紀州犬を飼ってみたいと思っているけど、どこで犬を引き取れるのか、紀州犬がどんな犬なのかなど、疑問が多くありませんか?
噂では気性も荒そうだし、なつかなかったり吠えたりしてご近所に迷惑になったらと、ちょっと躊躇してしまいますよね。
ですが実は、紀州犬は本来、穏やかで落ち着いた犬種なんです。
今回は、あまりよく知られていない紀州犬の特徴、性格、飼い方やしつけ方などをご紹介していきます。
こちらのページを読んで紀州犬についての知識・理解を深めてください。
目次
1.紀州犬ってこんな犬!特徴大紹介
こちらでは、紀州犬の歴史や性格、特徴などをご紹介します。
歴史
紀州犬(きしゅういぬ)は、柴犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬、秋田犬と並ぶ日本犬の一種です。
また、1934年(昭和9年)に天然記念物に指定されている犬種でもあります。
紀州犬という名の通り、紀州(三重県から和歌山県)原産。
ただ、紀州のエリアは広く、もともとは、那智犬・太地犬・熊野犬・奥吉野と地域により分けられていましたが、日本犬保存会へ登録する際に、1つの犬種にまとめられ、現在は「紀州犬」とされています。
イノシシ猟の際に猟犬として活躍、猟師の助けとなっていた紀州犬。
先祖は、狼と紀州半島で主に飼われていた犬種との交配種で、猟の際には、猟師が来るまでイノシシを逃がさないように吠え、場合によってはイノシシに咬みつくこともあり、確実にイノシシを留めていたということですので、紀州犬の気の強さが表れています。
また、修行中の弘法大使「空海」を霊場へ導いたのが紀州犬だったという物語が伝えられていたり、怪我で苦しむ狼を助けた猟師へ、助けてくれたお礼にと狼の子供を猟師に授け、これが紀州犬の起源であるという伝説もあるそうですので、伊勢や奈良など神仏信仰が盛んな紀州の土地柄がうかがえます。
性格
- 忍耐強い
- 穏やか
- 落ち着いている
- 強い忠誠心
- まじめ
- 人懐っこい
- 警戒心が強い
紀州犬は上記のように内に秘めた強さをとても感じられる性格をしています。
そして、飼い主さんや家族以外の人や犬などの「よそ者」に対する警戒心が強く、慣れない事が多いため、番犬に向いています。
信頼関係にある飼い主さんに対しては忠誠心を持ち、とても忠実です。
本来、紀州犬は穏やかで落ち着いた犬種で、忍耐強く、まじめ。はしゃいだり、そわそわすることもあまりありません。
もし、飼い主さんに何かあれば、命がけで守ろうとする勇敢な犬種でもあります。
小さいころから、きちんとしつけをすれば、家族を守ってくれる勇敢なパートナーとなるでしょう。
大きさ・体重
紀州犬は大きめの中型犬で、骨格ががっちりとし、凛とした美しい容姿、そして、ちょうどいい大きさということから、海外、主にアメリカでも人気が出ています。
また、最近は少し小さめサイズの紀州犬も増えつつあるようです。
紀州犬は、オスよりもメスの方がやや小さめ。
以下の大きさを目安としてください。
また、子犬の場合は、生後約3か月で体重:7 kg、体高:15cm 程度となります。
- オス
体高49〜55cm
体重15〜30kg前後
- メス
体高43〜49cm
体重15〜20kg 前後
紀州犬は、体高(犬が立った状態で地面から背中までの高さ)より体長(横からみて胸からお尻の先端までの長さ)が若干長く、背中はまっすぐ、しっかりとした力強い四肢(前足と後ろ足)をしています。
額部分は広め、マズルは真っ直ぐで、立ち耳、つり目気味できりっとした印象の顔ををしています。くるんと巻いた巻尾か、差し尾です。
そして、紀州犬は狼爪(ろうそう/犬の親指)をつけて生まれる犬の割合が多い犬でもあります。
色の種類
現在、紀州犬のほとんどは白い被毛です。
その割合は95%ほどで、それ以外の5%が、胡麻、赤毛、虎毛、黒毛等の有色の個体です。
これは、1934年(昭和9年)に天然記念に指定されたことをきっかけに、紀州犬の被毛を白へ統一するという方向性が定められ、以前は75%ほどいた有色の個体が繁殖を繰り返し、有色の紀州犬が減っていったといわれています。
現在は胡麻・虎毛・黒・赤などの有色の紀州犬はかなり減りましたが、時々生まれることがあります。
寿命
紀州犬の平均寿命は、14年前後です。
また、紀州犬が発症しやすい病気の一つに甲状腺機能低下症があり、そして、緑内障も発症する可能性があるため、気をつけておきたいところです。
飼いやすさ
紀州犬は、飼い主にとても忠実、物覚えがよく、しつけがしやすい、そして、人懐っこく、無駄吠えが少ないことから家庭犬にも向いています。
また、体は丈夫、遺伝的疾患も比較的少なく、お手入れもあまり手間がかかりません。
日本土着犬なので日本の四季にも対応し、暑さ、寒さにも強いので外飼いも可能。
ただ、最近の異常気象による熱中症、日射病、冬の異常な寒さには気を付けてあげたいものです。
飼い主さん、家族以外には警戒心が強く、また力も強いので、もし紀州犬を飼う場合には、しつけはもちろんですが、飼い主さんには何かあったときにコントロールできるように力の強い紀州犬を抑えられるだけの力、体力が必要となるでしょう。
また、運動量が少ないとストレスとなり、脱走、物や人を噛むなどの問題行動を起こす可能性もありますので、運動量が必要となります。
そして、自治体によっては、紀州犬を特定危険犬種に特定しているところもあります。
そのため、紀州犬は犬飼いの初心者の方には、飼い辛い犬種と言われています。
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2.紀州犬の飼い方&しつけ方
紀州犬は、猪猟の猟犬として活躍していたことから、イノシシを倒すほど力が強く、気性も荒いといわれています。
本来は穏やかで落ち着いた性格の紀州犬ですが、やはり、飼い主さんとの信頼関係、主従関係、しつけ・トレーニングがとても重要になるでしょう。
こちらでは、紀州犬の飼い方、しつけ方についてご紹介します。
しつけの基本は信頼関係
警戒心が強い分、一気に距離を縮めようとすると返って逆効果となり、吠える、噛むなどの危険もあります。
そのため、ほどよい距離感を保てる、距離感を犬に合わせられ、徐々に近ずいていける飼い主さんであれば、紀州犬を飼うことに向いているでしょう。
紀州犬は、飼い主さんがきちんとしつけることができれば、とてもいいパートナー、家庭犬になれる犬種で、いきなり人を襲うこともなく、小さな子供さんがいても飼育が可能。
物覚えがよく、賢い紀州犬はしつけが難しくなく、そして我慢強いので少し厳しくトレーニングをしても耐えられますが、飼い主さんと犬との信頼関係を築く事が重要なポイントとなります。
そして、子犬の頃から飼い主さんや家族以外の人や他の犬に慣れさせることも重要です。
社会性を身に着け、コミュニケーションをとり、より多くの経験を積むことも大切ですね。
また、一部地域では紀州犬が危険犬種に指定されていますので、犬舎・檻の中での飼育が義務づけられている場合があり、各自治体へ飼育の際の規則・ルールを確認されることをおすすめします。
以下にしつけの重要点をいくつかあげていますので参考になさってください。
【飼い主さん・ご家族の一貫したしつけ】
これは、どの犬にも言えることですが人により甘やかしたり厳しかったりするのではなく、一貫したしつけ・態度で犬のリーダーとして信頼関係・主従関係を築くことが大切です。
【馴致が必要】
馴致(じゅんち)とは、人にさわられたり、人や他の犬、物、環境などに慣れさせることです。
警戒心が強いため、馴致が必要となります。
【子犬の社会化期は重要】
生後4週間から12週間の時期に経験したことが成犬になってからの性格やさまざまなことへの反応が決まります。
ですので、この時期は最も重要といえますので、積極的に多くの人や犬、物、環境とふれ合い、そして慣れさせる馴致(じゅんち)を行いましょう。
ただ、ワクチンプログラムとの兼ね合いもあるので、キャリーに入れて外へ行き、外の風景や他のわんちゃんを見せてあげることもできるでしょう。
しつけの仕方を間違えると咬みついたり、悲しい事件を起こすことにもなりかねませんので、子犬のころからしつけは、しっかりと行いましょう。
飼い方
紀州犬の昔は猟犬だった歴史から、野山を走り回り、時にはイノシシと戦うこともあったと考えると紀州犬にはかなりの体力があり、そして、たくさんの運動が必要な犬種だということがわかりますね。
家庭犬として飼う場合にも同じことがいえますので、お散歩はとても重要です。
お散歩が不足する=運動不足となり、運動不足からストレスへ繋がり、ストレスから問題行動を起こす可能性もあります。
その問題行動を防ぐためにも1日2回以上、1時間以上の散歩をしましょう。
また、犬の健康状態にも充分に注意をしてあげ、生活環境(ベッドやケージ、トイレなど)は、安全・清潔に快適に保ち、栄養バランスのとれた食事、水分補給はしっかりとしましょう。
ブラッシングも定期的にし、心身の状態を把握しましょう。
紀州犬の性格、元来持つ性質をよく理解し、子犬のころから継続した飼い主さん家族の一貫したしつけ・トレーニング、充分な運動を毎日行い、ストレスをためないようにする、最低でもこれらの事が必要となるでしょう。
そして、2歳頃になれば心身がしっかりとしてきて、家族内で順位付けをすることがあり、自分の方が上、飼い主さんが下だと考える可能性もあります。
そのため、継続した一貫性のあるしつけが大切となります。
3.紀州犬をお迎えする方法
こちらでは、紀州犬をお迎えする方法、そして、紀州犬の平均価格についてをご紹介します。
紀州犬をお迎えするには?
紀州犬は、ペットショップではあまり見られません。
そのため、インターネットなどでブリーダーさんを検索されるか、紀州犬・日本犬関連の団体、日本犬保存会などに問い合わせるといいでしょう。
そして、紀州犬関連団体やブリーダーさんのサイトなどの「里親募集」や「子犬の情報」ページに掲載されていますので、探してみてくださいね。
もし、ブリーダーさんを探す場合には以下の点について確認をし、しっかりと対応してもらえるブリーダーさんを選びましょう。
- 1. 犬舎見学が可能か
- 2. 親犬を見せてもらえるか
- 3. お迎えした後も質問やアドバイスなどがもらえるか
- 4. 生後何週間の子犬を譲ってもらえるか
1番は、犬の生活環境を知るうえで重要、2番は、親犬の健康状態も見ておきたいですよね。
3番は、お迎えをするにあたっての疑問解消や、その後のしつけなどについてのアドバイスも大事ですので、ぜひ頼れる専門家であるブリーダーさんに相談したいものです。
4番は、生後6週以前の幼い子犬は、母犬や一緒に生まれてきた兄弟と共に過ごしながら、社会性を身につけることが必要ですので、生後8週以降の子犬を譲ってもらえるブリーダーさんがいいでしょう。
また、各自治体や地域によっては紀州犬が危険犬種に指定されていますので、お住いの自治体に確認をするようにしましょう。
紀州犬の平均価格
紀州犬の平均価格は、10万円から15万円ほどです。
ただ、紀州犬の血統により差があり、例えば、親犬が展覧会などでの受賞経歴があれば高くなり、20万円〜となることがあります。
準備しておくもの
紀州犬を飼うにあたって必要なもの、準備しておくものは、犬舎、食器類、首輪、ハーネス、リード、トイレグッズ、ケアグッズです。
トータルで約5万円から7万円程度となるでしょう。
犬舎は、犬が安心できる場所となりますので、広さに余裕があり、清潔、居心地のいい快適な場所にしてあげましょう。
また、暑さ、寒さをしのげるように工夫も大切です。
おもちゃ、お出かけ用のキャリー、楽な姿勢で食べられる食器台もあると便利です。
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4.紀州犬専門のブリーダーはいない
こちらでは、紀州犬のブリーダーについてご紹介いたします。
現在、紀州犬の専門ブリーダーはあまりなく、ほとんどは柴犬など他の日本犬のブリーダーさん、または、洋犬、和犬と種類を問わず販売している子犬販売の専門店を通じて、紀州犬を紹介してもらうということになるのではないでしょうか。
ブリーダーさんは日本各地にいらっしゃいますが、紀州犬の場合は原産地・和歌山、三重、その他には大阪や京都などの関西方面に集中しているようです。
以下に紀州犬のブリーダーさん、子犬専門のショップをまとめましたので、ご参考になさってください。
「子犬情報」、「里親探し」などのページで紀州犬の子犬の情報を発信しておられます。
また、紀州犬のブリーダーさんは、紀州犬についての知識も豊富なので、紀州犬を迎えるにあたっての疑問などにも的確なアドバイスがいただけるのではないでしょうか。
5.日本犬保存会とは
日本犬保存会は、「天然記念物日本犬に関する諸般の事項を調査研究し、犬籍簿を整備し、保護・繁殖及び体型能力の向上と改良発達を図り、もって各種使役に対する利用を増進する等の事業を行い、諸官庁及び諸団体との連絡を図り、天然記念物日本犬によって我国文化の向上に資することを目的」とし、昭和3年(1928年)に創設されました。
日本犬は、柴犬、紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬、秋田犬の6犬種で、その中でも主に柴犬・紀州犬・四国犬の3犬種が多く登録されています。
日本犬保存会では、日本犬標準の決定、繁殖管理・飼育に関する指導、犬籍簿の整備・血統書の発行、日本犬に関する研究・報告書の発行、展覧会・試験会・講習会などの開催、関連団体の後援を主な活動としています。
そして、日本犬保存会には各都道府県に支部があり、もし、紀州犬の迎え入れを検討されている場合、日本犬保存会本部・支部へお問い合わせも可能ということです。
ただ、中型犬の紀州犬をはじめ、四国犬、甲斐犬、北海道犬の数が減少傾向にあることから、もし、このまま減少していくと絶滅危惧種になる心配がされている状況のため、ご紹介できない場合もあるということです。
公益社団法人 日本犬保存会
URL:http://www.nihonken-hozonkai.or.jp/
東京都千代田区神田駿河台2-11-1 駿河台サンライズビル1F
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6.千葉県松戸市で起きた悲しい事件「紀州犬発砲事件」
2015年9月14日に千葉県松戸市で起きた「紀州犬発砲事件」。この当時、愛犬家だけでなく多くの人々に衝撃を与え、話題となった事件です。
こちらではこの事件の概要、しつけの重要さについてを書いていきます。
【事件の概要】
2015年9月14日午前2時頃、千葉県松戸市日暮の路上で、女性が犬にかまれたと110番通報がありました。
その約30分後に、同市稔台の路上で、飼い主の男性も犬に襲われてかまれ、一緒に犬を捜索していた県警松戸署地域課の男性署員3人が拳銃合計13発を発砲、犬を射殺。
かまれた女性と飼い主の男性はそれぞれ左腕に軽傷を負いました。
日暮では13日夜にも10代後半の男性が犬に右腕をかまれて軽傷を負っていたということです。
射殺された犬は、7歳の雄の紀州犬で、名前は「ミリオン」。「ミリ」と呼ばれていたそうです。
体長約120cm、体重約21 kg。飼い主の男性は71歳と高齢でした。
犬を見つけた際に署員にも襲い掛かろうとしたため、飼い主の男性に了承を得た後、発砲。松戸署は「麻酔銃は猟友会などしか持っておらず、警察の通常装備にはない。
緊急時の対応として、拳銃の使用は適切だった」と説明していました。
【飼育環境】
では、なぜこのような悲しい事件が起きてしまったのでしょうか。ミリオンの飼育環境は、どのようなものだったのでしょう。
ミリオンの飼い主は、71歳の男性とその奥さん(70代)、そして、30代から40代の兄弟の5人家族だったということです。
自宅はごみ屋敷のような状態で、事件の数年前にミリオンが脱走し、近所の犬や人にかみついてしまったことがあり、この事からミリオンは2階の狭いベランダを檻の代わりに、“閉じ込められた“状態だったということです。
この檻代わりのベランダは劣悪な環境で、壊れた食器などが散乱し、掃除もしてもらえず、異臭のする中でミリオンは過ごし、雨が降るとあまざらしとなり、近所の方のお話ではお散歩に連れて行ってもらっているのを見たことがないということでした。
そのうえ、ミリオンは飼い主から暴力をふるわれ虐待されていたとのことです。
近所の住民の方の中には、事件当日に外に出て道路を歩いているミリオンを見て、やっと自由になれたと思ったという方もいるほど悲惨な飼育状況だったのです。
【ストレス】
ミリオンは劣悪な飼育環境で散歩さえも連れて行ってもらえない過度の運動不足からの非常に大きなストレスがあったと思います。
また、飼い主から虐待も受け、放置状態、飼い主とのコミュニケーション不足、愛情不足もあり、そのストレスから、人にかみつき、そして飼い主さえも襲ってしまったのだと考えられます。
紀州犬はもともとは狩猟犬なので、イノシシとも戦える強さ、力強さがあり、気性も荒いため、子犬のころからのしっかりとしたしつけが重要です。
また、飼い主さんとの信頼関係・主従関係が築けなければ、警戒心の強い犬種でもあるため、周囲に攻撃的になり危険を伴う場合もあります。
飼い主によるきちんとしたしつけをされていない、放置状態、劣悪の環境での飼育、そして、虐待。起こるべくして起きた事件といえるのではないでしょうか。
もし、飼い主の方がミリオンに少しでも愛情をもって接していればこのような事件は回避できたはずです。
紀州犬だけではなく犬を飼う際には責任を持って一貫したしつけを行い、そして愛情を注ぎ、良好な環境でお世話をしてほしいと思います。
7.まとめ
紀州犬について、いかがでしたでしょうか。
天然記念物に指定されている紀州犬。とても凛々しく、強くてたくましい、そして、飼い主にはとても忠実な犬種です。
ただ、警戒心が強いため飼い主さん家族以外には慣れないことが多いことから、子犬のころからの継続した社会化も重要になります。
そして、物覚えがよく、しつけがしやすい、人懐っこいところから家庭犬にも向いているのですが、力が強いため飼い主さんには、紀州犬を抑えられるほどの体力が必要。
また、運動量も多く、運動不足になればストレスが溜まり、脱走やかみつきなどの問題行動を起こす可能性もあります。
紀州犬を飼うには飼い主さんとの信頼関係が重要、そして物事に慣れさせることも大切です。
千葉県で起きた悲しい事件が二度と起こらないように紀州犬の性格、本能をよく理解し、迎え入れていただきたいと思います。
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