犬のトイレのしつけがうまくいく!基本的なしつけ方と人気グッズ

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可愛い愛犬との生活をスタートさせたのも束の間、トイレのしつけでお悩みではありませんか?

床に限らず絨毯やソファー、布団や衣類の上など、所かまわずオシッコやウンチをされて、度重なるごとに、いけないとは思いながらもイライラして、つい愛犬に長々とお説教したり愚痴を言ったりしてしまいますよね。

トイレのしつけは、犬の習性を理解し、環境を整え、トレーニングのポイントを抑えることによって、しっかり身に着けさせることができます。

今回は、誰もが実践している褒めるトイレのしつけ方を、環境や道具の準備からトレーニングの流れとしつけ直しまで、成功・失敗のポイントを押さえながら詳しくご紹介していきます。

トイレのしつけは必ずできるものです。このページを読み、トレーニングの一つ一つの行動が持つ意味を理解することで、効果抜群なトイレのしつけを実践してください。

目次

1.犬にとってのトイレのしつけの大切さと難しさ
1.1.トイレのしつけが大切な理由
1.2.トイレのしつけが難しい理由

2.トイレのしつけはいつからからやるべき?
2.1.なぜ迎え入れたらすぐ始めた方が良いと言われるのか
2.2. トイレのしつけは生後2~3ヶ月から
2.3.大切なのは1歳のトイレトレーニング

3.基本的なトイレトレーニングに必要なものとその流れ
3.1.トイレトレーニングに必要なもの
3.2.トイレトレーニングの流れ
3.3.成犬の場合は失敗しない環境に気を付ける

4.しつけ直しが必要になった時とそのやり方
4.1.しつけ直しが必要となったときに考えること
4.2.わざと失敗する場合の原因としつけ方
4.3.突然失敗が増えた場合の原因としつけ方
4.4.その他にもある失敗の原因

5.犬にトイレのしつけするために用意する3つのグッズとおすすめ
5.1.一つで済ませられる、トイレのしつけ専用ゲージ
5.2.オシャレで使い勝手の良いトイレトレー
5.3.はみ出しにくいサイズのトイレシート

6.自宅で犬のトイレを設置する理想の位置とは
6.1.マンションの場合
6.2.戸建ての場合
6.3.風呂場でそのままさせるのは好ましくない

7.トイレのしつけがわかる!オススメしつけ本3選
7.1. 犬の「困った」解決手帳 ウチの犬は、これでトイレ上手になりました。
7.2. 犬のしつけきちんとブック 「トイレ上手になる」編
7.3. ほめていいコに!犬のしつけ&ハッピートレーニング

8.しつけ教室などトイレのしつけのプロに頼る場合
8.1.子犬のしつけに対応したしつけ教室(東京)
8.2.子犬のしつけに対応したしつけ教室(名古屋)
8.3.子犬のしつけに対応したしつけ教室(大阪)

9.まとめ

1.犬にとってのトイレのしつけの大切さと難しさ

犬のトイレとは、自発的に犬が決められた場所で、ウンチやオシッコをすることを言います。トイレのしつけはとても大切なのですが、反面で難しいともいわれます。

大切さと難しさの理由を理解しておくと、トレーニングも諦めずに対処することができます。

1.1.トイレのしつけが大切な理由

トイレのしつけが大切な理由は3つあります。

  • 病気の拡散を防ぐため
  • 環境を汚さないため
  • 犬の健康状態を把握するため

ですから、トイレのしつけをして、本来は散歩に出る前に、自分の敷地内で済ませることが望ましいのです。では、3つの理由は具体的にどういうことなのかご説明します。

病気の拡散を防ぐため

実は、犬の糞尿で媒介される病気があります。

例えばレプトスピラウイルスは、犬の尿の中に存在しますので、感染した犬が至る所で尿をすると、感染の拡散を助長してしまいます。

環境を汚さないため

環境を汚さないという意味でもトイレのしつけは必要です。

当然、外には不特定多数の人がいて、利用する道路などあちらこちらで排泄されていたら、生理的に不愉快な気分になります。

自分の家の中で場所を構わず排泄されたら、愛犬家といえども嫌でしょう。家も外も同じです。昨今では犬のオシッコによる電柱などの腐食も問題視されています。

犬の健康状態を把握するため

飼い主にとって、犬の健康状態は大事な関心事です。

オシッコやウンチには、臭いや色、形、硬さなど、健康状態を知る情報がたくさん入っています。動物病院に行く際にも、排泄物の状態は重要視されている情報です。

毎日の健康チェックとして、排せつ物を確認することは愛犬を守ることになります。そう考えたら、放置ウンチなどはモラル面だけでなく、愛犬家としてありえない話です。

1.2.トイレのしつけが難しい理由

しつけの中でもトイレは難しいと言われています。なぜなら、通常のしつけは動作をコントロールするのに対し、トイレは生理現象をコントロールしなくてはいけないからです。

具体的にはトイレのしつけが難しい理由として3つが挙げられます。

  • 排泄のタイミングがつかみにくい
  • 排泄の回数が少ないと教える機会も少ない
  • 覚えやすい犬種と覚えにくい犬種がある

生理現象には個体差がありますから、難しさも覚える時間もそれぞれです。他と比べて焦らないように、難しい理由を理解しておくと根気よくしつけに取り組めます。

では、3つについてご説明します。

排泄のタイミングがつかみにくい

排泄をする際には、犬は何らかのサイン(くるくる回る、床の臭いを嗅ぎまわる等)を出したり、ある動作の後(遊んだ後、食事の後など)に行うなど、タイミングという行動を起こします。

中にはタイミング行動をせずに、急に排泄する犬もいます。いずれにせよ、タイミングがわからないと誘導ができないために難しいとされるのです。

排泄の回数が少ないと教える機会も少ない

排泄回数は個体差があります。通常、子犬の場合は1~2時間毎と回数が多いのですが、中には少ない犬もいます。成犬になれば排泄回数は1日に2回前後と少なくなります。

排泄回数が少ないと、しつけをする機会も必然的に少なくなりますので、この場合は時間がかかることになります。

覚えやすい犬種と覚えにくい犬種がある

犬種によっても覚えやすい、覚えにくいという事があります。一般的に、指示に従う仕事をしていた狩猟犬や牧羊犬は覚えが早い傾向にあります。

例えば、プードル種やコーギー、シーズー、日本犬などです。逆にテリア種やダックスフンド、ポメラニアンなど独立心が高い犬種は覚えにくい傾向です。

2.トイレのしつけはいつからからやるべき?

トイレのしつけは、いつから始めたら良いのか悩みますね。できれば早く覚えてくれたら、家の中も綺麗に保てますし、イライラしなくて済みます。開始時期としてよく言われるのが、

  • 犬を迎え入れた日からすぐ始める
  • 2~3か月から始める

ですが、どちらなのでしょう。また、1歳でのしつけも大切だと言われます。それぞれには理由がありますので、ご説明します。

2.1.なぜ迎え入れたらすぐ始めた方が良いと言われるのか

すぐに始める、というのも間違いではありません。その理由を理解しておけば、実際はいつから?と迷うことも無くなります。「すぐに」と言われる主な理由は3つあります。

1つ目は、子犬を購入あるいは引き取った場合、通常は2~3か月、またはそれより大きくなっていることが多く、既にしつけ開始時期になっているからです。

2つ目は、室内飼いが多い昨今、早く覚えさせた方が家を綺麗に保てるという飼い主側の事情からです。犬は、母犬と一緒の時は、離乳するまで母犬が排泄物を始末します。

離乳すると母犬は始末しなくなりますので、幼犬は寝床から離れたところで排泄をするようになる習性があります。そのため、家庭に入ったらトイレの場所をできるだけ早く覚えて欲しいということになるのです。

3つ目は、一番重要ですが、しつけをしにくくさせないためです。上述の習性により、最初はあちらこちらで排泄します。自宅に来て数日は、仕方ないと多めに見られていたのに、ある日から急に叱られたら、犬は戸惑ってしまい、いざしつけを始めると覚えにくくなってしまいます。

また、そそうを繰り返していると、トイレの場所を勘違いし、習慣化してしまいます。そのため、いざトイレでさせようとしても覚えにくくなってしまいます。

犬を家に迎えたら、特に子犬は放したとたんにそこでオシッコしますので、すぐに放さずトイレシート等を敷いたクレートやゲージに入れましょう。これが、犬を迎え入れたらすぐに始める、と言われるゆえんです。

2.2. トイレのしつけは生後2~3ヶ月から

犬の成長過程から見た場合、トイレのしつけは生後2~3か月から始めるのが理想的です。

なぜなら、丁度この時期が、生涯学習の始まりに当たるからです。

課題行動の習得及び問題行動の矯正とも言われますが、これから人間と共存していくうえで必要なことを、ストレスなく覚えていかれる時期の始まりです。この時期からトイレのしつけを始めると、通常は早く覚えやすいのです。

生涯学習に終了時期はありません。成犬になっていても、トイレのしつけができないわけではありません。時間がかかるかもしれませんが、根気強くやっていれば覚えますので、2~3か月を過ぎていても諦めず、しつけを始めてください。

2か月以前は犬が幼過ぎますので無理をしない方が良いでしょう。初期学習と呼ばれる犬の大事な社会化期にあたるからです。しつけに徹するより、健康管理や愛情をたっぷり注いだ時期を過ごさせ、心が安定した育ち方をさせる方が、成長した時に性格が良く、能力も発揮しやすくなるため、しつけもしやすくなります。

幼い時は、起きたらそこからよちよち歩いて少し離れたところで排泄しますので、歩いて間に合う程度離れたところ(小型犬なら20cmくらい)にトイレシート等を置いておきます。

犬は自分の寝床で排泄をしませんので、その本能を利用します。幼犬はほとんど寝ています。オシッコの間隔も短いので、遊ぶ時間は1回に10分程度、それ以外はサークル等に戻します。

2.3.大切なのは1歳のトイレトレーニング

犬の1歳は、これまでのしつけの集大成の時期にあたり、しつけのおさらいをする必要があります。犬は1歳くらいまでに本格的な反抗期があります。

この間に犬は様々な事を覚えていきますが、同時に飼い主さんを試す行動、主従関係を確認する行動をします。自分の要求がどこまで通るか試すのです。そこで飼い主がひるむと、犬はこれをやれば許される、と学んでしまいます。

2~3か月からトイレのしつけを始めて、うまくいっていたのが急にできなくなったというのは、できないと言うより相手を試している場合があります。1歳になるまでに、様々な反抗的態度を示すかもしれませんが、飼い主さんは毅然とした態度で、できたら褒める、失敗は無視、を根気強く繰り返してください。

そうして主従関係をしっかり保ったら、本格的反抗期がおよそ1歳で終わりますので、再度トレーニングを心掛け、トイレのしつけをしっかりと身に着けさせてください。

重要な事ですが、どんなに優れたトレーニングでも、指示を出す人を犬が認めなければ言う事を聞こうとしません。反抗期には毅然と、取り乱さず、冷静に対応しましょう。

3.基本的なトイレトレーニングに必要なものとその流れ

では実際にトイレトレーニングをするにはどうしたら良いのでしょうか。

  • トレーニングに必要なものを揃える
  • トレーニングの流れを知る
  • 成犬のトレーニングで注意すること
  • 老犬の場合
  • 我慢させるトレーニングについて

以上を踏まえて実際のトレーニングの仕方を説明します。

3.1.トイレトレーニングに必要なもの

トイレトレーニングには、基本的に以下のものを揃えます。

  • サークルまたはゲージ
  • 仕切り
  • ペットシーツ (必要であればトイレトレーも)
  • ご褒美のおやつ
  • ペット用消臭スプレー
  • 他にあると良いのは、新聞紙、ビニールシート

余談ですが、おむつやマナーベルトを利用したら楽ではないか、と考える方もいるかと思います。しかし、トイレのしつけをするという意味では、おむつやマナーベルトはしつけになりません。

将来、犬と一緒に旅行へ行くなどで、おむつやマナーベルトが必要になると考える場合は、それらに慣れさせておくという意味でのトレーニングとして、別にご利用ください。

サークルまたはゲージ

サークルやゲージは、トイレの場所を分かり易くするために使います。子犬が余裕で2頭入るくらい、成犬になっても1頭入れるくらいが目安です。ある程度、犬が中で動ける程度で大丈夫、あまり大きすぎると効果が出にくくなります。犬が中から出られないようにできるものにしてください。

放し飼いをする予定でも、トイレを覚えるまではサークルやゲージ飼いの方が早く覚えます。

仕切り

仕切りはゲージやサークルの中で、犬のトイレスペースと居住スペースを分けるために使用します。犬が軽くまたげる程度の高さ(足の長さより少し高めくらい)で、またいだ時に足が挟まらないように板状のものがお奨めです。

またがせる場合はこんなイメージです。

あるいは、またぐのではなく、両側が行き来できる幅を残して2部屋作っても良いでしょう。

写真は、奥と手前の間に、ゲージ幅の半分をふさいだ形で仕切りを設けています。

昨今は100円ショップで使えそうなグッズが手に入りますし、DIYがお好きな方はお手製でできます。注意として、材料は子犬がかじっても壊れず安全なものにしてください。プラスティックは小型犬であごの力が弱い子の場合以外はあまりお奨めできません。

また、取り付ける際の金具や部品にも、取れて飲み込まないように使用部品や取り付けには十分注意を払ってください。

ご自身で設置することが難しければ、仕切りが付いているトレーニング用ゲージもあります。

ペットシーツ(トイレシーツ)

ペットシーツ(トイレシーツ)は、最初は面倒ですが布製のものがお奨めです。洗って何度も使え、犬のオシッコの臭いがしみ込んで、本能的に排泄を促し覚えやすくなるからです。

市販の吸収剤入りのトイレトレーニング用ペットシーツもあります。排泄を誘導する臭いが付いているので、トレーニングに向いています。

大きさも様々ありますが、犬の大きさや排泄量を考え、レギュラーサイズかワイドサイズかをお選びください。

注意として、子犬によっては噛んだりじゃれたりしますので、ぐしゃぐしゃになったり破けたりします。この時、吸収剤を食べないように気を付けてください。

様子を見て、心配であればトイレトレーの使用も検討してください。シートを中に敷いて網状の蓋ができるので、掘っても大丈夫です。

トイレトレー(中にトイレシーツが挟み込んであります)

ご褒美のおやつ

トレーニング中に、トイレが出来たら思いっきり褒めてあげます。その時にご褒美としてあげるおやつを用意しましょう。ご褒美は、できれば犬の好きな物がよいですが、たくさんあげるものではありません。

味がする程度で良いくらいで、量より回数です。子犬の場合はなるべくお腹に優しいものが望ましいです。また、ご褒美用に小さくカットしてあるものもたくさんあります。ご褒美は、サッとあげるものですから、すぐに出せるように、置く場所を考えるなどのあらかじめの準備が重要です。

ペット用消臭スプレー

家の中でしてほしくない場所に排泄をしてしまった、という場合に臭い消しとして使用します。

犬用消臭スプレーはたくさんあります。トイレの臭い消しとうたっている消臭スプレーを選んでください(犬臭消しとは違うということです)。トレーニング時だけでなく、お出かけやお泊りでも将来必要になります。

手作りもできます。住宅掃除用のクエン酸(食品・化粧品用もあります)を10~20倍に薄めて使用すると、アンモニア臭が中和されます。犬が舐めても安心です。

手作りは市販品と違い、防腐剤が入っていないため中で菌が発生します。少量をこまめに作って、使いきれなければ作り直す、という手間を惜しまないように注意してください。

他にあると良いのは、新聞紙、ビニールシート

床にオシッコがしみ込まないように、下に敷く新聞紙やビニールシートがあると安心です。中には、トイレ場所の端でする犬もいますので、飛び散りもあります。

トイレ場所が決まれば囲いをするなどの対策をしますが、トレーニングは場所を決めるところから始めますので、まずはゲージからはみ出すくらいに新聞やビニールシートを敷いておけば、飼い主さんも余計なイライラが出なくて済みます。

3.2.トイレトレーニングの流れ

では、トイレトレーニングの実践です。

  • 囲われたトイレを作る
  • タイミングを読み取ってトイレに誘導
  • できたら褒める
  • 誘導・排泄・褒める、を繰り返す
  • 自分からトイレに行くように
  • 失敗しても叱らない、怒らない方が良い理由

以上の流れに沿って、注意点を交えながらご説明します。

囲われたトイレを作る

サークルやゲージを設置します。犬がいつでも行かれて、落ち着いて排泄ができる場所を選んでください。部屋の隅や物陰、廊下などが良いでしょう。

もし既に、犬がよく排泄してしまう場所があるなら、そこがお奨めなのですが、都合が悪い場合は新たに場所を設け、良く排泄する場所は根気強く消臭してください。

次に、サークルやゲージの中全体にトイレシート(または布製のもの)を敷き詰めます。仕切りがあっても全体です。最初は犬にトイレを決めさせるためです。よくある間違いが、人間がトイレを決めてしまい、それ以外で排泄したのを「そそう」としてしまうことです。

まずは、どこでするか犬に決めさせてください。前項で、吸収剤を食べそうな場合はトイレトレーをお奨めしました。その場合は片側に置いて、少々心にゆとりを持つ準備を。最初はトイレトレーが無い方で排泄するかもしれません。その場合はトイレトレーの場所を、排泄した側へ変えてください。

トイレしつけ用ゲージを使う場合は、トイレ部にトイレシートやトイレトレーを置くことになります。

どの場合も、トイレシートにおしっこを少しだけつけておきます。犬は、自分の排泄物の臭いがあるところをトイレと決める習性がありますから、トイレを認識しやすくなります。

サークルやケージの中には飲み水も入れておきます。餌をあげる時も水がある方へ置きます。通常、犬は食べ物のそばで排泄をしませんので、トイレは食べ物が無い方になっていくことが多いです。

タイミングを読み取ってトイレに誘導

生後2か月~3か月ほどの場合、1日17時間ほど寝ます。排便は5回前後、排尿は15~20回くらいが平均的です。1か月経つと、回数が減っていき、3分の1から早い子だと半分になっていきます。

頻度が高い上に、子犬が環境に慣れることも必要ですので、トレーニングを始めて1週間は、クレート等の中で過ごさせ、出さない方が理想です。環境に慣れてきたら、たまに出して10分程度遊んだら戻す、という方が子犬も疲れず、自立もできます。

この間に、トイレで排泄をしたら褒めてあげて、出して少し遊び、汚れたシートを片付けて、子犬をクレート等に戻します。

環境に慣れてきたら、部屋で遊ぶことも多くなるでしょう。いきなり行動範囲を広くせず最初は、すぐにサークル等に戻れる範囲で遊びます。犬は1.2.項で説明したとおり、排泄前にタイミング行動を起こします。ほとんどの犬は、目覚めた時、食後、運動後に排泄をしたがります。

あるいは、そわそわと落ち着きがなくなる、床を嗅ぎまわる、お尻を気にする、後ろ足の動きがぎこちない等、何かしらのサインを出します。タイミングを知るためにもよく犬を観察しましょう。

子犬は、排泄のサイクルが1~2時間と早い子が多いので、タイミングが早く来ますから注意しましょう。排泄しそうだと思ったら、犬をトイレへ誘導します。この時、犬を抱えて上からサークル等に入れないように。入り口から入れることでトイレの入り口を学習させます。

子犬の場合はトイレの上に(あるいはトイレトレーの上に)乗せます。トイレの上で寝転がったり遊んだりしますが気にせずに。入り口を閉めて、犬が排泄するまで気長に待ちます。この時、指示語を決めて聞かせておくと、排泄と指示語が結びつきますのでコントロールがしやすくなります。

例えば、「ワン・ツー、ワン・ツー」や「シー・シー」など。ただし、家族全員が同じ指示語を使ってください。お母さんは「ワン・ツー、ワン・ツー」、子供は「トイレ・トイレ」というように指示語がばらばらだと犬が混乱します。

なかなか排泄しない子もいますので、とにかく気長に。子犬の場合は排泄のサイクルが早いので、サークルやゲージに入っている間に、とにかく排泄します。飼い主の焦る気持ちは犬にも伝わりますので、排泄するまでゆったり構えてください。

できたら褒める

排泄ができたら、サークルにいるままの犬を大げさなくらい褒めましょう。撫でるだけではなく、声掛けもしっかりと。

ご褒美のおやつもこの時に。犬は3秒経つと忘れると言われるほど、「今その時の行動」を褒めてもらわないと、時間がたつと何のことだかわからなくなります。トイレで排泄したらすぐ褒める、を心掛けてください。片付ける前、おやつの前に、必ず「排泄したらすかさず褒める声掛け」が先です。

褒めてご褒美が終わったら、サークルまたはゲージから犬を出し、犬に嬉しそうに話しかけながら汚れたシートや排泄物を片付けます。その後は少し遊んであげましょう。ここでトイレをしたら良いことがある、と犬が学んでくれたらしつけがしやすくなります。

注意ですが、排泄が終わった後に褒めて、ハウスに入れてしまうと、犬は排泄すると閉じ込められると思ってしまい、面白くないためにトイレでの排泄を拒むようになります。まずは、トイレで排泄をすることがどんなに楽しくて飼い主を喜ばせることか、を学ばせる気持ちで取り組んで下さい。

また、トイレでの排泄を褒めるのは、排泄したところを目撃できた時だけにします。いつしたかわからないものを見つけたら、それがトイレであっても黙って片付けます。「そこで排泄すること」を褒めなければ、犬には何を褒められているのかわかりませんので混乱のもととなります。

誘導・排泄・褒める、を繰り返す

とにかく根気です。誘導、排泄、褒める、を繰り返して、覚えさせることです。

サークルまたはゲージ内で何回か排泄しているうちに、排泄場所が決まってきます。覚えてきたと思ったら、しない方のシートは徐々に外しても大丈夫です。

覚えてきたとはいっても、完璧になるまでには多少の失敗はあります。出し残しが他で出てしまった、間に合わずにトイレ以外でしてしまった、などは起こりえます。

そんな時は、何もなかったように振る舞い、犬を他の見えない場所へ移動させ、汚れた場所を綺麗にして消臭スプレーなどで臭いを消しましょう。

この理由は「失敗しても叱らない、怒らない方が良い理由」を参照してください。

自分からトイレに行くように

トイレを覚えてくると、扉を開けておけば自分から入って、開けたままで排泄するようになります。それができたらたくさん褒めてあげてください。

しかし、まだ誘導も完全に不要ではないので、しばらくは良く観察し、トイレシグナルだと感じたら飼い主さんが連れて行ってあげてください。これを繰り返しているうちに、トイレのしつけが完成してきます。犬の覚え具合や状況に応じて、徐々に遊ぶ範囲を広げていきます。

ただし、子犬は先述した通り排泄回数が多いので、飼い主が思う以上に早く次の排泄がきます。部屋を広げたらトイレが遠すぎて間に合わないということが無いように、様子をみながら段階的にステップを上げてください。

失敗回数が多いと失敗癖がついてしまいます。トレーニングを始めて1か月くらいまでは、寝る時や遊んでいない時には、サークル等で過ごさせると失敗が少なくなります。

犬は清潔好きです。トイレをしたらすぐに綺麗にし、常に清潔にして犬が行きたがるトイレにしておいてあげましょう。

失敗しても叱らない、怒らない方が良い理由

失敗あるいはそそうしてしまったときに時に、飼い主が騒ぐと、犬は飼い主が喜んで自分に注目してくれるもの、そこへ来てくれるものと誤解してしまいます。叱ったつもり、怒鳴ったつもりでも、犬にはそう聞こえず、間違った結果を生むことが多いのです。

また、失敗して叱られた時、場所が違って叱られたとは理解できず、排泄そのものを叱られたと勘違いし、隠れて排泄したり食糞したり、我慢して便秘や膀胱炎などの疾患をかかえてしまうこともあります。

叱ってはいけないわけではありませんが、叱り方が難しいため、「できたら褒める」方に注力し、失敗したら騒がず無視して犬が見ていない状態でさっと片づけ臭いを消す、という方がしつけ易さに結びつきます。

また、褒めるところで説明しましたが、犬は3秒経つと忘れると言われています。叱る時も同じで、3秒以内に叱らないと、そそうをして時間が経ってから叱られても何のことだかわからず、しつけしにくくなることがあるので注意してください。

失敗を叱るより、トレーニング中は極力外出を避け、しっかりと観察し、トイレで排泄することが楽しいと学ばせること、失敗をさせない配慮を心掛ける事が肝要です。

我慢させるトレーニングについて

犬をクレート等に入れて人為的にトイレを我慢させ、排泄を人間がコントロールする方法があります。これはトイレのタイミングを計ることが困難な場合などに用いられますが、特別な理由が無い限り、難しいのでお奨めしません。

特に子犬は排泄間隔が短いので、むやみにやるとしつけにならなくなります。逆に我慢させ過ぎると膀胱炎などの病気になりますので、我慢させるのではなく、トイレの場所を教える方がお奨めです。

犬は成長してくると排泄間隔がどんどん長くなり、きちんとしつければ、自然と我慢してトイレ以外ではしなくなります。犬種や個体差がありますが、成犬になるとおよそ8時間から半日ほど我慢できるようになります。

しかし、我慢させ過ぎると病気になったり、排泄するまでは水を飲まなくなったりして健康上良くありませんので、無理に我慢しなくても良い環境にしておくようにしましょう。

3.3.成犬の場合は失敗しない環境に気を付ける

成犬であっても、トイレトレーニングの方法は子犬と基本的に同じです。

しかし成犬の時には、子犬より時間がかかります。そこで、時間がかかる理由を理解し、なるべく失敗しない環境を考えることで、しつけの効果を上げる方法を説明します。

  • 子犬より時間がかかる理由
  • トイレのサイズを適切にする
  • トイレの数を増やす
  • 部屋の広さや敷物に注意する
  • オスの場合の対処
  • 老犬の場合、または外でしかしない犬の場合

子犬より時間がかかる理由

トイレができないのではなく、トイレの場所を知らないだけですから、場所を教えてあげればよいのです。

しかし、成犬は既に習慣化したものを変えなくてはいけないため、まだ何も知らない子犬よりも覚えるのに時間がかかります。

また、成犬は1日に1~2回程度しか排泄しないことも多いので、子犬よりトレーニングの機会が格段に減ることも、時間がかかる要因になるのです。

トイレのサイズを適切にする

まずはトイレのサイズです。小型犬と言えども、レギュラーサイズでは足りない場合があります。溢れたりはみ出すようであれば、ワイドサイズに取り換えましょう。犬の2倍くらいの大きさが適切です。

トイレの数を増やす

トイレの数を増やすと、行きたいと思った時にすぐに行かれますので、何か所か作ってあげてください。そのうち場所が決まってきますので、徐々に数を減らします。

部屋の広さや敷物に注意する

部屋が広すぎると失敗も多くなります。まずはドアや柵などで仕切るなどして少し部屋を狭くし、失敗が減ってきたら徐々に広くします。

部屋に敷くものにも注意してください。犬は足場の感覚でトイレを認識するので、柔らかいものはトイレと誤解しやすいのです。トイレを覚えるまでは、絨毯やマットなど、柔らかくてトイレと勘違いするものは取り除いておきましょう。

オスの場合の対処

オスの場合はオシッコの時に足を上げることもあるので、トイレを作る際には壁側や角の奥にトイレシートの壁を作ってあげるとはみ出しを防げます。

マーキングをトレーニングで改善させるのはとても時間がかかります。

まずは上述の環境改善で、トイレは常に清潔に、そそうはなるべく綺麗に臭いを消す、しそうになったら素早くトイレに誘導する、を根気強く行い、トイレの場所を覚えさせることです。

老犬の場合、または外でしかしない犬の場合

どちらも習慣が身についていますので、それを変えるには時間がかかります。とにかく叱らず根気強くトレーニングしてください。

基本的には流れは子犬と同じですが、まずはトイレシートに慣れてもらうところから始めます。

外でもどこでも、排泄した時にそばにトイレシートを置きます。トイレシートの上でしなくても構いません。排泄直前だとびっくりして止めてしまうこともあるので、し始めたらそばに置きます。排泄時、指示語をかけます。

トイレシートに慣れてきたら、成犬は通常、排泄場所が決まっているのでその場所、あるいはタイミング行動を起こしたら、外でも良いですからトイレシートを置いて、指示語をかけながらトイレシートの上でさせるように指示語をかけて促します。根気が要りますから、諦めないで。

トイレシートの上でするようになったら、少しずつ場所を変えてみて、慣れてきたら散歩に出る前に玄関などで排泄をトイレシーツで済ませるようにします。

これが出来てきたら、玄関から室内へ移動し、飼い主さんが希望する場所へトイレシーツを設置します。老犬は我慢できる時間が短くなって来るので、トイレまで間に合わないこともありますから、様子を見て場所を変えるなり、数か所設けるなりしてあげましょう。

4.しつけ直しが必要になった時とそのやり方

今まで教えた通り決まったところで排泄していたのに、急にできなくなることをトイレの失敗と言います。この場合、しつけのし直しが必要となります。

苦労してトレーニングをしてきた飼い主さんは、がっかりしてしまいますね。しかし、しつけに終わりはありません。原因とその対処を説明しますので、根気強くしつけし直してください。

4.1.しつけ直しが必要となったときに考えること

今までできていたのにできなくなった、という場合には原因があります。原因がわからないと適切な対処ができず、そのまま間違った対処をすると悪循環を生みます。

失敗にイライラせず、まずはこれまでのトレーニングを振り返り、犬の様子をよく観察して、原因がどこにあるのかを良く考えましょう。

しつけ直しを始める前に大切なことは、初めてしつけるより根気が必要だという事を覚悟することです。そして、飼い主さんの心構えをし直すことも良く考えてください。

犬は、飼い主さんとの関係がしっかりしていれば、指示に従います。指示が適切であれば従います。つまり、できていたのにできなくなったという事は、これまでの飼い主さんのトレーニングや態度もよく考える必要がある場合もある、ということです。

考えられる原因とその対処について、個々に説明しますので、どれに当てはまりそうか良く考えてから対処してみてください。

4.2.わざと失敗する場合の原因としつけ方

わざとトイレを失敗する原因は主に3つあります。

  • 反抗期の真最中
  • かまって欲しくてわざと失敗する
  • そこでしたくないから他でする(犬にとっては失敗ではない)

飼い主さんの心構えと配慮が必要な部分を交えて、それぞれの原因と対処を説明します。

反抗期の真最中

およそ6~18か月に本格的反抗期があります。

子犬からトレーニングを始めると、できるようになった頃にこの時期がやってきて、悩む飼い主さんが多いのですが、少しずつ反抗をし始め、それを見逃したり許したりしていると、犬が「許される」ことを学習して、トイレの場合は失敗を繰り返すようになります。

対処法
とにかく、飼い主さんの毅然とした態度を貫くこと、トレーニングを継続して飼い主さんとの信頼関係を保つことです。大切な事は、家族全員が同じスタンスでいることです。誰か一人が緩いことをしていると、その人がいる時にだけ失敗をするようになります。

とにかく、失敗したら無視、できたら褒める、を根気強く続けてください。一度覚えたことですから、しつけ直しは難しくありません。小言を言いたくても我慢です。反応したら犬の思うつぼです。反応がいけない理由は次の対処法を参照ください。

かまって欲しくてわざと失敗する原因

基本的に犬は人間にかまって欲しいと思う動物です。かまってもらう為にはどうしたらいいかを様々な行動で試し、特に飼い主さんの反応が良い行動を学んでいきます。

トイレのしつけができたとはいえ、たまには失敗することもあるでしょう。そんな時、騒いだり叱ったりしませんでしたか?犬にはそれが飼い主さんの反応が良かったと勘違いし、また試してみるようになります。

これを繰り返すと、犬はわざと失敗して飼い主さんの気を引こうとします。

対処法
無視が一番です。かまってほしい犬にとって、無視されることが叱られるよりずっと嫌な事なのです。わざとトイレを失敗したら、無言で淡々と排泄物の始末をします。

この間、一切声をかけたり犬を見たりしてはいけません。何事もなかったかのように完全無視です。これを繰り返していると、犬にとっては何のメリットもなくなるので次第にやらなくなります。

ただ、これでは犬の「かまってほしい」気持ちが消えません。トイレの失敗はしなくなっても、嚙みつきや無駄吠えなど他の行動に出る恐れもあります。日頃から飼い主さんがしっかりとかまってあげたり遊んであげたりして、程よく欲求を発散させてあげることが大切です。

そこでしたくないから他でするときの原因

場所を変えた、トイレシートを変えた、犬が気になる物あるいは嫌がる物がそばにある、等、環境の変化はありませんでしたか?季節が変わってエアコンや扇風機をつけ始めたという、人間では些細なことでも、犬にとっては違和感になり、物や音によっては恐怖になります。

引っ越しやリフォームで、家の様子がガラリと変わった時も失敗を誘発しやすくなります。

また、犬は綺麗好きです。トイレが不潔な状態だと犬はトイレでしなくなります。

対処法
この場合は、犬はトイレを知っているがそこでしたくない、という事になります。

環境やグッズの変化と思われる場合は、できるだけ元に戻すか、犬が違和感あるいは嫌がっているものを取り除くことが近道です。引っ越しやリフォームの場合は、トイレを取り囲む雰囲気をなるべく元に近づけて見てください。

これでもダメな場合、あるいは元には戻せないと言う場合は、トレーニングを1からし直すことが適切です。

不潔なトイレに関しては、こまめに掃除して清潔に保つことで改善するはずです。

4.3.突然失敗が増えた場合の原因としつけ方

わざとトイレを失敗する以外で、急に失敗が増えたときは、病気やケガが原因で間に合わずに失敗する時があります。よく愛犬の行動や排泄物の観察をしてください。

オシッコの量や回数が異常に増えたと感じたら、排尿の頻度や1回の量、色や臭いなどを細かく観察してください。疑われる疾患がわかりますので、その情報を持って獣医さんに見てもらいましょう。

脱臼や捻挫、関節炎などの痛みが原因で、トイレまで行かれない場合もあります。歩き方やしぐさ、排泄時の恰好などでも違和感があることが多いので、おかしいと感じたら獣医さんの相談してください。

4.4.その他にもある失敗の原因

留守番が長い愛犬も多いのではないでしょうか。基本的にはトイレのしつけができていても、ある特定の時に失敗することがありますので、補足として説明しておきます。

例えば長い時間の留守番の後で、飼い主が帰ってきたときに、嬉しくて興奮して失敗することがあります。これは過剰な興奮でおもらしをする、いわゆる「うれしょん」です。この場合はしつけ直しより、「うれしょん」を予防することが肝要です。

間に合えば、漏らす前にトイレへ誘導しましょう。そして、過剰な興奮を抑えるために、出かける前に十分な散歩やスキンシップを図るなどして、行動欲求を弱めます。

飼い主さん、あるいは飼い主さんの中でも特定の人が居ない時にだけ失敗することがあります。これは、愛着がある人が居ないことにより異常な不安を覚える「分離不安」を起こし、それがトイレの失敗を誘発している可能性があります。

この場合はトイレのしつけ直しは無駄です。分離不安を軽減する工夫、あるいは留守番のしつけが必要になります。

5.犬にトイレのしつけするために用意する3つのグッズとおすすめ

トイレのしつけをするにあたり、用意するグッズでおすすめをご紹介します。

5.1.一つで済ませられる、トイレのしつけ専用ゲージ

しつけ用専用ゲージ選びは結構悩みますね。一つで済ませられるおすすめをご紹介します。

  • Petio トイレのしつけが出来る ドッグルームサークル レギュラー

大きさはスモール、レギュラー、ワイドの3種類、色はホワイトとブラウンがあります。仕切りでトイレと居住に分けられ、それぞれにドアがあります。仕切りはスライドで開け閉めできるため、トイレに誘導したら仕切りを閉めることができます。

標準でトイレトレーが付いているのでスターターセットと言えます。屋根が必要な方はオプションで取り付けられます。

  • アイリスオーヤマ コンビネーションサークル わんこ向けトイレトレーニングセット

このゲージは、トイレ用トレーニング用ゲージとスタンダードゲージがセットになったものです。良さは、トイレトレーニングが必要な時期はあまり広くない方が良いけれど、成長してきたらもう少し広くしたい、という時に拡張できる点です。

仕切りの位置も移動できるので自由度が高く、成長に合わせて拡張できるので無駄がありません。屋根用のパーツもあります。こちらはトイレトレー別売りです。

5.2.オシャレで使い勝手の良いトイレトレー

トイレは使い勝手が良くておしゃれな方が良いですよね。おすすめのトイレトレーをご紹介します。

  • ボンビアルコン (Bonbi) しつけるトレー メッシュプラス

レギュラーサイズのトイレシートに合うSサイズと、ワイドに合うMがあります。色も白、ピンク、ブラウンから選べておしゃれです。メッシュ部でトイレシートを挟んで使うので、トイレシートをイタズラして破くということがありません。

何といっても使い勝手の良さがおすすめのポイントです。両側にメッシュ固定用の装着具があり、片側だけ外すと上にメッシュを開くことができて、トイレシートを交換するときにメッシュ部を床に置かなくて済みます。

洗う時はメッシュ部を外せます。装着部がしっかりしているので、厚めのシートを使ってもしっかりと固定できます。

  • リッチェル しつけ用ステップ L型トレー

サイズはレギュラーとワイド、色はダークブラウンとピンクがあります。おしゃれなピンクは人気です。L字型なので、飛び散りが多い場合やオス犬に最適です。

おすすめポイントは、オプションでメッシュを購入すると、壁部もメッシュカバーできることです。床部はメッシュとL字部で固定できるので、シートの交換も簡単ですし、掃除のときには外せます。

5.3.はみ出しにくいサイズのトイレシート

トイレができているのにはみ出してしまう、という悩みは多いですね。一番よくある原因が、トイレまたはトイレシートのサイズが合っていないことです。

おすすめのトイレシートをご紹介しながら、適切なサイズとはみ出しの予防法をご説明します。

  • ジャンプ 洗える布ペットシーツ L

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洗って使える布製のトイレシートです。吸収性もよく、丈夫で、洗って使えるので経済的でごみも出ません。58cmx43cmと大判なのではみ出しにくいサイズです。つけ置き洗いが面倒な場合は、軽く水で流して洗濯機で洗えます。

  • ボンビ しつけるシーツ 幼犬用

ボンビ公式

このトイレシートには、犬がトイレしやすくなる臭いが付いていて、トイレをしてくれやすい工夫がされています。サイズが4種類ありますので、愛犬に合わせたサイズを選べます。

  • デオシート®しっかり超吸収 無香消臭タイプ

ユニチャーム公式

サイズがレギュラーからスーパーワイドまで6種類ある上、吸収力に優れています。

トイレのサイズは犬の大きさの2倍は必要です。最初は3倍くらいあった方が良いくらいです。

理由は、犬はトイレをする前にクルクル歩き回ったり臭いを嗅ぎまわったりして、排泄位置を決めるからです。ですから、犬が小さいからと言ってトイレシートを小さなものにするとはみ出してしまうことが多いのです。

サークルやゲージの中にトイレシートを敷く場合は、周囲を5~10cmほど側面に立てて、何枚か使って全体に敷き詰めてください。この場合、汚れた部分だけ交換すれば良いので経済的でもあります。

トイレトレーを使う場合は、まずはトレー自体の大きさが小さすぎないか確認してください。中に敷くのはシート1枚である必要はないので、トレーの端まで吸収剤部分が届くようにして、空いたところにもう一枚重ねて敷いておけば漏れの予防ができます。

6.自宅で犬のトイレを設置する理想の位置とは

トイレをどこに置くか、臭いもありますし、悩みどころですね。犬にとってトイレは大切な場所であり、排泄時は最も無防備な状態になります。

ですから、落ち着いて排泄できる場所が理想です。あまり人の出入りが頻繁な玄関先や廊下、日当たりが良いところ、屋外に気配が感じられる窓のそばは、犬が落ち着かないので不向きです。

トイレができてきて、犬が成長してくれば、犬の寝床とトイレは同じ場所でなくても大丈夫です。むしろ、隣りあわせだとトイレをしなくなることが多いです。また、犬の食事場所からは離れたところにします。

具体的にはどんなところが良いのでしょう。マンションと戸建てに分けてご説明します。

6.1.マンションの場合

洗面所や脱衣所、リビングの隅などが、ある程度囲われていて落ち着く場所です。

玄関や廊下でも、人通りが激しくない状態で、もし入り組んだようなところがあればそこでも良いです。廊下の途中に収納スペースやくぼんだ場所がある場合、そこを利用するという方法もあります。

犬の居住スペースとトイレがドアで仕切られてしまうと、排泄したい時に人間が居ないと開けられず、トイレに行かれなくなりますので、犬の生活空間を考えてトイレの位置を決めてください。

6.2.戸建ての場合

やはり洗面所や脱衣所、リビングの隅など、フローリングになっていてある程度囲われた場所が良いです。廊下に行き止まりがある場合はそこも場所の候補です。

階段の下のスペースでも良いですが、あまり音が激しくて犬が落ち着かないようなら場所を変えましょう。

2階建てや3階建ての場合で、犬の寝床と通常過ごす場所が違う階にある場合は、それぞれの階にトイレを設置します。階段の踊り場や、部屋の隅などで、起きたら行かれる場所にトイレを置きましょう。

庭に設置することも可能ですが、その場合はやはり室内にも必要になります。どの場合でも、ドアが閉まっていてトイレに行かれない、という事が無いように注意してください。

6.3.風呂場でそのままさせるのは好ましくない

片付けが楽だから、トイレシートが不経済だからといって、風呂場で排泄させることがありますが、これはおすすめしません。人間の衛生面で良くないからです。

風呂場が適切だと思ったら、樹脂マットなどで場所を作り、その上にトイレトレーやトイレシートを置いて、トイレとして設置することをおすすめします。もし犬と泊りがけで出かける時など、トイレシートに慣れていないと困ります。

ホテルの風呂場で排泄させるわけにはいきませんので、その辺も良くお考え下さい。

7.トイレのしつけがわかる!オススメしつけ本3選

トイレのしつけを詳しく知りたい、困った時に確認したい、となれば本を持っておくと心強いですね。飼い主さんによく読まれているおすすめ本を3冊ご紹介します。

7.1. 犬の「困った」解決手帳 ウチの犬は、これでトイレ上手になりました。

漫画のように読み易いと評判の、コミックエッセイシリーズ第2弾のしつけ本です。主人公のコテツが、トイレのしつけをテーマに、犬のトイレに関する様々な悩みを解決する方法を説明しています。

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トレーニングの基本はもちろん、マーキングやうれしょん、食糞などのトイレに関する悩みに対して、個々に理由と対処法が紹介されて、トレーニングを始める時にも、途中で悩んだときにも、お助けとなる本です。

7.2. 犬のしつけきちんとブック 「トイレ上手になる」編

しつけインストラクターによって書かれた本です。しつけのテーマによって冊子が分かれているシリーズ本で、その中でトイレのしつけだけに特化した本です。写真付きで丁寧に説明されていて初心者でも分かり易く、実践的な本です。方法だけでなく、犬の習性の解説もあるので理解が深まります。

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少しだけはみ出す、ウンチをこすりつける等、犬がよくやるトイレの失敗や癖を9点選んで3点ずつ解決法を紹介しているところは、対処法の引き出しを多くすることでどっしり構えて癖解消に挑むことができます。

7.3. ほめていいコに!犬のしつけ&ハッピートレーニング

犬の訓練士が監守した、しつけの基本がわかる解説書です。

しつけをする時は、トイレのしつけだけ単独で行うわけにはいきません。必要なしつけ全体の基本を知っておくことで、トイレのしつけもより効果的になります。褒めることや環境を整えることの大切さが詳しく説明されていますので、一度読んでいただきたい本です。

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しつけの基本の他に、困ったケースを44件挙げて、その解消法も解説されていますので、しつけの途中で困った時にお助け本となります。

8.しつけ教室などトイレのしつけのプロに頼る場合

なかなか覚えてくれない、自信が無い、具体的に相談したいなど、悩める飼い主さんも多いかと思います。そんな時は専門家に依頼するという手もあります。

一人で悩んで時間を費やしてしまうと覚えやすい時期を過ぎてしまいますし、飼い主さんもついイライラしてやみくもに叱りつけてしまって、こんなはずじゃなかったと悲しくなります。そうなる前に、しつけのプロに相談してみたらいかがでしょうか。
(来てくれる教室の軽い紹介と、出張しつけ教室で気を付けたいポイントを書いてください)

8.1.子犬のしつけに対応したしつけ教室(東京)

Dog Index(ドッグ・インデックス)

東京・神奈川を中心に、出張トレーニングを専門とした教室です。

おやつや力を使わず褒めてトレーニングするコンセプトで、飼い主さんが家族統一してコントロールできるように導いてくれます。

問い合わせをしたのち、カウンセリングから始めて、犬の性格や環境などのヒアリングを行い、個性を生かしたトレーニングを提案してくれます。料金はカウンセリング時から発生します。

子犬向けのPUPPYコースは、トイレトレーニングを含めた全般的なしつけを50分x4回で行います。トイレトレーニングだけの単発コースもあり、1回が60分で、回数は愛犬の状態により相談となります。

TOGASHI DOG SCHOOL(トガシドッグスクール)

東京23区に訪問可能な出張トレーニング専門教室で、飼い主さんの愛犬に対する接し方や知識などを覚えてもらうことを大切に考えたトレーニングを実施してくれます。

無料カウンセリングから始め、愛犬の状態や飼い主さんのご要望などによってトレーニング内容や回数が決まっていきます。トレーナーとの相性も見ておきたい、トレーニングはどんな感じなのか、と不安に思う方は、お試しトレーニングができます。

パピートレーニングはトイレのしつけを含めた、しつけやマナー全般ですが、トレイトレーニングも相談に応じてくれます。

LOVE WOOF(ラブワン)

ペットホテルやトリミング、犬の幼稚園も併設され、ドッグトレーナーが24時間常駐する本格的な総合サロンです。東京都内で通い・お泊り・出張トレーニングも行っています。

犬の行動学に基づいたトレーニングで、良い行動を褒め、次のステップに繋げることで、より早い成果を目指します。初回出張カウンセリングから料金が発生、1回のトレーニングは1時間、回数は状況や要望委より変わります。

8.2.子犬のしつけに対応したしつけ教室(名古屋)

総合ペットサービスセンター(いぬのしつけ110番)

名古屋で犬の悩み相談に対応する、ホテルやトリミング施設も併設された教室です。

トイレのしつけについても親身に対応してくれます。1回60分で週1~2回のペースで行い、トレーニングは最低5回行います。家庭内の環境を考慮しながらしつけを完成させていきます。

電話カウンセリングから行い、さらに詳しい来店カウンセリング経て、愛犬や飼い主さんの要望に合った指導方針を立ててから出張トレーニングに入ります。

WON LOVE(ワンラブ)

出張専門ドッグスクールで、基本コースやステップアップコースのほかに、問題行動改善コースがあり、トイレのしつけに困った場合は問題鼓動改善コースで対応してくれます。

電話かメールで申し込み、出張カウンセリングの日程を決めます。自宅にドッグトレーナーが来るので、愛犬と飼い主さんと一緒にカウンセリングを行い、レッスンコースを決めていきます。問題行動回線コースは5回以上の受講となります。

Secil Wan Campany(せしる わん かんぱにー)

愛知県、三重県、岐阜県(遠方も相談可能)を対象に出張ドッグトレーニングを行っています。

様々なコースがありますが、問題行動改善コースでトイレのしつけに対応してくれます。自宅のスペースに合わせた環境づくりや、飼い主さんの様々な疑問や悩みに丁寧に答え、アドバイスしてくれます。

まずは電話かメールで相談、レッスンの日程などを決めます。全5回コースで1回60分、初回のみカウンセリングが中心で90分となります。

8.3.子犬のしつけに対応したしつけ教室(大阪)

Smart-Dog(スマートドッグ)

主に大阪市を中心に訪問トレーニングを行っています。トイレのしつけをピンポイントで対応してくれます。犬の特徴や問題点を徹底して調査し、最適な対策でできる限り早い効果を出せることを重視しています。

まずは電話かメールで相談し、現状の聞き取りを行うとともに、出張トレーニングについての詳細説明があります。聞き取りを元に最も適切な内容を提案、初回トレーニングの日程を決めます。

初回トレーニングでは前半に細かい聞き取りと状況確認があります。トレーニングはおよそ1週間から2週間の間隔で実施、1回の時間についてはカウンセリング時にご相談ください。

GIFT – from dogs(ギフトフロムドッグズ)

大阪府内を中心に出張トレーニングを行っています。飼われている環境、飼い主さんの生活スタイルなども考慮し、愛犬に合ったトレーニング方法を提案します。基本的なしつけやマナーの他に、トイレのしつけに対応した内容も提案してくれます。

まずは電話かメールで相談、カウンセリング(有料)訪問の日程を決めます。状況確認や飼い主さんの悩みを聞き、トレーニングの方法を決めていきます。トレーニングは1回60分、90分、120分とあり、1週間に1~2回が目安となります。

次回トレーニングまでの間、飼い主さんがトレーナーとなって実践するような形でトレーニングが進められます。

PSDドッグサポートセンター

関西地域で出張対応するしつけ教室です。

出張同伴トレーニングをコンセプトとし、愛犬と家族に合った方法を提案するだけでなく、愛犬と家族の関係を築くことも念頭に置いて、トレーナーが犬に教えるのではなく飼い主さんにマンツーマンで教えます。

メールカウンセリングから行い、コースを決めます。1回60分または90分で、回数は愛犬の状態によります。

9.まとめ

犬を飼うにあたり、最も基本的で大切な一つである「トイレのしつけ」について、基本的な知識から方法、成功の秘訣まで説明してきました。

トイレのしつけで重要なことは、きちんとできたときに褒める、失敗しても叱らない、失敗した場所は徹底的に掃除して臭いを消す、という事です。

しかし、何よりも、飼い主さんの根気が大切なこともお分かりいただけたかと思います。

愛犬をよく理解し、根気強くしつけをして、愛犬との幸せな生活を送ってください。

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