犬を無理に仰向けにしちゃダメ!無理にやってはいけない3つの理由

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四足動物の特徴は、お腹を下にしながら、四本の足で歩いたり、走ったりすることです。

そのため、無防備になる仰向け状態を嫌がります。

犬も同様であり、中には極度に抵抗する子もいます。

そのため、無理やりに仰向けをしつけることは、今では否定する意見が多くなっています。

しかし、ケース・バイ・ケースによっては、大きなメリットをもたらします。

それは、飼い主が側にいれば安心して仰向けになることができ、なおかつ、触診のときのために仰向けに慣れてもらうことです。

ここでは、そんな犬の仰向けとしつけをテーマにしています。

何らかのお役に立つようであれば、幸いです。

目次

1.犬が仰向けになることの意味

2.犬に無理やり仰向けをしつけするのは古い考え
2.1.恐怖心を植え付ける
2.2.弱いものに同じことをする
2.3.主従関係はない

3.犬に仰向けを慣れさせることは大切
3.1.落ち着きが出る
3.2.ケアがしやすくなる
3.3.動物病院で安心できる

4.まとめ
4.1.犬が仰向けになることの意味
4.2.犬に無理やり仰向けをしつけするのは古い考え
4.3.犬に仰向けを慣れさせることは大切

1.犬が仰向けになることの意味

犬が仰向けになることは、2つのケースで考えられます。

一つは自発的、もう一つが強制的です。

どちらの場合でも、犬がどのような気持ちでいるのかが大切です。

それには、尻尾の状態がどのようになっているのかで、判断できると言えます。

もし尻尾がお腹に向かって丸まっているのであれば、恐怖心や警戒心などのマイナスな気持ちでいると考えられます。

逆に、尻尾が丸まっていないのであれば、喜びや甘えなどのプラスな気持ちであると認識できます。

また、犬の中には、相手が飼い主でなくても、お腹を見せてくる子もいます。

これは人懐こい犬であり、人に甘えるのが好きな子なのかもしれません。

けれども、全ての犬が当てはまらないことは言うまでもありません。

おそらく一般的には、犬が強制的に仰向けにさせられると、マイナスな気持ちに陥ります。

長年一緒に暮らし続けている、大事な愛犬であっても、仰向けの姿勢に慣れていないのであれば、激しく抵抗したり、暴れたり、最悪の場合噛み付いたりすることもあります。

犬は、猫などと同様、四足動物であり、お腹を見せることを極端に嫌います。

お腹を見せるというは、無防備な状態であり、いざという時にすぐに反撃できない姿勢です。

総合格闘技で、ガードポジションという仰向けの姿勢があり、反撃もできますが、これは人のケースで言えることでしょう。

四足動物ではそうではなく、仰向けの姿勢は、自分の弱点を曝け出すことです。したがって、極度に嫌うようになります。

しかし、人と暮らしている以上、状況によっては仰向けになってもらう必要もあります。

以下、犬の仰向けとしつけについて、お話して行きます。
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2.犬に無理やり仰向けをしつけするのは古い考え

かつて、しつけの一つとして、犬に無理やり仰向けをさせることが、肯定されていました。現在でも、肯定説を述べる人がいます。

なぜ無理やりなことが肯定されていたかと言えば、飼い主との間に主従関係を築き上げられる、と考えていたからです。

犬同士の争いなどで勝敗が決まるのは、仰向けになるかならないか、という基準があります。

つまり、負けを認めた方が仰向けになり、お腹を見せます。

無防備状態であり、弱点でもあるお腹を見せることで、アナタに叶わないと意思表示をするようです。

これを人との関係にも応用し、無理やり仰向けにさせることで、主が誰であるのかを体から教えようとします。

言い換えれば、飼い主には決して敵わない、と物理的に覚えさせることです。

しかし、犬も人と同じように生き物であり、犬なりの意思を持っています。

無理強いを受け入れられる犬もいれば、そうでない犬もいます。むしろ、逆効果になると考えている人が多いようです。

では、どのような理由から、無理やり仰向けにさせることがデメリットであると考えられているのでしょうか?

それには大きく分けると、以下のような3つの見解があります。

2.1.恐怖心を植え付け

おそらく抵抗し続けるため、無理やりしつける場合でも、何度も強引に仰向けをさせるようになるでしょう。

そんなことを続けられれば、怖さが常態化し、恐怖心が植え付けられ、怯えるようになります。

その恐怖心から逃れようと、返って攻撃的になります。

たとえば、仰向けを無理強いした人と顔を合わせる度、また弱点を見せるのか、と怯えてしまいます。その人が自分と敵対しているように感じ、恐怖心に包まれます。

そういう嫌な感情からどうにかして逃げたいという心理が働き、どうにもできないと困ってしまった犬が逆情してしまうのです。

その人がいなくなれば楽になる、と感じ、噛み付いたり、あるいは、吠えたりします。

非常に逆説的な心理状態であり、人にも共通するかもしれません。

全く同じであるとは言えないでしょうが、少なくとも自分が同じ立場になったことを想像すれば、理解できないことではないでしょう。

2.2.弱いものに同じことをする

力による上下関係の植え付けは、心から離れなくなることもあります。

自分が上の立場になった時、誤った経験を基準に下の立場の者に同じようなことをします。

語弊があるかもしれませんが、悪しき慣習が継続することと似たようなものでしょう。

これは、犬においても、当てはめることができます。

犬を無理やり仰向けにさせ、強引に上下関係を作り上げれば、犬が上の立場になった時、下の立場の犬に同様なことをしようとします。

たとえば、仰向けを無理強いされた先住犬が、新しい同居犬に対し、やたらに噛み付いたり、吠えたりすることです。

もちろん、仲の良い犬同士であっても、時に噛みつきあったりします。

しかし、遊びやじゃれ合いを通り越し、理由のない攻撃姿勢になることです。

あるいは、犬に対してのみでなく、飼い主の赤ん坊に対しても、同様になるとの指摘もあります。

人の赤ん坊に対しては、過去のつらい記憶云々とは関係なく、時に攻撃的になる犬もいるようです。

これはグループに新しく入ってきたのに、飼い主に大事にされているため、嫉妬心から攻撃的になるとの見方がなされています。

これを鑑みれば、仰向けを無理強いされた犬が、人の赤ん坊に攻撃的になってしまうことは、十分理解できることでしょう。

いずれにせよ、以上のことは、人のいじめ問題とも共通していることでしょう。

もしかすると、ペットの家族化が当たり前の今日では、さらにペットが人の子供のようなトラブルを引き起こすかもしれません。

たとえ犬であっても、自分が嫌なことは、他者に対して投影してしまう、と考えられているようです。

2.3.主従関係はない

犬は人との間に主従関係を意識していないのでは、との見方があります。

もし主従関係を意識しているのであれば、たとえ無理強いであっても、許容できることもあるでしょう。主人のすることには従うという意識があるからです。

しかし、それがないのであれば、自分より強い者に単にいじめられたとの記憶が残り、そういうマイナスな記憶から逃れるため、攻撃的な性格になると考えられています。

むろん、犬はオオカミの子孫であると見られているため、群れを好む動物でもあることに変わりはないようです。

しかし、野生のオオカミと家庭犬を同列に扱うことは、今では否定的に見られることもあるようです。

これは、犬同士の喧嘩の際にも、当てはめて考えられているようです。

かつては、主従関係の視点から、犬同士が喧嘩をすれば、片方がお腹を見せるまで、そのままにしていました。

これはオオカミが同様なことをし、以後喧嘩をしなくなるからです。

しかし、犬の場合、お腹を見せても喧嘩をし続けるケースもあります。

しかも、一度も喧嘩をしない犬同士もあります。

身近な犬とはいえ、まだまだ知られていない特性などがあるとも言われています。

もしかしたら、主従関係自体も、その中に含めることができるかもしれません。

おそらく、飼い主さんの中には、主従関係自体を認めない見方に対し、大いに驚かれる人もいるかもしれません。

しかし、人の考えや見方などは、時代とともに変化します。

何百年も前のヨーロッパでは、地動説ではなく、天動説が信じられていました。

あるいは、魔女の存在を信じ、魔女狩り裁判なども行われていました。現代の常識では考えられないことでしょう。

これを鑑みれば、犬と人との主従関係が否定されるようになっても、決しておかしなことではありません。

今後も、新しい見方が生まれる余地があることもまた、大いに納得できることではないでしょうか?

以上、犬を無理やり仰向けにさせることのデメリットについて、3つの見解を述べてきました。

いずれにも共通している点は、犬を無理やり仰向けにさせると、攻撃的な性格を生み出し、他者を傷つけ、社会性を身に着けられない、ということです。

これでは、人や他の犬などとの共生に支障を来たしてしまいます。

とりわけ、子犬を飼い始めた人であれば、これからきちんとしつけをする必要があります。

上記の点を十分理解しておくことも、大切でしょう。

3.犬に仰向けを慣れさせることは大切

犬を無理やり仰向けにさせることは、デメリットであることを、すでに述べました。

弱点であるお腹を見せることで、精神的な問題を引き起こす可能性が高いからです。

けれども、無理やりではなく、自発的な仰向け、あるいは、仰向けに慣れることは、必ずしもデメリットとは言えません。

自発的の場合、犬が甘えたい気持ちやリラックスしていることを表現し、飼い主等と良好な関係であることを示しているようです。

また、特に仰向けに慣れることは、メリットが多いともされています。

では、どのような理由から、そのようなことが言えるのでしょうか?

3.1.落ち着きが出る

四足動物である犬が、お腹を見せることは、無防備な状態になることです。

そのため、少しでも強引に仰向けにさせようとすると、極度に嫌がる犬もいます。

しかし、無防備であるということは、別な視点で見れば、それだけリラックスできる状態です。

中には安心し過ぎたのか、そのままスヤスヤ眠ってしまう犬もいます。

物は考えよう、という言葉がありますが、犬と仰向けもまた、同様なことかもしれません。

このため、仰向けに慣れるということは、気持ちに余裕ができ、落ち着きが出るということです。

とりわけ、子犬の場合、まだまだ育ち盛りです。オスならヤンチャ、メスならオテンバであるのが、一般的でしょう。

そういう時期だからこそ、仰向けに慣れることが大切であり、家族との良好な関係を築けるチャンスでもあります。

これからの共同生活にも多々メリットをもたらす可能性があります。

3.2.ケアがしやすくなる

犬にも日々のケアが大切です。ケアを通し、犬の健康状態を知り、何らかの病気に罹患しているのであれば、早期発見ができるようになります。

特に、子犬や高齢犬であれば、ちょっとした変化で、健康を害する場合もあります。これは人にも当てはまることではないでしょうか?

また、日々のケアには、種々のお手入れもあります。

たとえば、爪切りであったり、被毛のブラッシングなどです。

とりわけ、被毛のブラッシングは、換毛期に大切になります。

毎年春と秋になれば、かなり被毛が抜け落ちる犬がいます。

そういった犬では、背中ばかりでなく、お腹の部分でも相当量の被毛が生え変わります。

上記のようなケースにおいて、仰向けに慣れていれば、ケアをしやすくなります。

抜け落ちるべき被毛がそのままであれば、正常な被毛と絡まってしまうことがあります。

犬自体も、気持ち悪いと感じるのか、自分で無理やり抜いてしまう、あるいは、足で掻いてしまうことがあります。

ひどくなれば、皮膚を傷めてしまう恐れがあります。

もちろん、犬ばかりでなく、飼い主であっても、思わぬところでケガをさせてしまう可能性があります。

適切な時期に適切なブラッシングをせず、絡まった被毛を無理やり引き抜いてしまい、皮膚を傷つけてしまうことです。

あるいは、住まいや公共の場所を汚してしまうことも考えられます。

住まいであれば衛生面、公共の場所ではマナー面で、問題を引き起こすことにもなります。

こうなる前に、できるだけ早期に、無理やりでなく、抜け落ちるべき被毛を取り除くことが大事でしょう。

被毛のケースは、一例に過ぎませんが、爪であってもその他のお手入れであっても、ひどくなる前に対処しておくのが、飼い主の責任とも言えます。

お腹の部分をケアする場合、立ち上がっている状態よりも、当然仰向けである方が、ブラシなどを掛けやすくなります。

これもまた、仰向けに慣れてもらうメリットの一つです。

3.3.動物病院で安心できる

健康な犬であっても、動物病院と関わりができます。

定期的な健康診断はもちろん、毎年春から秋に掛けて行うフィラリア対策、あるいは、任意である混合ワクチン注射でも、動物病院を訪ねるでしょう。

また、飼い主に義務付けられている狂犬病予防注射も、状況によっては、動物病院で接種するようになります。

けれども、犬が何らかの病気に罹患したのであれば、ケースによっては仰向けになる必要があります。

内臓に疾患などがあると考えられれば、麻酔を打つことで仰向けにさせることができます。

しかし、これは相当なケースであり、重たい病気に罹患している場合でしょう。

また、人と同じように、やたらめったら犬にも麻酔を打つことはできません。

そうは言っても、診察上、仰向けになった方が、よりスムーズな場合もあります。

人と同様、お腹に聴診器を当てなければいけない時もあるでしょう。

立ち上がった状態でも問題ない獣医もいるでしょうが、仰向けになることで触診しやすくなります。

仰向けに慣れていれば、獣医にも迷惑を掛けることがありません。

もちろん、飼い主や犬自体も、余計な心労がなくなるかもしれません。

より安心感を持ちながら、動物病院へ通うことができるでしょう。

以上、犬が仰向けに慣れることのメリットになります。

しかし、犬が仰向けに慣れるためには、飼い主がしつけることになります。

そうして、飼い主がいれば、弱点のお腹を見せても怖いことはない、と学んでもらうことです。

もちろん、無理強いではなく、できるだけ自然に慣れてもらう必要があります。

それには、きちんとしたステップを踏んでいくことが、大切です。

仰向けになれてもらう方法

では、どのようなステップを踏んで、犬に仰向けになることを慣れてもらうのでしょうか?

まず、大事なことは、ゆっくり時間を掛けて行うことです。できれば、子犬の頃に慣れてもらうことでしょう。

無理に仰向けにすれば、弱点を曝け出すため、急に暴れ出したり、あるいは、噛み付いてきたりします。

そのまま強引にしつけてしまえば、デメリットとなり、精神的に不安定な犬になってしまいます。

そうなれば、粗相が多くなり、家族はもちろん、他人や他の犬などに大きな迷惑を掛けてしまいます。

こうならないためにも、慌てないで、着実にステップアップしていくことが重要です。

また、抱っこに抵抗がないのであれば、抱っこから慣れさせるのが近道かもしれません。

とりわけ、飼い主の膝の上であれば、犬も大いに安心できます。

素直に素早く、仰向けになることを覚えてしまうかもしれません。

ただし、膝の上で慣れてもらうには、条件があります。子犬、あるいは、小型犬に限定されるでしょう。

ある程度大きくなった中型犬や大型犬であれば、膝の上で慣れさせることは物理的に難しくなります。

こういう点も、十分弁えておくべきです。

では、以下のように具体的な方法をお話していきます。

  • 側頭部や背中から

側頭部や背中に手を当てて、ゆっくりお腹を出していきます。

側頭部や背中であれば、犬の方でも、触られるのを慣れているでしょう。

しかも、飼い主であれば、より安心感があります。

  • 前足を持つ

しかし、飼い主であっても、初めてのポーズであれば、抵抗されることも考えられます。

そのため、片方の手で前足を持っている必要があります。

これは、もしもの際への備えであり、暴れたり、噛まれたりした場合、押さえつけることができます。

ただし、無理に押さえつけることは、返って逆効果になるでしょう。

お腹を見せようとした時、暴れそうになれば、前足を持っている手で動きを止めるようにします。

言葉を換えれば、封じ込める、あるいは、包み込む、という感じです。

  • 少しでもできたら褒める

少しでもお腹を見せることに抵抗しないのであれば、大いに褒めてあげましょう。

これは、しつけの常套手段でもあります。

たとえば、お手ができた場合、頭を撫でたりしながら褒めることで、お手を学びます。

仰向けに慣れてもらうことも、まさに同じようです。

また、おやつを与えることも、お手などをしつける時と同様です。

しかし、家族で面倒を見ているのであれば、褒め言葉を統一しておくことが重要です。「

よくできたねえ」、「いい子だねえ」等、家族で好きな言葉を決めても、問題ないでしょう。

大事なことは、家族全員が同じ言葉を使うことです。

以上、犬に仰向けに慣れてもらう具体的な方法です。

上記のことを一日に数回数分程度、実施していくことで、徐々に抵抗なく、受け入れていくようになるでしょう。

繰り返しになりますが、ゆっくり着実にステップアップして行くことです。

なかなか慣れないようであっても、決して怒らないことです。

そして、お腹を見せれば、飼い主が褒めてくれるんだ、ということを気づかせることです。

成功すれば、自発的に犬の方からお腹を見せるようになるかもしれません。
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4.まとめ

犬の仰向けについて、上記で述べて来ましたが、いかがだったでしょうか?

ここでは、各項目に関し、以下のようにまとめてみました。

4.1.犬が仰向けになることの意味

犬が仰向けになるのは、自発的と強制的の2つのものがあります。

どちらも、尻尾の状態で気持ちを確かめられます。

尻尾がお腹の方に巻いているのであれば、不安な気持ちであると読み取ることができます。

これは強制的に仰向けになった時、確認できるケースが多くなっています。

犬は四足動物であるので、お腹を見せるのは無防備な状態です。弱点を晒すことを極端に嫌います。

しかし、人と暮らしている以上、仰向けになることが必要な場合もあります。

4.2.犬に無理やり仰向けをしつけするのは古い考え

かつては、犬を無理やりに仰向けにさせることは、しつけの一つとされていました。

これによって、飼い主との間に主従関係が築けると考えられていたからです。

しかし、近年では、無理やり仰向けにさせることは古い考えであり、否定する意見が多くなっています。

理由は、恐怖心を植え付ける、弱いものに同じことをする、犬は人との間に主従関係を意識していない、ということです。

もしかすると、従来とは異なる見解があるため、驚かれる人もいることでしょう。

しかし、人の考えというものは、時代と共に変化します。犬に対する見方も同様でしょう。

しかも、ペットの家族化が当たり前である今日では、他者との関係が重視されることもまた、当然と言えば当然です。

4.3.犬に仰向けを慣れさせることは大切

近年では、犬を仰向けにさせることには、デメリットが多いとされています。

そのため、絶対仰向けにさせてはいけないと考えてしまうかもしれません。

しかし、より自然な形で仰向けに慣れさせることは、デメリットばかりではありません。

むしろメリットがあります。たとえば、犬に落ち着きが出ることです。

また、ケアがしやすくなり、お腹を見ることで病の早期発見につながります。

さらに、動物病院で安心しながら診察を受けることができ、状況によっては、お腹の触診も必要だからです。

結局、これらは人と暮らしていくために必要なこととも言えるでしょう。

仰向けになれてもらう方法

犬に仰向けに慣れてもらう方法は、徐々にステップアップしていくことが大切です。

ゆっくり着実に行えば、無理することはありません。

まず、側頭部や背中に手を掛け、静かにお腹を出すようにします。

この際、もしもに備え、前足を持ちます。

そして、少しでも抵抗なくお腹を見せることができたのであれば、大いに褒めて挙げることです。

これを一日数回数分程度行うことで、次第に仰向けになることに慣れて行くでしょう。

以上、犬の仰向けについて、簡単にまとめてみました。

最も重要なことは、犬の仰向けは、ケース・バイ・ケースでデメリットばかりではない、ということです。

そして、飼い主にもプラス、犬にとってもプラスになることができ、お互いのためでもあります。

たとえペットであっても、Win-Winの関係であるのが、良好な共生生活につながるでしょう。
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