犬って実はとても表情豊かな生き物だとご存知ですか?愛犬が笑っているように見えるとき、あれは本当に嬉しくて、そして喜んで笑っているのです。そして犬の笑顔は飼い主さんの笑顔を真似している時もあるのです。これは嬉しいですよね。
犬にも人と同じように寂しいときや悲しいとき、怒りを覚えるときがあります。そんなときも犬は目だけではなく、鼻や耳も使って、そしてあるときは尻尾や体もつかって感情を表して伝えているのです。
寂しそう、悲しそうな表情のときもあれば、怒っている表情をしているのがなんとなくわかることはありますよね。それをもっと詳しく知ることができたら、さらコミュニケーションをとることができ、犬との生活がもっと豊かに楽しくなります。
まだ愛犬に表情があるかわからない、笑っているように思えないという方もこれを読めば大丈夫です。犬にも個性がありますし。少しずつでも読み取れるようになります。
この記事を読んで、飼い主さんの方からもたくさんの笑顔を大切な家族である愛犬に見せましょう!愛犬との絆がさらに深まり、きっと明るい表情で応えてくれますよ。
目次
1.犬の表情は感情の表れ!
1.1.目
1.2.鼻
1.3.口
1.4.耳
1.5.しぐさ
2.どうして犬は笑うの?
2.1.人の表情を真似している!
2.2.嬉しいときに笑う!
2.3.ニコニコ笑う飼い主のしつけのおかげ!
2.4.愛犬に表情がないのはなぜ?
2.5.ストレススマイルに注意!
1.犬の表情は感情の表れ!
「表情筋」とは顔にある口や鼻、目を動かす筋肉です。人が笑ったり、怒ったりする表情はこの表情筋の動きによるものです。
犬にも表情筋があります。犬の表情筋は人間ほど動かないものの、哺乳類の中で犬は表情の豊かな動物なのです。一方猫は表情筋が大変少なく、表情を作りにくい生き物とされています。猫が「何を考えているのかよくわからない」といわれるのはこの表情筋の少なさも1つの原因です。それもまた魅力なので愛猫家がたくさんいるのですね。
犬の表情には、さまざまな感情が込められています。いろいろな表情からは犬の気持ちを読み取ることができます。
これは犬がもともと群れで生活していた生き物なので、お互いに感情を伝える術が発達しているためなのです。感情を伝えることで、無駄な争いを避けていたのです。喧嘩ばかりしてけがをしていたら、大事な狩りができなくなってしまい生きていくことができなくなってしまうからなのです。
犬は「うれしいとき」に尾を振るというイメージが定着していますが、感情を表すのはこれだけではありません。
喜んでいる、怒っている、悲しんでいることを表情の変化によっても私たち人間に伝えようとしているのです。それを飼い主さんが読み取ると、犬も安心して過ごすことができます。
こうやってしぐさや表情で感情を伝えることを「カーミングシグナル」といいます。
では目や鼻、口からわかる感情をそれぞれ見てみましょう。
1.1.目
目が細くなる
いつもはまん丸い目が細くなっている、そして口も開けている、それは犬がとても満ち足りていて喜んでいるときです。また楽しんでいるときでもあります。こんなときは口角も上がっています。もしかしたら飼い主さんも同じような表情をしていませんか?
目を合わせない
犬が目を合わせず、そらすときがあります。これは不安や恐れを感じているときです。例えば、知らない人があなたの犬に駆け寄ってきたり、ちょっかいを出したりした時目をそらしていませんか?
これは目をそらして「落ち着いてくださいね」と相手に伝えているのです。
そんなときはその場からさりげなく犬を引き離してあげましょう。また、不安げな様子が見て取れたら無理に目を合わさないでそっとしておきましょう。
また、あまりに呼ぶ声が大きいと、目をそらすことがあります。こんな時は小さな声で呼んでみてください。「おすわり」「おて」などを伝えるときも、大声だと目をそらしてくることがあります。注目させたいときは小さな声で伝えてみてくださいね。
また、他の犬に合ったときに目をそらしているようでしたら、関心がないことを伝えているか、相手の犬に「落ち着いて」と伝えていることが考えられます。無理に遊ばせないでおきましょう。
目を合わす
愛犬がじっと目を合わせてくることがあります。相手が飼い主さんの場合は「あなたが大好き」と伝えようとしています。見つめあうことでお互い「大好きだよ、愛しているよ」と伝えあっているのですね。
相手が犬の場合はちょっと異なります。相手の犬より自分が上だと思っていたり、同等だと思っていたりしています。もしかしたら攻撃態勢に入るか、攻撃に備えているかもしれません。こんなときは離れておきましょう。
ボーダーコリーは牧羊犬として仕事をするとき、羊の目をじっと見るそうです。このことで羊は犬を怖がり犬の言うことを効くそうです。目を見つめるのは動物にとって深い意味があるのですね。
また犬は知らない人間にじっと見つめられるのは苦手です。知らない相手だとほかの犬と同じように喧嘩を売っていることになりかねません。スーパーなどの店先につながれている犬を、かわいいからといってじっと見つめることはやめましょう。犬にとってはただでさえ不安な状況なので、思いがけないトラブルになることがあります。
まばたきをする
愛犬がやたらとまばたきをする、という時もありますよね。犬はもともとまばたきを多くする生き物ではありませんが、自分の思いを伝えるためにまばたきをすることがあります。
じっと見つめることが飼い主さん相手なら愛情を伝えていますが、まばたきも友好のメッセージです。飼い主さんが怒ってイライラしている、そんな緊張しているようなシーンで、まばたきをして自分自身を落ち着かせ、相手にも落ち着いてとメッセージを送っているのです。
ほかの犬に対してもまばたきをして、「敵意がない」ことを伝えます。お互いがじっと見つめあって一触即発のとき、どちらかの犬がまばたきをすればそれは「けんかする気はないよ」と伝えることになります。
これは人から犬にも使えます。もし知らない犬に唸られてしまったら、まばたきをしてみてください。まばたきをして敵意がないことを伝えると落ち着いてくれますよ。
この他にもおやつが欲しくて上目遣いで見つめてきたり、遊んでいるときにキラキラした目で見つめてきたりします。
このように目だけでも犬はたくさんの思いを伝えていることがわかりますね。最初はよくわからなくても観察しているとだんだんわかってきますよ。
1.2.鼻
嗅覚のほうに注目がいきがちな「犬の鼻」ですが、気持ちを表す部位でもあります。
犬が口を少し閉じ気味で、唇がめくれ鼻にシワを寄せているとき。「なんだか気に食わないぞ」という気持ちで唸り声も上げているかもしれません。
またこれとは異なり、嬉しそうに鼻にシワを寄せていることもあります。この場合は犬がまさに笑っているような状態で、とても喜んでいる時です。怒っているか嬉しいのかは、その時の状況や犬の様子で見分けることができます。
歯茎が見えるほど唇をめくり鼻にも深くシワを寄せているとき、これはかなり怒っています。唸り声も同時に出していることが多いでしょう。さらに歯がすべて見えるくらい鼻にシワが寄っていたら、攻撃態勢です。犬から離れておきましょう。
愛犬がそのような状態になったときは、なにか原因があるかもしれません。
「痛いところがあって触ってほしくない」「精神的に不安」あるいは「飼い主さんを下にみている」など隠れた原因がある可能性もあるので、頻繁にあるようでしたら獣医さんに相談しましょう。
1.3.口
口からも犬の表情を読み取ることができます。
くちゃくちゃとガムを噛んでいるように動かしている、そんなときは「怒らないでね、言うことをききますよ」と伝えています。いたずらで何かを食べてしまって飼い主さんに怒られたあと、このようなしぐさをすることがあります。まだ何か食べたいのかな、などと誤解してしまいがちですが、犬は一生懸命反省しているところなのです。
遊んでいるときに笑顔になるような口になっていることがあります。口を丸く開けて遊んでいる、それは「プレイフェイス(PlayFace」)と呼ばれ「楽しい」「嬉しい」という気持ちが表れています。
口角を引いて笑っているように見えるとき、リラックスしている気持ちを表しています。飼い主さんにみせる笑顔は「一緒にいて嬉しい、リラックスしています!」という表情なのです。
他にも、大きな口をあけた、と思ったらあくびをすることがあります。これは人のあくびの「眠い」「退屈だ」とは異なり、相手に対して「落ち着いて」と伝えています。
愛犬がなかなかいうことをきかなくてイライラしている時、愛犬があくびをすることがありませんか?そんなときは「お願い、落ち着いてください」と伝えてきています。愛犬があくびをしたら怒らずにいったん休憩をしてみてくださいね。
これも人から犬に使うことができます。やたらと犬が興奮している、唸っている
そんなときに犬に向かってあくびをしてみてください。だんだんと落ち着いてきますよ。
群れで生活しているときもリーダー犬があくびをすると、その群れは落ち着くといいます。昔から犬はこうやって気持ちを伝えあっていたのですね。
1.4.耳
耳の動きはどうでしょうか。耳からも犬の表情が読み取れます。ただ、犬の耳は犬種によって垂れている子や長い子もいるので、すべてが当てはまらない場合もあります。ここでは耳が立っている犬で説明しますね。垂れている子はその分、他のところで表情が読めるので安心してください。
耳がピン!と直立して前の方に傾いているときがあります。散歩中などにみられます。これは好奇心からくるもので、耳を立てて前の方に傾けて音をよく聴こうとしています。首をかしげるときもあり、このしぐさは犬が「不思議だ」と思っているように見えます。実はこの時は一生懸命音を聴こうとしているのです。
この時口を閉じて、鼻をクンクンさせて臭いも嗅いでいるときは、興味とちょっと不安を覚えている状態です。「なんだかよくわからないぞ、でも興味があるなあ」という気持ちです。
耳が寝ている状態、これは怖がっているときや服従しているときにみられます。争ったりけんかしたりする気はありません、と伝えています。
犬同士が遊んでいる時、耳が寝ているにも関わらず歯をむき出していることがあります。これは、服従しているけれど、攻撃心もあるという状況です。
耳が後ろに倒れ、鼻にシワをよせて牙をむいていれば、それは攻撃・怒りの気持ちです。噛むぞ!という気持ちの表れなので、離れたほうがよいでしょう。
一方、犬の頭を撫でているとぺったりと後ろに寝ることがあります。これは気持ちよくて耳が倒れています。口元が緩んでいればそれは喜んでリラックスしている状況です。そんなときは飼い主さんもリラックスしているはずです。お互いにゆっくりとできる時間ですね。
1.5.しぐさ
犬のしぐさからも表情が現れます。尻尾、背中の毛、そして体の硬直などからその感情が読み取ることができます。
尻尾の動き
一番有名なのは尻尾の動きですが、犬によっては断尾している、もともと短い犬がいます。こういった子たちは尻尾の動きから表情が読み取りにくいかもしれませんが他の部分で気持ちを読み取ることができますよ。
大きくブンブン振っている時
これは喜びや楽しい気持ちの表れです。ご飯のまえや散歩に行くとき、飼い主さんが帰ってきたとき、本当にちぎれそうな勢いで振ってきます。
お尻まで振っているようなときは「大好きです」「もうどこにも行かないで、離れないで」などいろいろな思いが込められています。かなりへりくだっている状態といえます。
尻尾を小さく振っているとき
これは相手に対する挨拶のような気持ちが表れています。散歩中に出会った犬や知り合いに対して小さく振っているのを見たことがありませんか?
ゆったり大きく振っているとき
これは「遊び」を楽しんでいる気持ちの表れです。犬同士が遊んでいる時などに見られます。ドッグランなどでのびのびと遊んでいる時に見られます。
尻尾が上にあがっている時
ピンと尻尾が上にあがっている時があります。これは自分が優位であることを示しています。特に自信のある犬に見られます。犬同士があったときお互いにお尻の匂いを嗅ぎあいますが、その時ピンと立てている犬は自信たっぷりに相手にかがせているのです。
尻尾を立てているときは、たいていこのように優位さや支配力を示していると理解していいでしょう。
尻尾が垂れている
尻尾を垂らしている、その時は尻尾が上がっている時とは真逆のへりくだっている気持ちや恐怖を抱いている気持ちを表しています。
また具合が悪いときも尻尾を下に垂らしていることがあります。
さらに垂れた尻尾を後ろ足の間に挟むような状況は、本当に怖がっている、または攻撃されそうになって「降参です」と伝えています。
雷や花火の音におびえた犬が、このようなしぐさをしているのを見たことがありませんか?雷や花火をとても怖がっている状況なのです。
背中の毛が立つ
怒っている犬は背中の毛も立ちあがります。猫が体を丸めて背中の毛を立たせて威嚇しているのと同じような状態です。
怒って背中の毛を立てているときは、鼻にシワが寄り、尻尾も立ち上がっているはずです。唸っていることも多いでしょう。愛犬が他の犬と会ったときに、どちらか一方でもこのような状況になったらけんかになる可能性が高いので、早めに引き離しましょう。
威嚇だけではなく、「怖い」という感情でも背中の毛が立ちあがります。この時、尻尾は垂れて後ろ足の間に挟まり、耳もぺったりと倒れているはずです。恐怖のあまり噛んでくることもあるので、気をつけましょう。動物病院に連れて行ったときに背中の毛が立っていたら、病院が怖いと思っています。
体を硬直させる
犬が怒りを感じ、攻撃しようとしているときは体も硬直させています。唸り、歯をむき出し、鼻にもシワを寄せています。
「あっちへ行け、さもないと噛むぞ」という気持ちの表れです。散歩で出会った犬がこのように硬直させていたら威嚇されています。静かに離れましょう。
愛犬がこのようなしぐさを頻繁にするときは、攻撃行動の原因を探りカウンセリングなどを受けるようにしましょう。
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2.どうして犬は笑うの?
犬が笑うというとびっくりする人もいますが、犬は嬉しいとき、楽しいとき「笑顔」になっています。歯が見えてまるで怒っているようにも見えることがありますが、大きく口をあけて笑っているのです。
では、犬はなぜ笑うのでしょうか。
2.1.人の表情を真似している!
実は犬は「物まね」で笑うことがあるのです。愛犬と遊んでいて楽しそうに笑っているあなたを見て、犬がそれを真似していることがあるのです。
「楽しい」とき飼い主さんはこんな顔をするんだな、と学習しているのかもしれません。そしてあなたに向かって「楽しいね」と笑顔を真似して応えているのです。
犬種によっては、笑顔がわかりにくくなかなか見分けがつかないときがあるかもしれません。しかし注意深く観察していると犬が笑うのがわかるかもしれません。
2.2.嬉しいときに笑う!
散歩のときやドッグランに、愛犬の好きな友達の犬やその飼い主さんはいませんか?またはあなたのお友達のことが大好き、ということはありませんか?
そんな愛犬にとって好きな犬や人に会ったとき、嬉しくて笑顔になることがあります。
犬同士で遊んでいる時、お互いが口を開けて笑っている時があります。また初対面でも「好きだなあ」と思うと嬉しくて笑うことがあります。これは敵意がないことも相手の犬に伝えているといわれています。
2.3.ニコニコ笑う飼い主のしつけのおかげ!
愛犬がお出かけの時、お散歩のとき、そしておやつタイムなどいろいろなシーンで笑い、目をキラキラさせる。そして全身で喜びを表現する、飼い主さんにとってこんなに幸せな時はありません。
犬との生活が楽しくて、一緒にいろいろなことをやりたい、そんなときあなたもきっととびっきりの笑顔でいるにちがいありません。
しつけの時も褒めるときは思い切り笑顔で、遊ぶときも笑顔、そういう飼い主さんの姿をみているからこそ、愛犬もそれを真似して笑顔をみせているといっても過言ではありません。
飼い主さんも愛犬も、一緒に生活して苦楽を共にすることを心から楽しんでいる、そんな状態なのです。
犬は意外と人のことを観察しています。そしてどういう時に飼い主さんが喜んでいるのか、ということをよく見ています。
飼い主さんが悲しんでいる時、自分のおもちゃを愛犬がもってきたことはありませんか?あれは「このおもちゃで遊んだとき、飼い主さんは笑っていた」ということを犬が覚えているのです。
そして「このおもちゃで一緒に遊んでまた笑いましょう」と犬が言いに来てくれているのです。
2.4.愛犬に表情がないのはなぜ?
犬の表情筋は、人間と同じくらいあると言われています。しかしなかには表情が分かりづらい犬種もいます。
例えば、ゴールデン・レトリーバーは、表情がわかりやすいのに比べ、サルーキはわかりづらいと思います。
顔の周りの肉(筋肉)により、見え方がかわります。
また、シニア期になると、いたずらも減り、遊びたがらないことも増えるので、
若い時に比べると表情が減った と思うかも知れませんが、表情は体調、健康チェックができる大切なものです。
動物病院でチェックしてもらうと同時に、無理のない範囲で、散歩に出かけたり愛犬が好きそうな遊びを探ってあげたりしましょう。また笑顔を取り戻すかもしれません。
老化に関係のない白内障でも犬は視力が落ちて、表情が乏しくなることがあります。進行すると視力が低下し、飼い主さんと目を合わせることができなくなります。早期発見すると、治療の方法もありますので飼い主さんが早めに気づいてあげることが重要です。
犬の「甲状腺機能低下症」でも表情が乏しくなり目をキラキラさせて喜ぶことが減ってしまいます。思い当たる原因がないのに太ってきた、毛が抜ける、などが見られた場合は動物病院で検査をしてもらいましょう。
里親制度などで犬を引き取ったとき、その子が放置気味にされていたり虐待を受けていたりした場合は無表情になっていることがあります。
時間がかかるかもしれませんが、飼い主さんが笑顔で温かく接することで犬の表情が豊かになる可能性が高いです。専門家の手を借りながら明るく暮らし、楽しくしつけをしてあげましょう。
もともと無表情な子もいます。その子なりの表情で感情を伝えているはずですから、注意深く観察してみましょう。特に他に様子がおかしい、ということがなければあまり心配せずに楽しく過ごすことを心がけていれば大丈夫です。
2.5.ストレススマイルに注意!
愛犬が笑顔で幸せそうにしていると、私達も幸せな気持ちになりますよね。
しかし、犬はリラックスしていないとき、苦痛やストレス、恐怖を感じているときでも笑顔に似た表情をすることがあるんです。
これをストレススマイルと言います。
このストレススマイルを見分けるためには、笑顔=リラックス、とは限らないと認識することと、普段から愛犬の様子や表情をよく見てあげることが重要です。
表情を見分けるためにストレススマイルの特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。ポイントは目と口元です。
- いつもよりも目を見開いて笑っている
- 口角がひきつるほど後ろに引っ張られている
- 暑くないのに舌を垂れ下げている
など
この3つの特徴以外にも、普段の笑顔とちょっと違うかな?と思ったときはストレススマイルかもしれません。
ちょっとした変化にも気がついてあげられるように心がけましょう。
3.まとめ
犬は実はとても表情豊かな生き物だということがわかりました。顔の表情だけでも、犬は目、耳、鼻、を使ってたくさんの感情を伝えています。また尻尾や体の毛、しぐさからも犬の感情が細やかに伝わることがわかりました。
それぞれがどんな意味があるかを知っておくと、犬の気持ちがわかり、ますます犬との生活が楽しくなっていきます。
また犬のカーミングシグナルを真似して、犬に気持ちを伝えることもできます。まばたきをして敵意のないことを伝えたり、あくびをして犬に「落ち着こう」と知らせたりすることができます。犬もカーミングシグナルを理解してくれているとわかって安心します。
嬉しいとき、犬は笑顔をみせてくれることがあります。この笑顔は飼い主さんの笑顔の真似をしている可能性があるのです。いつも飼い主さんが笑顔で接していると、愛犬のたくさんの笑顔が見られるかもしれません。愛犬は飼い主さんが楽しそうにしているのを喜びます。たくさんの笑顔をみせて、犬との生活をますます楽しく幸せなものにしましょう。
もちろんもともとあまり表情を変えない犬もいます。奥ゆかしい表情のなかにも必ず喜びや楽しい気持ちを表すなにかがあるはずです。愛犬と一緒に遊ぶことを楽しみつつ、焦らずじっくり観察してみてくださいね。
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