犬を初めて飼う、室内飼育でのポイントや注意したほうがいい点などあるのかな?と初めて犬を飼育することになるといろいろな事を考えてしまいますよね。
犬は喋ってくれませんので、これをこうしてほしいなどは飼い主が気づいてあげるしかありません。
そこでここでは、多くの飼い主がおさえている室内飼育での期にかけたいポイントをご紹介します。
飼育環境について、しつけについて、感染症について詳しく調べました。
室内飼育もきちんとポイントをおさえることで犬と人間でより良い生活が送れるようになります。
犬にかかる費用や飼育しやすい犬など、しっかり準備をしてから犬を迎えましょう。
目次
1.室内飼育で気にかけたい3つのポイント
1.1.環境編
1.2.しつけ編
1.3.感染症編
2.室内飼育の基礎知識
2.1.室内で飼うメリットとデメリット
2.2.飼うときに必要な費用はいくらくらい?
2.3.医療費や食費はどのくらい?
3.目的別飼いやすい犬ランキング
3.1.初心者にオススメの犬
3.2.臭いがあまり気にならない犬
3.3.抜け毛が少ない犬
1.室内飼育で気にかけたい3つのポイント
日本では古くから犬は番犬として室外で飼育されていました。
しかし近年では室内で犬を飼育している方が多いです。
室内飼育では室外飼育されている犬より気温などの環境は整っていますが、室内飼育で気にかけたいポイントをご紹介します。
1.1.環境編
室内飼育は室外飼育よりも環境面では比較的快適に過ごせます。
しかし室内だからと言って安心しないように注意しましょう。
室内でも夏場は熱中症にもなりますし、冬場は寒さに凍えることもあります。
逆に室内だからと安心してしまい、犬の体調の変化に気づきにくいこともありますので、油断せずに犬の体調には気にかけてあげましょう。
その1 ケージの事
ケージについてですが、室内飼育でもケージは必要です。
ケージに慣れさせておくことで車での移動時や緊急時、災害時にも安心してケージに入ることができます。
家に迎え入れてからケージトレーニングをしっかり行いましょう。
ケージにはトイレの場所も兼ねたケージと寝床専用のケージなど何種類かあります。犬の性格や生活スタイルに合わせて購入しましょう。
飼い主が家にいる時間が長くトイレもすぐに連れて行けるような環境であれば寝床のみのケージで問題ありませんが、留守にしがちの場合はトイレも入るケージを選んだほうがいいでしょう。
ケージの置き場所にも注意が必要です。夏場は直射日光が当たらない涼しい場所に、冬場は直射日光を避け温かい場所に置いておきましょう。
夏場で冷房をしっかりつけていてもケージの置く場所により熱中症になることもあります。できれば1年中快適に過ごせる場所に置いておきましょう。
その2 暑さ寒さ対策
室内飼育でも暑さ寒さはエアコンなどで管理しないと乗り切れません。夏場はエアコンで冷房をつけ、温度管理をしてあげましょう。
人間が快適に感じる温度だと犬にとっては少し寒くなることがありますので、床に触って温度を確かめましょう。
ケージ内も毛布など熱くなるようなものはどかしてあげ、冷感シーツなどを置いておくと涼しく過ごせるでしょう。
冬場はエアコンなどで温度管理するとともに温かい毛布をケージ内に入れてあげましょう。
ホットマットなどは逆に低温やけどのような状態になる可能性がありますので、注意しましょう。
その3 フローリングの事
犬にとってフローリングの床は前肢、後肢や股関節などの関節を痛める危険性があります。
フローリングの床の場合はクッションマットなどで関節をサポートしてあげましょう。
フローリングの床を走ることで足が滑るため関節を傷つけてしまうこともあり、身体が大きくなればなるほど負担も大きくなります。
クッションマットを引くのが難しいのであれば肉球の間に生えている毛をこまめにバリカンなどで刈ってあげましょう。
肉球に毛がかからないようにしてあげると、肉球が滑り止め代わりになるので足を滑らせることが減ります。
足の裏は犬自身がくすぐったがるため難しいこともあります。犬が嫌がる場合は、無理して行わず、トリミングサロンでプロのトリマーにお願いしましょう。
その4 臭い対策
犬は時間がたつと臭いが出てきます。犬自身が出ている臭い、尿や便などの排泄物の臭い、ケージ内の毛布などの臭いなどです。
犬は3週間~1カ月に1回程度シャンプーを行いましょう。
定期的にシャンプーを行うことで皮膚を清潔に保つことができ、皮膚の病気にかかる可能性が低くなります。
脂漏症などの病気の場合は3,4日に1回程度治療としてシャンプーを行うこともあります。
定期的に3週間に1度身体をしっかり洗ってるのに犬が臭い場合は皮膚に何らかの原因がある可能性がありますので動物病院を受診しましょう。
シャンプーをするときは初めにしっかり皮膚を濡らしてからシャンプーを泡立ててから身体につけるようにして洗いましょう。
皮膚を洗ったあとは十分なぬるま湯でシャンプー剤を流しましょう。
おなか側はシャンプーを残しやすい場所なので最後に手で触りぬめり感がないか確認しましょう。
シャンプーを残したままにすると皮膚炎になり、犬の体の臭いがきつくなりますので注意しましょう。
排泄物の臭いに関してはトイレトレーをこまめに掃除するのはもちろんのことですが、消臭剤を置いておくのもいいでしょう。
ただし、臭いが強いものだと犬が嫌がりますので無臭や犬が安心するような臭いのものを選びましょう。
ケージ内の毛布やおもちゃなども犬のよだれや汚れなどは付いていますので、時間がたつと臭いが出てきます。
定期的に洗うか、交換するなどしてあげましょう。
1.2.しつけ編
犬のしつけはとても重要なことです。
近年では犬にかまれてしまった、近所に吠えてうるさい犬がいるなどの近隣トラブルに発展することも多く、最悪保健所に連れて行かれてしまう犬もいます。
一度飼育し始めたのであれば、躾をしっかり行い、社会のマナーを覚えさせておきましょう。
ここでは犬にとって大事なしつけを覚えさせるためのポイントなどをご紹介します。
その1 トイレについて
トイレトレーニングは犬を家に迎え入れた時に行いましょう。
できるだけ若い時に行った方が覚えやすいですが、成犬になっても覚えることはできますので、しっかり教えてあげましょう。
朝起きた時や、食事後などにトイレ場所に連れて行き、きちんと排泄できた時にしっかり褒めてあげるということを繰り返します。
褒めることでその行動が強化され、どんどん覚えも良くなります。
犬は肉球の感覚でトイレする場所を判断します。そのため、犬は排泄する前にぐるぐると同じ場所を歩き、どんな場所なのかを判断しているのです。
室内での排泄に慣れていると室外では排泄しなくなります。その逆もあり、室外での排泄に慣れると室内ではしません。
雨や台風、雪などの天候の変化などに対応できるように、室外でも室内でもトイレできるように教えておいた方がいいでしょう。
その2 食事について
食事についてですが、室内飼育だと運動量も減少傾向にあります。
さらに、料理している時のおこぼれをもらうなどの3食の食事以外の食事には注意しましょう。
食事内容はいつも通りで問題ありませんが、運動量を減らさないようにしましょう。
しかし、おやつや人間の食事を与えるなどの不定期な食事は控えるようにしましょう。
室内で飼育していると犬自身で餌を探し食べてしまうこともあるため、バッグにおやつなどを入れ、放置しておくのはやめましょう。
食事量も定期的に合っているかどうか、身体の体重や肉付きを確認してあげましょう。
その3 鳴き声について
室内飼育している人にとって犬の鳴き声は注意してしまうことが多いでしょう。
家の住人が帰ってきた時やインターホンが鳴った時、郵便物を配達に来た時などに吠えることが多いですが、吠えて泣きやまない行動は飼い主が強化している可能性が高いものです。
犬が吠えるのをやめさせるためには犬が行動を起こしている時は犬に声をかけないようにしましょう。
自分が犬にしている行動を思い出し、直さなければいけません。
もうすでに、強化されてしまった行動は直すのはかなりの時間がかかります。強化される前にしっかり治すようにしましょう。
家から帰ってきた時は犬がじゃれても興奮させるようにはしないようにしましょう。
犬が落ち着いたときに、褒めるようにします。落ち着いて出迎えしてくれるようであれば、落ち着いた声で褒めてあげます。
チャイムが鳴った時に吠えてしまうときは大丈夫よと抱っこするのは逆効果です。吠えると飼い主が抱っこしてくれると思うからです。
どんなに吠える犬種だからといって吠えていけない時に吠える行為は飼い主に原因があります。
愛犬がとても吠えて困っているのであれば、自分自身の行動を思い返してみましょう。
1.3.感染症編
室内飼育で注意したいのが、感染症などの病気関係です。犬がかかる病気の中には人間にも感染する恐ろしい病気もあるのです。
犬にとっては無症状で軽い病気でも人間に感染すると重い症状が現れることもあります。
犬を飼育する際には犬と人間に感染する病気をあらかじめ知っていなければいけません。
そこでここでは人畜共通感染症についてご紹介します。
その1 ブルセラ病
ブルセラ病とはブルセラ属の細菌に感染し発症します。人と家畜に共通して感染する人畜共通感染症です。
発症を確認した医師はすぐに保健所に連絡しないといけない病気です。
犬に感染すると症状として繁殖障害を引き起こすことがあります。妊娠中の犬では流産や死産などを引き起こすこともありますので、気をつけるようにしましょう。
感染経路は経口感染、感染犬との交配によりさらに感染します。治療法は抗生物質を2~4週間ほど継続的に投与します。
しかし、再発の可能性も高いため、避妊手術や去勢手術などを行い感染しないようにしたほうがいいでしょう。人間に感染すると風邪のような症状が現れます。
その2 狂犬病
狂犬病とは狂犬病ウイルスに感染することにより引き起こされる病気です。犬や猫だけでなく人間を含むすべての哺乳類に感染する病気です。
感染すると犬の性格が変わり、突然凶暴的になり目の前の物すべてに噛みつきます。噛みつかれることにより感染が広がり、発症するとほぼ100%が死に至る、感染力の強い恐ろしい病気です。
症状は3段階に分かれていて、前駆期は性格が変わったように今まで友好的だった犬が凶暴な性格になったり、普段しないような行動をします。
狂躁期は興奮状態になり、攻撃性が増し、目の前にいるものに噛みつきます。この狂躁期は2~4日程度続き、麻痺期に移行します。
麻痺期では痙攣、昏睡状態になり死に至ります。原因は感染動物にかまれることです。
感染した動物の唾液内には狂犬病ウイルスが存在しているため噛まれた時の傷から体内に侵入し感染します。
狂犬病はいまだに有効な治療法はありません。狂犬病ウイルスに感染した場合は動物病院にて狂犬病注射を接種し、厳重な管理のもと、今後の経過を観察します。
狂犬病は現在日本では感染犬はいませんが、世界では狂犬病ウイルスはまだ存在しています。海外旅行で犬を触り感染し、帰国後死に至るケースもあります。
コウモリなどの空を飛ぶ哺乳類が日本に狂犬病ウイルスを持ちこむこともあり得なくはない話です。
万が一、日本に狂犬病ウイルスが侵入しても被害を拡大させないためにも狂犬病ワクチンは必ず接種しましょう。
その3 Q熱
Q熱とはコクシエラ・バーネッティという細菌に感染し発症します。犬、猫、羊、牛なども哺乳類から人にも感染する病気です。
症状はあまり表れないため発症に気づかないことが多いです。まれに流産、死産などを引き起こします。
原因は経口感染、飛沫感染、マダニに刺されることで感染するケースもあります。
治療法は抗生物質を3~4週間投与し続けます。予防法としてマダニ予防を行い、妊娠中の犬に関してはアウトドア連れて行かないようにしましょう。
人間に感染すると潜伏期間(2~3週間程度)の後に39~40℃の高熱や悪寒、頭痛、関節炎などの症状が現れます。進行すると肺炎などを引き起こします。
その4 その他
犬を飼育している家に赤ちゃんがやってきたとなると犬はどうしたらいいのか、赤ちゃんと一緒にいるのはダメなの?など気になることがでてきますよね。
妊婦さんや新生児と犬の注意点をご紹介します。
まず、新生児にはペットを近づけないようにしましょう。
犬が赤ちゃんに興味を示し舐めたり、顔周りをクンクンしたり、犬の毛が落ちた状態のじゅうたんにそのまま寝かせるなどの行為はやめましょう。
赤ちゃんは抵抗力が低く病気に感染しやすい状態ですので、犬との接触は控えるよう努力してください。
さらに犬を触った手で赤ちゃんに触れる行為を控え、室内をこまめに掃除し、犬が普段生活している布団やおもちゃなども洗濯し清潔にしましょう。
犬と一緒に生活することで赤ちゃんには動物をいつくしむという気持ちが芽生えるためメリットもとても多くあります。
しかし、犬にとって赤ちゃんは予想できない動きをする生き物、と思い警戒し時には飛びついたり噛みつくこともあります。
普段温和な犬が赤ちゃんに噛みつき命を奪ってしまったという事件もありますので、1階と2階で生活環境を分けたり、犬をケージに入れ赤ちゃんを遊ばせ、赤ちゃんがベビーベットにいるときは犬をケージから出してあげるなどの犬と赤ちゃんがストレスを抱えることなく共生できるスタイルを見つけましょう。
[article-CTA-h2-no2]
2.室内飼育の基礎知識
ここでは室内飼育でのメリットとデメリットや飼育の時の必要な費用、医療費、食費など室内飼育での基礎知識をご紹介します。
2.1.室内で飼うメリットとデメリット
室内飼育のメリットはしつけや健康管理がしやすいこと、犬と一緒に過ごす時間が長いためコミュニケーションをとりやすいです。
室外飼育だと散歩や食事の時間以外はなかなか犬と触れ合う時間も積極的に取らないとありません。
室内飼育では家の中にいるためしつけなどもしっかりでき、待て、お座り、伏せ以外にもたくさんの躾を教えることができます。
さらに、室内飼育だと毎日長い時間を一緒に過ごすため犬の体調の変化に築きやすいです。
排泄物の確認や、皮膚の状況、元気があるかどうかなども早く気付きやすいです。
室外だと雨や風などで皮膚に埃や土なども付きやすく汚れやすく不衛生な環境になりやすいですが、室内で飼育することにより衛生的な生活環境を整えることができます。
気温の温度差や外の音などのストレスから守ることができます。
デメリットは抜け毛が多く掃除が大変なこと、コードなど家具などを壊されてしまうなどがあります。
春や秋などの季節の変わり目ではダブルコートの犬種は抜け毛が激しく掃除機を毎日や1日に2回しなければいけなくなります。
シングルコートの犬でも毛は抜けるため、清潔な環境を保つためには毎日掃除をしなければいけません。
さらに電気コードや家具、壁などを壊すこともあります。中には網戸を突き破ってしまう犬やカーテンを引っ張る犬もいます。
他にも排泄物で家が汚れることもあります。
室内飼育、室外飼育どちらもメリット、デメリットがあります。
どちらが自分の生活スタイルに合うのか、考えてから飼育しましょう。
2.2.飼うときに必要な費用はいくらくらい?
犬を飼うときに必要なものはケージやサークル、トイレグッズ、犬の餌、餌トレー、犬の登録費などです。
ケージやサークル、犬の餌などは犬の大きさによりかかる費用は異なりますがだいたい全部で8~10万程度です。
この費用に犬を購入するのであれば犬の購入代金が追加されます。チャンピョン犬などの子犬だと100万や200万かかることもあります。
いろんなペットショップをめぐり自分たちと合う性格の犬を見つけましょう。
ケージやサークル、トイレトレー、散歩用の首輪やリードなどのグッズ類は合わせて約2万5千円~3万円程度です。
もちろん大きいサークルを購入するとそれだけで1万程度かかることもあるため、3万円以上かかります。
犬の登録費は内訳すると畜犬登録代と注射代で約1万円かかります。
動物病院により初診料は変わります。注射は狂犬病予防注射と混合ワクチン注射があり、両方接種しなければいけません。種類によっては1万円程度かかります。
さらにフィラリア予防、ノミダニ予防で費用がかかります。両方合わせて1年で1万~2万程度かかります。
犬の体重でお薬の大きさが変わりますので、大型犬は2万以上かかることもあります。
2.3.医療費や食費はどのくらい?
犬を迎え入れてから死ぬまでの医療費は平均で100万円と言われています。これは食費、フィラリア予防代、予防接種、病気の時の治療費などの合計です。
もちろんこれより低くなることもありますが、病気の種類によってはこれより高額になるケースもあります。
1か月の食費の平均は5000~1万円程度です。ドッグフードもピンキリで1kgで2,3万する高級フードもあります。
愛犬の生活環境や嗜好、経済状況を考え選びましょう。大型犬のほうが小型犬よりはるかに食費がかかります。
医療費は月により変わります。フィラリア予防薬・ノミダニ予防薬は5月~12月まで月に一度投与するため1年で3000円~3万程度かかり、薬の種類や犬の大きさ、動物病院により変わりますので、直接動物病院に連絡し確認したほうが確実です。
春は狂犬病注射、フィラリア検査などを行う時期ですので5000円~1万円程度かかります。
さらに混合ワクチン注射代に6000円~1万円程度かかるため、1年間の出費は健康な犬でも2万~5万円程度かかります。
それに加えて何か病気などで病院を受診すると1回の診察で1500円~5000円、血液検査やレントゲン検査などが加わると1回で8000円~2万円までかかることもあります。
3.目的別飼いやすい犬ランキング
ここでは飼育しやすい犬をご紹介します。
初めて犬を飼育する初心者の方、犬の匂いが気になる方にお勧めな犬、抜け毛が少ない犬などをピックアップしました。
3.1.初心者にオススメの犬
犬を飼育し始める人にはしつけしやすい、散歩などもあまり大変ではない犬をおすすめします。
飼育しやすいのはトイ・プードル、キャバリア、パピヨン、ミニチュア・シュナウザーなどがオススメです。
トイ・プードルは人気が高く、飼育頭数もとても多い犬種です。明るい性格で周囲を和ましてくれます。賢く、物覚えもいいためしつけもしやすいです。
シングルコート犬種なため抜け毛も少なく、定期的にトリミングサロンに通うことで体臭などの匂いもあまり気になりません。
運動も毎日1,2回、20~30分程度の散歩で問題ありません。
キャバリアは温和な性格の犬が多く、飼育しやすいです。賢いためしつけもしやすく、見知らぬ人や犬に凶暴的になることもほとんどありません。
パピヨンは蝶のような耳が特徴的なかわいらしい犬です。活発で賢い性格です。小さいけれど気が強いところもあり、爪切りやブラッシングの時だけ怒る、なんて犬もいます。基本的にはとてもいい子です。
ミニチュア・シュナウザーも賢く、しつけしやすい犬です。好奇心旺盛で少し気が強いところもあります。
シングルコートのため抜け毛も少ないですが、筋肉質な体をしているので朝晩の散歩を必ずする必要があります。
3.2.臭いがあまり気にならない犬
犬は全身に臭いを出す腺が付いているので、まったく臭くない犬はいません。
しかし、遺伝的に皮膚炎になりやすい犬などもいます。ここでは臭いがあまり気にならない犬をご紹介します。
比較的臭いが気にならない犬は、プードル、パピヨン、ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレイハウンドです。
全体的に犬種を見ると皮膚・被毛を健康的に管理しやすい犬が多いです。
プードルは定期的なトリミングが必要な犬種なため皮膚の状態などが健康に保たれやすいです。
パピヨンは顔周りの毛が伸びないため管理しやすく、毛が長い耳や身体も毎日ブラッシングを行えば問題ありません。
ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレイハウンドに関しては全身の毛が短い短毛犬種なため皮膚を清潔に保つことができます。
3.3.抜け毛が少ない犬
シングルコートの犬は換毛期がなく、抜け毛が少ない傾向にあります。そこでここでは、抜け毛が少ない犬をご紹介します。
プードル、ミニチュア・シュナウザー、ビション・フリーゼなどです。
どの犬種もカット犬種で毛が伸びる犬種です。
そのため定期的なトリミングは必要になりますが抜け毛は少ないです。
[article-CTA-h2-no2]
4.まとめ
ここでは室内飼育で気をつけたいポイントなどをご紹介しました。
気をつけたいポイントとして、環境、しつけ、感染症などの3つがあげられます。
環境ではケージの大きさや置く場所、トイレトレーニングはどこでするかなど飼い主の生活スタイルにより変更し、その家に合ったケージを選択することが重要だとわかりました。
室内でも熱中症などになることもあるため、暑さ寒さ対策も万全にしなければいけません。
フローリングの床は室内飼育では不向きです。知らぬうちに関節を傷つけ、最悪関節の靭帯を傷つけてしまい上手に歩けなくなる危険性もあります。
飼い主自身は毎日一緒にいるので気がつかないかもしれませんが臭いの対策も必要です。
犬のシャンプーをこまめに行ったり、トイレ場所は常に清潔に保つよう対策を心がけましょう。
しつけも室内飼育にとって重要です。トイレトレーニング、食事管理、鳴き声などの対策もしっかり行わなければいけません。
特にトイレトレーニングが室外と室内療法でできるようにすると災害時や緊急時などに役に立ちますので是非覚えさせてあげましょう。
犬と人間の共通感染症を引き起こす病気は数多くあります。犬は家族として愛される半面人間と犬と触れ合う機会が多くなり人畜共通感染症の発症率も高くなります。
無症状の病気から死に至る怖い病気までありますので、犬とは適切な距離を保ち生活するようにしましょう。
次に室内飼育の基礎知識として、室内飼育のメリット・デメリットです。
しつけがしやすく健康管理もしやすいため早く病気に気づくことができますが、衛生的な環境を保つために掃除や洗濯などをしっかり行う必要があります。
犬を飼育し始めるときに初期費用として8~10万円程度かかります。
さらに犬を購入する時の代金も発生します。それに加えて医療費や食費、日用品代などを加え、犬が亡くなるまでに最低でも100万円はかかると言われています。
それに加えて病気などにかかると手術代、治療費代で1カ月の医療費は1万円ほどかかることもあるのです。
犬を飼育する時は病気になった時の治療費の事、毎月かかる出費などを頭に入れてから検討しましょう。
初めて犬を飼育する人や臭いがあまり気にならない犬、抜け毛が少ない犬など犬の種類により性格やその犬の特性などは違います。
その犬の性格、特性を叱り見極め、自分に合っているか、かかりやすい病気なども勉強しておくといいでしょう。
[article-CTA]