【保存版】犬の社会化を失敗させない6つのテクニック

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犬の社会化とは、子犬の社会化はどうしたらいい、成犬でもしつけられるの、他の犬と遊べない、とお悩みではありませんか?

社会化のしつけが出来ていないと、様々な問題行動が出てくるようになり、飼い主さんの悩みは尽きないものになりますよね。

犬には社会化を学ぶ適切な時期があり、継続することが重要です。しかしながら、時期を逃しても、成犬でも、根気強くしつけることはできます。

ここでは、多くの飼い主さんが体験、実践している犬の社会化のしつけに関し、発育過程に応じた方法や注意点を詳しくご紹介していきます。

子犬を迎えたら、または社会化不足と感じたら、このページを最後まで読んで、愛犬に合ったしつけ方法を見つけて今すぐ実践してください。

目次

1.『犬の社会化』とは

2.『犬を社会化』させる重要性としつける意味

3.『子犬の社会化』のしつけはいつから始める?その時期は?
3.1.子犬の成長過程
3.2.社会化のしつけで大切な時期は生後2ヶ月目
3.3.ワクチンの時期と散歩の兼ね合いには注意する
3.4.子犬の社会化のしつけで気を付けること6つ
3.5.社会化期を逃してしまった場合

4.『犬の社会化』に必要なしつけの項目とその方法・注意点6つ
4.1.車やバイクなど、『外の生活音に慣れさせる』
4.2.知らないところも大丈夫、『たくさんの場所に慣れさせる』
4.3.社交的な犬になるよう、『他の人に慣れさせる』
4.4.仲良くなることを意識させ、『他の犬に慣れさせる』
4.5.長い時間を過ごす、『家の中の生活音に慣れさせる』
4.6.甘噛みなど、『人への問題行動をしつけする』

5.成犬になってからの『社会化不足』とそのしつけ方
5.1.問題行動が多いなど、成犬の『社会化不足』とは
5.2.成犬が『社会化不足』になってしまう原因2つ
5.3.成犬になってからのトレーニング方法とは

6.犬の社会化にドッグランは効果的?それともNG?

7.ドッグトレーナーなど社会化のしつけのプロに頼る場合
7.1.出張で来てくれるドッグトレーナー
7.2.社会化のしつけに対応したドッグトレーナー(東京)
7.3.社会化のしつけに対応したドッグトレーナー(名古屋)
7.4.社会化のしつけに対応したドッグトレーナー(大阪)

8.まとめ

1.『犬の社会化』とは

犬にも社会性を身に着ける必要があると良く言われます。それは犬のしつけにとって、生涯にわたりとても重要な土台となるからです。


犬の社会化とは、犬が暮らす人間社会のあらゆるものに対し、過剰に反応することなく柔軟かつ適切に対応する力を身に着けること、と定義されています。

犬が人間社会で人間と一緒に楽しく暮らしていくためには、人間社会の出来事に対して犬自身が対応できるように、あらゆる環境に慣らしておかなければいけないということです。

他の犬と遊べない、犬を見ると吠える、といったことだけが「犬の社会化」ではなく、人や車を始めとした、犬が生涯で遭遇する人間社会のすべてのことに、犬が適応できるようにすることです。
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2.『犬を社会化』させる重要性としつける意味

なぜ犬には「社会化」が必要なのでしょう。犬のしつけは「犬の社会化」から始まると言われるほど重要で、犬のしつけを完成させるために、社会化はとても重要なしつけとなるからです。


犬が人間社会で一緒に暮らしていくためには、飼い主が犬を制御できるように様々な「しつけ」をしなくてはいけません。この時、犬の社会化が不足していると、過剰な反応によりしつけがうまくいかないからです。

過剰な反応とは、怖がる、震える、固まるなどの不安や恐怖から来る行動と、感情のコントロールが出来ずに興奮しすぎることを指します。

人間社会で犬が暮らす時に、「しつけ」がとても重要なことはおわかりかと思います。なぜなら、飼い主がきちんとしつけをしておかなければ、飼い主も持て余すでしょうし、飼い主が制御できない犬は人間社会で受け入れてもらえないからです。

そのしつけをする際に、犬が遭遇する人間社会での音や物に慣れさせておかないと、しつけとは裏腹に、犬は恐怖を感じ、度重なるストレスでパニックを起こしたり、最悪は攻撃行動を起こすようになります。こうなると飼い主でさえ制御ができなくなってしまいます。

散歩中に人や犬に噛みついたりしたら大変なことです。うちは小型犬だから大丈夫と思っている方、甘いですよ。小型犬でもしつけをしなければ、超小型犬のチワワでさえ、子供を怪我させることができます。

犬の噛む力は小型犬でも犬種によっては100kg近くあると言われています。大型犬になれば160kg~200kgを超えるとか。

人間がおよそ20kgと言われていますから、想像を絶します。あるいは無駄吠えをするようになって、人や犬、車などを見るたびに吠えかかっていたら嫌われます。外に連れ出すことが難しくなってしまいます。

家の中で飼っているだけだから要らない、と思われている方、社会化とは家の中も含むことをお忘れなく。

家にも人が来たり、チャイムが鳴ったり、家の前を犬や人や車が通ったり、掃除機、洗濯機、ドライヤー等々、家の中にいても、日常生活には犬にとっての様々な刺激があります。それらに慣らしておかないと、次第に過剰に怖がって吠え続けたり、嚙みつきなど、家の中でも様々な問題行動をし始めます。

犬にとって、「社会化」のしつけをすることは、ストレスや問題行動を予防し、しっかりとしたしつけを身に着けて人間社会で幸せに暮らす為に、とても重要なのです。

3.『子犬の社会化』のしつけはいつから始める?その時期は?

そもそも「犬の社会化」はいつからしつけを始めたら良いのでしょう。


実は、子犬の社会化のしつけは2~3か月で行う必要があります。愛犬を迎え入れた時は、ワクチンが終わるまでは散歩させないように、と言われた方が多いと思います。おそらく、多くは2~3か月くらいでしょう。

本当は丁度その時期が社会化させる大事な時期なのです。お散歩できるようになったら4か月に入ってしまった、ということも珍しくないと思います。

しかし、犬の社会化もしつけと同様、一生続くものです。これを見て「遅かった」と諦めないでください。遅れは取り戻せますから、まずは諦めずに最後まで読んでみてください。

3.1.子犬の成長過程

子犬の適切な社会化のしつけ時期と方法を知るために、まずは子犬の成長過程をみてみましょう。

子犬の成長過程は、1歳までの間を以下のように分類します。

新生子期(出生~2週)

子犬は目が見えず耳も聞こえない。母親に依存した状態。

移行期(2週~3週)

目が見え、耳も聞こえるようになり、口を使って物を調べ始める。兄弟遊びが始まる。

社会化期(4週~13週)

犬の一生の気質(性格)を決めるとても重要な時期。脳が急激に発達し、コミュニケーション能力を養い、様々な刺激に慣れていく社会化のしつけで最も大切な時期。

若齢期(13週~6か月)

刺激に対して抗体を持つことができる最後の時期と言われ、犬が生涯の間で出会うと思われる様々な刺激を与え続ける必要がある。好奇心より恐怖心が上回る時期で、第2の恐怖期がある。

第二社会化期(5か月~1歳)

社会化期に覚えたものを、犬自身が目、耳、鼻で再確認する時期。最初の社会化期を有効にさせるためにも社会化のしつけを続けるべき大切な時期。

子犬の成長はあっという間です。成長過程を理解したうえで、適切な時期に社会化のしつけを始めることが望ましいと言えます。

3.2.社会化のしつけで大切な時期は生後2ヶ月目

個体差はありますが、およそ2~3か月(生後4週~13週ほど)が社会化期にあたります。特に生後2ヶ月目(6~8週)が最も好奇心が旺盛で、社会化期の絶頂と言われています。従って、社会化のしつけを始める大切な時期になります。

特にこの時期に、人とたくさんふれあい愛情をたっぷり受けることで、子犬は人間に対してとても友好的な性格になり、知らない人でも怖がらなくなるとされています。

この間に脳神経の急速な発達が起こり、感じたことや経験したことをどんどん吸収していきます。犬に日々の生活音や物、人などに触れ合わせていきましょう。

また、この時期に触れ合ったものなどには、一生の愛着を持ちます。たった5分一緒に遊んだ人や犬でも一生を通じた仲間として覚えてくれます。ですから、この時期にご近所やお友達、たくさんの人やモノと触れ合うことが、一生を通じて幸せに暮らせる基礎となります。

そしてこの時期は、犬の性格を形成するとても大事な時期となっています。愛情をたっぷりと注ぎ、幸せな子犬生活を過ごさせましょう。

3.3.ワクチンの時期と散歩の兼ね合いには注意する

さて、2か月目が社会化のしつけにとても重要なことはわかりましたが、大きな問題があります。そう、ワクチンです。3回目が終わらないと散歩に行かれませんが、それを待っていると多くの場合は14週前後(3~4か月)になってしまいます。ではどうすれば良いのでしょう。

伝染病のワクチンが安定するまでは、地面を歩かせたり、他の犬や人に接触させることは感染症を予防する観点からしない方が良いと言われます。しかし、獣医師さんの見解も昨今では別れています。まずはかかりつけの獣医師さんと、相談していただくことをお奨めします。

要するに、感染症に気を付けながら子犬に体験をさせればよいわけです。ですから、地面を歩く散歩はダメでも、抱っこして外で体験させることはできます。1歩外に出ると、子犬にとっては未知の世界、見るもの聞くものすべてが初めてです。

最初は、家の外に出るだけで風景も臭いも興味津々でしょう。腕の中から車や人を見せたり、外の音を聞かせたり、お散歩中の犬を見せるなど、感染症にならないように注意して、短い時間でこまめにやります。キャリーバッグやスリングに入れて一回りするだけでも子犬にとっては大きな体験です。

家の中でも、家族と十分に触れ合って、おもちゃで遊ぶとか、テレビや掃除機やチャイムなどの生活音を聞かせるとか、体験は考えようによってできるものです。

最近では、感染症の管理を徹底したパピーレッスンや幼稚園もありますので、利用してみるのも手でしょう。

最近では犬の社会化のために生活音を収録したCDも出ています。

例えば: WANモア・レッスン アウトドア編、インドア編

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CDでの効果については賛否両論ありますが、何もしないでおくよりはずっと効果的です。体験がどうしても少ないと心配するなら利用してみる価値はあります。最初はストレスにならないように小音量から始めましょう。

先述の通り、この時期の子犬は短い時間で吸収していきますから、ちょっとの時間でこまめに体験させることで随分と違ってきます。成犬になってお手入れなど困らないように、触られる訓練もこの間に家族でしておきましょう。

3.4.子犬の社会化のしつけで気を付けること6つ

子犬の社会化のしつけ法をご説明する前に、しつけにあたって気を付けることを先に述べます。

最初から無理をせず、徐々に慣れさせること

大切なことは、どの要素においても子犬が楽しいと思うように経験をさせることです。社会化で慣れさせる要素は大きく分けて、人、犬、場所、状況、刺激になります。

風や風で舞うゴミ、足音、子供のはしゃぎ声、等々、普段私たちが何とも思わない物音でさえ、子犬にとっては初めての体験です。怖がらせ過ぎては逆効果ですから、子犬の様子を見ながら、徐々にハードルを上げていきます。慣れてきたら少しずつ苦手そうなところや音が大きなところ、イベントなども見せてみましょう。

社会化期の期間はあくまでも一般的な区分けで、全ての犬がぴったりとその間に当たっているわけではありません。早い子もいれば遅い子、時期が長い子もいます。期間にとらわれて焦らずに、愛犬の様子を見ながらしつけを「継続」しましょう。

多少怖がっても無視

犬が自分の意思で行動するからこそ、社会化の体験になります。犬が怖いながらも新しいものに向き合おうとしている時は、飼い主さんはどっしりと構え、安心感だけを与えて見守ります。

怖がっているからと言って、「大丈夫だよ」などと声を掛けたり撫でたり、怖がっているからと抱っこしたり、を長く続けていると、犬は怖いそぶりを見せれば飼い主が見てくれる、抱っこしてくれる、立ち止まってくれると学習してしまいます。

散歩中にわがままをして、歩きたくないと踏ん張ったりし始めます。また、怖がっているからと抱き上げれば、今体験したことが怖かったということだけが記憶に残ってしまいます。

極度に恐怖心を与えてはいけませんが、社会化のしつけはそもそも子犬にとって多少怖い経験を積ませて慣らすことですので、大丈夫そうなら無視しておきましょう。

あまり怖がるようであれば、散歩のコースを変えてみたりして工夫します。怖いままで散歩を終わらないように。歩けたら褒める、できたら褒める。そして、自分でできた、怖くなかったという経験を積み重ねて、犬の自信につなげていきましょう。

怖がりやシャイな犬もいる

犬にも個性があります。愛犬をよく観察して社会化のしつけを行いましょう。

中には積極的に好奇心を丸出しにして学んでいく子もいれば、怖がってなかなか進まない子や、シャイで人や犬に近寄れない子もいます。この場合、無理に励まして頑張らせると逆効果です。

飼い主さんがリラックスし(緊張は犬に伝わります)、愛犬のペースに合わせてあげましょう。場所や状況を怖がるようなら、好きなおやつやおもちゃ、風景など子犬が好きな物と結び付けて怖さを忘れるようにし、楽しい経験として記憶させます。

おやつを食べられないほど緊張している場合はそのままじっとして、震えているようなら一度安心できる場所へ移動するなどの対応をし、少しずつ、ひとつずつ、楽しい経験として克服できるように、愛犬が歩み寄っていくのを一緒に待ってあげてください。

社会化のしつけと同時に他のしつけも必要

この時期は社会化と同時に、人間社会で暮らすために必要なしつけも始めます。基本は褒めるしつけですが、良くない行動(失敗は怒らないで)をとった場合には適度な罰を与え、自分より強い相手に素直に従順することも学ばせましょう。

本来、社会化期の間に母犬と一緒であれば、悪さをすれば母犬から罰を受け、犬社会のルールを学んでいきます。ですから、母犬の代わりを飼い主さんがやらなければ、成犬になった時にわがままで言う事をきかない、人間社会のルールを知らない犬になってしまいます。

社会化のしつけは社会化期だけで終わりではない

社会化期ではたくさんの体験をさせたにもかかわらず、その後に犬や人に接触しない、刺激を与えないでいると、これまでの社会化期のしつけが無駄になってしまいます。

社会化期が終わると、およそ13週齢(4か月齢)から若齢期が始まります。これまでものおじせずに興味を示していたのが、警戒するようになってきたら若齢期の始まりです。

若齢期では好奇心より警戒心の方が勝ってきますので、社会化期が終わったからと言ってしつけを止めてしまうと、時間が開けばあくほど犬は恐怖や警戒を示します。

「子犬の頃はフレンドリーだったのに、大きくなったら犬が苦手になって」という話を耳にしませんか?それは時間が開くと初めて体験したように感じて緊張したり、覚えていなかったりするようなものなのです。

ですから、社会化期が終わったからと油断せず、引き続き社会化期と同じように様々な刺激を与え続け、社会化期で培った基礎を元に、若齢期で性格の完成をさせ、社交的な性格に育んでください。

忘れがちな第二の社会化期

1歳まではどのしつけにおいても、これまでのしつけの復習をして、しっかりと身に着けさせる必要がありますが、社会化も同じです。できたからと言って止めてはいけません。

6か月くらいになると子犬も成長し、しつけが完了したと安堵して、飼い主さんも気が抜けがちになります。しかし、この頃から犬は反抗期や性成熟期に入り、行動が不安定になる複雑な年ごろになります。できていたはずの事ができなくなるのはこの時期です。

社会化のしつけもこの時期に復習を重ね、今まで積み上げてきた基礎を、犬自身が目、鼻、口などで確認をして、社会性を定着させる必要があります。

3.5.社会化期を逃してしまった場合

2ヶ月齢を逃してしまった場合でも、社会化のしつけはできます。重要な事は、飼い主が諦めない強い意志を持つことです。1日も早く始めましょう。

これまで成長過程や、社会化のしつけで注意することを述べました。まずは、ご自身の犬がどの段階かを見極めてください。個体差があるので時期だけで判断しないこと。もし警戒心や恐怖心よりまだ好奇心が旺盛なら社会化期と同じしつけができます。

気を付けるのは、4か月位で初めて外に散歩となった時は、第2の恐怖期に当たるということです。警戒心や恐怖心が勝っているようであれば、恐怖期に入っています。その頃から犬は「自分の敵」を学習する心理状態を持つようになります。

ですから、社会化期の基礎体験が無い子犬にむやみに刺激を与えると、初めて受けた刺激が恐怖体験として記憶されてしまい、その後ずっと怖がるように、あるいは威嚇するようになってしまうのです。

例えば犬と接したことがないと、「遊ぼう」と吠えられたことが分からず、吠えられた事実に対し恐怖心を抱いてしまいます。

基礎体験が無い場合は、基礎が無いことを念頭に入れて、犬の様子を見ながら徐々に慣らしていくことです。例えば、いきなり犬に近づけたりせず、最初は遠くから、次第に近づいて見せることから始めるなど、犬に急な刺激を与えないようにすることです。

適切な時期より時間はかかりますが、遅れは取り戻せます。飼い主さんが気長に、そして騒がず落ち着いて対応していくことが肝要です。

自信が無ければ専門家の助けを借りて、とにかく諦めずに社会化のしつけを行ってください。
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4.『犬の社会化』に必要なしつけの項目とその方法・注意点6つ

では、犬の社会化に必要なしつけについてご説明します。前述3.4.項の気を付ける点を踏まえながらご覧ください。

4.1.車やバイクなど、『外の生活音に慣れさせる』

人間社会で生活するため慣れなくてはいけないのが、道で遭遇するあらゆる音や物です。


最初は静かなところから外を慣らし、徐々に交通量が多いところへと挑戦し、車やバイク、自転車に慣らしていきます。様子を見ながら、犬が怖がりそうな音を聞かせるように、あえて工事現場や電車が走る音、騒音があるところなどを散歩します。

ただし、あまり怖がらせ過ぎてはいけません。子犬の様子を見ながら無理なくやります。そのうち、苦手なものが見えてきます。苦手なものはしばらく眺めさせたり、おやつをあげてみたりして、楽しい記憶にしてその場を離れます。

音には最初は怖がることが多いので、あまり震えるほど怖がるようなら離れて少しずつ慣らしてください。

4.2.知らないところも大丈夫、『たくさんの場所に慣れさせる』

初めてのところは子犬だけでなく成犬になってもストレスです。そのストレスを軽減させるためにも、知らない場所へ行くという体験をしておきましょう。

最初はお散歩も小さな範囲から始めますが、徐々に範囲を広げていきます。道が1本違っただけでも子犬にとっては知らない場所です。小さな公園から大きな公園へ、人通りから人込みへ、階段や土手や高層マンションの近くや商店前、とたくさん見せてあげましょう。

散歩ができるようになったら音だけでなく、マンホールや草、砂利など、足の裏にも様々な感触を体験させましょう。お散歩の途中の公園で遊んでもらうなど、楽しい体験をさせることで、知らないところへ行っても楽しいことがある、と思うようになります。

4.3.社交的な犬になるよう、『他の人に慣れさせる』

生後3か月くらいまでに100人に会わせる、と言われるぐらい、人に対して社交的な犬にするためには多くの触れ合いが大切です。

様々な年齢、性別、服装の人たちと触れ合わせましょう。サングラスやメガネ、マスクも犬には刺激になります。走ったり急に声をあげたりする子供が苦手な犬もいます。最初は飼い主さんが相手に気を付けてもらうようにし、徐々に慣らします。

他の人に抱っこしてもらったり、触ってもらったり、おやつをあげてもらったりして、他人に対する緊張をほぐしていきます。

注意ですが、いきなり頭を撫でようとすると犬は警戒します。犬は上が見えないので、「何をされるのだろう」と上を向きます。人間は噛まれるかと思いとっさに手を引いたりして、反射的に犬が噛んでしまうことがあります。

撫でる時は、手の甲の臭いを嗅がせ、あごからそっと手を入れて、馴染んで来たら頭へ手を移動させるようにお願いしてください。

最初は子犬にとっても知らない人と接するのはストレスです。無理なく、様子を見ながらやりましょう。

4.4.仲良くなることを意識させ、『他の犬に慣れさせる』

よく聞く悩みは「吠え癖」と「他の犬と遊べない」ではないでしょうか。犬と遊べないのには一つ原因があります。相手の犬が「社会化」ができていない事があって、なかなか良い機会がないことです。


この場合、相手は吠えたり飛び掛かろうとするでしょう。でも、自分の犬が黙って見ていられるようなら、そのまま見せてください。

まずは「犬」を見せることからです。怖がるようなら離れたところから。相手がどうでても、飼い主さんはどっしりして慌てたり騒いだりしないように。自分の犬の恐怖心が増してしまいます。

社交的な犬に出会えたら近づけさせてもらい、挨拶や遊びを覚えさせます。最初はうまくいきませんし、犬にも相性があります。これこそ焦らずに。怖がって嫌な記憶が埋め込まれては、それを取り除くのは大変です。

すれ違いも、最初は離れたところから始めて、慣れてきたら自分を間に入れてすれ違うなど、諦めずに体験させないといつまでたっても慣れません。

犬が集まっている場所があるようなら、是非行ってください。輪に入れないようなら、最初は遠くから見ているだけで良いです。いつの間にか犬が自分から距離を縮めていきます。

犬連れの人とは積極的に挨拶したり、仲良くお話したりしてみてください。飼い主が楽しそうにしていると、犬も緊張が取れるのか、犬同士も落ち着いてきて仲良くなっていきます。

よく、飼い主が「ほらご挨拶して」といって、犬の都合も考えずにおしりの臭いを嗅がせようとしますが、それはやめた方が良いです。無理に近づけるのもいけません。

犬は背後を取られるのを嫌がりますので、相手が成犬ならなおさら、許していないのにお尻に近づいたら怒ります。顔を突き合わせると喧嘩になることもあります。

少し間をあけて飼い主さん同士が挨拶でもしていると、犬が自ら、あるいは向こうから寄ってきますから、そうしたら見守って、あいさつできたら褒めてあげましょう。

最近では犬の幼稚園やパピークラスもあるので、犬の触れ合いが難しいようでしたら利用も考えてみてください。

ところで、カーミングシグナルをご存知ですか?犬はしぐさや行動で自分の気持ちを表します。それが犬社会のルールにもなっています。例えば、尻尾を振ると友好的だと思われていますが、振り方によっては必ずしもそうではないことも。

27種類に行動が分類されています。知っておくと犬同士の触れ合いだけでなく、飼い主さんとのコミュニケーションにもとても役立ちます。

例えば:カーミングシグナル by.トゥーリッド・ルーガス (ads犬の本)

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4.5.長い時間を過ごす、『家の中の生活音に慣れさせる』

社会化は外だけの問題ではありません。家の中にもたくさんの刺激があります。

洗濯機、掃除機、クーラー、食器洗い器、テレビ、インターホン、電話、等々。来客もありますし、郵便屋さん、新聞屋さん、宅配便など、数えたらたくさんあるでしょう。

また、外でなかなか社会化のしつけができない、という場合でも、室内で人と触れ合う、音を聞く、臭いを嗅ぐ、などできることはありますので、部屋の中でも社会化のしつけを心掛けてみてください。

4.6.甘噛みなど、『人への問題行動をしつけする』

3.4.項で述べたとおり、社会化のしつけ期間は、他のしつけをする大事な時期でもあります。子犬の甘噛みは可愛くてついつい許してしまいますが、人に対しての甘噛みは絶対に許してはいけません。

甘噛みのうちに止めさせないと、後でしつけ直すのはとても大変です。特に歯が生え変わる頃は様々なものを噛みますが、人間を噛んだら絶対にダメだと教えましょう。

犬と飼い主との関係をしっかりと築くため、愛情をもって接することはもちろん大事ですが、甘噛みだけでなく、イタズラなど、いけないことは止めさせるしつけもきちんと行いましょう。

5.成犬になってからの『社会化不足』とそのしつけ方

成犬になってから問題行動が出て、初めて社会化不足だと気付くことが多いのが現状です。


なぜ社会化不足になってしまうのでしょう。そして、成犬になってからしつけることはできるのでしょうか。少々大変なことは確かですが、成犬になっても社会性を身に着けることはできます。

飼い主さんのお力になれるよう、これから説明していきます。

5.1.問題行動が多いなど、成犬の『社会化不足』とは

成犬の社会化不足とは、およそ6か月までの間に人間社会で起こる様々な刺激を十分に体験しなかったことで、柔軟かつ適切に対応する力が身についていないために過剰に反応してしまうことを言います。

社会化が不足している犬は、特定の物や人などに恐怖を抱きやすくなり、吠えや噛みつきなどの様々な問題行動をおこしやすくなります。

怖い、不安という感情はとてつもないストレスで、それが積もって震えを起こしたり、見知らぬものから自分を守ろうとして吠えや威嚇、噛みつきを始めたりするのです。

社会化不足が原因で引きおこるとされる問題行動はたくさんあります。見知らぬ人、犬、物への吠えや威嚇、噛みつき、留守番中の粗相、破壊行為、無駄吠え、ひどいと精神的に止んでしまうこともあります。

5.2.成犬が『社会化不足』になってしまう原因2つ

なぜ社会化不足になってしまうのでしょう。主な原因をご説明します。

1つ目は、子犬の成長過程での社会化不足によるものです。

ペットショップで売るために早い段階で母犬や兄弟から離されショーケースに並びます。そのため母犬からの教育を十分に受けない状態で、大事な時期にショーケースに陳列されてしまうのです。

それに加え、先述のワクチンとの兼ね合いで、一番好奇心が強く吸収が早い時期に学べないで過ごすことが多いのです。

2つ目は子犬時代の社会化の未完成です。

継続的に行わない、不適切な方法によるしつけなどで社会化の未完成になります。社会化のしつけに終わりはありませんし、社会化期だけでは不十分です。

できたと思い、そこで体験の積み重ねを止めてしまうと、体験の間隔が開けば開くほど最初のしつけが無効になっていくのです。

5.3.成犬になってからのトレーニング方法とは

成犬になってからの社会化のしつけは、難しいのは否めませんが、できますから飼い主さんと愛犬が諦めずにとにかく根気強く頑張ることです。結論としては、様々なものに慣れさせることなのです。


成犬でもやることは子犬と同じですが、気を付けなければならない点が多々あります。愛犬の状態をよく見ながら、愛犬にあった対処を心掛けましょう。

守って欲しい大切なことを4つ列記します。まずはこの4つを肝に銘じてください。

  • ゆっくりと時間をかけること。時間がかかることを覚悟して。
  • 無理をさせないこと。焦りは禁物。
  • 諦めないこと。そして妥協しないこと。
  • 犬の個性も大事にしてあげること。

さて、次は成犬になってからの具体的なトレーニングです。

もし、愛犬の状態の把握が難しい、自分だけでは自信が無い、噛みつきがひどい、という場合は、専門家にアドバイスを受けてからという事もお考え下さい。

5.3.1.家庭でのトレーニング

まずは家庭の中で正しい社会性を身につけさせます。これがあれば、社会性や他のしつけもずっとしやすくなります。むしろ、これが出来ていないと先に進めないくらい、飼い主さんとの関係は重要です。

飼い主さんと愛犬での上下関係(信頼関係)はできていますか?愛犬が飼い主さんを信頼していなければ、どんなしつけや指示をしても聞きません。犬の好き勝手にさせていないか、ワガママさせていないか、普段の関係をよく振り返ってみましょう。

ソファを陣取らせて飼い主が避けて座っている、なんてことはダメです。餌をねだられて与えるというのもNG。飼い主さんが与える時を決めてください。

マテと伏せはできますか?また、一度指示を出してやらないからと諦めていませんか?それをやっているうちは、犬はやらなくても大丈夫と思ってやりません。一度指示を出したら根気強く、やるまで引かないように。

信頼関係が出来ていない成犬に、いきなりマズルコントロールや餌の途中で手を出すといったことは少々危険な事があります。まずは犬の状態をみて、これらはある程度信頼関係が出来てからやるようにしましょう。

家庭の中で人間と犬のルールを教える

人を噛むことは絶対に止めさせます。また、我慢することも覚えさせます。遊びたい、ご飯を食べたい、でも今はダメという時には我慢させます。イタズラもダメなものはダメです。

悪いことをして叱る時には脅したり暴力は禁物です。怯えた犬になって噛みつきを始めることがあります。叱った後や、できた時はしっかり褒めてあげましょう。

極端に言えば、犬の生活を人間主導にしていくことです。犬に遠慮していてはいつまでたっても犬は飼い主をなめてかかります。

飼い主さんが犬の行動や犬社会のルールを把握する

4.4.項でカーミングシグナルをご紹介しました。最近ではトレーニングやしつけでも取り入れられています。

犬が自分の今の気持ちを表現するときに使うボディランゲージですから、知っていれば犬を理解する上でとても有効です。

犬社会のルールも理解できるわけですから、是非知っておいて欲しいシグナルです。まずはご家庭内でカーミングシグナルに注意して観察してみてください。

5.3.2.外でのトレーニング

外でのトレーニングでは、「絶対に噛ませない」ことに注意して、飼い主さんが毅然とした態度で行いましょう。

音や状況に慣れさせる。

もし犬に苦手なものがあれば、無理をしない程度に体験を繰り返して慣れさせます。車や自転車、走ってくる人、風の音、電車、場所、足の感触、何か苦手なものはありますか?

怖がっているのかテリトリーを主張しているのか、成犬ではこれらに飛びついたり吠えたりする時の理由が違ってきますので、良く状態を見て対処を変えてください。

人に慣れさせる

沢山の人と触れ合うことが必要ですが、社会化が出来ていない成犬は視野が狭くなっています。最初から無理をせずに子供は避けて、知っている人や身近な人から始めましょう。

犬が興奮しだしたら触らせないでください。まずは近づくだけから始める必要があります。カーミングシグナルを使い、まっすぐ近寄らない、目をそらすなどの「敵意が無い」意思表示をしてあげることもよいでしょう。

撫でてもらう時は、いきなり頭を触ろうとすると警戒します。犬は頭、口、足、尻尾、耳は触られたくない場所です。慣れていない場合は、まず手の甲をそっと近づけて臭いを嗅がせ、大丈夫ならあごを撫でてみます。

前回は大丈夫だったから、と思っても慣れたとは言い切れませんし、状況が違うと犬は緊張していることもあります。しばらくは「噛まない」ように十分注意を払ってください。

犬に慣れさせる

ゴールは自分の犬が自分からカーミングシグナルを出して、相手のシグナルを受け入れられるようになることです。なるべく多くの犬と触れ合って慣れさせたいところですが、これが結構難しいのです。なぜなら、なかなか出会いがないのが現状かと思います。

それでもめげずに、出会った端から「こんにちは」と声をかけまくるくらいの覚悟でいきましょう。一番のおすすめは、社会化がしっかりできている犬と知り合うことです。犬を見ると無邪気に駆け寄ってくる犬とは違うので注意です。

社会化がしっかりできている犬は、カーミングシグナルを出して相手の様子を見ます。何度も触れ合っているうちに、犬がルールを教えてくれるようにもなります。最も訓練相手として適しています。

大抵の場合、そういう犬の飼い主さんはこちらを理解してくれますし、どこかで集団で遊んでいたり、すれ違いで声をかければ近寄ってくれます。頑張って探してみましょう。

犬と触れ合わせるときは、最初に必ず相手に「いいですか?」と許可をもらいます。なぜなら、相手も社会化が出来ていないことがあるからです。最初から挨拶は無理だと思ってください。犬が自ら近寄って確かめようとするまで、無理に顔やお尻を近づけてはいけません。

あまり興奮する、あるいは怖がるようであれば、見せるところから始めます。再度言いますが、焦りは禁物です。
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6.犬の社会化にドッグランは効果的?それともNG?

犬同士を触れ合わせるために犬が集まるドッグランは最適、と思えるでしょうが、そもそもドッグランは、社会化ができた犬が集まる場所です。


トラブルになるだけでなく、逆効果になることもありますので、社会化を目的とした安易な利用はおすすめしません。

ドッグランを効果的に利用するには、飼い主さんが愛犬の状態をよく把握し、コントロールできるように日頃からしつけておくことが重要です。

結論的には社会化のしつけのためにドッグランを利用することはNGと言っておきますが、効果的であることも否めませんので、なぜNGかの理由と、それでも効果的に上手に利用する方法を述べておきます。

子犬の場合

まだ他の犬とあまり触れ合っていない、または今まで家の中でほとんど過ごしてきた状態の子犬が、いきなり広くて見知らぬ人や犬が沢山いるところへ突然放たれたら、子犬はどうしてよいかわからなくなります。

コミュニケーションの取り方がわからない犬は、他の犬と上手に遊べない可能性もあり、恐怖体験として植え付けられてしまうことが実は多いのです。

ドッグランにデビューさせる前に、本来は社会化がきちんとできていることが必要ですが、少なくとも他の犬とのふれあい経験をある程度済ませ、広い知らないところも恐怖を感じないまでに体験学習をしたうえで連れて行きましょう。

ドッグランにいきなり犬を放さず、ドッグランの周りで中をのぞかせ、少しずつ状況に慣らしていく方が良いです。また、最初はあまり人が居ない時間を選び、慣らすことから始める方が良いでしょう。

入る前に他の飼い主さんが自分の犬をコントロールできているか、激しい遊びをしている犬は居ないかチェックして、あまり刺激にならない状態から利用を始める方が子犬にとっても安心です。

飼い主さん同士もきっと仲良しになることでしょう。しかし、自分の犬からは絶対に目を離さないこと。犬同士が遊んでいて興奮状態になった時には速やかに止めなくてはいけません。

双方の犬がどんなカーミングシグナルを出しているかも良く観察し、適時犬を休ませるなど、飼い主さんの十分なケアがとても大切です。

ドッグランが子犬にとって楽しい経験として記憶されるように、十分に配慮してあげてください。

成犬の場合

社会化が出来ていない成犬を突然ドッグランに投入することは、お互いにとって危険です。飼い主がコントロールできることが必須条件です。特に噛みつきがある犬は控えましょう。

そうはいっても、ふれあいをする場や機会が得られず、悩んでいる飼い主さんの気持ちも切実でしょう。その場合は、利用者側が十分に配慮してドッグランを利用してください。

中に入ってもリードを外さない、または時間貸しで貸し切りにできるアジリティーを利用するなどして、まずは場慣れから始めます。

成犬は特に、見知らぬ犬とすんなり遊ぶことは難しいため、遊ばせようとは思わずに、雰囲気に慣れさせることから始めてください。

厳しいことを述べますが、子犬でも成犬でも、社会化が出来ていない犬がドッグランで突然放たれても、自分から人や犬に対処することはできませんので、トラブルを起こさないように利用してください。

小型犬であっても全く同じです。子犬と同様、ドッグランの中に入れず、柵の外から眺めさせることでも十分に効果はあります。

ドッグランでの注意

しつけ中で「できたらご褒美」をあげることがあると思いますが、ドッグランでは絶対におやつをあげてはいけません。持ち込みも禁止です。喧嘩の原因になりますし、人を噛むこともあります。人間の飲食もいけないとされているはずです。ドッグランでは必ず注意事項を守ってください。

おもちゃは利用できるところもありますが、最初はおもちゃ禁止のところが問題が起こらなくて良いです。お金はかかりますが、慣れるまでは管理が行き届いた有料ドッグランの方がおすすめです。

メスで去勢していない場合、発情期は他の犬と触れ合う公共の場には連れて行かないことが原則です。もし自分の犬が攻撃的だとわかったら、しつけができるまでドッグランはあきらめてください。

ドッグランの中には、吠え癖わんちゃんの日、とか、社会化パーティなど、イベント日を設定しているところもありますので、よく調べて利用してみてください。利用で大切なことは、周りに迷惑を掛けないように利用するというマナーを心掛けることです。

7.ドッグトレーナーなど社会化のしつけのプロに頼る場合

子犬の成長は早いので、わからないまま試行錯誤している間に成犬になってしまいます。また、成犬になってからの社会化のしつけは時間もかかり、問題行動への対処も必要になることがあります。


飼い主さんだけでは自信がない場合は、早めにプロの助けを求めることも必要です。一般論ではなく、犬自身の性格や状態を見てもらった上で、適した対処をしてもらえる点で、プロの手助けはとても有効です。

7.1.出張で来てくれるドッグトレーナー

出張トレーニングは、普段過ごしている場所でのトレーニングになりますので、出張でトレーナーに来てもらうことは有効です。難点は他の犬とのふれあいが難しい点です。

また、他のしつけでも同じですが、トレーニング時以外は飼い主さんがトレーニングするという気持ちで、飼い主さんも一緒に学ぶことが重要です。

Lab. BLANC ドッグトレーナー

こちらではパピートレーニングを終えた方を対象にジュニアトレーニングを引き続き行ってくれますので、若齢期や第2の社会化期のケアも行えます。別に、成犬トレーニングもあります。

出張対応エリア:東京都と神奈川県内(一部を除く)
「Lab. BLANC ドッグトレーナー」の公式サイトはこちら

with Dogs

ドッグカウンセラーでもあるトレーナーが出張で社会化のしつけを始め、犬や家庭の様々な状況や問題に対して、飼い主さんと犬との関係を見ながらアドバイス及びトレーニングしてくれます。子犬のトレーニングの他に、成犬の問題にも対応してくれます。

出張対応エリア:東京都内、神奈川県横浜市、神奈川県川崎市、その他は要相談
「with Dogs」の公式サイトはこちら

7.2.社会化のしつけに対応したドッグトレーナー(東京)

PLAYBOW(プレイボウ)

子犬の社会化に関するしつけプログラムや犬の幼稚園など、トレーニングのプログラムが豊富な他、パピーパーティなどイベントも開催されます。成犬の社会化トレーニングや問題行動に関するしつけも頼めます。

所在地:東京都稲城市、東京都目黒区、神奈川県川崎市、大阪府大阪市
「PLAYBOW(プレイボウ)」の公式サイトはこちら

Peace & Hope DogTraining

出張トレーニングでは補えない犬同士の接触を、犬の幼稚園への通園と並行して行える「社会化強化コース」があります。出張トレーニングと通所両方の良いところを同時に享受できます。

所在地:神奈川県川崎市
「Peace & Hope DogTraining」の公式サイトはこちら

7.3.社会化のしつけに対応したドッグトレーナー(名古屋)

Pooches

犬の成長過程にあわせて、提供しているトレーニングがわかるようになっているので相談がしやすくなっています。パピーケアや犬の学校(預かりトレーニング)、プライベートしつけ教室などコースが豊富で、飼い主さんの状況に合った内容のコースが探せます。

所在地:愛知県名古屋市緑区
「Pooches」の公式サイトはこちら

WancoLabo (わんこラボ)

犬と飼い主さんが一緒に学ぶことができる犬の幼稚園です。わんこ幼稚園やコミュニケーションレッスン、訪問レッスンもあります。他の犬と出会う機会が少なくてお悩みという方におすすめです。

所在地:愛知県名古屋市内に2か所
「WancoLabo (わんこラボ)」の公式サイトはこちら

7.4.社会化のしつけに対応したドッグトレーナー(大阪)

FREEWAN

パピー教室や成犬教室、犬の幼稚園(お預かりトレーニング)の他に、訪問トレーニングもあります。犬の状態やご家庭の状況によってトレーニング方法を選べます。成犬教室はレベルによってクラス分けされてしつけが行われます。

所在地:大阪府大阪市、大阪府岸和田市、大阪府東大阪市、大阪府枚方市
「FREEWAN」の公式サイトはこちら

smart dog

犬と飼い主両方がしつけをやる気になれることをコンセプトに、犬の個性にあったしつけを心掛けてくれます。しつけ教室、パピー教室、成犬教室で飼い主も一緒に社会化トレーニングを行うほか、訪問トレーニングにも応じてくれます。

所在地:大阪府大阪市内に3か所
「smart dog」の公式サイトはこちら
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8.まとめ

犬の社会化が、性格形成や他の様々なしつけをする上で、とても大切であることがお分かりいただけたかと思います。

同時に、社会化期は適切な時期ではありますが、そこで社会化のしつけは終了ではないこともご理解いただけましたでしょうか。社会化のしつけも、他のしつけも終わりはないのです。

最近では殺処分ゼロを目指し、保護犬活動が全国で盛んに行われ、保護犬を引き取ってくださる飼い主さんもいらっしゃいます。

ですから、社会化期は社会化のしつけに大事な時期ではありますが、逃してしまってもできるという事と継続性の重要さをご理解いただき、できれば飼い主さん同士が助け合って、幸せなワンコライフを過ごしていただけたらと思います。
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