犬に顔を舐められて嬉しいと感じますか?汚いと感じますか?
犬はどんな気持ちで人の顔をなめてくるか、犬はなにを考えているのだろう・・・。と不思議に思ったことはありませんか?
なんと人の顔をなめる犬の気持ちは、犬の先祖であるオオカミの習性から読み解くことが出来るんです。
また、犬との触れ合いが増えてきたことで動物と人間の共通感染症への予防や危険性など、飼い主の関心が高まっています。
愛犬の存在を擬人化して溺愛してしまいがちですが、犬と人は違う生き物であることを忘れてはいけません。
犬の気持ちを理解して、さらに絆を深めて健康管理もできるように正しい接し方としつけ方を学びましょう。
目次
1.犬が人間の顔をなめるのは「好き」または「好きにして」という意味がある!
1.1.「あなたを頼っているよ!あなたに従いますよ!」のサイン
1.2.「あなたが大好き!」のサイン
1.3.あまりにもしつこくなめる時は不安を感じているかも?
2.犬が顔をなめる時に注意したいポイント
2.1.顔をなめさせるのはいけないことなの?
2.2.感染症の可能性もある!
3.犬が顔をなめるのをしつけとしてやめさせたい!
3.1.効果的なやめさせ方
1.犬が人間の顔をなめるのは「好き」または「好きにして」という意味がある!
犬が飼い主さんの顔を一生懸命なめている姿はよく目にします。人なつっこく、初めて会った人の顔もペロペロとなめる犬もいます。
言葉をもたない犬は行動で「想い」や「感情」を伝えてくれますが、犬が人の顔をなめるという行動にはどんな意味があるのでしょうか?
愛犬は自分のことをどんな風に思ってくれているのか?犬の行動心理を知って、犬との絆をもっと深めてみましょう。
1.1.「あなたを頼っているよ!あなたに従いますよ!」のサイン
犬は群れで暮らすオオカミが先祖だと様々な研究、調査で解明が進んできています。
オオカミの群れの中には明確な優位順序があります。この優位順序を保つことは無用な争いを避け子孫繁栄と自らの命を守ることに大きな影響があります。
群れでは優位のオオカミが仲間を守り導く役割を担い、強いものが守り、弱いものは守られるという完全な縦社会です。
この正しい優位秩序を守るために、オオカミたちは自分よりも優位のオオカミに対し口をなめるという行動で「敬意」「服従」を表します。
人間の家族に置きかえてみると、家族を守ってくれるお父さんに「感謝」「尊敬」「労い」の言葉をかけるのと同じです。
犬にとっての群れは私たち人間家族です。その家族の中で「敬意」「服従」「尊敬」「感謝」の気持ちの表れが人の顔をなめるという行動になり、優位のオオカミの口をなめるという行動とよく似ていることが分かります。
オオカミたちは、口角から顎にかけてなめますが人間にはつきだしたマズルがないので口の周りや顔全体をなめます。
人間の口は息、発声、臭いで判断していますので、声をかけると顔を目がけて飛びついてくる犬もいます。
寝ている時に、鼻をなめるのは鼻息を感じるためです。
頼りにしている、あなたに従いますと優位順序を保ち飼い主への「服従」を表すことは犬にとっては「自分と家族を守ること」として、重要な行動なのだということが分かりますね。
1.2.「あなたが大好き!」のサイン
口をなめるというオオカミの習性ですが、これは子供時代に母親から「躾」として教えられ犬にも同じ習性行動が見られます。
母犬は仔犬の口を自分の口で優しく覆うように包みます。
この躾にはさまざまな意味があります。
- 私はあなたよりも優位と教える
- 私はあなたを守ると教える
- 私はあなたが大切だと伝える
- 愛情を伝える
- 免疫をつけさせる
- コミュニケーションを教える
- 痛みを教える
など
仔犬は母犬の口をなめることで「敬意」「服従」「尊敬」「感謝」を伝えることを学んでいきます。
その他に「空腹」を伝える時には母犬の口をなめて母性本能、保護本能を刺激するという弱い仔犬が生きるための本能的な行動もあります。
母犬から伝えられる愛情に仔犬も愛情を伝えようと口をなめます。
犬が飼い主の顔をなめるのは仔犬から母犬に対しての「愛情表現」と同じで、「守ってほしい」「愛してほしい」という感情の表れでもあります。
自分を守ってくれている、ご飯を与えてくれる、遊んでくれるなど愛情を注いでくれている飼い主に対して、愛情と気持ちを伝えるサインだということが分かります。
仔犬が母犬にまとわりつき、口元をなめたり耳をひっぱったりしている光景を目にしますが、お母さんに「甘えたい」「嬉しい」「楽しい」と感情表現が豊かです。
仔犬でも成犬でも飼い主は「母犬」と同じ大好きな存在なのです。
初対面でも顔をなめてくる犬の気持ちは?
初めて会ったのに喜んで顔をペロペロなめてくる犬がいますが、とても社交的な一面と争いごとを避けたいという保守的な一面と二つの感情があります。
その犬の性格にもよりますが、社交的で陽気で遊び好きの犬は「仲良くなろう!」というサインとして顔をなめます。「敵じゃないよ!怖くないよ!」と友好的に初対面でもすぐに心を開いてくれます。
一方、保守的な犬は「自分と飼い主を守るため」自ら先に「敵意」がないことを表し、顔をなめることで自分はあなたよりも劣位であなたが優位です。
と争いごとを避けるための行動の場合もあります。この場合は顔をなめたあとお腹をみせたり、お手をして見せたり「ご機嫌伺い」をする犬もいます。
顔をなめてこない愛犬は私のことが好きじゃない?
犬は感情豊かな動物で、人間の気持ちや状況を敏感に感じ取っています。飼い主が自分のことを大切に想い愛情を注いでいることは十分に伝わっています。
では、なぜ顔をなめない犬もいるのでしょうか?
その犬にとって、別の愛情表現をしていることもあります。
- お尻をくっつけてくる
- 背中を見せる
- お腹を見せる
- 目を見つめる
- 芸を披露する
など
どれも信頼や服従、愛情を表す行動です。犬にとって飼い主との服従関係が揺るがないもので自信に満ちて満足していたり、加齢とともに表現が変化したりと顔をなめてこないからと言って「好きじゃない」ということではありません。
成犬で家族に迎えられた犬が、初めて飼い主の顔をなめたのは迎えてから10か月くらいの頃でした。「ペロペロ」と控えめに飼い主の口元をなめて、その後膝の上に背中を向けてお尻を乗せ、座りました。
その後も顔をなめてくるという行動は数える程度で、見つめ合ったりお腹を見せて来たり寄り添って来たりと愛情表現はさまざまですが、意思の疎通ができていることを感じられるそうです。
人間にも性格があるのと同じで、犬にも性格、個性がありますので顔をなめる、なめないにかかわらず愛犬が自分のことを「大好き!」というサインを送っていることに気が付いてあげたいですね。
1.3.あまりにもしつこくなめる時は不安を感じているかも?
犬は気持ちを落ちつかせたり、不安を解消したりする時に自分の身体の一部をなめ続けるという行動をします。
長時間のお留守番や、久しぶりに会った家族に対して喜びで興奮がおさまらずしつこくなめてくる場合もありますが、気がすむと自然に治まります。
しかし、飼い主のそばにいる時は常に顔をなめ続け「クーンクーン」など甘えた声を出してなめるのをやめないのは、心のバランスを崩している可能性があります。
また、人に対して覆いかぶさり人の身体をおさえ込んで顔をなめまわすのは「過度な要求」の表れのこともあります。
人間の顔をなめる行動から読みとる犬の心のバランス
飼い主がリラックスしている状態の時に、犬が長い時間執拗に顔をなめてくる。やめさせようとしてもやめない。甘えた声を出すなど、「服従」や「愛情表現」とは少し違った行動をみせる時、犬はどんな気持ちなのでしょうか?
- 甘え足りない気持ち
- 自分のことをもっと見てほしい気持ち
- 寂しい気持ち
- 環境の変化による不安な気持ち
- 衝撃的なできごとによる不安な気持ち
- 嫉妬の気持ち
などが考えられます。
引っ越しや家族構成の変化などに戸惑って不安になっていることもあります。また、後輩犬を迎えたりして自分への関心が他へ向いていると感じる時も不安になっています。
犬の不安を解消するために、過度にかまい過ぎると分離不安症になってしまうこともありますので、ボディケアやマッサージなどいつものスキンシップを取り入れて不安を解消してあげましょう。
過度な要求行動
人間の身体の動きをおさえ込むようにして、顔を舐めまわす行動は「欲求を満たしたい」という気持ちの表れの場合があります。
独占欲や満たされない欲求の不満、ワガママを何としても通してしまおうと人間の動きをおさえ込もうとします。
支配欲にも似たこの行動は、あまり好ましくありませんが犬に悪意はありません。
しかしこの過度な要求行動にこたえてしまうと、服従関係が崩れよけいに精神的なバランスを崩すことになってしまいますので、注意が必要です。
「ストップ」「ダメ」「ノー」などの基本的なしつけをして、好ましくない行動であることをはっきりと教えてあげましょう。
しつこく顔をなめてくるのは飼い主を癒そうとしている
犬が「不安」を感じる原因として飼い主の感情を敏感に感じ取っている場合があります。
- 鳴いている
- 怒っている
- 悲しんでいる
- 辛そう
- 苦しそう
など、犬は飼い主の心や体の変化を感じとり「心配」な気持ちになり、癒そうとしてしつこく感じるほど顔をなめてくる場合があります。
「大丈夫」
「落ち着いて」
など飼い主をサポートする気持ちの表れの時は、まずは飼い主が心を落ちつかせて接してあげましょう。
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2.犬が顔をなめる時に注意したいポイント
飼い主が犬に顔をなめられることが「愛情表現」だと知ると、嫌な気持ちになることはありませんが衛生面、健康面を考えたときに注意しなければならないことがあります。
どんなことに注意したら良いのかを正しく理解して、愛犬と人間の健康管理に役立てましょう。
2.1.顔をなめさせるのはいけないことなの?
まず、「人と犬は違う生き物である」ということをしっかり理解しましょう。
犬は排泄のあと、自分のお尻を舐めて衛生管理をします。人間が手を使いトイレットペーパでお尻をふき取り綺麗にするのと同じです。人間は手を洗いますが犬が口を洗うことはありません。
また犬自身の手足、土、草、水、他の犬の体や口などさまざまな物をなめます。
犬の体内に寄生虫がいる場合、犬の糞便から虫卵が排泄されそれを犬が舐めとり口を介して人間に感染してしまうおそれがあります。
免疫力がある成人であれば、ほとんどの場合問題はありませんが乳幼児や免疫力が落ちている人が感染してしまうと、体内に入り込んだ虫卵が腸の中で孵化してさまざまな症状がでてしまいます。
また、犬の口の中にある細菌で犬の身体には無害でも、人間に感染すると病気発症の原因となるものもあります。傷口から菌が入り込んで感染するおそれもあります。
犬が顔をなめてくれるコミュニケーションは悪いことではありませんが、健康面を考えると注意が必要です。
2.2.感染症の可能性もある!
ズーノーシス(Zoonosis)という人と動物の共通感染症があることをご存知ですか?「人と脊椎動物の間を自然に行き来することができるすべての病気または感染」と定義されています。
- 寄生虫感染
- 真菌感染
- 細菌感染
- ウイルス感染
など
感染症の発症はさまざまで、①犬も人も症状が出るもの、②犬に症状が出るが人は無症状、③人に症状が出るが犬は無症状という3つのパターンがあります。
感染経路や発症場所の特定は難しいのですが、ペットから人間へ感染する場合は「接触による感染」です。
感染症の原因をもったペット(無症状)との触れあい、ペットとのキス、顔や口を舐められたり、食器の共有をしたり、糞便に触れたりと接触感染は、いつでも誰にでも起こりうることです。
ズーノーシス(Zoonosis)という人と動物の共通感染症の一例
回虫症
- 感染経路
- 糞便中の虫卵が口を介して体内に入る
- 人の症状
- 肝臓、目、脳に障害をおこす。
- 犬の症状
- 下痢や嘔吐、消化器系の症状。無症状のことが多い。
皮膚糸状菌
- 感染経路
- 触れ合い
- 人の症状
- 脱毛、痒み、皮膚の障害。
- 犬の症状
- 脱毛、フケ、痒み。無症状のことも多い。
レプトスピラ感染症
- 感染経路
- 尿への接触、口からの感染。
- 人の症状
- 発熱、出血、筋肉痛。
- 犬の症状
- 発熱、消化器疾患、腎・肝臓疾患、嘔吐、下痢、多飲多尿。
パレツレラ症
- 感染経路
- 犬の口内、爪に常在する菌。接触
- 人の症状
- 気管支炎、肺炎、傷口の炎症
- 犬の症状
- 無症状が多い。
カンピロバクター症
- 感染経路
- 糞便などが口に入る。
- 人の症状
- 発熱、嘔吐、下痢、頭痛、
- 犬の症状
- 無症状が多い。
など
この他にも日本国内で問題といわれるズーノーシスの種類は50種類以上あるといわれています。
お散歩のときに、動物の糞便をなめてしまったり、水たまりの水を飲んでしまったり、感染源となる菌や寄生虫を犬が持ってきてしまう危険性は日常生活のどこにでもあります。
ズーノーシス(Zoonosis)と聞きなれない言葉だとあまりピンとこないかもしれませんが、インフルエンザ、エボラ出血熱、狂犬病、SARSなど、世界中でたくさんの人が感染し死者も出ているこれらの病気もズーノーシス(Zoonosis)です。
人の顔をなめても犬に害はないの?
基本的には、人の顔をなめたから犬が病気になることはありません。
化粧品の成分も人間の皮膚に使用するための安全基準をクリアしていますので(動物実験を含む)、飲みこんでいても害になるということは考えにくいといえます。
とくに口紅やリップクリームなどは人間の口に入っても無害なので心配ありませんが、食品ではないのでやはり舐めさせない方が良いでしょう。
人間の汗や、分泌物をなめてもとくに犬に害になることはありません。
ですが、傷やニキビなどの治療薬を塗っている場合には舐められないように注意しましょう。
ズーノーシスを予防するにはどうしたら良い?
まずは、犬の健康管理として定期的な健康診断で検便、ワクチンの接種や寄生虫の予防が大切です。
また、犬に顔や手をなめられたら洗い流すことが予防として効果的です。
人間はインフエンザの予防と薦められている、手洗い、うがい、消毒を心がけるようにしましょう。
直接自分の口の中を犬に舐めさせる人は多くないと思いますが、犬の唾液が直接口の中にはいるようなことは避けましょう。
野良犬やペットショップの仔犬など感染確率の高い動物と触れ合う時はさらに注意が必要です。
3.犬が顔をなめるのをしつけとしてやめさせたい!
犬の気持ちを理解すると、無理に顔をなめるのをやめさせるというのは信頼関係を崩してしまうのでは?と心配になってしまいますが、健康面を考えるとやめさせたほうが良いけど、どうしたら良いのだろう?と迷ってしまいますね。
犬から「信頼」「服従」「愛情表現」を伝える方法は他にもたくさんありますので、顔をなめさせる以外の方法で犬との絆を深めていきましょう。
3.1.効果的なやめさせ方
まずは、犬に顔を舐めさせない「しつけ」をしてあげましょう。
仔犬の場合
- 犬が顔を舐めてくるいつものタイミングを把握する
- 犬が顔を舐めてくるタイミングの前に犬のマズルを手で優しく包みこみ褒めてあげる(興奮させない)
- 犬を仰向けにしてお腹をさする(遊びと区別させるため興奮させない)
計画的に「いつもの習慣」であるタイミングを外して、新しい習慣を覚えさせてあげましょう。
マズルを包みこんであげるのは、飼い主側から「あなたを守る」信頼や愛情が伝わっているよと伝わりやすくなります。
犬にお腹を見せさせるのは、犬の服従心を表す行動をさせて顔をなめる以外の気持ちの伝え方を教えてあげるためです。
過度に褒め過ぎず、興奮させず日常的に繰り返して教えてあげましょう。
成犬の場合
- 犬が顔を舐めてくるアクションに入ろうとしたら得意なことを指示する。(お座り、お手など)
- 指示に従うことができたらオヤツで褒めたり、言葉で褒めたりします。
- 手(すぐに洗える)を出して舐めさせ褒める。
成犬の場合は、飼い主の様子をみて行動をおこすかどうかを観察していますので、犬が行動アクションにはいる「その時」に違う指示を出して従わせることが大切です。
手を舐めて締めくくることで、抑制されている感覚は少なく、舐めても良いのは手だけなのだと伝わりやすくなります。
【飼い主に従う→成功→褒められる】このくり返しで、なめるのをやめさせ、犬にもストレスをかけずに教えてあげましょう。
他人や初対面の人を舐める場合
これは、すぐに愛犬を引き離してしっかりと「ダメ」「ノー」といけないことであると教えましょう。
誰とでも仲良くなれる社交性や明るい性格はとても良いことなのですが、人によっては不快に感じてしまうこともありますので注意しましょう。
他人に対しては、顔をなめるかわりに得意技を披露してほめてもらうように習慣づけると犬にとっても嬉しい体験が増えるのでお勧めです。
犬が興奮している時の正しい対応
帰宅時や、飼い主がゴロンと横になった時に興奮して顔をなめにくる時には叱ったり過剰に反応したり、犬の体に触れたりせず、静かに身体ごと向きを変えます。
犬からみた時に、飼い主の身体の側面が見えるように、飼い主は身体ごと顔も一緒に犬から見えないように向きを変えます。犬が顔に向かって正面に回り込んで来ても同じことを繰り返します。
犬が落ち着くのを待って、アイコンタクトを取り褒めてあげましょう。
※褒める時に犬に顔を近づけないようにしましょう
犬は自分よりも優位の存在に注目するという服従行動をしますので、アイコンタクトは顔を舐める以外の「服従心」の表現の1つとして教えてあげましょう。
飼い主と見つめ合いアイコンタクトを取れていると、信頼関係が深まり精神的にも落ち着くようになります。
愛犬の気持ちを理解してあげるしつけ方を取り入れよう
問題行動以外をやめさせたい時には、叱りつけたり嫌な態度を取ったりしてコントロールするのは犬の不安を高めてしまいます。
犬からの「愛情表現」を拒否するしつけ方ではなく、十分に愛犬の気持ちを理解して伝わっていることを示してあげましょう。
してほしくないことをやめさせる時には「無視」が効果的ですが、大好きな相手に気持ちを伝えて「無視」されるのは人間でも悲しい気持ちになります。
これまで、受け入れてもらえていたのに急に拒否されてしまうと犬も混乱しますので、顔を舐めさせる以外のスキンシップはいつも通り愛情を注いであげましょう。
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4.まとめ
犬が人の顔をなめるのは信頼関係を保つための大切な行動です。群れで生きるオオカミを先祖にもつ犬が受け継いでいる習性の1つです。
愛犬が飼い主のことを慕い一生懸命愛情を伝えようとしていることが分かり、とても嬉しくなります。
共通の言葉がない違う生き物同士が精神的な繋がりを大切にし、コミュニケーションを取り合える犬と人との関係はとても素晴らしいものです。
犬の行動からわかる気持ちを理解すると、もっともっと、愛犬のことが大好きになります。
しかしどんなに可愛くても、信頼関係があっても、人間と犬は違う生き物であることを正しく理解し健康を害するおそれのある感染症には、注意と予防が必要です。
犬にストレスを与えず、「服従」「愛情」の気持ちを受け止め安心させてあげられる正しいしつけ方で、犬とのより深い絆を深めていきましょう。
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