挙げられます。
また症状があまり出ない子もいます。
頭部のけがや脳炎など後天的な原因もありますが、チワワが罹りやすい水頭症は出生前の発育不全やウイルス感染など先天的なものです。
「頭蓋骨のモレラ(ペコ)」と言ってチワワのほとんどの子犬に見られる頭頂部のくぼみがあります。
ここは触ると柔らかく、頭蓋骨が重なりきっていない穴のようなものです。
大体は数ヶ月で頭蓋骨の発達に伴って閉じますが、稀に閉じない子がいます。閉じない子は将来水頭症になりやすいと言われています。
ですが、閉じないとみんな水頭症になるわけではありません。
水頭症は完治せず、一生付き合うことになりますが、適切な治療を受けることで天寿を全うできる子もたくさんいます。
愛犬のためにも悲観しないで、病気と向き合っていくことが大切です。
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気管虚脱(きかんきょだつ)
気管が押しつぶされたように変形し、空気の通り道が狭くなることで呼吸困難になったり体温調節が難しくなったりする病気です。
これにもチワワはかかりやすくなっています。頭をのけぞらせて吠えるのも原因のひとつと言われています。
チワワの呼吸がガアガアと苦しそうになっていたら「気管虚脱」に罹っている可能性があります。
症状が軽ければ、気を付けて過ごすことで症状は改善されます。重度になるとお薬を飲んで咳を抑えていきます。
「気管虚脱」に似た「逆くしゃみ」というものがあり、豚の鳴き声のような音で呼吸をすることがあります。
空気を吸い込みすぎた結果むせてしまったことで起こるのですが、「気管虚脱」と似ていることもあり、飼い主さんでは見分けがつかないことがあります。
不安になった時は獣医さんのところで診察してもらえば見分けることができます。
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角膜炎
チワワの目は大きく突出しているため角膜炎に罹りやすくなっています。角膜炎はウイルス感染などのほか、外傷が原因になります。
目に怪我をさせないように目の大きなチワワでは注意する必要があります。
角膜炎にかかると涙や目やにが出る、まぶしがる、目が充血するなどの症状がみられます。
症状がひどくなると失明してしまう恐れもあるので、目に異常を見つけたらすぐに獣医さんのところへ連れていく必要があります。
チワワの平均寿命
チワワに平均寿命は14?18歳くらいで、比較的長寿と言われています。大切に飼って、できるだけ元気に長生きさせてあげたいですね。
1.1.2つのチワワの特徴とは
チワワの特徴として、まず被毛によって2種類に分けることができます。
なめらかな短毛の「スムースコートチワワ」長い被毛の「ロングコートチワワ」です。
短毛のスムースコートチワワはそのツヤのある毛が魅力で海外では大変人気があります。
短毛のため表情がわかりやすいのも人気のひとつです。
ロングコートチワワはふさふさで柔らかく、美しい被毛がやはり人気です。
どちらも換毛期に毛が抜けやすいので、定期的なブラッシングが必要です。
またチワワはカラーが豊富な犬種としても知られています。
単色チワワはひとつのカラーですが、クリーム色やホワイト、ブラックやチョコ、レッドなどベーシックなカラーの子もいれば、レアなカラーであるブルーやイザベラの子もいます。
このように単色と言ってもいろいろなカラーの子がいます。
その他2色のカラーが入るトライカラーは「ブラックとホワイト」「フォーン(薄いブラウン)とホワイト」「ホワイトとブラック」など様々な組み合わせがあります。
また3色以上のカラーが入るパーティカラーの子もいて、大変多彩です。
さらに眉毛のような「タンマーク」が入るチワワも人気です。タンマークもブラックタンやチョコタンなど色の種類が豊富です。
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2.チワワの性格の特徴を知ってさらに理解を深めよう!
チワワの性格はどのような特徴があるのでしょう?人と同じように性格はそれぞれ違います。
チワワによく見られる性格を良い性格、悪い性格に分け、さらにオスとメスの違いについても説明します。
2.1. チワワのよい性格とは
チワワの良い性格としてまず溌剌としていることがあげられます。そして飼い主さんに対して献身的で、甘えん坊でもあります。
小さい体でありながら勇敢な一面もあり、独立心もあります。
また、とても頭が良く訓練しやすい犬種でもあります。
2.2.チワワの悪い性格とは
一方悪い面もあげられます。例えばわがままで、警戒心がとても強いところがあります。
ある意味臆病であるため、見知らぬ犬や人に対して警戒してしまうのです。
凶暴な一面もありこれも臆病や警戒心の強さから、噛み付いたり吠えついたりします。
飼い主さんを外敵から守ろうと、凶暴になることもあります。相手が大型犬でもひるみません。
適切なしつけを行うことで良い性格を活かし、悪い性格は修正していくことができます。
2.3.チワワのオスとメスでは性格が違うの?
オスとメスでの性格の違いはあまりありませんが、オスの方が攻撃的になりやすく、やんちゃになる傾向が強いようです。
またメスは賢く大人しめ、要領がいい子が多いようです。
初めて飼う方には大人しめのメスがいいと言われています。実際メスは成犬になると落ち着いてくることが多いです。
対してオスはいつまでも活発で元気なことが多い傾向にあります。
2.4.チワワはこんな人におすすめ!
犬を初めて飼う人にチワワは向いています。その理由としてチワワは小型犬であることがあげられます。
小さいとシャンプーやブラッシングなどお手入れが楽なので自分で行えます。
お手入れを自分でできると、体を触ることが多くなり、チワワとの信頼関係も築きやすく、体や皮膚の異常も早く見つけることができるという利点があります。
またチワワが小さく、長い距離の散歩を必要としないため、散歩は短い距離からスタートできます。
さらに小型犬なので移動が楽です。病院通いなど初めてのことが多い飼い主さんにとって、移動が楽なのは嬉しいですよね。
キャリーに入れてもそれほど重くないので、徒歩で移動する際も負担が少ないのです。
また多頭飼いをしたい方の2頭目としてもチワワは向いています。
チワワは賢く、しつけがしやすいのが特徴です。そのため多頭飼いをしてもあまり負担がかからないのです。
先住犬の真似もしてくれますし、飼い主さんの言うこともよく聞いてくれますよ。
また小型犬で食事の量もそれほど食べないので、多頭飼いにしても費用の負担が楽です。
散歩の際も小型犬なので、多頭飼いでも引っ張られるなどの危険性が減ります。
多頭飼いのコツは先住犬を優先して、やきもちをやかせないことです。
3.チワワを飼ってみたい!知っておくと便利なチワワの飼育方法とは
チワワを飼ってみたい方に知っておくと便利な飼育方法をお伝えします。
手入れについて
チワワは体が小さいので、シャンプーやお手入れが比較的楽に行えます。まめにお手入れしてあげましょう!散歩の後、足を洗うのも楽ですね。
スムースコートチワワ
- スムースコートチワワのお手入れ方法は基本的にブラッシングとコーミングです。つやのある短毛は丁寧にブラッシング、コーミングしてあげましょう。換毛期には意外と毛が抜けるので特に気をつけます。
- シャンプーの後はドライヤーでしっかり乾かしましょう。チワワは毛が短く寒さに弱いからです。
- お手入れの時、スムースコートチワワは短毛なので体のチェックがしやすく、異変を見つけやすいのが特徴です。太りすぎていないかな?足は大丈夫か?などチェックしてあげてくださいね
- 寒さに弱いので、真冬に長い間外にいる時は洋服を着せるなどして保温してあげましょう。
ロングコートチワワ
- ロングコートチワワは毛が長いので、絡んだりもつれたりしないよう優しくブラシをします。ロングコートも仕上げはクシでコーミングするときれいに仕上がります。
またロングコートも抜け毛が多いので、換毛期はさらにまめに手入れしてあげましょう。 - シャンプー後のドライヤーはロングコートもしっかり乾かすことが大切です。被毛の中に空気を入れてあげるように乾かすとふんわり仕上がりますよ。
- ロングコートチワワも寒さには弱いです。真冬は洋服などで保温してあげましょう。
散歩
- 小型犬のチワワですが、毎日の散歩は欠かせません。元気で溌剌としているので運動量も多く活発です。たとえ家の中でもたくさん動いているといっても、犬の社会性を養うためにも、外で運動をさせるためにも散歩は必要なのです。チワワは独立心が強いところもあるので、なおさら社会性を育ててあげる必要があります。長時間歩く必要はありませんが、適度な散歩に毎日連れて行ってあげましょう。
- 真夏の散歩は、気温と時間に気をつけます。小型犬のためチワワは地面に近く熱をまともに受けてしまいます。また肉球が熱くなったアスファルトやコンクリートで火傷をする恐れがあります。朝の涼しい時間帯や、日が暮れて時間の経った夕方に連れて行くようにしましょう。
3.1.オスのチワワの去勢はどうしたらいいの?
オスのチワワの去勢に関しては飼い主さんの判断次第です。去勢をした場合もしない場合もメリットとデメリットがあります。
去勢をするメリット
- 性欲が軽減されて性格が穏やかになると言われています。また、オス自身の性欲によるストレスもなくなります。
- 犬同士の喧嘩や、あちこちにおしっこをかけるマーキングなど、問題行動が減ります。オスはおしっこをしてメスに性的アピールをするのでどうしてもマーキングをしてしまうのです。
- 生殖器の病気にかかる心配がなくなります。病気の心配が減るのは飼い主さんにとってもチワワにとってもいいことです。
去勢をするデメリット
- 手術や麻酔のトラブルの可能性があります。手術を行うので、麻酔をしますからそれに伴うトラブルが起きる危険性はあります。
- 飼っているチワワの子供が欲しい場合、作れなくなってしまいます。とても性質がよい、毛並みが美しいなどの理由で子孫が欲しいと思っても去勢をしたらそれは望めなくなってしまいます。
- 肥満になりやすいです。体脂肪が増え太りやすくなります。太らせない管理が必要になります。
これらのことを考慮して、飼い主さんの望むチワワとの生活を考えて去勢をするかしないかを判断します。
去勢に向く時期は生後半年から1年くらいです。それ以降の場合は獣医さんに相談しましょう。
3.2.チワワの健康上で注意したい2つのポイント
1つ目は、「天気のいい日は外で一緒に運動すること」です。
チワワは非常に小さいためなんとなく散歩しなくてもいいのでは?と思いがちです。家の中で活発に動いている姿を見ると必要ないかな?とも思うかもしれません。
しかし、散歩は運動だけではなく日光を浴びたり、ストレスを解消したりと様々な目的があるのです。
天気のいい日に太陽の光を浴びることで、ビタミンDの生成を促します、ビタミンDはカルシウムの吸収に必要なビタミンで、それは人間も同様です。
ですから天気のいい日は飼い主さんも一緒に外で運動をすることが大切なのです。
2つ目は寒がりのチワワのために「栄養バランスをしっかり考えてあげる」ことです。
チワワは寒がりなので、冬は特にカロリー摂取量を多めにして寒さに対抗できる体力をつける必要があります。
同時に太らせないように体重のチェックはまめに行います。
栄養バランスが取れた、小型犬用のドッグフードを与えましょう。
この時ドライフードとウエットフードを混ぜてあげると、よく食べるのでおすすめです。
ウエットフードがあると冬に不足しがちな水分も補給できます。
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4.しつけに失敗しないための3つのポイント
小さくてかわいいチワワにもしつけは必要です。チワワはとても頭が良く、すぐ覚えることができます。
それだけに間違えたこともすぐ覚えてしまうので、きちんとしつけておく必要があるのです。
しつけを行うことで、チワワのわがままや凶暴性が薄れ飼いやすくなります。そうなるとチワワも飼い主さんも幸せですよね。
しつけのポイントは3つあります。
4.1.うまくできたときはしっかり褒めてあげよう
褒めることが大切です。チワワを始め犬は飼い主さんに褒められるととても嬉しいものです。
うまくできた時は大げさなくらい笑顔で褒めてあげましょう。
むやみに高い声を出す必要はありませんが、明るい声で褒めることが大切です。
チワワと一緒に遊んで、遊びの中から楽しくしつけていくといいですよ。
4.2.甘やかさないでちゃんと叱ろう
甘やかさないでちゃんと叱ります。チワワのつぶらな瞳や愛くるしい顔を見ると、つい甘やかしたくなりますが、ちゃんと叱ることで悪いことを覚えてくれます。
ここは頑張ってきちんと叱ることが大切です。
ただし怒鳴ったり、叩いたりすることはチワワに恐怖心を与え、怯えさせるだけで、しつけの効果は全くありません。
絶対に怒鳴ったり叩いたりしないようにしましょう。
4.3.上手にできなくても怒らない
チワワが上手にできなくても怒らないことが大切です。たとえ頭のいいチワワでも上手にできないことはたくさんあります。
この時イライラして怒るのは逆効果です。根気よくしつけをしていきましょう。
チワワがうまくできたらとにかく褒める、そして悪いことをしたら叱る、この繰り返しでチワワは学んでいきます。
頭のいい犬ですから、一度覚えればすんなり学習してくれます。
チワワと一緒に飼い主さんも成長する、くらいの気持ちでしつけをしていきましょう。
5.チワワを飼うための2つの重要ポイント
「トイレトレーニングを必ず行うこと」と「散歩は積極的に連れていくこと」この2つがチワワを飼うための重要ポイントです。1つずつ見ていきましょう!
5.1.トイレトレーニングは必ずやろう
トイレトレーニングは必ず行いましょう。
毎日の散歩で外に連れ出した時に排泄しているからトイレトレーニングはしなくていい、と思いがちです。
しかしトイレトレーニングができていると、悪天候で外に行けない時、飼い主さんの急病などで外に行けない時でも家で安心して過ごすことができます。
また散歩まで無理に我慢せず排泄ができるので、健康上も利点があります。
家の中での粗相が減るのでお掃除も楽になりますよ。
トイレトレーニングのやり方
チワワが落ち着く場所にサークルを置きます。
最初はその中にペットシーツを寝床以外に敷き詰めて置きます。これならどこにしても大丈夫です。
サークル内でチワワが寝ていれば、朝起きた時にペットシーツに排泄する可能性が高いです。その時はしっかり褒めてあげましょう。
また食後などタイミングを見計らってサークルに入れてあげます。
食後は排泄することが多いので、トイレトレーニングのチャンスです。
この時もうまくできたら褒めてあげましょう。汚れたペットシーツはすぐ処分します。
サークル内のペットシーツに排泄していくと、だんだん排泄場所が限定されていきます。
そこであまり使われなくなったペットシーツは取り除いていきます。
最終的によくするペットシーツのところをトイレにします。
またサークルで過ごすのはいいこと、と教えてあげるとうまくいきやすいです。
大好きなおやつやフードはサークル内で食べさせましょう。
また寝床に粗相してしまったり、ペットシーツ以外の家のスペースで粗相したりと失敗はつきものです。その時に絶対に叱らないことが大切です。
おしっこをしたら叱られる、と勘違いしてしまいます。うまくできた時は必ずほめることも大切です。
5.2.散歩は積極的に連れて行こう
積極的に散歩に連れて行きましょう。散歩は運動のため、そしてストレス解消のためにも必要です。
また社会化のしつけとしても散歩は欠かせません。
子犬のチワワの場合は、ワクチン接種が終わった頃から少しずつ外に連れ出していきます。
いきなりリードをつけて走り出したりせず、少しずつ外に慣れることが大事です。
最初は玄関先に抱っこして連れ出して、外の音や匂いを感じさせてあげましょう。
リードは首につけるものではなく、胴体につけるタイプが気管支の保護にもなるので、おすすめです。
最初は怖がるかもしれないので、家の中で安全にリードに慣れさせます。
外に慣れ、リードにも慣れたら公園などに連れて行ってあげましょう。
チワワは小さいので自転車や車から見えない場合もあります。注意して歩きましょう。
また、外を怖がるようでしたら、無理はさせないようにします。
好きなおもちゃを持って行って遊ぶ、おやつを持っていくなど「楽しい」思いをさせると散歩が好きになりますよ。
事故防止のためにもリードは必ずつけたままにして、放して遊ぶことはしないようにしましょう!
道路だけではなく、草の上や土の上、マンホールの上などいろいろなところを歩く経験もさせてあげましょう。
夏は熱を持った地面に気をつけてやけどさせないように注意します。夏は早朝や夕暮れに散歩をしましょう。
また冬の寒さは苦手です。洋服を着せるなど調整をしてくださいね。
また途中でかかりつけの獣医さんのところに寄って、慣れさせておくといざという時怖がりません。
あらかじめ獣医さんに「慣れさせたいので散歩の時寄ってもいいですか」と聞いておくといいですね。
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6.まとめ
メキシコ原産のチワワは、今では日本で飼育頭数第2位になるほどの人気の犬種です。
小さくて被毛が美しくつぶらな瞳のチワワは初めての方でも飼いやすい犬です。
ただ小さいがためにかかりやすい疾患もあるので、そこは注意して飼う必要があります。
また冬の寒さにも弱いので栄養も考えて食事に気を使ってあげましょう。
それでも、とにかくかわいくて、明るく活発なチワワとの生活はとても楽しいものになります。
ただ少しわがままで気の強いところもあるので、しっかりしつけをすることも必要です。
チワワはとても頭がいいので、決して怒鳴ったり怒ったりせず、「きちんと叱る、思い切り褒める」とメリハリのあるしつけをすればちゃんと覚えてくれますよ。
そして必ずトイレトレーニングをしっかりおこなうことも大切です。
毎日楽しく散歩をしてチワワも飼い主さんも健康で元気に暮らしていきましょう!
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