犬が震える理由がわかる!詳しい震えの原因と対処法&予防法

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急に犬が震えだしたら、一体どうしたのかと心配になりませんか?

寒いのかな、と思っても、小刻みにブルブルと震えている姿を見ていると、何をしてあげたらよいのか不安になってきます。

犬は寒さを感じて震えることもありますが、実は時に震えは病気や精神面からくる何かを知らせるサインであることもあります。

このページでは、一般的に言われる震えの原因と、良く行われる見分けと対処の方法について、詳しくご説明します。

いざという時に慌てないよう、最後まで読んで知識を身に着けておいてください。

目次

1.犬が震えている時の原因と理由

2.犬が震えているときの4つの対処方法
2.1.温めてあげよう
2.2.ストレスや恐怖をとり除く
2.3.あわてずまずは観察
2.4.病院受診する

3.観察するときのポイント5つ
3.1.いつからなのか
3.2.どのタイミングで震えるのか
3.3.寒くはないか
3.4.怖い出来事がないか
3.5.元気や食欲はどうか

4. 犬の震えを予防する4つのポイント
4.1.子犬の時に社会化を徹底する
4.2.ワクチン接種をする
4.3.定期的に健康診断をうける
4.4.適度な食事と運動で病気を予防

5. まとめ

1.犬が震えている時の原因と理由

犬が震えている時には何らかの原因があります。高齢犬や子犬では震えることがよく見られます。

また、寒いと犬も震えますが、他にも緊張や不安などの生理的な理由、あるいは病気からくる震えもあります。

まずは、一般的にみられる震えの原因を一覧表で分かり易くご説明します。

震えの原因 具体的な理由と他に見られる症状
寒さによる震え 犬は寒さを感じると、震えることで体温を保とうとします。

特に高齢犬や子犬は体温調節が上手にできないため、低体温症で震えることがあります。

トイレを我慢している 排泄を我慢して限界が近くなると、おしりをすぼめて震えることがあります。
悪心による震え 気持ちが悪い時、吐き気がする時に震えることがあります。乗り物酔いをする犬は乗車している間や降りて少しの間、震えていることがあります。それ以外でも、食べすぎや胃のむかつきで震えることがあります。
薬の副作用や中毒、病気から悪心が出ていることもあるので、他の症状が無いか注意してみる必要があります。
病気による震え 震えを起こす病気としては、低血糖、熱中症、てんかん、発熱、尿毒症、急性腎不全、ジステンパー、心臓疾患、脳の疾患、または膵炎など激しい痛みを伴う病 気などがあります。これらの場合、それぞれの病気に見られる他の症状も出ていることが多いので注意が必要です。急激なダイエットで栄養失調になり震えるこ ともあります。
中毒症状からくる震え 害虫や薬品、犬が中毒を起こす食べ物などで中毒症状を起こし震えることがあります。通常、同時に嘔吐や下痢、多量のヨダレ、痙攣など他に様々な症状が出ます。
怪我や痛みによる震え 関節炎やヘルニアなどで痛みに耐えるように震えます。この場合、あまり動かない、足を引きずるような感じで歩く、等の症状も見られます。

打撲や骨折、怪我の痛みで震えることもあります。抱っこや触られることを嫌がる、触った時に痛そうに鳴く、などが見られます。

精神的な震え
(ストレス・恐怖・緊張・不安)
慣れない場所、苦手な人や犬、大きな音などに対し、緊張や不安、恐怖、ストレスを感じて震えることがあります。
雷、花火などの音に驚き震えることは一般的によくあります。過去に怖い経験をしたトラウマから、あるいは社会化不足で外に出た時、怖いと感じたものに対し震えることもあります。隠れる、吠える、逃げるといった行動を起こすこともあります。
興奮している震え 飼い主が帰ってきた時、何かとてもうれしい出来事が起こった時、嬉しさを伝えたくて震えることがあります。
興奮して吠えることもあります。
高齢からくる震え 筋力の衰えから、後ろ足や前足、腰に震えを起こすことがあります。立ったりしゃがんだり、動こうとするときに震えやすくなります。

2.犬が震えているときの4つの対処方法

震えが出ている時は、まずよく観察し、震えの原因を突き止めることが適切な対処をする上で重要になります。

犬の状態の他に環境の観察をし、必要な配慮をすることも重要です。

原因がわかれば、適切な対処ができます。ここではまず対処についてのご説明をします。

2.1.温めてあげよう

暖かい部屋から寒い外へ出るなど急激な温度差を与えた時や、季節の変わり目などで震えが多く見られます。

通常は、寒さを感じたら大きくブルっと震えたのち、小刻みに震え続けます。体温調節ができると震えは収まります。

寒さで震えている時は、室内温度を上げるなどして暖かい環境を作ります。

冷気は下に溜まりますので、寝る場所や休んでいる場所の底冷え対策をしてあげます。

外で震えるようなら、お腹を覆うことができる服や、風が通りにくい服を着せるという方法もあります。

犬の体を触った時、体が冷たくなっていたら低体温症の疑いがあります。

犬の平熱は個体差がありますが、小型犬で38.6℃~39.2℃、大型犬で37.5℃~38.6℃です。

一般的に平均の平熱として38.5度前後と言われます。人間の平均平熱よりも高いのです。

それが冷たいと感じることは、体温がかなり下がっていると考えられます。

低体温症だと思われたら、暖かい場所へ移し、毛布などで直接体を温めます。

いつまでも震えが止まらず、いつもより反応が鈍いなど、様子がおかしい場合はすぐに病院へ行きましょう。

2.2.ストレスや恐怖をとり除く

何に対して恐怖や不安、ストレスを感じているのかを良く観察して見極めます。

その対象がわかったら、その原因を取り除いてあげます。

家の中では、掃除機や急に鳴り出すアラーム音、洗濯機など音が出る電化製品に恐怖やストレスを感じることがよくあります。

季節しか出さない扇風機や、増やした家具、置物に警戒することもあります。できるだけ、犬から遠ざけてあげるようにし、できれば少しずつ慣らしていけると良いです。

急な配置換えやリフォームにも気を付けましょう。犬の居場所を移動して、そこが不安になっていることもあります。できれば戻すか、不安にならない場所に変えてあげます。

雷や花火、トラックや放送音に怯えることもあります。居場所を窓の近くから遠ざけてあげると良いでしょう。できる限り音を遮断できる環境を作ってあげる工夫をします。

花火や雷は、止むまでは飼い主が寄り添って安心を与え、落ち着かせることで対処します。

外では、ある特定のものに怖がる場合はそれを避ければ済みます。

社会化不足の場合は4.1.項をご覧ください。

2.3.あわてずまずは観察

犬が震えだしたら、あわてずにまずはよく観察し、震えの原因を探します。

まずは、犬自身の状況をよく観察しましょう。

震えは体全体か一部だけか、持続的か断続的に時々起こるのか、震えている時の犬の表情や興奮しているかどうかなど、細かく見ましょう。

震えの状態の観察の他、体を触ってみて嫌がるところは無いか、体温が低くないかもみます。

下痢や嘔吐、食欲不振、元気が無い、反応が鈍いなど、震えの他に症状が出ていないかも確認します。環境の状況も確認します。

部屋が寒くないか、居場所が床からの底冷えを伝えていないか、寒い時期や夏の冷房使用時期には特に温度の確認をします。

犬が何か怖がっている様子を見せているものは無いか、どうしても行かない場所がないか、隠れようとする、逃げようとするなど、行動も観察します。

犬は言葉を話すことができません。震えは犬が発している何かの訴えですから、何を訴えているのか読み取るように、注意深く観察しましょう。

2.4.病院受診する

寒さや恐怖などの精神的な事ではない、原因がつかめないという場合、震えが続くようであれば病院で診察を受けてみましょう。万が一、病気が原因であれば大変です。

特に、低体温症で温めても震えが止まらない時や、震えが続く場合、震えの他に体調不良を表す症状がある場合は、できるだけ早く病院へ行って診てもらいましょう。

3.観察するときのポイント5つ

犬が震えだした時には、まずはよく観察することが重要ですが、観察をするときに重要なポイントを5つに分けてご説明します。

観察した結果、原因が寒さや恐怖や不安などではないのに震えが続く場合は、動物病院で診察してもらいましょう。

3.1.いつからなのか

震えがいつから始まったのか日時を記録します。その後、どのくらい続いたか、頻度などを記録していきます。

震えている時の様子(座って震えている、同時に失禁している、伏せている、丸まっているなど)も具体的に記録しておきます。

他に気になる様子や症状などがあれば、それらも一緒に記録します。もし震えが時々起こるようであればこの記録は大切なものになります。

例えば、てんかんの場合、けいれん発作が出ると何かおかしいと思いますが、震えに見える程度の時があります。

この場合、震えが起きる時間帯や、長さ、頻度、その時の挙動などが需要な情報となります。

また、いつから震えだしたかを観察することにより、その時に起こった環境の状況も思い起こすことができます。

その時から急に寒くなった、冷房をつけ始めた、寝床を変えたなど、ソファから落ちたなど、思い当たる状況と併せて考えることができます。

3.2.どのタイミングで震えるのか

震えが起こるタイミングを見ることも重要なポイントです。

散歩に出ようと外に出た時、ある大きな交差点に近づいた時、来客があった時、掃除を始めた時、雨が降り出したとき、寝起き、食事前後など、何かタイミングがないか観察しましょう。

例えば、雨が降り出したとき、犬は耳が効くので人間にはわからなくても雷の音が聞こえているかもしれません。

あるいは、いつも雨の時であれば、何か雨音で嫌なものがあるのかもしれません。

遊んだ後に座り込んで震えだすのであれば、体を触ってみましょう。どこか関節が痛いのかもしれません。

何かの理由で薬を飲んでいる場合、フェラリア予防薬も含め、服薬後に震えるようであれば薬が合っていない、または副作用が出ている可能性があります。

震えが始まるタイミングを見ることで、怖いのか、嬉しいのか、病気なのか、寒さなのか、痛いのか、薬なのか、などが捉えられますので、注意深く観察してください。

3.3.寒くはないか

部屋の温度は寒くないか、居場所や寝床は寒くないか、確認しましょう。冬の暖房時や夏の冷房時でも、冷気は下に溜まります。

犬は体高が低いのでお腹が低い位置になり、人間よりも寒く感じることがよくあります。

外を歩いている時も、暑さに対しては対策がよくされていますが、コンクリートや舗装道路の冷たさは、人間が寒いと思う以上に犬のお腹には伝わっているものです。

また、暖かい部屋から急に寒い外へ出た、季節が変わった、布団やベッドを変えた、なども考えて、犬が寒くないかよく観察します。

寒くないかを観察する時には、必ず犬の体、お腹を触り、冷たく感じないか確認します。

2.1.項で説明した低体温症であると、震えが止まらない場合は病院で診てもらう必要があります。

3.4.怖い出来事がないか

よくあるのが雷や花火の音、お祭りのお囃子などを怖がることです。いつも聞く音ではないので怖がる犬は多いようです。

他にも、よく観察していると、意外なものに対して恐怖を感じていることがあります。

お土産にもらった人形を置いたら怖がった、ハンガーに埃避けをかぶせたら怖がった、など、人間には何でもないことに恐怖を感じることがあります。

また、人馴れしていないのに知らない人に囲まれた、あるいは犬に囲まれた、大きな犬に吠えられた、自転車にぶつかりそうになった、風邪で飛んできたものが突然ぶつかってきた、車のクラクションに驚いたなど、何か恐怖が植え付けられてしまうような出来事が無かったか、よく観察あるいは思い出してみましょう。

3.5.元気や食欲はどうか

震えの他に食欲の低下や、元気がなくなるなどの症状が無いか、よく観察します。

その他にも気になることはないか、例えば下痢や嘔吐はもちろんですが、水は十分に飲んでいるか、などをよく観察します。

呼んでも反応が鈍い、ぐったりしている、鼻水や咳、くしゃみ、ヨダレ、体が硬直する、ふらつく、頭を傾ける、呼吸の様子など、いつもと違う様子は一つも見逃さないようにしっかりと観察します。

震えの他にこれらの症状が出ている場合、病気による原因の可能性が高いので、観察した結果をもって早めに病院で診てもらいましょう。

4. 犬の震えを予防する4つのポイント

犬の震えを予防するポイントは、震えの原因となる病気の予防と犬の社会化をしっかりすることにあります。

健康管理をすることで、震えを誘発する病気を防ぎます。

社会化を十分に行うと、恐怖対象が少なくなりますから、怖がって震えることは少なくなるのです。

では、震えを予防するポイントを4つに分けてご説明します。

4.1.子犬の時に社会化を徹底する

子犬のうちに様々な刺激に慣れていないと、恐怖や不安、ストレスを感じやすい犬になります。

人間にとっては何でもない日常のことでも、犬にとっては全てが様々な刺激、つまり見たことも聞いたことも無いものなのです。

子犬時代にあまり外での刺激を受けていない、例えば他の犬や人、車、自転車、音、などを繰り返し見聞きしていないと、犬は大人になるにつれて恐怖心が強くなり、見慣れない物や聞きなれない音を怖がるようになります。

例えば、いつもあるトイプードルは見慣れているとします。

しかし世の中の犬はそれだけではないですね。

大きい犬、違う色の犬、毛が長い犬、吠える犬、唸る犬など、相手が変わればそれは見知らぬ犬です。

たくさんの犬を見ておかないと犬見知りになり、極端になると会う犬全てが怖い対象になってしまいます。人も同じで、飼い主以外は怖い人になってしまいます。

道路でも、舗装道路や土、石畳、砂利、草、砂など、肉球が感じる感触も様々です。慣れていないと怖くて歩けない場所も出てきます。

子犬のうちから繰り返し様々な刺激になれさせ、社会化を徹底して恐怖からくる震えを予防しましょう。既に成犬になっていても、社会化は一生続けるものです。

時間はかかりますが、生活していく上で出会うと思われる全ての物や音、環境などに少しずつ慣らしていきましょう。

4.2.ワクチン接種をする

ジステンパーを始めとする感染症の多くを予防するためには、ワクチン接種が有効です。

狂犬病の予防注射の他、混合ワクチンの接種も考えましょう。

ワクチンの他、フェラリアの予防や、ノミ、ダニの駆除や予防もしっかりと行い、感染症をしっかりと防ぎます。

4.3.定期的に健康診断をうける

人間と同じで、大事な家族である犬も定期的に健康診断を受けて、病気を未然に防ぎ、あるいは重症化する前に早期発見に努めることはとても大切です。

病院によっては、ある定期的な事象に簡易検査をサービスまたは割引で付けてくれるところもあります。

例えば、フェラリア予防薬を購入する際は、必ず血液検査を行います。

この時に、一緒に健康チェックとして一般的な血液検査をサービスまたは割引価格で行ってくれることもあります。

混合ワクチンを受ける際は、糞便検査を無償で付けてくれるところもあります。

病院によっては様々な健康管理のためのサービスを提供しているところがあります。

このようなサービスを利用し、不足分を別に行うことも一つの方法です。

4.4.適度な食事と運動で病気を予防

適度で適切な食事は健康な体を作ります。

併せて、適度な運動は骨や筋肉を育み、肥満を予防し、免疫力の維持や、肥満による病気や関節などの疾患を予防します。

適度な運動は、さらに精神面でのストレスを解消させますので、心身共に健康の維持ができ、震えの原因を予防します。

日頃のこまめな食事管理と適度な運動を心掛けることは、犬の健康を維持する上でとても大切なことなのです。

5. まとめ

震えといっても、様々な原因がある事がおわかりいただけたと思います。

原因によって、震えの対処も変わってきます。病気が原因であった場合は手遅れになると大変ですから、十分な観察がとても重要なのです。

同様に、震えの予防も重要です。それには温度管理や、原因となる病気や恐怖を予防してあげることがとても重要になります。

犬が心身ともに健康に過ごせるよう、震えの予防という観点からも、日頃のケアに注意を払ってあげてください。

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