犬がハウスを覚えてくれる!ハウスのしつけに必要なものとその流れ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

せっかく愛犬用のハウスを用意したのに、嫌がって入ってくれない!と諦めてしまっていませんか?

犬を飼っていると、ハウスでじっとしていなければならない場面は意外と多いですよね。

実は犬は狭い場所が大好きなので、ハウスのしつけは難しいものではないのです。

そこで今回は、愛犬に静かに眠れる居心地に良い場所であるハウスを認識してもらうトレーニングの方法と成犬になってからのしつけ方、トイレトレーニングができるハウスの選び方など、愛犬のハウスのことについていろいろと紹介します。

ハウストレーニングは飼い主と愛犬が一緒に心地よく過ごすには必須のことですので、ハウストレーニングに挫折しそうな飼い主さんも、もう一度がんばってみてくださいね。

目次

1.犬にハウスを覚えさせる意味とその大切さ

2.子犬にハウスのしつけはいつからやるべき?
2.1ハウスのしつけは生後何ヶ月から?
2.2.特に大切なのは徹底したハウストレーニング

3.基本的なハウストレーニング(ハウスのしつけ)に必要なものとその流れ
3.1.ハウストレーニングに必要なもの
3.2.実際のハウストレーニングの流れ
3.3.ハウスを嫌がる場合は愛犬を疲れさせてみる

4.成犬でハウスのしつけが必要になった時とそのやり方
4.1.成犬のハウスのしつけ方
4.2.しつけ直しになってしまった場合に考えること
4.3.成犬のハウスのしつけで気を付けること2つ

5.しつけを助けてくれるハウスの選び方
5.1.屋内にハウスを作る場合
5.2.屋外にハウスを作る場合
5.3.トイレのしつけが必要な犬にはトイレトレーニングもできるハウスを選ぶ

6.まとめ

1.犬にハウスを覚えさせる意味とその大切さ

日本で飼われている犬は室内で飼われている犬がほとんどです。


住宅事情や小型犬を飼う人たちが多いという事情にもよります。屋外で犬を飼う場合、ハウス(犬小屋)は必需品ですが、問題なのは部屋で犬を飼う場合にハウスが必要かどうかということですよね。

犬にはできる限り自分だけの場所を作ってあげるのが望ましいです。人間と一緒に暮らしていても、人間と同じではないということをわからせることが必要です。ハウスが必要な場面は、人間と暮らしていく上で必ず訪れます。

例えば動物病院へ連れて行くとき、リードで歩かせていくこともできますが、病気や怪我をしている時はケージやキャリーに入れて連れて行くことになります。そんな時にハウスのしつけができていないと暴れたり騒いだりして大変です。

ハウスのしつけができていないと旅行などに一緒に連れて行くことも困難になります。

また家に犬が苦手な来客があった時、ハウスに入れて待たせておかないといけませんが、ハウスのしつけができていないとお客様に飛びついたり吠えたりしてしまいます。

そして重要なのがお留守番の時です。部屋の中に放し飼いで待たせておくと、部屋の中に食べてはいけないものなどがあった場合に危険です。

このように、ハウスを覚えさせておかないと人間と暮らしていく上で困難なことが多いということがわかります。
[article-CTA-h2-no2]

2.子犬にハウスのしつけはいつからやるべき?

それでは子犬にハウスのしつけを始めるのに適切な時期というのがあるのでしょうか?

具体的に、いつから始めるべきなのかを考えてみましょう。

2.1ハウスのしつけは生後何ヶ月から?

犬を家に迎えた日からトイレトレーニングとハウスのトレーニングは始めたいですね。どちらも部屋の中で暮らしていくには大切なことです。


家に子犬を迎えるのは、それぞれ何ヶ月と決まっているわけではありませんが、ペットショップやブリーダーから迎える場合、大体2~3ヶ月で迎えることが多いですね。

子犬をお迎えすると決まったら、トイレとハウスは準備しておきましょう。慣れない部屋にいると子犬はどうしていいかわからなくなってしまいますが、落ちつけるハウスを用意してあげれば、そこが自分の居場所と認識してくれるのも早いかもしれません。

2.2.特に大切なのは徹底したハウストレーニング

ハウストレーニングでよくある失敗は、犬が嫌がって入ってくれない、入っても出して欲しくて吠える、それに飼い主が負けてしまい、結局はハウスを使わなくなってしまうということですよね。

ハウスを覚えさせないと不便なことが多いですし、犬にとっても静かに安眠できる場所は必要です。犬がしっかりとハウスを覚えてくれるような徹底したトレーニングが必要です。飼い主も決してあきらめないようにする心構えと工夫が求められます。

3.基本的なハウストレーニング(ハウスのしつけ)に必要なものとその流れ

実際にハウストレーニングをしようとする時、何が必要なのか、どうやって進めていけばいいのかを説明していきましょう。

3.1.ハウストレーニングに必要なもの

ハウストレーニングに必要なものは愛犬の体に合うハウスです。


基本的にハウスは犬の寝床となる場所なので、体にぴったりのものから、少しゆとりのある位のものがベストです。あまりぴったり過ぎると、子犬の場合は体が大きくなって買い換えなくてはならなくなるので、少しゆとりのあるほうがいいでしょう。

具体的にはクレート、ケージ、サークルなどをハウスとしてトレーニングしていくのですが、ケージ、サークルは愛犬が中で自由に動き回れるくらいの広さになると広すぎて落ち着かず、ゆっくりと眠ることができるスペースではなくなります。

ハウスの他には愛犬専用のベッド、ハウスへの誘導用・ご褒美用のおやつかフードを用意しておきましょう。

3.2.実際のハウストレーニングの流れ

新しいハウスは犬にとっても初めて目にするもので、最初は警戒するかもしれません。先にハウスに対する警戒心を取ることから始めていかなくてはいけません。

まずはハウスの中におやつを数粒置いておき、愛犬に中に入るよう誘導します。おやつを求めて入ったところで扉をいきなり閉めないように注意しましょう。

ここで扉を閉めてしまうとハウストレーニングが失敗してしまうこともあります。また入らないからと手で無理に押し込んだりすることも止めましょう。

ハウスに対する警戒心がなくなったら、今度はおやつを一粒手に持ち、匂いをかがせてから手をハウスの奥に入れ、愛犬を誘導します。

愛犬がおやつを追って中に入ってきて、後ろ足までハウスの中に入りきることができたら、おやつをハウスの中で与えます。食べ終わって愛犬がハウスから出ようとする時に、もう一度おやつをハウスの中に入れます。そうすると愛犬は再びハウスの中に入ります。

これを何度か繰り返すと愛犬はハウスの中にいると良いことがあると思うようになります。そしてハウスから出ることなくハウスの中でご褒美のおやつを待つようになりますが、そうなると最初のステップは大成功です。この時点では、まだ扉は閉めてはいけません。

ハウスにいる状態に慣れてきたら、ここで初めて扉を閉めた状態に慣れさせていきます。

扉を開けた状態でハウスの中にいることに慣れてきたら、次にゆっくりと扉を閉めてみます。閉めてからすぐにおやつを入れてあげて、食べ終わったら開けてあげましょう。この状態を何度か繰り返すと、愛犬は扉を閉めるといいことがある、と思うようになります。

そして扉を閉めている時間を少しずつ延ばしていきます。ただ延ばしていくだけでなく、途中で出してあげてから再びトレーニングを開始すると効果的です。途中で出してあげることによって「閉じ込められた」と考えることなく、扉が閉まっても必ず開けてくれる、と考えるようになります。

そうして少しずつ時間を長くしていき、最終的に長時間ハウスの中にいることができるように持っていきます。焦らないことがポイントです。

ハウスにいるときに飼い主や家族の姿が見えてしまうと、愛犬も気が散りますので、ハウスを布で覆うのも一つの方法です。こうすることで愛犬も落ちついて眠ることができます。

3.3.ハウスを嫌がる場合は愛犬を疲れさせてみる

ハウスのしつけはスムーズにいくこともあれば、なかなか思ったように進まないこともあります。愛犬がどうしてもハウスを嫌がってしまう場合もあるでしょう。

そんな時は無理やり押し込んで扉を閉めてしまうというのはタブーです。「閉じ込められた」という意識が強くなってしまい、二度とハウスには入ってくれなくなるかもしれません。

ハウストレーニングの前に、散歩などで思いっきり走ったり遊んだりして、運動させて疲れさせてみましょう。疲れると眠くなってくるので素直にハウスに入ってくれるようになるかもしれません。

基本的にハウスは犬にとって静かな寝床ですから、疲れたところにふかふかのベッドがあれば、ハウスは心地が良い場所だと思ってくれるでしょう。
[article-CTA-h2-no2]

4.成犬でハウスのしつけが必要になった時とそのやり方

様々な事情で、成犬になってから犬を家に迎える場合もあるでしょう。また子犬の時にハウストレーニングを失敗してしまい、成犬になってからやり直しをしなければならないこともあります。

成犬になってもハウスが必要なことは、たくさんありますので、ハウスのしつけは必要です。それでは成犬になってからハウスのしつけをする場合は、どのようにすればいいのでしょうか?

4.1.成犬のハウスのしつけ方

成犬になってからハウスのしつけをすることは遅いのではないかと考える飼い主さんもいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。


もともと犬は狭い場所が大好きです。静かに眠れる自分だけの居場所が必要ですので、ぜひトレーニングしてあげましょう。しつけの手順は子犬と同じです。

大好きなおやつでハウスに誘導してみましょう。まずは扉を開けたままで入ることに慣れさせます。入ることに慣れてくれたら、今度は扉を閉めてみて、少しずつ扉を閉めている時間を延ばしていきます。子犬よりも長い時間が必要になることが多く、扉を閉めることで吠えてしまうことも多くなるでしょう。

しかし、ここは飼い主も堪えて、吠えたから出すというのでは、愛犬のほうでも吠えれば出してもらえるという意識が働き、トレーニングが上手くいかなくなります。

焦ってハウスに押し込んでしまうことは決してしてはいけませんが、飼い主のほうもグッとこらえて、最終的にハウスが居心地の良い場所だということをわからせまで、根気良くがんばるようにしましょう。

4.2.しつけ直しになってしまった場合に考えること

成犬になってから愛犬を迎えたのではなく、子犬の頃にハウストレーニングをしたけれど、上手くいかなくて成犬になってからしつけ直しになってしまった場合、何が原因で上手くいかなかったのかを考えなくてはなりません。

一番多い理由は、出して欲しいと吠える犬の声に負けてしまったということが多いのではないでしょうか?

それでは、なぜ愛犬がハウストレーニングで吠えるようになってしまったのか、ということから考えなくてはなりません。

早く覚えて欲しいと思う気持ちが焦りとなってしまい、その焦りが愛犬に伝わっていたのではないか?いきなり扉を閉めてしまっていなかったか?ハウスに入れておかなくてはならない事情が急に生じてしまい、トレーニングなしに長時間ハウスに入れていなかったか?どれか当てはまることがないでしょうか?

しつけ直しになってしまった場合、何が上手くいかなかった原因かをよく考えて、同じ失敗を二度としないように、今度こそハウストレーニングを成功させたいですね。

4.3.成犬のハウスのしつけで気を付けること2つ

成犬になってからでもハウスのしつけは決して遅くはありません。

犬は本来、狭い場所を好む傾向があります。成犬になるまで自由に放し飼いにされていると、少し慣れるのに時間がかかりますが、新しいハウスだと物珍しさで、すんなりと入ってくれるかもしれません。

そこで、成犬のハウスのしつけで気をつけたいことを説明してみます。

  • 飼い主や家族の意識を変える
  • ハウスに入っている時は愛犬にかまわない

この2点は犬の問題ではなく主に飼い主側の問題です。

今までの習慣を変えてしまうのは愛犬よりも飼い主の意識を変えることのほうが重要なのです。成犬になったとしても犬が狭い場所を好むということは変わりません。飼い主のほうで、いかにその習性を呼び覚ましてあげるかが問題なのです。

ハウスに入っている時に、愛犬がかまって欲しそうにすると、ついかまいたくなりますが、かまってしまうとハウスが愛犬にとっての落ち着ける場所ではなくなってしまいます。ましてや静かにハウスの中で寝ている時は決して起こしたりかまったりしないようにしましょう。

5.しつけを助けてくれるハウスの選び方

ハウストレーニングをすること自体とても大切なことですが、どういうハウスを使うのかも、とても大切なことです。

しつけを成功させるためには犬に合ったハウス選びがポイントになります。ここでは、ハウスの種類や選び方、注意点などを紹介していきます。

5.1.屋内にハウスを作る場合

まずは屋内にハウスを作る場合です。屋内で犬を飼う場合も、もちろんハウスは必要です。


屋外のハウスは所謂「犬小屋」で、犬を飼ったことがない人にもお馴染みですが、屋内用のハウスにはどんなものがあるのでしょうか。

いろいろなタイプのものを紹介していきます。

5.1.1.見た目がおしゃれなものを選ぶ

屋内にハウスを置く場合、室内の他のインテリアとの調和も大切です。

部屋があまり広くないのに広すぎるハウスを置いてしまうと圧迫感が出てしまいます。また超小型犬なのに大きすぎるハウスでは、あまりハウスとしての役割を果たさず、犬が自由に動ける代わりに静かに過ごすことができる場所ではなくなってしまいます。

また見た目のおしゃれであるというのも大切なことです。飼い主の好みで可愛くておしゃれなものを選ぶのもいいですね。家具調のハウスはインテリアにもぴったりと馴染みます。

 

タイプ的には持ち運びができるクレート、屋根がついたケージ、屋根がない囲いだけのサークルに分かれますが、どのタイプにも入らないものも多くありますので、部屋の広さやインテリア、愛犬の大きさ、そして飼い主さんの好みで選んでみましょう。

5.1.2.ダンボールやDIYで手作りする

犬用のハウスは市販のものを購入しなければいけないというわけではありません。手作りが得意な人は、ぜひ手作りしてみてはいかがでしょう?

DIYで作るのもいいですが、初心者ならまずダンボールで作ってみてはどうでしょう?ダンボールなら大きな物を買い物をしたときなどの商品が入れられた箱などで、無料で手に入れることができます。

またスーパーなどでも無料でもらえることがあります。

ダンボールのハウスは、あまり大きな犬には適さないかもしれませんが、小型の犬には十分な大きさがあり、意外と丈夫です。

簡単に自分の好きな形にすることができるし、色を塗ったり絵を描いたりすることもできます。愛犬の名前を書いてあげると世界に一つだけの愛犬用のハウスができあがります。

手作りが得意な人はDIYで作ってみましょう。本格的なDIYは難しいですが、囲いだけでも愛犬にとっては自分だけの場所になるでしょう。市販のサークルのような感覚ですね。

100円均一のショップに売っているものを駆使しても犬用のハウスは作ることができます。

DIYは決して簡単ではありませんが、自分だけのアイディアを生かした世界に一つだけの愛犬用のハウスができあがります。

インターネットで作り方を解説しているサイトもいくつかありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

5.2.屋外にハウスを作る場合

屋外で飼われている犬にとってのハウスと言えば「犬小屋」です。最近の屋外用のハウスは犬小屋と呼ぶには、あまりにも立派なものや可愛いものなど、かつての犬小屋のイメージはあまりないものが多いです。

それでは屋外のハウスにはどんなものがあるのか見てみましょう。

5.2.1.置きやすいサイズの犬小屋を選ぶ

屋外にハウスを置くと言っても、全ての家に広い庭があるというわけではないでしょう。

家の周りの一角、またはベランダに置くことになりますので、置きやすいサイズのものを選ぶようにしましょう。

また急な雨をしのげるように屋根がついていることも必要です。大きさの目安としては、犬が一回転できる位のものにするといいでしょう。

5.2.2.DIYなどで自作するという手も

DIYが得意な人は、自作のハウスを作るのもいいいですね。

屋外用となると、それなりに丈夫なものを作る必要があり簡単ではありませんが、購入するよりも安くなりますし、自分の好きな大きさやデザインに仕上げることができます。

環境が許すのならば、ぜひDIYにチャレンジしてみてください。飼い主さんが心をこめて作ってくれたハウスを愛犬もきっと喜んでくれるでしょう。

手作りはしたいけれど、自分でデザインして材料を調達して組み立てる、というのは難しい場合も多いですよね。そんな場合は組み立てるだけのDIYキットも販売されています。エクステリアのお店などで手に入ることがあります。

5.3.トイレのしつけが必要な犬にはトイレトレーニングもできるハウスを選ぶ

子犬を家に迎えたときに、トイレトレーニングが完了している場合と完了していない場合があります。


また、ハウスのしつけができていない犬が、成犬になってからトイレトレーニングをやり直さなければならないこともあるでしょう。(散歩の時にしか排泄しなかった等)そういう場合はトイレトレーニングもできるハウスを利用して、ハウスのしつけとトイレトレーニングを一緒に完了してしまいましょう。

用意するのは少し広めのハウスです。トイレと寝床が一緒に置くことができるスペースが必要です。できれば床が網のスノコになっているケージがいいでしょう。床がスノコになっていると、スノコの下にトイレシーツを置くことができて、犬がトイレシーツを破いてしまうことができないためです。

ケージが用意できたら、スノコに下にシーツを敷きつめ、ケージの床にはベッドを置きます。

犬が排泄するそぶりを見せたらハウスに誘導して、ベッドではなくトイレシーツに排泄するかどうかを見守ります。完全にベッドとトイレを区別できればトイレトレーニングは完成です。あとはハウストレーニングを完成させていきましょう。

ケージの床が網スノコではない場合、ケージの床にベッドとトイレシーツを数枚敷きます。

トイレシーツに排泄ができたら、排泄をしたシーツ以外のシーツを一枚ずつ減らしていきます。犬は同じ場所で排泄することが多いですので、最終的にシーツを一枚にすることができたら、その場所がトイレだと認識することができたということになります。

トイレの場所をケージの中にするのも、別の場所にするのもどちらでもいいですが、ハウスでのトイレトレーニング中には「トイレトレー」は使わないようにするのがポイントです。

トイレトレーとベッドを近くに置いておくために、トイレトレーをベッドと勘違いしてしまう犬が多いので、しっかりと区別ができる状態にしておきましょう。
[article-CTA-h2-no2]

6.まとめ

屋外で飼育している犬にはハウスが必要だということはわかっている人は多いですが、家の中で暮らす犬にハウスが必要なものであるという認識がある人は、それほど多くないのではないでしょうか?

犬はもともと狭い場所を好む習性があるので、狭い場所に入れられることは「閉じ込められる」ことではなく、むしろ安らげる場所を与えられたことになります。

ハウスでじっとしているトレーニングができていないと、困る場面がたくさんあります。主に家の中で暮らしている愛犬も、一生家の中でばかり過ごすわけにはいきません。

病院に行かなくてはいけないことも、一年に数回訪れます。予防接種の元気なときはともかく、怪我の時や体調が悪い時は持ち運びができるクレートやキャリーバッグに入って、じっとしておかなくてはいけなくなります。

入院ということもあるかもしれません。そういう時にハウスでしっとしているトレーニングができていないと愛犬が気の毒です。

また愛犬とお出かけや旅行の時も、愛犬はケージやカートでじっとしていられないと、周りの人に迷惑がかかってしまいます。どうせ愛犬と一緒に行くのなら楽しいお出かけにしたいですよね。

やむを得ず愛犬をペットホテルなどに預ける場合も同じです。ペットホテルでは、ほとんどの場合、狭いケージにずっと入れられることになります。ペットホテルでも愛犬が心地よく過ごしてもらうためには、ハウスに慣れていることが必要ですね。

この他にも、家に来客が来た場合、留守番、災害時など、ハウスが必要になることは意外と多いです。ハウスのしつけをしようとしたけれど、犬が嫌がるからと諦めてしまった飼い主さんも、もう一度考え直してみてはいかがでしょうか?

子犬を迎えたばかりの時にハウスを嫌がったからハウストレーニングをしなかったということもあるでしょうが、子犬の頃はハウスを嫌がっているのではなく、どこか知らないところに来てしまったので不安なのです。

ハウスが安らげる場所だとわかれば、すぐにハウスに慣れることができるというチャンスの時期でもあります。この時期に簡単に諦めないようにしたいですね。

成犬になっても狭い場所を好むという習性が変わるわけではありませんので、成犬になってからのしつけは時間がかかりますが、ハウスを自分の居場所と認識してくれる時は、きっと訪れるでしょう。

もちろんハウストレーニングができているからと言っても、一日中愛犬をハウスに入れておくわけではありません。遊んであげられるときには外に出して遊んであげましょう。そして必要な時にはしっかりとハウスで過ごさせる、メリハリがある生活をさせることが大切です。
[article-CTA]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ゴルフの上達に関する情報はSNSでの購読が便利です。