ミルベマイシンとは?通販情報や価格、副作用やフィラリアについて

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犬には、狂犬病やジステンパー、回虫、ダニなどの恐ろしい伝染病や寄生虫が多く、犬を飼う時には、病気や寄生虫の予防を徹底する必要があります。

犬を襲う病気の中でも、最も恐ろしく厄介な病気のひとつがフィラリア症です。
フィラリア症に感染してしまうと、愛犬は心臓や肺・腎臓などの内臓に深刻な障害を起こして苦しみ、最悪死んでしまいます。

ミルベマイシンは、そんなフィラリアを予防する薬として有名です。しかし、愛犬への投薬に関しては、体への影響を考えてためらう方もいると思います。

この記事では、フィラリアの症状について、ミルベマイシンがどのような薬か、副作用などはあるのか、投薬の注意点、また他のフィラリア予防薬との比較などについてまとめました。

フィラリア症は、飼い主が気をつけて愛犬に投薬をしていたら、確実に予防できる病気です。
特に夏場は感染率が上がるので、この記事を参考にして愛犬を守ってあげて下さい!

目次

1.ミルベマイシンはフィラリア症の予防薬
1.1.フィラリア症とは
1.2.フィラリア症に感染した場合の症状
1.3. ミルベマイシンはどのように効果があるの?

2.ミルベマイシンを投薬する際の注意点
2.1.副作用について
2.2.投薬する前に確認すべきことについて
2.3.コリーに服用させると危険?
2.4.投薬の間隔や期間はどれくらい?
2.5. ミルベマイシンと他のフィラリア薬との比較

3.まとめ

1.ミルベマイシンはフィラリア症の予防薬

ミルベマイシンは、愛犬をフィラリア症の感染から救う予防薬です。

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現在ではイベルメクチン、モキシデクチン、セラメクチンと並び、現在日本の動物病院で使用されているフィラリア予防薬のひとつで、フィラリアだけでなく犬の体内に潜む回虫などの寄生虫駆除にも効果があります。

それでは、この薬が効果を発揮するフィラリア症はどのような病気なのでしょうか?また、フィラリア症に感染した場合の症状について述べたいと思います。

1.1.フィラリア症とは

フィラリア症は、蚊を媒介して犬の体内にフィラリア虫が入り、それらが心臓や肺動脈に寄生することで様々な症状を引き起こす病気のことです。

フィラリアの成虫は細長い糸状の虫で、全長は15センチ、長いものは30センチにもなります。
感染の経緯は、まず蚊がフィラリアに感染した犬の血を吸う事で、蚊の体内にミクロフィラリア(幼虫)が入ることから始まります。

このミクロフィラリアは犬の体内で成長する事はできません。彼らは蚊に血を吸われた時に蚊の体内に入ることで感染可能な状態へと成長するのです。

蚊の体内で成長したミクロフィラリアは、2回脱皮を繰り返した後に、犬に寄生可能な感染幼虫へと変化します。
フィラリアは感染幼虫に成長すると、蚊の体内から口元へと移動します。そして、次に蚊が犬の血を吸う時に、蚊の唾液と共に犬の体内へと入り込むのです。

犬の体内に感染幼虫が入ったからと言って、すぐにフィラリアが発症するというわけではありませんので、この段階ではまだ感染と判断はされません。

しかし、感染幼虫は犬の体内に入り込んだ後は、皮膚の下で何度の脱皮を繰り返して成長しながら、犬の血管を通り、心臓や肺動脈を目指して移動していきます。

感染幼虫が成虫になるには数カ月かかりますが、このように犬の体内で移動を繰り返したフィラリアは、最終的に心臓や肺動脈へとたどりついてそこに寄生して成虫となり、犬の体にフィラリア症が発生します。

犬の体に寄生したフィラリアは大量なので、オスとメスが心臓で繁殖し、交尾をすることで多くのミクロフィラリアが生まれ、犬の血液の中にミクロフィラリアが広がります。

そして、蚊が感染した犬のミクロフィラリアが混ざった血を吸い、他の犬の血を吸う事で感染が繰り返されるのです。
蚊の体内でミクロフィラリアが感染幼虫になるには、気温が高いことが条件です。そのため、夏場は特にフィラリアの対策を徹底する必要があります。

1.2.フィラリア症に感染した場合の症状

フィラリア症に感染した犬は、元気がなくなって食欲が落ち、乾いたようなから咳をします。
腎臓にも影響が出て血尿が出たり、栄養状態が悪くなるので、毛ヅヤがなくなって抜け毛も増加します。
フィラリアが寄生すると、犬の体力が落ちてしまいます。

そのため、散歩に連れて行こうとしても体がつらくて嫌がる犬もいます。重度になると、腹水がたまりお腹が膨れた状態になります。フィラリア症が末期になると、寄生されている犬は苦しみながら死んでしまいます。
フィラリアの幼虫であるミクロフィラリアは、蚊の体内に潜むほど小さなものです。体内に入った後も発症までに数カ月かかります。

そのため、飼い主が愛犬の異常に気がついた時は、フィラリア症がかなり進行している事が多く、心臓や肺、腎臓などの重要な臓器が、フィラリア寄生によって大きなダメージを受けています。
フィラリア症が進行してしまうと、手術で虫を取り除くことになります。

手術は全身麻酔なので、弱って体力が落ちた犬の体には負担ですし、治療費も高額になります。特に腹水がたまってしまうのは重篤な状態なので完治は危ぶまれるでしょう。
このように、フィラリア症は長い時間をかけて愛犬から元気を奪い、体を痛めつけ、最終的には死を招く恐ろしい病気なのです。

しかし、このようなフィラリア症は、予防薬を飲ませることで100%防げます。
可愛い愛犬をこのような恐ろしい病気から守るためにも、犬を飼う時はフィラリアの予防を徹底する必要があります。

1.3. ミルベマイシンはどのように効果があるの?

ミルベマイシンは、スイスの製薬会社ノバルティスが販売しているフィラリアの予防薬のひとつで、正式には「ミルベマイシンA」という商品名です。

薬の形は錠剤タイプで、名前は配合している成分「ミルベマイシンオキシム」から取られています。また、他のフィラリア予防薬にミルベマイシンオキシムが配合されている場合もあり、フィラリア予防に効果があるとして世界的に認められている成分です。

フィラリアの薬は、一般的には「予防薬」と言われていますが、実際には愛犬の体内に入り込んだフィラリアを感染幼虫の段階で死滅させて駆除する薬なのです。

もし愛犬が蚊に刺されても、ミルベマイシンを愛犬に服用させる事で、体内に侵入したフィラリアの感染幼虫の成長を抑えて駆除し、フィラリア症の感染を防ぎます。

そのため、すでに体内でフィラリアが成虫になっている場合は駆除する事ができません。
詳細は後述しますが、愛犬がすでにフィラリア症に感染している場合は、投薬はかえって危険です。フィラリア症の症状が出ている場合は、予防薬ではなく治療が必要なので注意しましょう。
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2.ミルベマイシンを投薬する際の注意点

これまで述べたように、ミルベマイシンはフィラリアの幼虫を駆除する薬としてとても効果があります。
しかし、愛犬の種類や体質によってはアレルギーを起こす事もありますので、投薬開始には注意を払う必要があります。


ここでは、ミルベマイシンを投薬したときに考えられる副作用や、注意点についてまとめました。

2.1.副作用について

ミルベマイシンオキシムは、同じフィラリア予防薬の成分であるイベルメクチンに比べると、アレルギー反応や副作用は少ない成分だと言われています。

しかし、どんな薬でもすべての犬に合う薬はありませんので、投薬後に副作用を起こした例もあります。
ミルベマイシン投薬後に考えられる主な副作用としては、便が軟らかくなったり(軟便)、それがひどくなって下痢をした事例があります。

このような副作用はまれではありますが、愛犬にすでに別のアレルギー症状がある場合や、胃腸が弱い場合など体質に不安がある場合は、投薬前に必ずお医者様へ相談して下さい。

さらに、フィラリア予防薬全般を含む、投薬前の注意事項は次に詳細を述べます。

2.2.投薬する前に確認すべきことについて

フィラリアの予防薬を投薬する前にもっとも必要なのは、愛犬がすでにフィラリア症に感染していないか確認の検査をすることです。

愛犬がフィラリア症に感染しているかどうかは、病院の血液検査などで調べる事ができます。
それでは、なぜフィラリア予防薬の投薬は、病院で検査をしてから行う事が重要なのでしょうか?
理由としては、長い間愛犬にフィラリア予防薬を投薬をしていない場合、または間隔が開いている場合は、すでに愛犬の体内にフィラリアが侵入して、感染していることがあるからです。

残念ながらすでに感染した犬の場合、ミルベマイシンを投薬する事で、逆にショック状態(アナフィラキシーショック)を引き起こす危険性があります。その危険性を避けるためにも、感染の確認検査は必要です。

なぜショック状態になるかといいますと、体内に潜んでいるフィラリアの幼虫が、予防薬によって一気に駆除され、その死骸がそのまま愛犬の体内でアレルギー物質を含んだ有害物へと変化するからです。

多くの有害物が体内に一気に発生してしまうので、犬の体に大きな負担をかけ、ショック状態につながってしまうのです。
また、ミルベマイシンはフィラリアだけでなく回虫や鉤虫も駆除できるほどの強い薬です。そのため、すべての犬に同じ量の薬を投薬することは決してありません。

犬は犬種によって体の大きさが異なりますし、個体差もあります。同じ犬種だとしても体重の差で与える予防薬の量が変わってきますので、必ず愛犬の体重に合ったミルベマイシンを投薬する必要があります。
フィラリア症に感染してないことが判明した場合は、投薬の前に必ず愛犬の体重をはかり、正しい量の薬を与えて下さい。

愛犬の体重に適さず、少なくても効果を発揮しませんし、多すぎると体に負担になります。
また、愛犬の体重は毎年変動しますので、去年がこの体重だったから今回も同じ寮でいい、という適当な判断はせずに、投薬開始の際は必ず適正の量を与えて下さい。

もし、投薬期間に愛犬の体重に変動があれば、それに応じて投薬の量も変化しますので気をつけましょう。
最近では通信販売でフィラリアの薬も取り扱っていますし、価格も動物病院で購入するより安く手に入るため、中にはそれを利用されている方も多いと思います。

しかし、駆除薬は正しい使い方をしてこそ愛犬の命を助けてくれるものです。量が適さないと愛犬の負担になったり、きちんとした効果を発揮しません。

愛犬にフィラリア予防薬の投薬を開始する時は、必ず病院で血液検査や体重を測ってから行って下さい。
また、愛犬に予防薬を服用させた後、様子がおかしいと思ったらすぐに病院へ連れて行きましょう。

2.3.コリーに服用させると危険?

コリーやシェルティなどの牧羊系の犬種は、フィラリアの薬に弱いために投薬を控えるようにという一部の意見があります。

しかし、これはミルベマイシンではなく、日本でも一般的に使用されているフィラリア予防薬の一つ、イベルメクチンがコリーやシェルティの体に悪影響を及ぼすと言われています。

実際に、服用後に痙攣などの症状が出たコリーの例なども報告されているようです。
理由は諸説ありますが、イベルメクチンがコリーやシェルティに有害なのは、彼らの遺伝子によるもの、という説が有力のようです。

それは、コリーやシェルティなどの牧羊犬は、先天的に毒物を防ぐための「MDR1遺伝子」が欠如しているので薬の有害物質を取り除く事が出来ない体質から来るものだと言われています。

コリーやシェルティはイベルメクチンの成分を上手く体内で分解できず、アレルギー症状を引き起こしてしまうようです。

しかし、だからと言ってこれらの犬種を育てる場合、フィラリアの薬を避けるべきかといいますと、まったくそのようなことはありません。

確かに、コリー・シェルティは先天的に服用できる薬の成分が限られてきますが、イベルメクチンではなくミルベマイシンや、他の成分に関しては、今のところ副作用の事例はありません。

しかし、薬の選び方は、犬種だけでなく個体差も考慮する必要があります。
投薬の副作用が心配な場合には、動物病院で検査してもらい、愛犬にあった成分のフィラリア予防薬を処方してもらいましょう。

2.4.投薬の間隔や期間はどれくらい?

先に述べたように、フィラリアは高温を好んで繁殖するため、夏場には特に予防の徹底が必要です。
フィラリアを媒介する蚊は、18度の気温から行動する事ができますが、蚊の中にいるミクロフィラリアは25~28度の気温にならないと生きられないと言われています。

日本国内のフィラリア予防は、基本的に春から秋にかけての季節が投薬期間と言われていますが、蚊が見えなくなる時期を考慮して4月~12月の期間に投薬をするのが一般的です。
しかし、沖縄県のように亜熱帯気候で一年の平均気温が高い場合は、投薬期間を設けずに一年を通してフィラリア予防を行う方が望ましいです。

また、最近では温暖化の影響で蚊の発生する時期が年々早くなっているため、沖縄県以外でも年間を通して愛犬に投薬をしている方もいるようです。
期間は春から冬の始めまでが対策になりますが、それでは、どのくらいの間隔投薬をすることで、フィラリア駆除率は上がるのでしょうか?

フィラリア予防薬の効果は、愛犬へ投薬するタイミングによって異なります。
まず、蚊に刺されて1日目の場合は91.3%のミクロフィラリアの駆除ができます。
最も駆除率が上がるのが、愛犬が蚊に刺されてから2週間~2カ月で、この場合はなんと100%駆除できます。

一方、3カ月後にミルベマイシンを飲ませると、恐ろしいことに駆除率は84.4%に下がってしまいます。このように、一定期間の服用が予防にとても重要なのです。
一度薬を飲ませて、駆除効果があるのは約1ヵ月です。

そのため、薬は蚊の発生して、見えなくなってきた時期から、約1ヵ月後を目安にした間隔で服用させた方が効果的です。
気温の高い季節は毎月飲ませることが大切ですが、11月以降も、蚊の発生と薬が1ヵ月後にはきれてしまうことを考慮して12月までは飲ませましょう。

季節が寒くなってきたり、自宅が高層マンションなので、蚊の発生率が低いからと、愛犬にも感染の心配はないと判断する方もいるそうですが、蚊は人の服についたり、エレベーターに入り込むことで行動を共にし、自宅に侵入する可能性があります。

その時期の気温や環境によっても、投薬の間隔は都度変える必要がありますので、○月になったから、と安易な判断で投薬を中断する事は止めましょう。

実際に、夏場は感染を防ぐためにこまめに投薬していましたが、11月~12月の時期に投薬をしなかったため、1月~3月の間に体の中でミクロフィラリアが成長し、結果として愛犬がフィラリア症に感染してしまったという事例もあるのです。
フィラリアのメスは、感染した犬の体内で一匹当たり2000~3000個ほどの卵を産み、それが犬の血管の中で孵化してミクロフィラリアになります。

これらを蚊が吸う事で、次々に他の犬へと感染していくのです。この卵の膨大さを考えると、安易に投薬を止める事は愛犬を危険にさらすことになると感じますし、フィラリアの繁殖力のすごさに恐ろしくなりますね。

2.5. ミルベマイシンと他のフィラリア薬との比較

先に述べたように、フィラリアの予防薬はミルベマイシンA以外にも数多くあります。

ここではミルベマイシンAの特徴と、日本のフジタ製薬が出しているチュアブルタイプのミルベマイシン錠 フジタ、その他にも愛犬家からの人気の高いフィラリア予防薬の特徴をご紹介します。

ミルベマイシンA

ミルベマイシンAは錠剤タイプの薬です。

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多くのフィラリアの予防薬の中でも、ミルベマイシンAは愛犬に投薬の制限になる月齢はありません。服用後すぐに入浴をさせる事ができるという利点があります。

また、もうひとつのフィラリア駆除成分であるイベルメクチンにアレルギーのある犬にも投薬可能です。
フィラリア予防薬として服用される事が多いミルベマイシンAですが、フィラリア以外にも回虫や鉤虫(こうちゅう)、鞭虫(べんちゅう)など、犬の体内に寄生する寄生虫を駆除する効果があるのも心強いです。

ただし、残念ながらノミやダニなどの外部に寄生する虫の駆除はできません。
ミルベマイシンAを愛犬に飲ませる時には、外部薬と併用してケアをしてあげましょう。服用してからの効果は1ヵ月持ちます。

ミルベマイシン錠 フジタ

ミルベマイシンAとは異なり、お肉の味付けがしているチュアブルタイプでミルベマイシンを主成分にした予防薬です。こちらもフィラリア虫だけではなく、回虫・鉤虫を駆除する事ができます。
服用してからの効果も同じく1ヵ月持ちます。

リンクされる文字

チュアブルタイプは犬の好きな味をつけているため、抵抗なく飲ませることができますが、肉を材質に取り入れているのでまれに犬の体質によってはアレルギーが出る事があります。

動物病院で取り扱いのある薬なので、投薬のタイミングなどはお医者様へ相談してから行いましょう。
錠剤が苦手な愛犬には与えやすいかもしれません。

ネクスガードスペクトラ

フィラリアの予防薬として人気の高いネクスガードスペクトラ。成分にはミルベマイシンオキシムとアフォキソレイナーが配合されています。

ノミダニグッバイ

こちらもチュアブルタイプなので、おやつ感覚で愛犬にあげやすい、と長年愛用している方も多いようです。
ミルベマイシンAと同じく、フィラリア以外に回虫・鉤虫・鞭虫など、体内の寄生虫駆除にも効果があります。それだけでなく、ネクスガードの場合は外部寄生虫のダニ・ノミも駆除できます。

効果はミルベマイシンAと同じく1ヵ月持続し、入浴の制限もありません。
しかし、投薬は愛犬の生後8カ月からですので、愛犬に与えるタイミングは獣医さんと相談して下さい。

ハートガードプラス(カルメドッグ)

日本では「カルメドッグ」の名前で知名度が高く、一般的に処方されているフィラリアの予防薬です。動物病院でも多く取り扱っています。

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主成分はイベルメクチンとピランテルが含まれ、ミルベマイシンオキシムは含まれていません。
こちらもネクスガードと同じくチュアブルタイプ。回虫・鉤虫・鞭虫とダニ・ノミの内部・外部両方の寄生虫を駆除できます。

効果は1ヵ月持続し、入浴の制限もありませんが、投薬の開始時期は愛犬の生後6カ月からですので注意して下さい。
また、愛犬がイベルメクチンにアレルギー反応を起こす場合もありますので、その場合はミルベマイシンAに切り替える飼い主もいます。

愛犬のアレルギーが心配な場合は、お医者様へ相談しましょう。特に先に述べたように、コリーやシェルティを飼っている方は投薬の前に注意する必要があります。

レボリューション

こちらも人気が高いフィラリア予防薬ですが、これまで紹介してきた予防薬とは違い、経口ではなく、背中に垂らして皮膚から吸収させるスポットタイプの駆除薬です。

ペットくすり

そのため、錠剤を嫌ったり、チュアブルでも抵抗する愛犬に悩んでいる方にはぴったりの予防薬でしょう。
主成分にはミルベマイシンオキシムは配合されておらず、皮膚から吸収されるタイプの成分・セラメクチンが含まれています。

スポットタイプなので、残念ながら愛犬の体内に寄生する回虫・鉤虫・鞭虫の駆除はできませんが、ノミ(卵を含む)とダニ、ミミダニには効果が期待できます。

投薬の開始可能時期は生後8週間以降です。スポットタイプでも、フィラリアの駆除効果は1ヵ月持続するので安心です。
入浴は薬の効果を安定させるために、投薬から2時間後にしてあげて下さい。

3.まとめ

いかがでしたか?犬を飼う時には病気にならないためのケアがとても大事です。愛犬の健康を守る事は、飼い主にとって最大の義務です。

 

普段の食事や運動ももちろん大事ですが、犬を飼う時には健康だから病院に連れて行かない、注射もしない、のではなく、普段からこまめにケアをしてあげることが、彼らが健やかに長生きする秘訣になります。

食事や散歩と違って、薬に関しては愛犬自身が嫌がったり薬を飲まなかったりするかもしれません。しかしフィラリアは、飼い主のこまめな健康管理で100%感染を防ぐ事ができる病気です。

ミルベマイシンはとても心強い薬ですが、お医者さんと相談して、愛犬にぴったり合った薬を飲ませ、恐ろしいフィラリアから守ってあげましょう。

可愛い愛犬を苦しませないためにも、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
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