スタンダードプードルの飼い方や特徴!飼うときの注意点とは?

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すべての犬種の中でも高い人気を誇るプードル。日本ではトイプードルが人気ですが、最近ではその元となったスタンダードプードルも注目されているようです。

しかし、スタンダードプードルは大きいから飼いづらそう・・・と敬遠している方もいるのではないでしょうか?

実は、スタンダードプードルは知能がとても高いため、初心者でも飼いやすい犬だと言われています。

そこで今回は、スタンダードプードルの特徴や性格、飼う時の注意点、トリミングの仕方やお迎えする方法などをご紹介します。

スタンダードプードルは愛くるしい容姿だけでなく、温厚で社交的な性格です。

このページを読んでスタンダードプードルを迎える準備を整えましょう。

目次

1.スタンダードプードルはプードル種のオリジナル犬

2.スタンダードプードルの特徴と性格

3.スタンダードプードルを飼うときに注意したい5つのこと
3.1.飼うのは絶対に屋内で!
3.2.美しい巻き毛を保つために
3.3.運動や散歩をしっかりと!
3.4.スタンダードプードルの病気
3.5.スタンダードプードルのケガ

4.スタンダードプードルに欠かせないトリミング
4.1.トリミングの頻度と料金
4.2.トリミングの開始時期
4.3.代表的なカット「プードルカット」
4.4. 「プードルカット」から進化したカットスタイル
4.5.自分でのトリミングは難しい

5.スタンダードプードルをお迎えする方法
5.1.プロのブリーダーから引き取る
5.2.里親になる

6.まとめ

1.スタンダードプードルはプードル種のオリジナル犬

先に述べたように、プードル種の中で日本で一般的なのは小型犬のトイプードルです。

しかし、彼らは大型犬であるスタンダードプードルを元にしています。

スタンダードプードルはすべてのプードル種のオリジナル犬で、最近は日本でもスタンダードプードルを飼いたがる人が増えてきているようです。

スタンダードプードルは何世紀ごろから登場したのか、その起源や歴史はよくわかっていません。

現在フランスの国犬であり、ヨーロッパでは古くから人間と共に暮らしていたようです。

フランスのみならず、ヨーロッパでとても人気のあるプードル種。

そのためヨーロッパにルーツがあるというのが一般的な見解でしたが、最新の研究によると、中央アジアまたはロシアがプードル種の本当のルーツだと言われています。

つぶらな瞳とくるくる巻き毛でまるでぬいぐるみのようなプードル。彼らの愛くるしい容姿を思い浮かべると意外に感じますが、スタンダードプードルはヨーロッパでは猟犬として活躍していました。

泳ぎが得意な彼らは鴨などの水鳥猟に重宝され、飼い主がしとめた獲物を泳いで回収していたのです。

「プードル」の語源になったドイツ語の「Pudel(プデル)」が、水の中でバチャバチャと音を立てる、という意味であることからも、スタンダードプードルが泳ぎが得意な犬種であることが伺えます。

ちなみにプードルが国犬のフランスでは彼らを「Caniche(カニシュ)」と呼んでいますが、これは「鴨を獲る犬」というストレートな意味があります。
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2.スタンダードプードルの特徴と性格

それでは、スタンダードプードルの身体的な特徴と性格はどのようなものでしょうか?

スタンダードプードルの体高は一般的に約38~43cm、体重は約16~25kgです。

トイプードルの体高約24~28 cm、体重約2~4kgに比べると、サイズの違いは歴然ですね。

小型犬であるトイプードルに対して、スタンダードプードルは大型犬に分類されます。

スタンダードプードルも、プードル種の特徴であるくるくるとした巻き毛を持った可愛らしい容姿を持ち、トリミングのアレンジが楽しめます。

寿命は10年から13年ほど生きると言われており、大型犬では長生きな犬種だと言われています。

元々猟犬として可愛がられていたスタンダードプードルですが、性格に荒々しさはありません。むしろ温厚で知能が高いことが有名です。

その知能の高さは、100種類以上ある犬種の中でも1、2位を争うほど。そして、好奇心旺盛で社交的でありながらも飼い主に従順な性格で、子どもや他の犬種ともすぐ仲よくなれます。

性格の面ではとても飼いやすいので初心者にも向いていると言われています。

スタンダードプードルは、猟犬の他にかつてはサーカスの犬として活躍したり、シェパードと並んで軍用犬にもなりました。

現在も家庭の愛玩犬だけでなく、ヨーロッパでは伝統的な猟犬として愛されています。

その他、日本では介助犬、海外では盲導犬として活躍しているスタンダードプードル。様々な活躍している彼らですが、これも知的で優しい性格を活かしている証だと言えるでしょう。

3.スタンダードプードルを飼うときに注意したい5つのこと

3.1.飼うのは絶対に屋内で!

先に述べたように、スタンダードプードルは温厚ですが社交的な性格。一頭よりも集団で過ごすことを好みます。

そのため庭で孤立した状態ではなく、家族と共に屋内で一緒に暮らす方が彼らにとってストレスがありません。

また、共に暮らして触れあうことで、愛犬と飼い主との間に深い信頼関係を築くことができますし、汚れやすい被毛の保護や皮膚病の予防などの健康管理にもつながります。

スタンダードプードルの飼育を考えている方は、大型犬だから屋外、と安易に考えるのではなく、必ず屋内で飼うことを検討しましょう。

常にコミュニケーションが取れてストレスのない環境を与えることは、愛犬の心身の健康のために最も重要です。

自宅を留守にする事が多く、コミュニケーションや愛犬の運動や散歩の時間が取れない方にも、人間が大好きで常にふれあいを好むスタンダードプードルはおすすめできません。

3.2.美しい巻き毛を保つために

くるくるの巻き毛はプードル種の特徴です。もちろんスタンダードプードルのトレードマークでもあり、プードルが好きな方は、この巻き毛に魅力を感じている方も多いのではないでしょうか?

スタンダードプードルの被毛の美しさを保つためには、自宅でのこまめなブラッシングに加え、プロのトリミングも欠かすことができません。

トリミングの詳細については後述しますので、ここではまずスタンダードプードルの被毛の特徴を説明します。

犬の毛は、オーバーとアンダーからなるダブルコートと、オーバーのみのシングルコートの2種類に分かれます。

前者は柴犬や秋田犬、後者はグレート・デーンやパピヨンなどです。スタンダードを含むプードル種は、後者のシングルコートに分類されます。

シングルコートの犬種はアンダーがないため、ダブルコートの犬種に比べると抜け毛が少ないと言われています。

しかし、スタンダードプードルはシングルコートですが、被毛が全体的に多く、固めなことが特徴です。

普段の抜け毛は少ないのですが、春と秋に起こる換毛期には、やはり抜け毛が増えます。

そして、抜けた毛は落ちずにそのまま被毛に絡んでしまうことが多いので、絡んだ被毛が毛玉の原因になることも。

これらを放置すると、見た目が美しくないだけでなく、地肌も荒れてしまいます。地肌が荒れると、最終的には皮膚病の原因になるので、自宅で毎日ブラッシングをしてあげましょう。

タイミングとしては、散歩や運動を行った後がいいと言われています。

ブラッシングに使用するのは、犬用のピンプラシがおすすめです。

このブラシを使うことで、毛玉防止だけでなく、地肌の血行も促進される効果があるので一石二鳥です。

3.3.運動や散歩をしっかりと!

スタンダードプードルは、元々狩猟犬として活躍していた犬種です。

そのため身体を動かす事が大好きで、発達した運動神経と豊富な体力を持っています。

どんな犬種でも散歩や運動は必須ですが、スタンダードプードルは運動量が足りないとストレスが溜まりやすくなります。

スタンダードプードルは大型犬なので、小さなトイプードルよりもはるかに多い運動量を必要とします。

そのため、運動時間や散歩時間はきちんと確保してあげましょう。

スタンダードプードルも、他の犬種と同様にボール遊びなどのおもちゃを使う遊びを好みます。

また、水泳も大好きなので夏場は泳がせてあげるのもいい運動になります。

日常の散歩や運動は、毎日平均一時間ほどさせるのが理想的です。

スタンダードプードルはとても活発な犬種です。

運動量や散歩が不足してストレスが溜まると、温厚な性格でも無駄吠えをしたり、飼い主への反抗からいたずら行為につながる事もあります。

愛犬との大事なコミュニケーションのためにも、運動や散歩をさせてあげる事を忘れないでください。

3.4.スタンダードプードルの病気

スタンダードプードルは、他の大型犬より寿命が長く、最高で13年生きると言われています。

しかし、ミニチュアプードルやトイプードルと同じく、副腎のホルモン分泌異常が原因の病気にかかりやすい事に注意しましょう。

副腎ホルモン分泌が原因の病気で、最もかかりやすいと言われている病気はアジソン病です。

これは「副腎皮質機能低下症」とも呼ばれ、食欲の低下や嘔吐、下痢の症状が起き、ぐったりとした状態などの症状が現れます。

スタンダードプードルはこのアジソン病にかかりやすいのですが、その原因には遺伝性もあると言われています。

発病した場合は、投薬治療やホルモン分泌を補助する点滴などの治療・入院が必要です。

その他に気をつけたい病気は、垂れ耳のために起こりやすい外耳炎や、脂腺炎と呼ばれる遺伝性の皮膚病です。

外耳炎は、プードル種だけでなく、垂れ耳の犬種には起こりやすい病気です。かゆみや炎症などが起きます。

スタンダードプードルは毛の量も多いので、予防のために自宅で定期的にチェックすることが大事です。

慢性化すると完治が難しいと言われているので注意が必要です。

トリミングの時には、毛のカットだけでなく耳掃除もしてもらうといいでしょう。

脂腺炎はスタンダードプードルが潜在的に持っていると言われている皮膚病です。

症状はフケやかゆみですが、必ず症状が現れるわけではありません。

しかし、被毛の手入れを怠ったり、放置して重症になるとフケやかゆみ以外に体臭も出てきます。

発病した場合は薬用シャンプーで地肌をケアして、シャンプー後は毛玉を防ぐためにブラッシングしてあげましょう。

どんな病気でも、早めの対策が肝心です。愛犬の異変に気がついたら、すぐに病院に連れて行き医師と相談して下さい。

もちろん、上記の病気に加え、すべての犬種が罹るジステンパーや狂犬病、フィラリアの予防も忘れてはいけません。

3.5.スタンダードプードルのケガ

運動神経がとてもよくて足腰が強いと言われているプードル。

しかし、その一方では関節炎や骨折を起こしやすい犬種でもあり、特にスタンダードプードルはそれが顕著のようです。

嬉しい時に飛び跳ねたりする無邪気なところがありますが、脚に負担をかけないように、運動を工夫してあげる必要があります。

例えば、階段や高いところなどの上り下りは、脚の負担になるので繰り返しの動作を避けるようにしましょう。

負担を軽減するため、運動させた後は脚の負担を和らげるため、ドッグマッサージをしてあげる飼い主もいるようです。

先に述べたように、スタンダードプードルは水泳が大好きです。

水泳は脚に負担をかけずに筋肉を鍛えることができるので、スタンダードプードルにはとても適した運動だと言えるでしょう。

夏はなるべく水辺で泳がせる機会を作ってあげるようにしましょう。
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4.スタンダードプードルに欠かせないトリミング

4.1.トリミングの頻度と料金

スタンダードプードルの可愛いくるくる巻き毛。先ほども述べたように、この被毛を美しく保つためには、自宅のブラッシングとプロのトリミングが必要です。

それでは、スタンダードプードルのトリミングはどれくらいの頻度で行うことが理想的なのでしょうか?

また、1回行うごとに、どれくらい時間と料金がかかるのか、それも気になる方も多いでしょう。

スタンダードプードルのトリミングは、最低でも月に1度行うことが必要です。

夏は暑さや湿気で耳が蒸れて外耳炎の原因になります。冬は伸びた被毛が静電気を発生するため、毛玉ができるだけでなく汚れを吸着しやすくなります。

トリミングをしないことは、スタンダードプードルにとって命取り。身体を清潔に保てずに、病気の原因になってしまうのです。

スタンダードプードルは大型犬で全身カットのため、トリミングの所要時間の目安は1回につき3~6時間ほどです。

料金は、お住まいの地方やお店によって値段が変わりますが、全国的に見ると8000円から25000円ほどが平均のようです。

4.2.トリミングの開始時期

このように、スタンダードプードルは、被毛の特徴からもトリミングが必要不可欠な犬種です。

それでは、まだ子犬の場合はいつ頃からトリミングを開始したらいいのでしょうか?

通常、子犬は病気予防のためにワクチンプログラムを行います。

ワクチンプログラムとは、生後8週目から110日前後の間に、子犬に混合ワクチンと狂犬病ワクチンを接種するプログラムのことです。

子犬の免疫力と体力を考慮し、トリミングはワクチンプログラム完了後の2週間から1ヵ月ほど時間をおいてから開始するのが理想的だと言われています。

それまでは、自宅で爪切りやブラッシングなどでお手入れし、身体を清潔に保ってあげましょう。

この間に、人間に身体を触られる事を慣れさせて、信頼関係を作ることも大事です。

4.3.代表的なカット「プードルカット」

スタンダードプードルを含むプードル種の飼育の醍醐味と言えば、やはりアレンジカットでしょう。

トイプードルが爆発的な人気を記録したのも、「テディベアカット」がその愛らしさを引き出したことが要因だと言われています。

現在はトイプードル=「テディベアカット」のイメージが定着するほど人気のカットです。

しかし、スタンダードプードルは、やはり代名詞にもなっている「プードルカット」が主流です。

日本ペット技能検定協会

このカットはスタンダードプードルの大きな体にもよく似合い、ゴージャスな雰囲気でドッグショーの定番スタイルで、「コンチネンタル・クリップ」というのが正式名称です。

「プードルカット」とは、頭や胸まわり、足先と尻尾は巻き毛を残しながら、お尻からふともも、脚の部分を短く刈り上げた独特のカットスタイルです。

おしゃれなプードル、というイメージを定着させたのはこの「プードルカット」の影響が大きいでしょう。

しかし、この「プードルカット」は、実はおしゃれ用ではなく猟犬用のカットとして生み出されたスタイルだったのです。

スタンダードプードルは、元々鴨などの水鳥を捕まえるために活躍した猟犬です。そのため、水の中でも自由に動けるスタイルが考えられました。

しかし、冷たい水中は彼らの体温を奪ってしまい危険です。そのため、水の抵抗を減らしてかつ身体の体温を下げないようにと生み出されたのが、この「プードルカット」だったのです。

機能性を追求したカットは、見た目にも独自性があっておしゃれに見えました。16世紀から19世紀にかけてヨーロッパ貴族の流行犬になったスタンダードプードル。

そして「プードルカット」も、機能性よりもゴージャスさを追求したスタイルへと変化していきました。

4.4. 「プードルカット」から進化したカットスタイル

プードル種は他の犬種に比べてカットアレンジが豊富だと言われていますが、全部で10種類以上もあるようです。

トリミングサロンドッグアシル

トリマーによっては、背中の一部分を長めに残してハート型にカットし、周りを短めにした「プードルカット」の変化形など、遊び心満載のカットスタイルを考案しています。

日本の夏は湿度が高いため、夏場はサマーカットも人気が高いようです。

サマーカットはお手入れも簡単になりますし、スタンダードプードル自身もすっきりと過ごせるので長所が多いスタイルですが、毛を短くし過ぎると紫外線が地肌に直接あたり、肌を傷めることがあるので注意しましょう。

スタンダードプードルの被毛をカットする時は、見た目の可愛らしさだけではなく、愛犬の過ごしやすさや、日々のお手入れのしやすさも考慮するのが最も大事です。

4.5.自分でのトリミングは難しい

スタンダードプードルは大型犬で、かつ全身のトリミングが必要なため、他の犬種よりもトリミングの時間が長くなり、費用が高くなることは避けられません。

自宅でもブラッシングなど毎日のお手入れは必要ですが、トリミングの料金がもったいないからと安易に自分でトリミングをすることは避けた方がいいでしょう。

その理由は、まず第一にケガの危険性があるからです。

スタンダードプードルのトリミングは、プロのトリマーでも3時間から6時間ほどかかります。

温厚な性格のスタンダードプードルですが、飼い主がトリミングに手間取ると、恐怖心から暴れたり、退屈さのストレスから動いてしまうこともあるでしょう。

そうするとハサミが愛犬の肌を傷つけたり、飼い主がケガをしてしまう可能性があります。

第二に、綺麗にカットができなかった場合です。

プロはトリミング技術を持っていますが、もちろんそのような技術は誰でも持っているものではありません。

飼い主が独自にトリミングをすると、慣れないためにイメージしたカットと違って失敗してしまうこともしばしば。

失敗したカットは見栄えが悪いだけでなく、愛犬の被毛や地肌を痛めてしまうこともあります。

愛犬のストレスや健康面、お互いの安全性を守るためにも、スタンダードプードルのトリミングは、信頼できるプロのトリマーにお任せした方が確実です。

もし、自宅で気になる部分を少しだけカットをしたい場合は、バリカンではなく鋤ばさみで行うと、肌に負担もなく失敗も少なくなるそうです。

5.スタンダードプードルをお迎えする方法

5.1.プロのブリーダーから引き取る

ここまでスタンダードプードルの飼育の注意点やトリミング、性格などを紹介してきました。

それでは、スタンダードプードルはどのようにして迎え入れる方法があるのでしょうか。

子犬からしっかりと面倒を見て育てたい場合は、プロのブリーダーから引き取るのが一般的です。

引き取る際の金額は約9万~40万円ほどと言われています。

ただし、日本ではトイプードルが圧倒的な人気を誇るため、スタンダードプードルは育てているブリーダーが少ないと言われています。

最近ではブリーダーもインターネットで情報を公開しているので、ぜひ検索して確認しましょう。

一部悪質ブリーダーもいますが、多くのブリーダーは良心的で、その犬の特徴や性格に精通したプロです。

引き取った後も、食事や散歩、病気の注意点など、子犬を育てるために親身にアドバイスしてくれるブリーダーも多く、それは飼い主にとって心強い存在になると思います。

ブリーダーからスタンダードプードルを引き取ると決心したら、まずは子犬が産まれる時期、子犬が親元を離れる時期などをしっかり確認し、こまめに連絡を取りましょう。

引き取る子犬は、かけがえのない小さな命です。

子犬を迎えるまでに、彼らが快適な生活を送れるように、食器、トイレや犬用ケージ、ベッドなどの必要な生活用品を揃えて迎える準備をすると落ち着いて迎えられると思います。

5.2.里親になる

ブリーダーから引き取る以外に、最近では里親としてボランティア団体からスタンダードプードルを迎える方も多くいます。

近年、日本では犬猫の殺処分が大きな社会問題になっていますが、スタンダードプードルもちろん例外ではありません。

インターネットで「スタンダードプードル 里親」のキーワードで検索すると、里親を探している全国のスタンダードプードル情報がわかります。

ただし、注意したいのは、彼らが里親募集をしている理由は、無責任な人間によって捨てられた場合がほとんどです。

そのため、子犬ではなく成犬で里親を募集していることも少なくなくありません。むしろ成犬が大多数と言っても過言ではないでしょう。

犬を迎えるなら、やっぱり可愛い子犬から育てたい、という方も多いと思います。

しかし里親募集のスタンダードプードル達は、ボランティア団体がしっかりしつけをしている犬がほとんどです。

そのため予想外の行動を取る子犬よりも、様々な経験をして落ち着いた成犬の方が育てやすいという利点があります。

里親として引き取る場合は、ブリーダーとは違い料金はほとんど発生しない場合が多いです。

ボランティア団体によっては、里親に狂犬病やジステンパーなどの最初の予防注射代の負担をお願いする場合がありますが、それでも1万~3万円程度です。

このようなシステムから、「里親=ただで犬がもらえる」という一部の人の勘違いからトラブルが起きる事もあります。

そのため、最近では譲渡までに厳しい審査や一定のトライアル期間を設ける団体が多いです。

トライアル期間は犬と人間、お互いの相性を知るために必要な期間です。

本当にスタンダードプードルを一生大事にできるのか、彼らと一緒に暮らしながら性格を理解し、お手入れの仕方を学べます。

生活を共にする中で、本当にスタンダードプードルと暮らせるのか、じっくり考えられると思います。

また、ボランティア団体も里親になった方とは常に連絡を取るところがほとんど。トライアルでは分からなかった面も相談できるのは安心です。
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6.まとめ

いかがでしたか?愛らしくもゴージャスな外見と賢くて温和な性格。スタンダードプードルは長所がとても多く、しつけがしやすいので犬に慣れない人も一緒に暮らしやすい犬種だと言われています。

もちろんその美しい外見や明るい性格は、飼い主のこまめなお手入れと愛情が必要不可欠です。

そして、スタンダードプードルはそんな飼い主の愛情を必ず理解してくれるでしょう。

ブリーダー、ボランティア団体と、彼らを迎え入れる方法は様々ですが、どちらでも一番大事なのは飼い主が「最後まで彼らの面倒を見てあげられるかどうか」であることには変わりはありません。

スタンダードプードルと過ごす時間は、一番長くても13年です。長い時間に感じるかもしれませんが、愛犬との時間は意外にあっという間に過ぎてしまいます。

トリミングや飼い方の注意点に気をつけながら、ぜひ大切な愛犬と素敵な時間をたくさん過ごして下さい。
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