ラブラドールレトリバーの寿命や子犬の迎え方、ブリーダー情報など

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ラブラドールレトリバーは人気の高い犬種で、盲導犬として活躍しているのも有名ですよね。以前映画でもその一生が取り上げられたこともありました。

そんなとても賢い印象のラブラドールレトリバーですが、家庭犬として飼ってみたいと思っているかたは多いのではないでしょうか。

でも子犬はどこで見付けるのがいいのか、性格などはどうなのか分からないことも多いです。
そこで今回は、ラブラドールレトリバーの特徴や性格、犬を迎える時の方法などについても紹介していきたいと思います。

ラブラドールレトリバーを飼いたいと思われている方は、是非参考にしてみてください。

目次

1.ラブラドールレトリバーとは
1.1.ラブラドールレトリバーの大きさの特徴
1.2.ラブラドールレトリバーの性格3つの特徴
1.3.ラブラドールレトリバーの種類
1.4.ラブラドールレトリバーの寿命は?
1.5.ギネス記録第3位にランクイン!
1.6.かかりやすい病気

2.ラブラドールレトリバーを飼うために
2.1.里親制度を利用する
2.2.里親での購入価格は?
2.3.性格は?
2.4.子犬の里親はどこで見つけられる?

3.ブリーダーから購入する
3.1.ラブラドールレトリバー ブリーダーはどこにいるの?

4.ラブラドールレトリバーに関するおすすめブログ

5.まとめ

1.ラブラドールレトリバーとは

ラブラドールレトリバーは、その名前からカナダのラブラドール半島が出身と思われがちですが、実はそうではなく同じくカナダのニューファンドランド半島が出身地とされています。

このニューファンドランド半島を入植した人たちが、セント・ジョンズレトリバーと言う犬を連れていたのですが、この犬こそがラブラドールレトリバーの祖先犬です。

島で漁師と共に生活してきたこの犬は、泳ぐのも得意で水猟犬として大変優秀でした。水と親しんできたことから、四肢に水かきを持っているのも特徴の一つです。

この後19世紀頃に入り、イングランドにセント・ジョンズレトリバーが持ち込まれ、そこで改良を加えられて、今のラブラドールレトリバーになっていきました。

ラブラドールレトリバーという名前は、本来はニューファンドランド半島から持ち込まれた犬なので、ニューファンドランド犬と付ける予定だったのですが、既にその名の付いた犬種が居たために断念し、大きな範囲で出身地を考慮した結果、その地域がラブラドールであった為、ラブラドールレトリバーと名付けました。

1.1.ラブラドールレトリバーの大きさの特徴

ラブラドールレトリバーは、欧米では中型犬に分類されていますが、日本では大型犬の分類に入ります。平均サイズは下記の通りです。

体重

  • オス…28㎏~35㎏
  • メス…25㎏~32㎏

体高

  • オス…57cm~62cm
  • メス…54cm~59cm

骨太で筋肉質の子が多く、頭部は横幅が広いタイプで耳は垂れています。被毛は短毛ですがダブルコードなので、換毛期には抜け毛が多くなります。

ラブラドールレトリバーの被毛は防水性があり、適度な油分を常に保つ特徴もあります。

1.2.ラブラドールレトリバーの性格3つの特徴

ラブラドールレトリバーの性格は3つの大きな特徴があります。

賢くて温和

盲導犬や救助犬として活躍していることからも分かるように、温和な性格なうえに大変賢い犬種です。

攻撃性が少ないので、赤ちゃんやお年寄りだけでなく他のペットが居るご家庭でも安心して飼育することが可能です。

そして、飼い主さんへの従順性も高いだけでなく、自分で考えて行動することも得意としています。

社交的

ラブラドールレトリバーは、飼い主さん以外の人間にだけでなく、他の犬などに対してもとても社交的に優しく接することができます。

周りの音や出来事に過剰に反応することもありませんので、相手がやんちゃな犬で合ってもすんなり受け入れてくれるようです。

社交的な性格のせいなのか、警戒心はあまり強くないために、番犬としての役目はあまり向いてないかもしれません。

遊びが大好き

ラブラドールレトリバーは、ボールやフリスビーなどを投げてもらって、くわえて取ってくる遊びが大好きです。

温和な性格ではあるのですが、遊びが始まるとやんちゃな顔を見せてくれることもあります。水猟犬として活躍していた性質から、活発に動き回る性格も合わせて持っています。

この3つが性格の大きな特徴になりますが、オスとメスでも少し性格の違いは出てきます。

オスはメスよりも活発に動き回ることが多いので、落ち着いたメスと比べてしまうとやんちゃな雰囲気が表れています。遊ぶ時の動きの激しさから、少し攻撃的に見えてしまうこともありますが、決してそのようなことはありませんので安心してください。

従順性からいうと、これはオスの方が強い傾向にありますが、少し幼い面もあります。それに比べてメスは自立心が強い性格の子が多く、しつけに関してはメスの方が覚えは早いことのほうが多いようです。

1.3.ラブラドールレトリバーの種類

ラブラドールレトリバーには大きく分けて3つの種類がありますので、それぞれについて紹介していきます。

イングリッシュタイプ

品評会で良い賞を取れるように、外観を重視した血統の犬を総称してこう呼びます。

少し小柄でありながら、体格はがっしりとしていて、胴や足も適度に短く、顔は幅広く、短い鼻と太い首を持っています。被毛が密生しているのも特徴の一つにあげられます。
品評会ではたくさんの人の前できちんと歩かなくてはいけないので、物怖じせず大人しい性格の子が多いようです。

アメリカンタイプ

作業犬として、狩猟などの手伝いをする能力に重点をおいた血統です。

イングリッシュタイプの犬とは違い、全体的に細身でしなやかな印象を受ける外観をしています。鼻が長いのも特徴の一つで、活発でありながら神経質な気質を持つ子が多いです。

オーストラリアンタイプ

動物アレルギー体質の方の介助犬になるために、ラブラドールレトリバーと他の犬を交配させて作られた犬です。

大変賢く人懐っこい性格の子が多く、毛が抜けにくいのでお手入れもしやすいです。

本来の目的である血統の質を保つために、交配は大変厳しく管理されています。

1.4.ラブラドールレトリバーの寿命は?

ラブラドールレトリバーの平均寿命は、約10年~15年といわれています。

大型犬であるラブラドールレトリバーは、5歳前後から老化が始まります。これは小型犬と比べると数年早く老化が始まってしまうことになります。

その点からも考えると、大型犬は小型犬よりも寿命が短い傾向にあります。

1.5.ギネス記録第3位にランクイン!

ギネス記録には、長寿犬種が毎年発表されています。

たいていの場合、上位には小型犬がランクインする傾向にあるのですが、2016年にはラブラドールレトリバーがランクインしました。ペットフードの品質向上や飼育環境の向上により、大型犬も以前よりは長寿化の傾向にあります。

動物関連商品を扱っている企業や、ペットフード業界の調査によると、大型犬で最も寿命が長い犬の1位にはラブラドールレトリバーがあげられています。

1.6.かかりやすい病気

大型犬が長寿化傾向にあるのは、飼い主さんの犬への愛情のたまものだと思います。ただ、普段の食生活や生活スタイルに気を使っていても、病気になってしまうことはどうしてもあります。

ここでは、特にラブラドールレトリバーが罹りやすい病気を紹介していきたいと思います。

外科系のもの

ラブラドールレトリバーの外科的な病気で多いのは「股関節形成不全」です。これは股関節の形状異常のせいで、足をひきずって歩いたり、腰を左右に振るような不安定な歩き方をしたりする症状が出ます。遺伝的な要因も多く、生後4ヶ月を過ぎた辺りから症状が出始めることもあります。

ただし、遺伝以外にも肥満や過度な運動が原因で、症状が出てくる場合もあります。生活環境が原因で、靭帯断裂やその他の関節疾患もおこりやすくなってきますので、老犬に近付く年齢になったら、運動量を少し控えめにするなど生活環境を徐々に見直すようにしていってください。

その他には、ラブラドールレトリバーは垂れ耳なため、耳の中のお手入れにも気を配らないといけません。耳の中を汚れたままにしておくと、外耳炎を起こしてしまう可能性があります。アレルギー性の皮膚炎もここ数年で増えてきていますので、皮膚の様子もチェックしてあげるようにしてください。

内科的なもの

内科的な病気の代表的なものに、糖尿病や悪性腫瘍があります。糖尿病にかかると、それに伴い白内障も患ってしまうことが多いようです。

他には大型犬で気を付けなくてはいけないのは、胃捻転です。これは胃の中でガスが拡張してしまい、悪化してしまうと短時間で死に至ることもあります。胃捻転を起こす原因としては、食後にすぐ運動を行ったり、慢性的に食べ過ぎたりすることなどがあるようです。

外科的な疾患と同様に内科的疾患も、飼い主さんが生活習慣に気を配ることで、罹ってしまう可能性を減らすことができます。
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2.ラブラドールレトリバーを飼うために

ラブラドールレトリバーを家族として迎え入れるには、ペットショップから購入する、ブリーダーから譲り受けるなどの方法があります。

ペットショップは自分の都合のいい時に何度も見に行って子犬の様子を確認することができるメリットがありますが、販売スペースの都合からなのか、ラブラドールレトリバーを扱っているところは割と少ないようです。

優良なブリーダーから譲り受けるのは、親犬を確認することができるのでペットショップとは違ったメリットがあります。

その他にも、里親制度を利用する方法もありますので、そちらについて詳しく紹介していきたいと思います。

2.1.里親制度を利用する

里親制度を利用してラブラドールレトリバーを家族として迎え入れる方法もあります。

里親制度とは、飼育放棄をされや犬や、事情があって飼い主さんとは一緒に生活ができなくなった犬、最近では災害で家族が亡くなってしまった犬など様々な事情を抱えた犬を、新しい家族として迎え入れることです。

里親制度の性質上、子犬の数は大変少なく、既に成犬となっている犬が新しい飼い主さんが迎えにきてくれるのを待っています。

2.2.里親での購入価格は?

通常ラブラドールレトリバーの子犬は、販売相場価格は20万前後となっていますが、親犬の血統や出自によってはその倍以上の価格で販売されることもあります。

里親制度で犬を迎え入れる場合には、基本的には無料譲渡である場合が多いです。ただ、保護施設の方針や犬の月齢や状態によっては、予防接種の実費などの費用が発生する場合があります。また、里親になる方のお気持ちで寄付をお願いしている施設もあるようです。

費用の面に関しては様々ですので、一度保護施設を見学に行って確認するのがおすすめです。

2.3.性格は?

保護施設で保護されている犬のなかには、虐待を受けた経験のある犬や、捨てられて長く放浪していたような犬もいます。そのような犬たちは、人には慣れていなかったり、心を閉ざしてしまったりしている子もいます。

保護施設では少ない人手のなかでも、そのような犬にたっぷりと愛情を注いで人に対して穏やかに接することができるようにトレーニングをしてくれています。

実際に譲渡されるのは、一定のトレーニングをクリアした犬になりますので、人に慣れた性格の良い子が多いだけでなく、多くの犬と触れ合いながら生活をしていますので、社会性もしっかり身に付いています。

また、飼い主さんに先立たれてしまい、引き取り手が見付からずに保護施設にきたような犬は、大切に育てられていた子が多く既にしつけも入っていますので、飼育しやすい子が多いようです。

里親を希望した場合には、ほとんどの施設でトライアル期間を設けています。実際に一緒に生活をしてみて、本当に家族として迎えることができるのかトライアル期間にしっかりと見極めてもらうためです。

次こそは生涯を終える最期の時まで、大事な家族として一緒に生活してくれる人を見付けるためのことですので、実際の譲渡となるまでは慎重にことを運ぶ場合が多いです。

2.4.子犬の里親はどこで見つけられる?

全国には犬や猫を保護している施設はたくさんあります。最近はメディアでも多くの施設が紹介されていますが、もっと小規模で細々と活動しているとこもありますので、ネットなどで検索をして近くの保護施設に是非一度見学に行ってみることをおすすめします。

なかには施設で保護した犬が子犬を産んだり、多頭飼育崩壊で子犬がまとめて保護されたりすることもあります。どのような子が保護されているのかも、ネット上で確認できるサイトもありますので色々利用して、いい出会いを見付けてください。

ペットのおうち

ペットのおうち

サイト内で保護されている犬の情報を、全国規模で確認することができます。子犬の里親募集も割と多いです。

その他には、定期的に発行される地元紙などに譲渡会の日程が記載されている場合があります。これは保護施設の方が譲渡会場に犬たちを連れてきてくれますので、施設まで出向かなくても実際の保護犬と触れ合えることができます。

保護施設に出向くのはちょっとハードルが高いと感じている方は、まずは譲渡会に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

譲渡会の日程は市役所などでも教えてくれますので、一度問い合わせてみてください

3.ブリーダーから購入する

ブリーダーとは、子犬を繁殖してそれを販売している業者や個人のことを言います。ブリーダーから子犬を譲り受ける一番のメリットは、親犬や飼育環境を確認できるところにあります。

優良なブリーダーは、子犬が生後二ヶ月を迎えるまでは母犬の元で飼育しますので、希望されたとしても生後二ヶ月前に子犬を渡すようなことはしません。

子犬にとって、生後二ヶ月までの間は兄弟犬や母犬と一緒に過ごし、社会性を身に付けるとても大切な時期です。幼犬時代にどのように育ったかによって、後々の性格にも違いが出てくることがあります。

ブリーダーでラブラドールレトリバーの子犬を譲り受ける場合の費用は、10万~20万前後と、ペットショップよりは少し安価な傾向にあります。ただしペットショップ同様に親がチャンピオン犬などの血統の良い子犬や、ショーに出しても入賞する可能性のありそうな子犬の場合は100万近くする子もいるそうです。

ラブラドールレトリバーは、遺伝的に股関節形成不全にかかってしまう子がいます。ブリーダーから子犬を譲り受ける場合には、遺伝的な疾患はないかなども細かく教えてくれます。

ブリーダーのなかには、いくつもの犬種を同じ犬舎で繁殖しているところもあります。できればラブラドールレトリバーを専門で繁殖しているブリーダーを探してみてください。

一つの犬種を専門的に繁殖しているブリーダーは、その犬種に対しての知識量が素晴らしく、飼育していくうえで役立つようなことを色々と教えてもらえますし、成長過程で何か困ったことがあれば、相談にものってくれます。

3.1.ラブラドールレトリバー ブリーダーはどこにいるの?

ラブラドールレトリバーのブリーダーは全国にいますので、保護施設と同様にネットで探すとすぐに見付かると思います。

ラブラドールレトリバーの子犬を選ぶ際のポイントをいくつか紹介しておきます。

よく太っている子犬

子犬の頃は太っている子の方が健康であることが多いです。

子犬のうちから痩せている子は、体質もあるのですが病気を保持している可能性が捨てきれません。子犬のうちは肥満など気にしなくて構いませんので、太めのしっかりしている子を選ぶようにしてください。

遺伝子疾患について質問をする

ブリーダーは、飼い主さんや飼い主になる可能性のある人に対して、遺伝子疾患の有無の可能性について説明をする義務を持っています。これは動物愛護法によって決められていますので、遠慮せずきちんと尋ねるようにしてください。

目に輝きがある

これはとても大事なことです。健康で元気な子犬は目がキラキラとして元気に満ち溢れています。

鼻の湿り気と色素の濃さを見る

鼻が適度に湿っているかを確認すると同時に、色素の濃さも確認してください。

鼻の色の濃さでメラニン色素の量が分かります。犬はメラニン色素を被毛や皮膚に蓄えることで、身体全体を守っています。メラニン色素が薄い犬は体質的に弱いことが多いので、なるべく色の濃い犬を選ぶようにしてください。

ブリーダーから子犬を譲り受ける時には、必ず犬舎の見学をさせてもらい、親犬にも合わせてもらえるようにお願いしておきましょう。稀に犬舎の見学を渋るようなブリーダーがいますが、そのようなところはあまりおすすめできません。

自身を持って繁殖をしているブリーダーは、いつでもいらしてください、という所がほとんどです。

みんなのラブラドールレトリバー ブリーダー

みんなのラブラドールレトリバー ブリーダー

こちらのサイトでは、全国のラブラドールレトリバーのブリーダーを検索することができます。子犬の写真も掲載されていますので、参考にしてみてください。
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4.ラブラドールレトリバーに関するおすすめブログ

ラブラドールレトリバーとの生活を綴っている人気のブログをいくつか紹介しますので、是非一度覗いてみてください。

Love,Lab生活

関節症で全盲のラブラドールレトリバーと生活している方のブログになります。

Love,Lab生活

いつもワンコ日記

黒のラブラドールレトリバーの女の子と暮らしている方のブログです。可愛らしいイラストがとても和ませてくれます。

いつもワンコ日記

ラブラドールレトリバー・トリプルスター「昨日・今日・明日」

ラブラドールレトリバー・トリプルスター「昨日・今日・明日」

ラブラドールレトリバーのブリーダーをされている方のブログです。

5.まとめ

ラブラドールレトリバーについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ラブラドールレトリバーは、その賢さと温和で優しい性格から盲導犬や介助犬として多く活躍しています。これはただ賢いだけではなく、大好きな飼い主さんのことを想い、飼い主さんの為に何をすべきかを自分で考えて行動することができるからこそになります。

大型犬であるラブラドールレトリバーは、小型犬と比較するとどうしても寿命は短くなってしまいます。それでも大型犬のなかでは最も寿命が長いといわれていますので、飼い主さんが健康管理を大切にしながら飼育されているのが分かります。股関節の病気には罹りにくい体質を持っていますので、肥満などに気を付けながら適度な運動を取り入れて、健康管理には気を付けてあげてください。
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