犬は納豆を食べても大丈夫!正しい与え方や効果、適切な量など

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人間には健康に良い食品である納豆、愛犬も欲しがるんだけれど、あげてもいいのかどうかわからないと考えることはありませんか?

苦手な人間が多い納豆の匂いさえ大好きな犬が多いですよね。納豆を食べていると、匂いがするだけで愛犬が欲しがって困るということも多いですよね。

犬にも納豆は健康に良い栄養食品なので、大いに食べさせてあげたいのですが、食べさせるにあたっては、いくつかの注意点があるのです。

そこで今回は、犬に納豆を食べさせるメリット、食べさせる時の注意点、納豆を使った手作りごはんのレシピなどを詳しく紹介してみます。

納豆は確かに犬にとっても健康に良い食品ですが、食べ過ぎには注意して愛犬の健康づくりにに役立てるようにしましょう!

目次

1.犬は納豆が好き?あげてもいい?
1.1.納豆は犬にとっても健康食品
1.2.納豆でアレルギーは出ない?

2.納豆菌効果!犬に納豆をあげる4つのメリット

3.納豆を犬にあげる時の注意点
3.1.納豆の調理法や量について
3.2.タレやネギはNG

4.納豆を使った手作りごはんレシピ5選!

5.まとめ

1.犬は納豆が好き?あげてもいい?

人間にとっては健康食品としておなじみの納豆。最近はいろいろなレシピが開発されていて、納豆が嫌いな人にも食べられる調理法がたくさんありますよね。そんな納豆ですが、犬を飼っている人の中には、納豆を食べていると愛犬が納豆を欲しがって吠える、または欲しそうにじっと見つめている、そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

人間には健康食の納豆、はたして犬に食べさせてもいいのでしょうか?また犬はなぜ納豆を欲しがることが多いのでしょうか?納豆はタンパク質が豊富なので、タンパク質の匂いに敏感に反応していると考えられますが、犬は本当に納豆が好きなのでしょうか?犬と納豆について、いろいろと解明していきたいと思います。

1.1.納豆は犬にとっても健康食品

人間にとって健康食でも犬が食べると中毒を起こす食品は意外と多いものです。納豆は発酵食品でクセがあるので、人間でも好きな人と嫌いな人が分かれてしまいます。

しかし意外と犬は納豆の匂いを好むようで、納豆を食べていると寄ってきたり、欲しそうに見たりしていることがあります。

人間でも全くダメな人がいる食品なので、犬が欲しがるからと与えていいものかどうか迷ってしまいますよね。

結論を言いますと、納豆は犬が食べても全く問題はありません。問題がないどころか、納豆は犬にとっても健康食品です。

人間用のサプリメントに、お腹を整える効果があるものには納豆菌が配合されていることがありますよね。納豆は直接食べるのが一番なのですが、どうしても食べられない人もいますので、そういう場合はサプリメントで摂るのが便利です。

同じように、犬用のサプリメントにもお腹を整える効果があるものが市販されていますが、その中に納豆菌が含まれた物も多いです。サプリメントだけでなく、おやつやふりかけも売られているのを見ることがありますので、納豆は人間だけでなく犬の体にも良いものだということがわかりますね。

1.2.納豆でアレルギーは出ない?

納豆は大豆を発行させた食品ですので、大豆アレルギーの場合は食べられません。犬にも人間と同じように大豆アレルギーがあります。

大豆アレルギーではない場合でも、大豆は生で与えるのは避けるようにしましょう。生の大豆にはトリプシンインヒビターという物質が含まれていて、これが犬には毒になってしまいます。

トリプシンインヒビターは大豆を加熱、発酵、熟成することで消すことができます。大豆は発酵食品ですので、もちろん与えても大丈夫です。また豆腐や豆乳も大丈夫です。しかし大豆アレルギーの犬は加熱や発酵していても、アレルギー症状を起こしてしまう危険が大きいので、避けるようにしなければなりません。

食物アレルギーの症状はさまざまですが、一番わかりやすい症状は痒みです。アレルギー症状で痒みが出てきてしまうと、どうしても犬は体を後ろ足などで掻いてしまいます。掻くことによって、とんどん症状がひどくなっていき皮膚が傷つけられます。

皮膚に出る症状としては、他には脱毛やフケなどもあります。顔や耳の内側、目の周りや口周り、内股などが赤くなってしまい、指や肉球を舐めたり噛んだりすることもあります。
内臓に出てくるアレルギー症状は下痢や嘔吐などです。

大豆製品を食べて、これらの症状が出た時は大豆アレルギーの可能性が高いです。しかし最初は大豆アレルギーかどうかわからないので、納豆を与えていいのかどうかを迷ってしまいますよね。そういう場合はどうすればいいのでしょうか?

実は市販のドッグフードには大豆やおからが含まれていることが多いのです。毎日の食事として与えていたドッグフードの成分を確認してみましょう。大豆が含まれていることが表示してあり、毎日それを食べても何ともなければ、大豆アレルギーの可能性は低くなります。

でも、いきなりたくさんの納豆を与えるのはよくないので、少しずつ慣れさせていくようにしましょう。大豆が含まれているドッグフードを食べてアレルギー症状が出ている犬は、大豆アレルギーの可能性が高いので、大豆は与えないほうが無難です。またドッグフードを大豆が含まれていないものに変えてあげるようにしましょう。

毎日与えているドッグフードが、大豆を含んだものではない場合、大豆アレルギーかどうかを判断することができませんので、ほんの少しずつ与えてみるようにすればいいですね。それで症状が出なければ納豆を時々与えることができますし、アレルギー症状が出てしまうのであれば、与えないようにしなければなりません。

ほんの少しでもアレルギー症状が出てしまった場合には、重症化しないように動物病院で診断してもらって治療をしてもらうようにしましょう。

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2.納豆菌効果!犬に納豆をあげる4つのメリット

犬に納豆を食べさせることによって、さまざまな健康効果が期待できますが、具体的にはどのようなメリットがあるのか、説明していきましょう。

1)植物性タンパク質が摂れる

大豆にはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は犬の筋肉や皮膚、臓器の健康維持と増進になくてはならない栄養素です。大豆のタンパク質は消化吸収がしやすい植物性の良質なタンパク質です。納豆を食べることによって、犬も良質な植物性タンパク質を摂ることができます。

2)腸内環境を整える

納豆は食物繊維が豊富な食べ物です。食物繊維はそれだけでは栄養にはなりませんが、腸内環境を整えてくれるという重要な役割を果たしてくれます。犬は便秘はあまりしない動物ですが、食物繊維が不足すると便秘になることがあります。しかし納豆を食べることによって便秘解消に役立ちます。

腸内環境を整えるということは便秘解消に役立つだけでなく、お腹がゆるい場合にも役立つということです。納豆菌は人間の胃腸薬にも含まれていることが多い、整腸作用に優れた菌ですので、便秘にも下痢にも効果が期待できます。

3)ビタミン・ミネラルが豊富

納豆にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。タンパク質や食物繊維の他にも、ビタミンB、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム等が含まれています。特にカルシウムは犬には欠かせない栄養素ですので、強い骨や歯のためにも納豆は役立ってくれるということになります。

4)血液がサラサラになる

納豆にはナットウキナーゼという酵素が含まれています。この酵素は血液をサラサラにする効果があり、血栓を融解させることから、脳梗塞や心筋梗塞の予防に役に立つことが注目されています。特にシニア犬に与えることで健康維持に役立てることができます。

3.納豆を犬にあげる時の注意点

納豆は犬にとっても健康食品ですので、大豆アレルギーでなければ、ぜひ食べさせてあげたいですね。でも犬に納豆を食べさせる場合、人間と同じように食べるわけにはいきません。どのような点に注意して犬に納豆を食べさせてあげればいいのかを説明します。

3.1.納豆の調理法や量について

犬は食べ物を食べる時、あまり噛まずに丸呑みしてしまうことが多いです。納豆のような食品は大きくないので、そのまま噛まずに呑んでしまう可能性が高いですね。丸呑みしてしまうと、せっかく栄養がある納豆も未消化で便に出てしまうことになります。

犬に納豆を与える場合は、大きい粒の場合は細かくしてあげるか、はじめから細かくしてある「ひきわり納豆」を与えるようにしましょう。

納豆を食べ過ぎると、食物繊維の摂りすぎでお腹がゆるくなってしまうことがあります。またお腹がいっぱいになって他の食事が摂れなくなってしまい、栄養が偏ってしまうことがあるので注意が必要です。また納豆はカリウムを多く含むので、食べ過ぎることによって「高カリウム血症」になる可能性があるので、適量を守るようにしましょう。

高カリウム血症になると、吐き気や足がしびれるという症状が出てきます。筋力の低下や不整脈を起こし、最悪の場合は命の危険もありますので、そういう事態にならないように、納豆だけをたくさん与えることは避けましょう。

犬に与える納豆の量の目安としては、小型犬なら小さじ1杯、中型犬であれば小さじ2杯、大型犬で小さじ3杯程度です。ちょっと少なすぎると感じるかもしれませんが、犬にとってはこれ位で十分に効果が期待できるものです。むしろ与えすぎのデメリットのほうが大きいので、何かに混ぜて工夫してあげるようにすればいいでしょう。

3.2.タレやネギはNG

パックの納豆にはタレがついていますので、これをかけて食べるという人がほとんどですね。しかしタレだけを舐めてみると、とてもしょっぱいですよね。これは、かなりの量の塩分が含まれているということです。

犬に塩分の摂りすぎは厳禁です。腎臓に負担をかけ高血圧の引き金になります。高齢の犬、心臓病を抱えている犬も塩分の摂りすぎには気をつけなくてはあけませんので、犬に納豆を与える時はタレなしで!ということを守るようにしましょう。もちろんしょう油もダメです。からしなどの刺激物も、もっての外です。

納豆にはネギを薬味にして食べると、納豆臭さも抑えられて食べやすくなるので、ネギは欠かさないという人も多いですね。しかし犬にネギは厳禁です。ネギは中毒を起こす可能性が高い食べ物です。

ネギにはアリルプロピルジスフィドという物質が含まれていますが、犬の体内にはこの物質を分解できる酵素がないために、口にしてしまうと体内の赤血球に作用してしまい、貧血を起こしてしまう可能性があります。その他にも血便や血尿が起こることもあり、大量に食べると命の危険性もあります。

人間はそのままでは納豆を食べづらいので、タレやネギを入れて食べますが、犬には必要ありません。必要ないどころか入れると危険なので、タレやネギは入れないで、調理方法を工夫して適量を食べさせてあげるようにしたいですね。

人間が食べている納豆を、つい犬にもおすそ分けしてしまいそうになりますが、犬にはネギもタレもついていないものを調理して与えるようにすることが大切です。

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4.納豆を使った手作りごはんレシピ5選!

納豆はそのまま与えるより、犬用に調理して手作りご飯として与えたほうが、犬には食べやすく、食べ過ぎを防ぐことができます。大好きな飼い主さんが作ってくれる愛情たっぷりの手作りご飯なら、愛犬は喜んで食べてくれることでしょう。そこで納豆を使った手作りご飯のレシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1)納豆チャーハン

この納豆チャーハンは塩・こしょうと醤油などで味をつければ人間用になりますので、まずは味なしで作って愛犬用に取り分けてから、人間用に味をつけてみてください。
材料は納豆、卵、小松菜、ごはん、にんじん、鰹節、ごま油です。分量は犬の大きさや人間の人数に合わせて適量にしてください。

フライパンにごま油をひいて、食べやすい大きさに切った小松菜とにんじんを炒めます。
炒めたら別の容器に取り、とき卵をフライパンに流し入れて炒めて炒り卵を作ります。
フライパンに取っておいた野菜とごはん、鰹節を入れて炒めます。
炒めたら火を消して粗熱を取ります。
粗熱が取れたら納豆を入れて混ぜます。
愛犬用にはそのまま適量を取り分けて与えましょう。
人間用には塩コショウなどで味を調えてください。

愛犬と一緒に食べられる簡単メニューですので、一緒に食事を楽しみましょう。

2)納豆ハンバーグ

愛犬が便秘気味の時におすすめのメニューです。お肉と一緒にハンバーグにするとペロリと食べてくれそうですね。
材料はあいびき肉150g、納豆1パック、にんじん50g、えのき15g、トマト1個、水100ccです。

あいびき肉は粘りがでるまで混ぜます。
混ぜたお肉に、みじん切りにしたにんじん、納豆、えのきだけを混ぜて、よくこねてからハンバーグの形にします。
フランパンでよく焼き、焼けたらお皿に取ります。
フライパンに残った余分な油を捨てて水を入れ、さいの目に切ったトマトを入れてよく煮てソースにします。
お皿に取っておいたハンバーグにトマトのソースをかけて出来上がりです。

見た感じも人間用のハンバーグのようですが、人間用のソースはかけないでくださいね。

3)納豆卵ロール

納豆を卵で巻いて食べやすく調理したものです。ほうれん草も入れてますので栄養面でもバッチリですよ。
材料はほうれん草200g、納豆半パック、卵2個です。

ほうれん草はラップに包んで電子レンジで30秒位加熱します。
納豆は細かく刻んでおきます。
卵をボウルに割り入れてよく混ぜ、そこに刻んだ納豆を入れて再びよく混ぜます。
フライパン(卵焼き器)に少量のオリーブ油をひき、卵液を少し流し入れ、ほうれん草を巻き込みます。
後は残った卵液を巻いていき、卵焼きの要領で作っていきます。
卵焼きができたら「まきす」で巻いて形を丸く整えます。
まきすに卵焼きを巻いたまま、両端を輪ゴムで止めて20~30分置いておきます。
まきすをはずしたら、適当な大きさに切って出来上がりです。

見た感じは「伊達巻」のようになりますね。見てもきれいな犬ごはんです。おかずとして利用すると良さそうですね。

4)シンプルな納豆ごはん

納豆をごはんにかけただけでも喜んで食べる犬は多いですが、栄養的にももう少し足してあげたいと思いますよね。
材料は皮なし鶏むね肉約100g、小松菜2枚、納豆40g、ごはん約100gです。

納豆は細かく刻んでおくといいでしょう。
鶏肉と小松菜をゆでます。
ゆでた鶏肉と小松菜は食べやすいように細かく刻んでおくといいでしょう。
ごはんにゆであがった小松菜、鶏肉、納豆をかけて出来上がりです。

シンプルですが、納豆に栄養に小松菜と鶏肉がプラスされて、よりおいしい納豆ごはんになりますね。

5)炒り納豆

納豆はご飯だけでなくおやつとして食べてもおいしいですよね。納豆を使った犬用のおやつの紹介です。
材料は納豆ときな粉だけです。

この場合の納豆は細かく刻まなくても粒のままで使いましょう。

ビニール袋に納豆ときな粉を入れて、振りながら納豆にきな粉をまぶします。
納豆が一粒一粒バラバラになったら、ビニール袋から出して小さめの鍋に入れて、弱火で炒ります。
鍋を揺らしながら15分位炒り、カリッとすれば出来上がりです。

シンプルで香ばしいおやつの出来上がりです。欲しがるからと、与えすぎには注意しましょう。

犬におすすめの納豆レシピを5つ紹介しましたが、この他にも工夫次第でレシピはいろいろ出来上がることと思います。納豆に味をつけない、調理の時は細かく刻んで使うということに気をつけて手作りごはんを作ってあげましょう。

くれぐれも大豆アレルギーでないことを確認してから与えるようにしてください。また、納豆がちょっと苦手な犬もいますので、そういう場合は無理に与えないようにしましょう。手作りごはんで注意することは、犬の食べられない食材に気をつけることですが、意外と食べると危険な食材は多いので、しっかりと頭に入れておくようにしたいですね。

どの愛犬も飼い主さんが作ってくれた手作りごはんが大好きです。安心して食べられる栄養たっぷりの愛情ごはんを作ってあげて、愛犬が食べている様子を見ると、こっちまで幸せな気分になりますよね。

5.まとめ

納豆が好きな犬は意外と多いですね。納豆の匂いがすると、欲しそうにしている犬も多いですが、犬に納豆を食べさせてもいいものかどうか迷ってしまいますよね。

納豆は人間にも健康食品ですが、犬にとっても健康食品になるので、大いに食べさせてあげたい食べ物の一つです。納豆菌か含まれた犬用のサプリメントもあるのを考えれば、犬にとっても安全な食品であるということがわかります。

ただし大豆アレルギーの場合は与えないようにしましょう。少量の納豆を食べて下痢や痒みなどの症状が出た場合は大豆アレルギーの可能性がありますので注意しましょう。

納豆は犬にとっても腸内環境を整えてくれたり、血液をサラサラにしてくれたりというメリットがあり、アレルギーでなければたくさん食べさせたいと考えがちです。しかし一度にたくさん食べ過ぎても健康上の効果はなく、かえって下痢になったり、高カリウム血症の可能性が出てきたりするので、食べすぎには気をつけましょう。

小型犬で小さじ1杯、中型犬で小さじ2杯、大型犬で小さじ3杯位が適量です。

納豆を食べる時、人間の場合は薬味のネギやタレをかけて食べることが多いですが、犬には不要ですので注意しましょう。人間が食べているタレと薬味がついている納豆をおすそ分けするのもやめましょう。

納豆を使って犬に手作りのごはんを作ることは、おすすめです。工夫次第でたくさんのレシピが考えられます。

注意しなくてはいけないことは、納豆はなるべく細かく刻んで調理すること、味付けは不要であるということ、犬が食べられない食べ物に気をつけなくてはいけないことです。犬は飼い主が作る手作りごはんが大好きですので、栄養たっぷりの手作りご飯をぜひ作ってあげたいですね。

納豆を使えば、栄養たっぷりで愛犬の健康にも役立つ簡単な手作りごはんを作ることができますので、愛犬とのコミュニケーションにも役立つことでしょう。

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