犬の拾い食いをやめさせるしつけと拾い食いの原因やその後の症状

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ちょっと目を離したすきに散歩中の愛犬が口をもぐもぐ…まさかなにか食べてしまった?慌てて口の中に手を入れて取り出そうとしたらら噛まれてしまった、そんな経験をしたことありませんか?

ちゃんと餌を食べてお腹が満たされていたとしても、落ちているものを赤子が手で触るように、犬は口でくわえてしまうのです。たとえそれが食べ物でなくても、です。

しかしそういった場合でも危険なものを口にするのは好ましくありませんよね。

今まさに拾い食いに困っている飼い主さん、まだ拾い食いはないけれど予防したいという飼い主さんはこの記事を読んで、愛犬の拾い食い対策をしてくださいね。拾い食いの危険から愛犬を守れるのは飼い主さんだけなのです。

目次

1.犬の胃腸は丈夫でも拾い食いはNG!
1.1.拾い食いをする理由は?
1.2.愛犬の命を守ってあげられるのは飼い主だけ
1.3.タバコの拾い食いをしてしまったらどうすればいいの?

2.拾い食いで起こるかもしれないトラブル

3.拾い食いしたものを無理やり取ろうとするのは逆効果

4.犬の拾い食いのしつけ方法
4.1.犬の拾い食いを効果的に防ぐお勧めグッズ

5.まとめ

1.犬の胃腸は丈夫でも拾い食いはNG!

犬の胃腸は、人間に比べて丈夫に出来ています。犬はもともと腐敗したものを喜んで食べることもあります。土を舐めたり、道路を舐めたりしても具合が悪くならないのは胃腸が丈夫であるためです。

実は犬はそれほど味蕾が発達しているわけではなく食べ物の味をじっくり味わうというよりも、感触や臭いにひかれるようです。
人間にしたら信じられない、許しがたい行為ですが他の動物のフンに対する関心も高く、あれば喜んで食べてしまう子もいます。特にウサギなど草食動物のフンに心惹かれる子もいます。

しかし犬が食べては危険なものは、家の中にも外にもたくさん落ちています。それは食べ物の場合もありますし、食べ物ではない場合もあります。

食べ物でしたら、犬が食べると危険なネギ類、チョコレート、ブドウ、レーズンなどが挙げられます。チョコレートやレーズンなどはさりげなくその辺に置いてしまいそうですよね。また玉ネギが入ったハンバーグなどはおいしそうなお肉の匂いに愛犬は惹かれてしまいます。

コンビニエンスストアの近くや公園のベンチの近くには、だれかの食べ残しや食べかすが放置されている可能性もあります。
散歩で通りかかったとき、愛犬が食べ物の匂いに惹かれて食べてしまう可能性がありますよね。

食べもの以外ですと石ころ、ティッシュペーパーなどの紙類のごみ、ゴルフボール、またビニール袋やたばこの吸い殻などが落ちていて、犬が口にしてしまう恐れがあります。虫を食べたり鳥の死骸を食べたり、ということもあります。

なぜこんなものを食べてしまうのか疑問かもしれません。それはティッシュペーパーや紙、ビニール袋などはカサカサ音がして、風に舞うなどするのでおもちゃのように思えるからなのです。煙草の吸殻も転がったときなどに反応してしまいます。
虫に対しても同じように動いていたり飛んだりしているのを見ると、興味をもって口にしてしまうのです。鳥の死骸などには腐敗臭などに惹かれてしまうようです。

散歩中に草を噛みたがる愛犬もいます。公園の草むらにいっては草を食べる子もいるのではないでしょうか。普段は問題がなくても、知らないうちに除草剤や殺虫剤などの薬剤が散布されたりしている危険性があります。
また、あまり考えたくはありませんが、心ない人がパンやウィンナーなど犬が好きな食べ物に毒物をしかけて公園などに置くという心配もあります。実際にこの類の事件は、時々報道されています。

このように見てみると、家の中、外には犬が口にしてしまう危険なものが意外と多いことに気付かれるのではないでしょうか。
食中毒はもちろん、鶏肉や魚の骨、焼き鳥の串などがのどに刺さったりする危険があります。さらに異物誤飲によって胃捻転を起こしたり、寄生虫が体内に入ったり、場合によっては命に関わる事態になることもあります。

こういったことからも拾い食いはぜひともやめさせたいですよね。

1.1.拾い食いをする理由は?

犬はなぜ拾い食いをしてしまうのでしょう。拾い食いをしてしまう理由、それはまず犬の本能が挙げられます。床や地面に落ちているものを犬は汚いとは思いません。野生の状況なら地面に落ちていても食べるのは普通です。

ここにある食べ物を他の動物に取られたくない、これは自分のものだとする犬の本能によるものなのです。自然の群れの状況で「食べ物らしきものが落ちている、これって食べて大丈夫かな?」などのんびり臭いなど嗅いでいたら、さっさと他の動物に持っていかれてしまいますよね。

そうならないように、犬には本能が働いて食べ物らしきものをみれば、すぐ手に入れたいと行動してしまうのです。たとえ餌で満たされ、お腹いっぱいであっても、たとえ大好きな骨のおやつを齧っている時であっても、床にパンが落ちてくれば手に入れたいと思うのです。

野生の状況ではないのに、この本能のままにさせておくと愛犬は様々な危険なものを食べてしまいます。床や地面におちているものは食べないようにしつけをする必要があります。「飼い主さんの許可なく勝手に食べない」ということをしっかり教えていきましょう。

1.2.愛犬の命を守ってあげられるのは飼い主だけ

子犬の場合は特に好奇心が旺盛です。目の前にあるものなんでも口に入れて、「これはなにかな」「どんなものかな」と確かめようとします。人間の赤ちゃんでも、成長過程でいろいろなものを手にして舐めてしまいます。それと同じことでこれは犬としてちゃんと成長している証拠です。

しかし思いがけないものを口にする可能性があるので、食べたら危険なものからはしっかりと危険なものからは守ってあげないといけません。食べてしまったことで、異物誤飲のケガや深刻な中毒症状を引き起こす可能性もあります。

これらのことからも愛犬を守るために、拾い食いをやめさせるトレーニングをすることが必要です。愛犬を危険から守ってあげることができるのは飼い主さんだけなのです。

1.3.タバコの拾い食いをしてしまったらどうすればいいの?

万が一愛犬が、タバコを拾い食いしてしまったらどうしたらいいのでしょう。慌ててしまうとは思いますが、落ち着いて行動します。最初の注意として、むやみにお水やミルクを飲ませないようにしてください。

タバコにはさまざまな有害成分が含まれています。その中でもニコチンは水に溶けやすく、水に溶けたニコチンだと体内に吸収する速さも単にたばこを食べたときの2倍となってしまいます。ニコチンは胃では吸収されず小腸で吸収されます。

慌てて水や牛乳を飲ませると小腸へ達する時間が早まってしまい、中毒になる時間も早まってしまいます。タバコを食べてから中毒症状がでるのは早くてだいたい15分です。すぐに動物病院に連れていきましょう。

小腸に達する前に、犬が自分でタバコを吐き出すことができれば一番安心ですが、吐かせることを飼い主さんがやるのはなかなか大変です。もし吐かせるには催吐剤としてオキシドールをスプーン1,2杯飲ませて吐かせる、または濃い塩水を飲ませて吐かせるという方法を使います。しかし家庭でやるには危険を伴いますし、一刻も早く病院に連れていく方が確実です。
また、たばこでなくても何かよくわからないものを食べてしまった、という時もすぐ病院に連れていくことが確実です。

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2.拾い食いで起こるかもしれないトラブル

拾い食いによって起こりうるトラブルは数多くあります。

中毒

人間がふつうに食べる食品でも、犬が中毒を引き起こす食品については死に至る危険性があります。

有名なものとしてはネギ類、チョコレート、、ブドウ、レーズンによる中毒があります。また、人間の薬も誤って飲み込んでしまうと大変危険です。家の中ではお薬を落とさないように、落としたらすぐに処分するようにしましょう。

玉ネギ、長ネギなどを食べると「溶血性貧血」といって、赤血球が失われる症状を引きおこす恐れがあります。下痢や嘔吐、脾臓が腫れる、心臓の鼓動が早くなるなどの症状がでます。

チョコレートはカカオに含まれる「テオブロミン」という成分が犬には有害です。体重5キロ程度の小型犬なら、ミルクチョコだと板チョコで2枚程度、カカオの多いビターチョコだとだいたい3/4程度で中毒症状を起こす危険性があります。カカオが多く含まれているチョコレートは特に危険です。

ブドウ、レーズンは犬に腎不全を引き起こす恐れがあります。生のブドウも干したブドウも同じように危険性があります。
ブドウを食べてだいたい72時間に内に吐き気や下痢、脱水や元気消失の症状がでます。数日あとに腎不全となり、場合によっては死に至ることもあります。ブドウも甘いので犬は喜びますが食べさせないようにしましょう。

そのほか、殺鼠剤で死んだネズミを食べたことによる中毒もあります。小動物の死骸はその場で見ただけでは死んだ原因がわかりません。臭いも嗅がないようにさせましょう。万が一食べてしまった場合は、動物病院に連れていってください。

ヒキガエルにも毒があります。ヒキガエルの耳下腺というところからは毒素が分泌されています。犬が興味を持って咥えたり舐めたりすると、ヒキガエルの毒素を口の粘膜から吸収してしまいます。この毒素は強力で犬が死亡することもあります。ヒキガエルで遊んでいたらすぐにカエルを離させ、動物病院につれていきましょう。

また犬は植物を好んで口にすることがあります。道端の草が茶色く枯れているときなどは除草剤がまかれた可能性があるので近づけないように気をつけましょう。公園の植え込みなども、ナメクジやダンゴ虫の駆除剤がまかれていることがあります。

また散歩コースにアセビという植物がある場合も注意が必要です。アセビは漢字で書くと「馬酔木」と書き、馬が食べて中毒を起こすことからこの字があてられています。
つつじ科の植物で、庭木としてもよく使われます。アセビの若い芽や樹皮を食べてしまうと犬も中毒を起こします。よだれがでたり、ふらついたり呼吸困難になったりします。

そのほか、水仙やクロッカス、ユリの球根でも中毒を起こすことがあります。庭で愛犬を遊ばせることがある方は、球根類の管理にも注意が必要です。

寄生虫の危険

他の動物のフンを食べてしまい、そのフンに虫卵があった場合などに回虫に感染してしまうことがあります。また、土中に生息している鉤虫(犬の小腸粘膜にかみつく寄生虫)が口から入ってしまうこともあります。
鞭虫という貧血や栄養不良につながる寄生虫感染の恐れもあるので、他の動物のフンを食べた後、下痢をするなどお腹の具合が悪かったり元気がなかったりする場合は、動物病院で診察してもらいましょう。

ケガにつながるもの

中毒以外では、焼き鳥の串やつまようじ、ビニール袋、ラップ類、ゴルフボールなどが危険です。またチキンの骨は喉に刺さることが多いので、ファストフードのごみなども注意が必要です。

これらのものはおいしそうな香りがしたり、大好きなお肉がついていたり、おもちゃのようにガサガサと音がしたりと犬にはとても魅力的です。もちろん危険なものとは認識できません。間違って口にしないように気を付けてあげましょう。

また、川沿いや海の近くなどを散歩させる方は釣り針にも注意が必要です。釣り針を口に入れると、口の中や唇にひっかかったり喉や食道に刺さったりしてしまう危険性があります。特にフック状のかえしのある針は飲み込むと大変危険です。

これらのような先の尖った串や釣り針、ビニールなどを飲み込んでしまった場合、消化器官を傷つけたり、異物が消化されずに胃や腸に詰まったりする恐れがあります。またゴルフボールなど小さいボールを飲み込むと十二指腸につまることがあります。

こういったことになると、最悪の場合開腹手術をしなくてはなりません。ファイバースコープで取り出せるようなものならいいのですが、先がまがっている釣り針や、胃に突き刺さったりしたものは開腹しないと取り出せないことがあるからです。

3.拾い食いしたものを無理やり取ろうとするのは逆効果

拾い食いをしたのを見たに大きな声をだしてやめさせようとしたり、口から取り除こうと手を入れたりするのは「逆効果」です。

犬は口にしたものをすぐ飲み込む習性があります。また大事な食べ物を取られては大変だと思い急いで飲み込んだり、とっさに人の手を噛んだりする危険性があります。拾い食いをしたことに驚いて、ついやってしまいがちですが冷静になりましょう。

異物を口にしてしまったら、愛犬の好きなおもちゃやおやつで気をそらします。愛犬がそちらのほうが欲しくなって、拾い食いをしそうになったものを出したらほめておもちゃやおやつを与えましょう。
その場にあるものを勝手に食べるのはダメ、飼い主さんからもらうものはOKということを覚えさせていきます。

また、拾い食いをしたときの飼い主さんの驚き具合が、愛犬にとっては「自分に注目してくれている、構ってくれている」と思うこともあるので大騒ぎしないようにします。特に子犬は構ってもらっていると思い込んで、喜んでやってしまうことがあります。淡々と対応することが大事です。

また、拾い食いをした後に「ダメでしょ!」と叱っても犬はなぜ叱られているのか理解できません。ですので、食べる前(拾い食いする前)に「ダメ」と大きな声で言ったり、大きな音を鳴らしたりして注意をそらしてやめさせる必要があります。もしこのとき愛犬が食べなかったらご褒美を与えてほめてあげましょう。

地面にあるものを食べようとすると大きな音などがして「いやなことがある」、食べないでいれば飼い主さんが喜んでくれて褒められて「いいことがある」ということを覚えていかせましょう。

ただ拾い食いは犬にとっては「当たり前」のことですから、ちゃんとできるようになるまで時間がかかる場合もあります。拾い食いしないように家の環境や散歩コースなどに注意しつつ、愛犬のためにも拾い食いはだめだということを根気よく教えてあげましょう。

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4.犬の拾い食いのしつけ方法

拾い食いはしつけで予防できます。時間がかかっても愛犬のためにしつけていきましょう。しつけと同時に拾い食いができない環境にすることも大切です。

家では、

  • 犬が届くところに食べ物を置かない。
  • 食べ物を落としたらすぐに片付ける。
  • 食事中、愛犬はケージにいるようにする。
  • 食事のしつけをしっかりする。飼い主さんがリーダーということを再認識させましょう。

まずは食事に関してリーダーである飼い主さんが先に食べる、ということを覚えさせます。飼い主さんが食べた後、犬は自分の食事があるということを認識させます。そして自分の食事を食べるときは、リーダーである飼い主さんのOKが出てから食べるということを覚えさせます。

愛犬はご飯を「マテ」といわれて待っている時どこを見ていますか?エサ皿の中のおいしそうなフードを一心に見つめていませんか?ここは飼い主さんを見るようにさせましょう。飼い主さんの合図をみて、初めて食べることができるようにします。

普段の遊びでも、ボールやおもちゃを口に入れていたら途中で飼い主さんに渡す練習をします。飼い主さんは「ちょうだい」「出せ」とコマンドをだします。
これらのコマンドは家族の間で決めておきます。ボールを口から出して飼い主さんに渡すことができればたくさんほめてあげましょう。口から出して渡す練習は家だけでなく、散歩の時もやってくださいね。

あとは散歩コースを見直すことも大切です。コンビニエンスストアやスーパーの近くは、どうしても食べ物の放置や廃棄が多くなります。これらの近くにある公園のベンチなども食べものの放置や廃棄が多いですよね。もしほかに散歩コースがあるのなら、変えてみるのも手です。

まめに手入れをしていて、消毒を頻繁に行うような公園や道路の植え込みがあるところもできれば避けましょう。他に散歩する道がない場合は、いつも犬の様子に注意を払って歩きましょう。

散歩中はリードを伸ばしっぱなしにして歩かせないようにします。拾い食いの恐れがある間は特に伸びるリードなどで自由に歩かせないようにしたほうがいいでしょう。犬とあまりに距離があると、万が一のときの対応が遅れますし何を口にしたかわからなくなります。飼い主さんがきちんとコントロールできる状態で散歩します。

また、道ばたや公園に食べ物が落ちているのを見つけたとき、犬に食べさせまいと拾いに行くのはやめましょう。犬は飼い主さんと競争しているつもりになり、先を争って落ちているものに突進することになります。落ち着いてコースを変えるようにしてくださいね。

「拾い食い=してはいけないこと」と認識させるためには、次のような練習をしましょう。

“拾い食いさせないためのしつけ”

  1. 床に食べてもいい安全なおやつをおいて、拾い食いできる状況を作る。

  2. 落ちているものを食べる前に止める(罰を与える)。
  3. 「あっ」と声を出したり大きな音を立てたりするといいでしょう。

  4. 拾い食いしなかったらご褒美を与える。
  5. 落ちているおやつを食べようとして、大きな音に反応して食べるのをやめることができたらたくさんほめてあげましょう。このとき愛犬が飼い主さんの顔をみてアイコンタクトが取れたら、いい感じです。

    ご褒美はもちろんおやつでもいいのですが、地面に置いたおやつではなく飼い主さんがかばんなどに入れていたおやつをあげるようにしてください。そしてご褒美のおやつは手から食べさせて、地面にはおかないようにしましょう。

    こうやっておやつもごはんも飼い主さんとアイコンタクトをとってOKが出たら食べるもの、ということを覚えさせます。

  6. これを繰り返し、徐々にご褒美を減らしていく。
  7. これがおうちでできるようになったら、外に出てやってみましょう。家ではできていたのに、外に出るとできなくなることがありますがあせらないでゆったりした気持ちでやっていきましょう。
    公園や道ばた、いろいろなものが落ちていそうなところ、環境を変えてどんなところでも大丈夫なようにしましょう。

しかし、全ての犬に対して同じ手段が適用できるというわけではないので、愛犬にあった方法が見つかるまで試行錯誤しなくてはならない場合もあります。繰り返す行為自体に根気がいる作業と言えます。
なかなか覚えられなくても、犬にとって当たり前のことを禁止するのだから時間がかかっても仕方ないのです。おおらかな気持ちで対応してあげましょう。
その分散歩コースを見直すなど、環境を整備しておきましょう。

4.1.犬の拾い食いを効果的に防ぐお勧めグッズ

犬の拾い食いを防止するグッズも販売されています。拾い食いの癖がついていて、拾い食い対策がなかなかむずかしい子には安全のためにグッズで防止してもいいでしょう。

防止グッズは犬用マズル(口輪)です。犬が食べ物を勝手に食べられないように口を大きく開けられないようにします。
犬の吻にかぶせるプラスチック素材のタイプややわらかい布やメッシュでできたタイプなどがあります。サイズも小型犬向けから大型犬向けまであります。
布でできたものはさらにマジックテープで調整できるようになっています。
またアヒル口のようなくちばしを模した、見た目がかわいい拾い食い防止の口輪もあります。

しつけと並行しつつ、グッズもうまく使ってみてください。

5.まとめ

拾い食いのしつけは大変ですが、拾い食いによる危険から愛犬を守れるのは飼い主さんしかいません。拾い食いのリスクはいろいろとあり、場合によっては命に関わることもあります。
犬が食べてしまうものは、必ずしも食べ物だけではないということも覚えておきます。そして犬は口にしたものをとっさに飲み込む習性があるということも認識しておきます。

家には犬が食べてしまうようなものを放置しない、おもちゃは飼い主さんと遊ぶときに使う、ということも大切です。留守番用のおもちゃは、誤飲のないよう犬のサイズにあった作りのしっかりしたものを与えるようにします。
散歩コースも拾い食いの誘惑が少ないコースを選び、愛犬が勝手気ままにあるかないようにしつけます。

このように拾い食いできない環境に出来る限り持っていき、さらに愛犬との信頼関係をしっかり築くしつけをして拾い食い防止をしましょう。しつけのポイントはアイコンタクトです。

何を食べてしまったか確認できるように散歩中は気を付けましょう。とはいえ目を離したすきに起こるのがトラブルです。おかしいと思ったらすぐに動物病院に行ってくださいね。

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