日本でシェパードと言えば、警察犬や盲導犬など家庭犬以外の公共の場で活躍している犬を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
かっこよく、賢いイメージの強いシェパードには、憧れを持つ人もいることでしょう。
また、反対に家庭犬としての飼育を想像しにくいこともありますね。
実際にシェパードとはどのような歴史の中で生まれ現在に至るのか、飼育するにはどのようなことを心得ておくべきかなど、知っておく必要がある知識をご紹介していきます。
シェパードのことを詳しく知ることで、より魅力的な犬種であることを実感していただくことができますので、お家に迎え入れたい、飼うことに憧れている方は1度ご覧になり、飼育への心構えを持っていただきたいと思います。
目次
1.飼う前にシェパードのことを知っておこう!
1.1.シェパードって名前の由来は?
1.2.怒ると怖いジャーマンシェパードの性格
1.3.代表的なシェパード犬の紹介
2.シェパードを飼う5つのポイント
2.1.飼育には広い空間が必要
2.2.子犬の頃から服従訓練と社会化訓練を行うことが重要
2.3.十分な運動時間と知的な遊びを確保しよう
2.4.褒め方は短く単調にする
2.5.高品質な食事と新鮮なお水は必須
3.シェパードを入手するにあたって
3.1.シェパードの価格と相場
3.2.ブリーダーからの購入のメリット
3.3.里親制度を利用するには
1.飼う前にシェパードのことを知っておこう!
まずはシェパードについての基本的な情報を把握しましょう。
名前の由来や性格、性質、シェパードの種類などより詳しくご紹介したいと思います。
1.1.シェパードって名前の由来は?
シェパードとは、英語で「羊飼い」を意味する「shepherd」からきています。
シェパードと聞くと、日本ではジャーマンシェパードドッグを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
そして、ジャーマンシェパードドッグと言えば、警察犬や災害救助犬といった使役犬としての活躍を目にすることが多々ありますね。
しかし、本来は名前の由来の通り、「ドイツの牧羊犬」として生み出された犬種なのです。
ジャーマンシェパードドッグの歴史
ジャーマンシェパードドッグの生みの親は、ドイツの軍人だったマックス・フォン・シュテファニッツという人で、退役後、念願の農場経営のために牧羊犬を作出するに当たって友人と協力しながら繁殖を始めたことがきっかけです。
1899年にドッグショーでジャーマンシェパードドッグの原型となる犬を見つけ、その犬の名を「オーランド・フォン・グラフラート」と名づけジャーマンシェパードドッグの第一号として歴史がスタートしました。
この時目を付けた犬種が現在のオールド・ジャーマンシェパードドッグと呼ばれる牧羊犬です。本来はこちらがジャーマンシェパードドッグと呼ばれていましたが、現在のジャーマンシェパードドッグの品種が確立すると、原種を意味するオールドを冠につけ、オールドジャーマンシェパードドッグと呼ばれるようになり、現在のジャーマンシェパードドッグと区別されました。
マックス・フォン・シュテファニッツは友人らと共にジャーマンシェパードドッグの繁殖のための協会(ジャーマンシェパードドッグ協会)を立ち上げるほど、この犬種の品種改良に力を注いでいました。
これにより、知的でより高度な運動能力を備えた犬種となったジャーマンシェパードは、牧羊犬だけでなく、軍用犬としても活躍するようになります。
第一次世界大戦以降、軍用犬として伝令犬、警備犬などの役割を果たし、世界各国に広まっていきました。
日本に渡来した時期ははっきりとわかっていませんが、第一次世界大戦から第二次世界大戦時に軍用犬として起用されています。
また、犬の訓練性が重要視され、犬の訓練所が盛んになったのもこの頃とされています。
その後大戦によって失明の軍人が急増したため、盲導犬として軍人たちの社会復帰に大きな役割を果たします。日本で最初に活躍した盲導犬もジャーマンシェパードドッグです。
ジャーマンシェパードドッグは多彩な能力により、軍用犬から警察犬や番犬へと活躍の場をシフトしていき、現在は、麻薬探知犬、災害救助犬など様々な分野で活躍しています。
ジャーマンシェパードドッグの特徴
被毛
ダブルコートで基本は短毛(長毛の個体もいる)
滑らかでまっすぐなオーバーコートと密生した柔らかいアンダーコートの2層構造。
毛色
- ブラックアンドタン…ブラックベースにブラウンまたはイエロー、グレー
- ウルフカラー…オオカミのようにブラックとブラウン、グレーが斑に混ざったような毛色
- ブラックやグレーの単色
体高
- オス…60~65cm
- メス…55~60cm
体重
- オス…30~40kg
- メス…22~32kg
耳は立ち耳ですが、子犬の頃は垂れており、成犬時に両耳がピンと立ち上がらない個体もいます。
体高より体長がやや長く体長は体高より10~17%長いものが良いとされています。
前肢より後肢が短く、腰の下がった体型の大型犬です。
筋肉質で、様々な運動に長けている体格の持ち主です。
平均寿命 10~12歳
1.2.怒ると怖いジャーマンシェパードの性格
ジャーマンシェパードは品種改良の際に、優れた運動能力だけでなく、知能や人間との良好な関りにも力を注がれています。
その為、非常に従順で、高い学習能力を持った犬種です。
知能は犬種の中でもトップと言われており、子犬の頃から比較的落ち着きがあり大型犬としては飼いやすい方です。
しかし、服従訓練が行き届かなければ、支配欲が出てしまい、神経質で攻撃的な性格になってしまう可能性があります。
初心者が初めて飼うには向かない犬種です。
きちんとしつけをされているのであれば、人間にもフレンドリーで、小さな子供にも優しくコンパニオンドッグとしても素晴らしいパートナーになることができます。
1.3.代表的なシェパード犬の紹介
日本ではシェパードとえばジャーマンシェパードがメジャーな犬種ですね。
しかし、シェパードの名前が付いている犬種は実はたくさん存在しています。
ここでは、ジャーマンシェパードの他にも有名なシェパードから少し珍しいシェパードまでご紹介していきます。
オーストラリアンシェパード
- 原産国…アメリカ
- 体高…46~58cm
- 体重…16~32kg
牧羊犬として品種改良され、主にオーストラリアに土着していたディンゴの血を引く牧羊犬を交配に用いたことが名前の由来になっています。
他にも、グレートピレニーズやラフコリー、スムースコリーボーダーコリーなどが交配して誕生しました。
そのため、体型はコリー種に似ており、毛質も直毛とカールが混じったやや長めのオーバーコートとアンダーコートの二層構造で、耐寒性を兼ね備えています。
耳は垂れ耳で、尾は短く、瞳の色は、ブラック、ブルー、オッドアイ(黒と青)がいます。
性格は、陽気で勇敢、飼い主には忠実で愛情深く、知的な犬種です。
トレーニングも比較的しやすく、運動神経もよいため、フリスビーやアジリティなどのドックスポーツを楽しむこともできます。
広大な敷地に放牧された羊たちを誘導するために、飼い主の姿を目で追いながら、指示には瞬時に対応できる判断力と軽快なフットワークの持ち主です。
そのため、室内で一人の時間が多かったり、運動量が少ないと破壊行動などの問題行動が目立つようになります。
コミュニケーションや散歩、運動に時間を費やせる家庭に向いている犬種です。
ホワイトスイスシェパードドッグ
原産国
スイス
体高
- オス…60~66cm
- メス…55~61cm
体重
- オス…30~40kg
- メス…25~35kg
ジャーマンシェパードドッグから派生した白い毛色の個体を選択繁殖して生まれた犬種です。
元々ジャーマンシェパードの毛色は元々は考慮されておらず、白色の個体も誕生していましたが、あまり人気はありませんでした。
アメリカにジャーマンシェパードが輸入され、そこでも白いシェパードが誕生し、1970年代にスイスに逆輸入され、ホワイトスイスシェパードドッグが誕生しました。
ジャーマンシェパードはホワイトの毛色が認められず、独立した犬種となりました。
性格は、ジャーマンシェパードより攻撃性が低く、優しい性格です。能力はそのままで、飼い主にも忠実で、学習能力や状況判断能力も高い犬種です。
しっかりとトレーニングを行うことで、この犬種の魅力が大いに発揮されます。
ベルジアンシェパードドッグ
- 原産国…ベルギー
- 体高…55~66cm
- 体重…27.5~28.5kg
ベルジアンシェパードドッグは4タイプに分かれる大型の牧羊犬です。
タービュレン、グローネンダール、マリノア、ラケノアのバラエティーに分けられますが、FCIやJKCでは4つの犬種を1つの犬種とし、AKCではラケノア以外を別犬種として捉えています。
性格は、タービュレンは賢く、愛情こまやかで、飼い主に従順です。
グローネンダールは、家族には愛情深く物覚えも良いが、神経質で、気が荒い面もあります。
マリノアは、献身的で飼い主に忠実ですが、他の犬や人には警戒心を持ちます。
ラケノアはベルジアンシェパードの中で最も温厚で、トレーニングをしっかり行えば家庭犬としても飼いやすい犬種です。
その他のシェパード犬
- アナトリアンシェパードドッグ
- アメリカンツンドラシェパード
- イーストヨーロピアンシェパード
- イングリッシュシェパードドッグ
- オールド・ジャーマンシェパードドッグ
- カルストシェパード
- カルパチアンシェパード
- キングシェパード
- コーカシアンシェパードドッグ
- サウスロシアンシェパード
- シャイロシェパード
- セントラルエイジアンシェパード
- ダッチシェパード
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2.シェパードを飼う5つのポイント
2.1.飼育には広い空間が必要
大型犬のシェパードを飼育するにはそれなりのスペースが必要になります。
しかし、広々とした自由な空間が必要という訳ではありません。
自由にしすぎるとしつけが難しくなる面もありますので、注意が必要です。
大型犬を飼育するスペースはもちろんですが、シェパードが安心してくつろげる場所の確保も必要です。大きさとしては、シェパードが自分で体勢をかえることができる広さのハウス、クレートを置いてあげましょう。
また、小型犬とは大きさも体重も違いますので、子犬の頃から成犬になるまでの成長を考えたスペースがあるかを見直してみてください。
2.2.子犬の頃から服従訓練と社会化訓練を行うことが重要
シェパードはとても賢い犬種ですね。
賢いということは、しつけや社会性を身に付けていないと犬の方が優位にたってしまい手が付けられなくなることが考えられます。
シェパードの方が優位であると認識してしまった場合、飼い主や家族にも攻撃的になり、自分の強さを誇示してきます。
また力が強く体重も重い大型犬を飼い主さんがコントロールできない状態では、他の犬や人に危害をもたらす危険も出てきてしまいます。
吠える声も大きく、飛びつきや噛みつき、破壊行動、引っ張り癖などは近隣トラブルを引き起こす原因となりますので、正しい飼い方が必要となります。
子犬の時期から服従訓練と社会化訓練をしっかり行い、シェパードとのより良い関係を築いてあげましょう。
服従訓練
飼い主がリーダーとなり、しつけの基本お座り、伏せ、待てはもちろん、飼い主の指示通りに対応できるように訓練する必要があります。
決して体罰や暴力的な支配をするのではなく、リーダーとしての威厳を示し、お互いの信頼関係を築くことを重視しましょう。
覚えてほしいコマンド
- お座り
- 伏せ
- 待て
- ハウス
- 放せ
- 来い
- つけ
- リーダーウォーク
これらは最低限訓練して身に付けましょう。
社会化訓練
社会化訓練はしつけの基本であり、これを行うことで、犬の問題行動のほとんどが予防できます。
社会化訓練とは、人間社会で暮らす上で、その犬が落ち着いて対応できるようにあらゆる環境に慣らしていくことを言います。
子犬の社会化期
生後2~3カ月が最も大切な社会化の時期です。
様々なことに慣れさせていく必要がありますが、ワクチン接種との兼ね合いもありますので、家に知人を呼んだり、抱っこやキャリーで散歩に出かけるなどの工夫を行いながら社会性を身に付けてあげましょう。
そして、1歳までには生活するうえで必要な物事、環境に対応できるように慣れさせてあげましょう。
2.3.十分な運動時間と知的な遊びを確保しよう
シェパードの名前の由来にもなっている通り、本来は牧羊犬として活躍し、また様々な使役犬として生み出されている為、家庭でも十分な運動時間を確保してあげる必要があります。
散歩は1日2回、1回1時間を目安に出来るだけ毎日行いましょう。
さらに、ジョギングや広いスペースでの運動も取り入れてあげましょう。
知的なシェパードは、飼い主さんとの訓練や頭を使う遊びを取り入れると喜んで取り組みます。
運動不足やストレス解消、飼い主とのコミュニケーションを図る為にも十分な運動時間と知的な遊びを確保し、一緒に楽しんで下さいね。
2.4.褒め方は短く単調にする
シェパードとは、飼い主がリーダーであることをきちんと示すことがお互いの関係を良好に保つポイントになります。
威厳のある態度がトレーニングでは重要になります。飼い主が下に見られるような態度をとってはいけません。
その為、しつけでの褒め方も「よし」と言った短く単調に伝えることを意識します。
その方がシェパードは理解しやすく、のみ込みも早くなります。
甲高い声で犬が興奮するような褒め方は集中力が切れていまい、また遊びとの区別がつかなくなってしまう可能性があります。
トレーニングを効果的に行うためにも、短く、単調な褒め方を心掛けましょう。
2.5.高品質な食事と新鮮なお水は必須
犬の高齢化が進んでいる要因に良質な食事が挙げられます。
また、ジャーマンシェパードは胃腸の病気が多い犬種なので、食事にも十分に気遣うことが長生きの秘訣です。
フード会社で有名なロイヤルカナンはジャーマンシェパード専用の食事も販売しています。
Amazon:ロイヤルカナン BHN ジャーマンシェパード 成犬・高齢犬用
ロイヤルカナンのフードの特長
特長1 健康的な消化の維持をサポート
非常に消化の良い米、コプラ油、高蛋白質(L.I.P)
厳選された食物繊維による腸内細菌のバランス維持
特長2 健康な皮膚と被毛を維持する
EPD・DHAなどの栄養素を独自にバランス良く配合
特長3 健康な骨と関節の維持をサポート
活動的なジャーマンシェパードに必要な栄養素を供給、健康な骨と関節をサポート
肘や関節の病気にもかかりやすいジャーマンシェパードの健康に配慮した食事になっています。
高品質なフードはもちろん、新鮮なお水をいつでも飲める状態にしておくことも忘れずにして下さいね。
ジャーマンシェパードのかかりやすい病気は、
- 肘形成不全
- 股関節形成不全
- 胃捻転
- 巨大食道症
- 接触過敏症
- A型血友病
- 下垂体矯小症
- マラセチア感染症
- フォン・ヴィレブランド病
が挙げられます。
ここで注意していただきたいものは、食餌や飲水の取り方です。
早食いや水のがぶ飲みは大型犬に見られる食餌風景ですが、これらは、ジャーマンシェパードがなりやすい胃捻転の原因になっています。
良質で鮮度のある食餌内容にプラスして、シェパードのような大型犬は早食い防止の工夫された食器や1回の与える量に配慮することを心掛けることも必要になります。
また、食後30~1時間以内の散歩、運動、激しい遊びを避けることもお勧めします。
3.シェパードを入手するにあたって
3.1.シェパードの価格と相場
価格は10万円~20万円台が相場で、
平均価格は17万円前後です。
月齢や血統、スタンダードな見た目、毛色、体の大きさ、性別などで変動があります。
ジャーマンシェパードは犬種標準(スタンダード)が細かく決められており、より多くの基準を満たし、訓練や競技で優秀な成績を収めている親、血縁の場合は50万円以上の値が付く個体もいます。
3.2.ブリーダーからの購入のメリット
ジャーマンシェパードドッグは地域によって危険犬種に指定している地域もあるように、誰にでも飼える犬種ではありません。
より、シェパードの特性を理解している専門のブリーダーさんから購入することをお勧めします。
メリットや見極めのポイント
飼育環境を確認できる
衛生管理状況や多頭飼育による社会性が身に付いているか
親犬の特性、遺伝的疾患などを知ることができる
- シェパード特有の先天性を持ち合わせていないか
- 気性が荒い、神経質などの性格は親を見て判断できる
ドッグショーなどに参加し、犬質の向上に努めている
定期的なショーや訓練での成績、チャンピオン犬などの経歴を確認できる
シリアスブリーダー
専門の犬種に関する知識、経験を持ち合わせている一流のブリーダーのことを言います。
インターネットに載せていなかったり、探すのが困難な場合もありますが、犬種の質を高めることも考えている方が多く、ドッグショーなどの公の場に出ていることがあるので、直接足を運ぶことで出会える確率が上がります。
金銭目的や流行りによる繁殖を行うのではなく、好きな犬種をとことん追求し、勉強しているので、シリアスブリーダーから犬をお迎えした場合、犬種の質も高く、その犬種の特徴や飼育方法などより詳しいアドバイスをもらうこともできます。
3.3.里親制度を利用するには
里親とは、飼い主に捨てられたり、様々な理由により飼えなくなった犬を引き取り養子として育てることを言います。
里親を探している団体は、基本的に営利目的ではなく、一生大切に育ててくれる飼い主さんを探していますので、細かな誓約や飼育条件、一時預かり(トライアル)、講習などが実施され、新しい飼い主となることができます。
多くは成犬や老犬の場合もありますが、里親制度を利用することで、殺処分される頭数が減る、命を救えるということが言えます。
ペットショップやブリーダーさんから購入することもできますが、一度里親を探している犬を見てみることもお勧めします。
実際に里親制度がどのようになっているのか、1つの団体を例にご紹介します。
- 財団の譲渡者選定基準(犬を飼う条件の記載)を読み、基準を満たしていれば申請する
- 予備審査に受かったら、譲渡の為の講習会(しつけ、病気など飼育の知識)を受講する
- 一時預かり(2週間から1カ月)を申請する(相性などの確認)
- 譲渡に関する誓約書を記入
- 3か月を目途に近況報告をする
団体や財団によって多少の違いはありますが、上記のような流れによって、新しい犬をお迎えすることができるようになります。
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4.まとめ
シェパードには多くの種類がいますが、日本ではジャーマンシェパードドッグが特に有名ですね。
ジャーマンシェパードドッグは元々、牧羊犬として作出されましたが、高い知能、運動神経、人間とのコミュニケーション力により、古くは軍用犬をはじめ、現在は警察犬、災害救助犬、麻薬探知犬、盲導犬、ショードッグ、番犬、愛玩犬など多くの役割を果たしている犬種です。
200犬種以上の中でもトップクラスの頭脳を持ち、忠誠心の高さや家族への愛情深さから世界中で愛されている人気の犬です。
アメリカでも人気犬種1位に輝いたこともあります。
賢く、運動能力が高いゆえに、初心者が簡単に飼える犬種ではありません。
正しいしつけや、適切な飼育環境で、散歩やコミュニケーションをしっかりとれる時間も必要となります。万が一、しつけや飼育環境が悪いと、攻撃的になったり、神経質な犬になりかねません。
その場合、大型犬で噛む力も強いシェパードは咬傷の危険など様々なトラブルが起きることも考えらますので、安易な気持ちで飼うことのないように心がけましょう。
シェパードは、その能力や気質をきちんと理解し、それらを引き出す為の正しい飼育やとレーニングすることで、この上ない最高のパートナーになる犬種と言えます。
正しい知識や経験を元に、シェパードとの楽しい暮らしを!
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