四国犬の性格や特徴がわかる!お迎えの方法や飼うときの注意点

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日本が原産国の四国犬をご存知でしょうか?

日本の天然記念物にも指定されており、数千年前の犬の特徴とほとんど変わらない犬本来の原型を残している四国犬ですが、あまりメジャーな犬ではないため、その性質や特徴、飼い方など分からないこともたくさんありますよね。

四国犬のこれまでの歴史に基づいた飼い方やしつけの方法などを中心に、四国犬を飼う際の様々な疑問に触れた内容をご紹介していきたいと思います。ご家庭に迎え入れる前に、1度ご覧頂き、四国犬の魅力を知ったうえで、飼育環境を万全に整えて迎え入れてあげましょう。

目次

1.四国犬の特徴や性格
1.1.大きさは一般的な中型犬サイズ
1.2.性格は、とても勇敢で従順
1.3.天然記念物に指定されている

2.四国犬はブリーダーから引き取ろう

3.四国犬を飼うときに注意したい3つのこと

4.まとめ

1.四国犬の性格や特徴

四国犬の歴史

名前の通り、現在の高知県を中心に、鹿や猪、クマ狩りを行うための狩猟犬として活躍しており、ごく限られた地域の山岳地帯に住んでいた犬です。現在の「四国犬」は、本来「土佐犬」と呼ばれていました。

しかし、闘犬目的の「土佐闘犬」と間違われないよう混乱を防ぐために、「四国犬」と改名されました。

祖先は高知の山岳にいた「ヤマイヌ」と呼ばれる野犬から誕生しています。祖先であるヤマイヌは絶滅したニホンオオカミの末裔ともいわれており、四国犬も毛色など風貌がよく似ています。

日本犬の中でも素朴さと野性味あふれる容姿が四国犬の魅力の1つです。

2000年にはニホンオオカミの目撃情報が出た際に、実は四国犬が野犬となっていたという混乱事件が起きたほど、四国犬はオオカミと風貌がよく似ています。

四国犬は本来、それぞれの限られた地域で繁殖を繰り返しており、他の地域との交雑はほとんど見られず姿や気質に差があった犬種です。

地域ごとに、本川、阿波、幡多、安芸、宇和島、などいくつかの系統に分かれていました。

その後、本川、安芸、幡多の3つが残り、中でも最も深い山間部の本川村で育種されていた本川系が純粋な四国らしいと愛好家の間で好まれていましたが、現在は衰退や混血が進み、その差はほとんどなくなっています。

四国犬の特徴

体高より体長がやや長く、背中からしっぽまでは一直線です。額が広く、目尻は上がった目元をしており、口元は引き締まっています。耳は立ち耳でピンとしており、しっぽはカールしたような巻き尾または差し尾です。

山岳地帯で厳しい環境での狩りを行っていたため、足腰はしっかりしており筋肉質な体格です。毛色は、胡麻、赤、黒褐色の3色ですが、ほとんどは胡麻の毛色をしています。被毛はダブルコートです。

1.1.大きさは一般的な中型犬サイズ

四国犬は一般的な中型犬の大きさです。日本犬の中でも代表的な柴犬は小型犬に分類されており、比較すると体高や体重も一回り大きめのサイズとなります。

四国犬

体高 オス49~55cmくらい メス 46~52cmくらい

体重 オス17~23kgくらい メス 15~18kgくらい

柴犬

体高 37~40cmくらい 体重 9~14kgくらい

また、四国犬の平均寿命は11~13年となっており、一般的な中型犬の犬と変わらない長さです。しかし、四国犬をはじめ日本犬と言われる犬は、日本の環境、気候に適応しており、温暖湿潤気候に対しての耐性が強いため、外国が原産の犬よりも体が丈夫で病気にかかりにくいのも特徴です。

もちろん個体差もありますのが、正しい飼育環境の下、病気や怪我などの予防をしっかり行うことでさらに寿命も変わってきますので、愛情深く育ててあげましょう。

1.2.性格は、とても勇敢で従順

飼い主に対して高い忠誠心をもっており、利口で勇敢な犬種です。一方、リーダーとして認めていない家族や他の人には懐かずに警戒心を持つのも特徴です。

冷静な判断ができる犬なので、ところかまわず向かっていくことはありませんが、狩猟本能から攻撃的になることもしばしば見うけられます。多頭飼いや異種のペットと暮らすことはあまりお勧めできません。

警戒心も強く、物怖じしない毅然とした姿から、番犬には最適な犬種と言えます。

飼い主との主従関係が成り立ち、信頼関係が築けている場合、四国犬はとても従順な犬となり、飼い主にだけ心を許し、甘えた姿も見せてくれますので、最高のパートナーになること間違いなしです。

1.3.天然記念物に指定されている

四国犬をはじめ、日本には6犬種の犬が国の天然記念物に指定されています。

小型犬の柴犬、中型犬の四国犬、紀州犬、甲斐犬、北海道犬、大型犬の秋田犬です。四国犬は1937年に文部省から国の天然記念物として指定され、現在は狩猟犬や家庭犬として飼育されています。

2.四国犬はブリーダーから引き取ろう

希少な犬種でもあり、一般的にはペットショップでの販売は行っていません。

四国犬を飼いたいと思った場合は、ブリーダーや日本犬保存会へ連絡する必要があります。

日本犬保存会には全国各地に支部事務所を設けていますので、まずは、お住まいの地域にある支部事務所へ連絡を入れます。

しかし、四国犬は多くの繁殖が行われてはいないため、必ずしも紹介してもらえるわけではないようです。その際は、日本保存会の本部に直接連絡することをお勧めします。

日本保存会では、年間を通して繁殖を行っている為、時期を待つこともありません。特に、子犬の出産時期が夏から秋にかけてが多くなるので、初秋から冬頃が多くの子犬を見れるお勧めの時期です。

料金について

ブリーダーさんによっては5~7万円くらいで販売されていることもありますが、10万~15万円前後での販売が一般的です。また血統が良く、ドッグショー向けのわんちゃんの場合30万以上の値段になることもあります。

多くのブリーダーさんは日本犬保存会に登録され、展覧会へ参加をしています。

より良いパートナーを探したい方は、展覧会へ足を運んでみることもお勧めします。

また、里親募集で新しい飼い主を待っている仔もいます。多くは成犬ですが、販売ではないため料金はかかりません。保健所などの譲渡会で四国犬を探すことも可能です。

3.四国犬を飼うときに注意したい3つのこと

3.1.四国犬のしつけ

四国犬はトイプードルやチワワのように誰にでも愛嬌良く接する犬種ではありません。

また、ゴールデンのような大らかな性格という訳でもないので、四国犬を飼う場合に、特に注意しなくてはならないことがしつけについてです。まずは飼い主がリーダーとなることから始めましょう。

近年のペットブームで犬を飼う人が増えていますが、多くの人が愛犬との主従関係をうまく築けずにお互いのストレスになっているのが現状です。

性格的に大人しかったり、穏やかで友好的な性格の犬種ならば、多少主従関係があやふやであっても生活していけますが、日本犬、特に四国犬となるとそうはいきません。

「飼い主に忠実」という性格になるのは、四国犬が認めたリーダーである場合です。

子犬の頃からきちんと上下関係を示し、正しいしつけをしていかなければ、警戒心や闘争心が上回り、人や他の動物に向かっていき、咬傷のトラブルなどにも繋がりかねません。飼い主がきちんとコントロールできるようになっておく必要があります。

四国犬は利口で物覚えが良い犬種なので、飼い主がリーダーとしてしつければ、様々なことを教えるのにはそこまで手がかかることはありません。

子犬の時期に噛み癖や吠え癖、飛びつきなどの問題行動をそのままにしないようしつけていきましょう。

また、子犬の時期にきちんと社会性を身に付けさせ、様々な物事に慣れさせておきましょう。

 

飼い主をリーダーとして認めているときの行動

  • 飼い主にどこを触られても嫌がらず、反抗的に吠えたり噛みついたりしない。
  • 基本の「お手」「お座り」「伏せ」を指示通りに行う。また他の指示にも従う。呼ぶとすぐ反応する。
  • 飼い主に吠えたり、噛んで物事を要求しない。
  • 服従のポーズがとれる(仰向けになる)。
  • フードやおもちゃなど犬が好きなものを取り上げても怒らない。
  • 散歩時にリードを引っ張って歩かない。

これらができてこそ、きちんとして主従関係が築けていると言えます。

しつけの際に大切なこと

  • 良いことと悪いことをはっきりさせ、一貫した態度でしつけ、家族で統一しましょう。
  • 「今日だけ特別」や「怒る時と怒らない時」があるのは犬が混乱してしまうので、避けましょう。
  • 叩いたりする体罰は逆効果を生むことがあるので気を付ける必要があります。
  • 出来たときにはしっかり褒めてご褒美をあげましょう。※褒めすぎて興奮させたり、ご褒美のあげ過ぎには注意してください。
  • 根気強く教えていきますが、犬が集中できる10~15分を目途にトレーニングをして下さい。

問題行動につながる場合の有効なしつけ方法は、正の強化、正の弱化などの「オペラント条件付け」という方法です。

例 犬が遊びの中で甘噛みをする

「痛い」と強く言い遊びをやめる

噛むのをやめたら褒めておやつのご褒美をあげる

甘噛みをしなくなるまでその都度行います。犬は甘嚙みをしなければ褒められることを覚えていき、段々と甘噛みをしなくなります。

例 お座りのしつけ方

  • おやつを見せ、アイコンタクトをとります。
  • 目が合ったら「お座り」と声をかけ、おやつを頭から後方へ持っていき、お座りの体勢をつくります。
  • お座りの状態になった時、「いいこ」の声がけとご褒美のおやつを与えます。
  • 繰り返し行い、「お座り」の言葉とお座りの動作が結びつくまでトレーニングしていきます。

四国犬は誰もが飼いやすいような犬種ではありません。しつけをきちんと行っていても他の人や動物には警戒心が強く、小さな子供がいる家庭にも向いていない犬種です。

さらに、飼い主のいうことも聞かない犬になってしまうと手に負えない状況になってしまいますので、リーダーシップをしっかりとり、これらのしつけを十分に行い、より良いコミュニケーションを図ってあげましょう。

3.2.四国犬の散歩

山岳地帯で狩りをしていた四国犬は、他の中型犬よりも多くの運動量が必要になってきます。目安としては、1日2回、1回60分程の散歩を行いましょう。また、ランニングやボールなどを使った遊びを取り入れることもお勧めします。

四国犬は他の犬や人と友好的な犬種とは言えませんので、必ず、リーダーウォークを身に付け、散歩時はきちんとリードを着用しましょう。多くの運動量が必要ですが、上記の性格からたとえきちんとしつけをしていても、ドッグランなどのノーリードになる場所での運動はお勧めできません。

飼い主の管理が行き届く範囲での散歩、運動を行いましょう。散歩や適度な運動は、ストレス解消となり、問題行動を抑えることに繋がります。また、飼い主さんとの良好なコミュニケーションとる機会にもなり、しっかりとした社会性を身に付けることにも繋がります。

3.3.四国犬のかかりやすい病気

アレルギー性皮膚炎

四国犬をはじめ、日本犬に多いとされる病気の1つがアレルギー性皮膚炎です。慢性化すると完治も難しくなってきますので、早期発見早期治療を心掛けて下さい。

四国犬はダブルコートと呼ばれる2重の被毛構造で、柔らかく密になっている下毛のアンダーコートと、太くてかたい上毛のオーバーコートが生えています。

寒さから身を守るアンダーコートは10月、11月頃冬毛となり、4月、5月頃に抜け始めます。これを換毛期と呼び、毎年気候の変化と共に繰り返されます。

アレルゲンの1つに抜け毛も挙げられ、こまめなブラッシングを行い常に清潔にしておくことが大切です。

特に換毛期のブラッシングは重要になります。

ブラッシングは最低でも週に2~3回は行いましょう。アレルゲンの原因は他に、食物やハウスダスト、花粉、フケ、ダニ、カビなどその仔によって変わってきます。

症状としては、目や耳、口周り、脇の下、後肢の付け根などの皮膚が赤みを帯び、痒みが伴うのが特徴です。指間の炎症で、四肢を舐めているような症状も見受けられます。

普段の生活環境内に存在するものがアレルギーの原因となっていますので、病院でアレルゲンを特定するための検査を行い、特定できた場合はそれを除去できる環境づくり、飼育管理を徹底してあげましょう。

神経痛

四国犬に多く見られる病気に原因不明の神経痛が挙げられます。

子犬の時期にみられることもありますし、成犬になってからという仔もいます。再発をくり返す場合もあり、毎回同じ場所ではなく、前肢、後肢、首などその時によって変わることもあるとされています。

片足を上げていたり、跛行がみられたり、ギャンと痛そうに鳴く、触られるのを嫌がるなどの症状があげられます。怪我などをしていないのに、上記のような症状がみられる場合は神経痛が疑われますので、早めに動物病院を受診しましょう。

老年性痴呆症

これも日本犬に多く見られると言われています。はっきりとした原因はわかっていないのが現状ですが、有力なものとしては、食生活の変化です。

四国犬をはじめ日本犬の多くは、昔、魚を主食に食べていましたが、食文化が変わり、牛肉中心の現在のペットフードでは魚脂に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸が四国犬には不足してしまうからだと言われています。

長い間、魚を摂取してきた四国犬は不飽和脂肪酸の必要量が高く、他犬種に比べて認知症、痴呆症になりやすいといわれています。また、医療の発達などで寿命も延びていることも1つの要因にあげられています。

現在はEAPやDHAが含まれているサプリメントが販売されています。また、動物用の煮干しなどをごはんやおやつに与えるのも痴呆症の予防に効果的です。

EAP、DHAや青魚は脳の神経細胞を活性化するだけでなく、血液をサラサラにしてくれるので、動脈硬化の予防にもなります。

四国犬は日本の気候にも適しており、体力、筋力も優れているので、他の犬種に比べると健康で病気になりにくい犬種です。

しかし、ブラッシングをはじめ、四国犬に適した正しい生活環境で、衛生管理、健康管理に十分配慮し、飼育することが健康維持につながりかかりやすい病気も防ぎ、長生きすることに繋がります。

また、しつけをきちんと行っていると、動物病院での治療もスムーズに受けることができますよ。

4.まとめ

四国犬は決して簡単に飼える犬種ではありません。

しかし、長い歴史の中でも変わらない日本犬本来の風貌や性質、性格は多くの愛好家を魅了し、その従順で利口な性格、堂々とした立ち振る舞い、飼い主にだけ見せる甘えた姿などが四国犬の魅力となっています。

1937年に国の天然記念物となり、生存の保護が行われていますが、段々と希少な存在になってきているのが現状です。日本犬の中でも1番日本犬らしいとわれる四国犬は、正しい知識ときちんとしたしつけを行うことで、最高のパートナーになり得ます。

日本の気候に適し、健康的で体力、気力も申し分ない四国犬は1度飼ったら虜になる人が多い犬種と言えます。もし飼ってみたいと思ったときは、きちんと準備を整え、知識をつけてから飼い始めるようにしましょう。

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