犬の下痢について徹底解説!注意すべき下痢の症状とその対処法

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わんちゃんがよく下痢をしているということはないですか?

人にとっても下痢は体力が落ちるし、お腹も痛くなるし、とてもつらいですよね。わんちゃんもつらいはずです。

犬の下痢にはさまざまな原因があります。

今回は、主なわんちゃんの下痢の原因や病気についてをご紹介します。

急なわんちゃんの下痢にも飼い主さんが慌てず対応できるような情報もありますので、このページを読んでわんちゃんの下痢について詳しくなりましょう。

目次

1.犬が下痢をする原因
1.1.犬の下痢の原因はいろいろ

2.何かの症状を伴う下痢は危険
2.1.尿毒症は『下痢と口臭』を引き起こす
2.2.チョコレート中毒は『下痢や嘔吐、震えに似た痙攣』などを引き起こす
2.3.有機リン系殺虫剤による中毒は下痢に加え『ぐったりしたり、元気がなくなる』
2.4.『犬フィラリア薬の副作用』に下痢、嘔吐がある
2.5.『ストレス』も下痢や嘔吐の原因の一つ

3.犬の血便、粘液について徹底解説
3.1.犬の『下痢で血便はよくある』こと
3.2.『下痢に鮮血』が付着している場合
3.3.『粘液状の下痢』を繰り返し血が混じっているのは大腸炎の可能性

4.白米、ヨーグルト、リンゴは下痢に効果あり!
4.1.『整腸作用』のある無糖のヨーグルト
4.2.リンゴに含まれる『食物繊維は適量を守れば、効果あり』
4.3.消化の良い『やわらかい白米』

5.病院に行くことが出来ないときは市販の薬で対応しましょう
5.1.『人間用の新ビオフェルミンS錠』は犬にも効果あり
5.2.動物病医院で処方されるディアバスター

6.下痢が『二日以上』続くなら病院へ
6.1.下痢と嘔吐をしていれば病院へ!
6.2.病院へ行く際の『準備』は必須!

7.まとめ

1.犬が下痢をする原因

わんちゃんの下痢、とても心配ですよね。

こちらでは主な犬の下痢の原因をご紹介させていただきます。

1.1.犬の下痢の原因はいろいろ

犬も人と同じく、下痢の原因は様々です。

夜中に下痢をするという飼い主さんの声を聴くことがありますが、これは夜中から明け方は気温が下がっていてそのせいでお腹が少し冷え、下痢をする場合もあるそうです。

また、わんちゃんが下痢をしているのに、いつも通り元気にしているということあります。

この場合は特に心配ないようですが、もし、体力、抵抗力が低下しているわんちゃん、例えば病気やケガの治療中であったり、子犬や高齢犬ですと気をつけないといけません。

では、犬の下痢の原因をいくつかご紹介します。

ストレスや疲労

いつもと違う環境に置かれた場合や飼い主さんにかまってもらえない寂しさ、お留守番が苦手、生活環境が整っていないなど要因は多種多様ですが、人と同様わんちゃんもストレスを感じる場合があります。

また、トリミングや飼い主さんの留守中にペットホテルに宿泊したときなどは緊張から、ストレスとなり、そして疲れも一緒に出てしまうようです。

最近ではこのようなストレス、疲れが原因の下痢がもっとも多いといわれています。

ストレス性の下痢の場合は、状況が落ち着いて、わんちゃんの緊張がほぐれてから下痢の症状がでるため、飼い主さんが原因に気が付きにくい場合もあるそうですので、食事やおやつなどに原因がないようでしたら、生活環境などを振り返ってみましょう。

誤飲

家の中やお散歩のときなどに、本来わんちゃんが食べてはいけないもの、毒性の強いものを食べてしまうことも考えられます。

特に食いしん坊なわんちゃんやお腹がすいている時、また、色々なものに興味を示す子犬の誤飲、誤食、拾い食いによる下痢は多いそうです。

ご家庭では飼い主さんのお薬、たばこの吸い殻、玉ねぎ、チョコレート、お庭にお花などを植えている場合には毒性の強い植物(菊、百合、チューリップ、つつじ、ポトスなど)、除草剤がついた草などを食べてしまうことが原因となります。

お散歩のときにも何が落ちているかわかりませんので、拾い食いをしないように飼い主さんが注意してみてあげるようにしましょう。

寄生虫

寄生虫は犬の皮膚や被毛に寄生する外部寄生虫と体の内部(血管、消化管など)に寄生する内部寄生虫があります。

外部寄生虫はノミやダニ、内部寄生虫は回中症、鉤虫症(犬十二指腸虫症)、コクシジウム症などがあります

特に子犬や高齢犬の場合、下痢だけでなく貧血や体重は減少するなど重症になることもあります。

伝染病

伝染病が原因で下痢となる場合もあります。

ワクチン接種を毎年受けていれば、犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、コロナウイルス感染症などはあまり心配はないかと思いますが、サルモネラ菌、カンピロバクター菌、クロストリジウム菌、ピロヘータ、大腸菌、プロテウス菌、緑濃菌などに感染してしまうと細菌性腸炎となり、下痢などの症状がでます。

その他

その他には、冷えや食べ過ぎ、水分の取りすぎ、ドッグフードの変更、食物アレルギーも下痢の原因となります。

そして、膵炎、肝炎、腎炎、IBD(炎症性腸疾患)、癌、消化器系の腫瘍なども下痢の症状がありますので、下痢といっても原因は多種多様。おかしいなと思ったら、動物病院を受診されるといいでしょう。

2.何かの症状を伴う下痢は危険

下痢だけでなく嘔吐など他の症状も出ている場合は、緊急を要する状態となっている可能性もあります。

こちらでは別の症状を伴う下痢のケースをいくつかご紹介します。

2.1.尿毒症は『下痢と口臭』を引き起こす

原因

尿毒症は、腎不全の進行によって腎臓の機能が低下、老廃物などが尿として排泄されないために生じます。

放っておくと老廃物が体の中に溜まり、命に関わることもありますので注意が必要です。

症状

  • 元気がない
  • 食欲がなくなる
  • 嘔吐、下痢
  • 特有のにおいの口臭

また、尿が出なくなったり、逆にお水を大量に飲んで薄い尿をたくさんする場合もあります。

進行すると痙攣、昏睡状態となり命の危険も考えられますので早期の治療が重要です。

2.2.チョコレート中毒は『下痢や嘔吐、震えに似た痙攣』などを引き起こす

原因

チョコレートは人にとってとても身近でよく食べられるお菓子ですが、犬にとってはとても中毒性の高い危険な食べ物となります。

チョコレートだけでなく、ココアなどのカカオ類を含む加工食品に入っている成分・テオブロミンの過剰摂取に起こる中毒です。

テオブロミンは、チョコレートやココアに含まれる苦み成分で、大脳を刺激、集中力、記憶力を高める作用があり、中枢神経刺激薬として医療でも使用されており、人には効果のある成分ですが、犬はテオブロミンの分解と排泄に人よりもとても時間がかかるため、中毒を起こしやすい成分です。

症状

チョコレート中毒の主な症状は以下です。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 興奮
  • 頻脈
  • 不整脈
  • 多尿
  • ふらつき
  • パンティング(息が荒くなる)
  • 腹痛
  • 痙攣

このように非常に多岐にわたる症状があります。

犬の場合、中毒症状は食べてから24時間程度は起こる危険性があります。

また、食べてしまった量が多いと昏睡状態を起こし、命の危険もありますので、食べてしばらくしても中毒症状が出ない場合も安心できません。

危険な量・致死量

わんちゃんの体格、体重、個体差によりチョコレート中毒となる量は違ってきます。

テオブロミンの致死量は以下といわれています。

  • 犬 : 100〜200mg/kg
  • 猫 : 80〜150mg/kg

体重が10kgの犬の場合は、テオブロミン1000mg〜2000mgが致死量となります。

大型犬の場合、体重に対してのチョコレートの摂取量から大量のチョコレートが必要となりますのでチョコレート中毒を起こしにくいといわれています。

逆にチワワ、トイプードルなどの超小型、小型犬はチョコレート中毒を起こしやすくなります。

テオブロミン含有量は、チョコレートの種類により大きく異なり、製品にも詳細が表示されていないのが現状です。

各メーカーに問い合わせをしても正確な回答を得られないことが多いそうです。

以下に大体の目安としてのチョコレートやココアに含まれるテオブロミンの量をまとめましたので、参考にしてみてください。

(1グラムに含まれるテオブロミンの概算値)

  • 製菓用チョコレート 約15mg
  • ココアパウダー   約5 〜20mg
  • ダークチョコレート 約5mg
  • ミルクチョコレート 約2mg
  • ホワイトチョコレート 約〜0.05mg

体重が10kgの犬の場合は、テオブロミン1000mg〜2000mgが致死量となりますので、ダークチョコレートを200グラム食べてしまうと危険ということですね。

ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートなどのカカオ含有量が少ないものもありますが、誤食しないように充分に注意してください。

もし、チョコレートを食べてしまったら

少量の場合は慌てずにわんちゃんを安静にし様子をみましょう。

少量であれば自然に排泄され、摂取後24時間程度で中毒症状がなければ特に問題はないということです。

ただ、大量または、摂取した量がわからない場合には吐き出させましょう。

オキシドールを使って吐き出させる方法がありますので、ご紹介します。

(オキシドールと水の割合、飲ませる量は目安です。)

  • 1. オキシドール 1に対し、水を9の割合でオキシドールを薄める。
  • 2. わんちゃんに 薄めたオキシドールを飲ませる。(体重5Kgの場合1㏄)
  • 3. わんちゃんが嘔吐するのを待つ

吐かせる目安は摂取してから約1時間以内が効果があるといわれ、胃を通過してしまうと、吐かせることが出来なくなります。

また、オキシドールは胃酸に反応し、胃の中に酸素ガスが大量に溜まることにより、嘔吐が誘発されて吐き出します。

オキシドールは生物の体内に入ると酸素に分解されるのでわんちゃんの体に大きな影響はないですが、オキシドールで吐かせたあとは胃が若干荒れるようですので、水分補給をしてあげましょう。

嘔吐が落ち着いたら動物病院へすぐに行きましょう。

獣医師さんにはチョコレートを食べ、オキシドールで吐かせた事を説明、他の症状があれば併せて獣医師さんへ伝えましょう。

2.3.有機リン系殺虫剤による中毒は下痢に加え『ぐったりしたり、元気がなくなる』

殺虫剤は、蚊やハエなどの退治用でスプレー式のものを思い浮かべますが、ペットにつくダニやノミの駆除用に使われる首輪には有機リン系殺虫剤を含んでいるものがあります。

また、粒やペースト状の殺虫剤もありますので、わんちゃんが間違えて食べてしまい中毒を起こすというケースもあります。

有機リン系殺虫剤は、動物の神経機能を麻痺させ殺虫剤として効果があるのですが、犬が誤飲、誤食をしてしまうと同じようなことが起こります。

これは犬だけでなく人にも同様です。

有機リン系殺虫剤を飲み込んでしまうと、呼吸困難やよだれ、筋肉の痙攣や麻痺、尿の垂れ流し、脈が遅くなるなどの症状が出ることがあります。

経口摂取のみならず皮膚に付いただけでも同様の中毒が起こる可能性がありますので注意が必要です。

有機リン系殺虫剤による中毒の主な症状は以下があります。

  • よだれを流す
  • 下痢
  • 筋肉の痙攣
  • 呼吸障害
  • 嘔吐
  • 倦怠感、ぐったりする

重症の場合には、呼吸困難、痙攣発作、昏睡状態に陥ります。

2.4.『犬フィラリア薬の副作用』に下痢、嘔吐がある

わんちゃんのフィラリア予防のために薬を使いますね。

粒上やチュアブル、スポット、注射という投薬方法がありますが、わんちゃんに薬を投薬してから下痢、嘔吐などの症状が出る場合があります。

フィラリアの薬による副作用を疑ってしまいますね。

フィラリアのお薬は病院で処方される場合が多いと思います。

その為、副作用を疑う前に、わんちゃんが病院に行くことのストレスから下痢や嘔吐の症状が出たということも考えられるかもしれません。

そのため、病院に行かずに2回目以降の投薬をしたとき、嘔吐や下痢などの症状があればフィラリア薬の副作用の可能性が高くなるでしょう。

そして、フィラリア薬の副作用は犬のフィラリア薬にはいろいろと種類があるため、その種類により薬の成分が異なる場合もあり、副作用の症状は薬によりさまざまとなりますが、以下が副作用の主な症状です。

  • 下痢
  • 元気がない
  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 歩行困難(ふらつくなど)
  • 呼吸困難(息苦しい、呼吸が速い)
  • 肝臓への負担
  • アレルギーショック症状

また、フィラリア予防薬を使わないという選択肢もあります。

それは、フィラリアがわんちゃんの血液中にいるかどうかの検査を1年に1度または2度、病院で受け、もし、フィラリアが発見されれば治療薬を服用するものです。

毎月のフィラリア予防薬の投与では、副作用が起きる可能性が高いため、上記の方法で副作用のリスクを減らすことはできますが、フィラリアに感染する可能性も出てくるので、飼い主さんがわんちゃんの体質や性質などを考慮し、獣医師さんと相談して決めるといいでしょう。

2.5.『ストレス』も下痢や嘔吐の原因の一つ

最近はストレスが原因で下痢になってしまうわんちゃんがとても多いといわれています。

ストレスの原因は

  • 引っ越しや出産、新しいペットが来た、お留守番などの環境の変化
  • 飼い主さんとのスキンシップが足りない
  • 知らない人や犬が怖い
  • 気温の変化などの生活環境

など、さまざまです。

このようなことからわんちゃんもストレスを感じ、下痢や嘔吐などの症状を引き落とす場合がありますので、病気を疑う前にわんちゃんの生活環境の見直しをしてあげて改善されると自然と症状が出なくなる場合もあります。

3.犬の血便、粘液について徹底解説

わんちゃんが粘液状の便や血が混ざった便をすると、何か重大な病気なのかもと心配になりますよね。

ここでは、血便や粘液状の下痢などについてご紹介します。

3.1.犬の『下痢で血便はよくある』こと

血便は、肛門嚢炎(肛門嚢/におい袋の炎症)や大腸炎(大腸の腫瘍/ポリープ・がん)が原因となる場合があります。

下痢の原因は前述のとおりさまざまなことが考えられ、もし、下痢と血便が同時に起こる場合には、肝臓病や寄生虫がいることが原因となるようです。

血便は、特に心配しなくてもよい場合から大腸がんなどの重大なケースがあり、さまざまです。

血便は、以下の2つに大きく分けられます。

  • 上部消化管からの出血: 黒色に近い便(食道、胃、十二指腸などのからの出血 )
  • 下部消化管からの出血 : 鮮やかな血が混ざった血便(小腸、結腸、直腸、肛門などのからの出血)

血便を発見した際には、まず、落ち着いて便の色みると体内のどの部分でのトラブルかがだいたい把握できるでしょう。

また、便のまわりに鮮血がみられる場合には大腸付近の出血が考えられます。

便全体に血が混ざっている場合はウィルス性疾患や中毒、腫瘍、腸管が傷つくなどが原因として考えられるのですぐに病院を受診したほうがいいでしょう。

黒色に近い便は臓器の一部からの出血の可能性が高いのでこちらもすぐに病院を受診しましょう。

3.2.『下痢に鮮血』が付着している場合

下部消化管からの出血は鮮血が便に付着し、また、下痢が伴う場合には、大腸性のIBD(炎症性腸疾患)が考えられます。

治療法としては、下痢止め、駆虫薬(抗原虫薬)、抗生剤の投薬をしますが、それでも下痢や鮮血便がおさまらない場合には、炎症性腸疾患の可能性を疑い、検査、治療をします。

また、急性大腸炎でも下痢に鮮血が付着することがよくあります。

一過性の大腸炎ですと、24時間の絶食だけで状態がよくなることがありますので、わんちゃんが元気な場合は、様子をみてまずは絶食をしてもいいかもしれません。

3.3.『粘液状の下痢』を繰り返し血が混じっているのは大腸炎の可能性

わんちゃんの便にゼリー状やねばねばとした粘液が混ざっていることはありませんか?これは大腸から分泌される粘液です。

分泌した粘液が固まって、ゼリー状やねばねばとしたものになります。

もし、このような状態があれば、主に大腸炎が疑われます。

何らかの原因から大腸が炎症を起こし、大腸を守るため、粘液の分泌が増えます。また水分の吸収が減ってしまうので下痢にもなります。

大腸炎の原因としては、細菌感染や食べているフードが合わない、ストレスなどがあるようですので、まず、ストレスの要因やフードの見直しをしてみましょう。

4.白米、ヨーグルト、リンゴは下痢に効果あり!

こちらでは下痢に効果があるとされる食べ物についてご紹介します。

4.1.『整腸作用』のある無糖のヨーグルト

ヨーグルトは無糖のプレーンタイプであれば犬にもいいと言われています。

ヨーグルトにはご存知の通り乳酸菌が含まれていて、この乳酸菌は牛乳には含まれていません。

牛乳は、犬に与えるとお腹を壊してしまうことがありますが、これは牛乳には乳酸菌が含まれていないためです。

腸内環境を整え、整腸作用のあるヨーグルトは人と同様、犬にも健康にいい食べ物ですが与える際にはいくつか注意点があります。

  • 乳製品アレルギーはないか、体にあっているか
  • はじめは少量から与え、様子を見る
  • 生乳100%、無糖のものを与える

(加糖のものは虫歯の原因になり、果肉入りのものはアレルギーがあるかもしれないため)
などがあります。

また、わんちゃんの体重や大きさにより与える量は変わります。

過剰摂取をするとヨーグルトに含まれる脂肪分の取りすぎで肥満の原因にもなりますのでご注意を。

以下がヨーグルトを与える量の目安です。

  • 成犬の小型犬:小さじ1~2、
  • 成犬の中型犬:大さじ1~2、
  • 成犬の大型犬:大さじ3(体重30キロ程度)

4.2.リンゴに含まれる『食物繊維は適量を守れば、効果あり』

下痢の時にはりんごを食べるといいといいます。

それは、りんごにはペクチンが含まれていて、このペクチンは水溶性の食物繊維で便の中の水分を吸い取り、便の硬さを調整してくれる機能があるそうです。

これは人だけでなく犬にも同じように機能し、りんごをすりおろして与える、またはすりおろしりんごをいつものフードにかけてあげると下痢止め効果があります。

りんごは犬にとっては消化が良くない食べ物なので、すりおろして与え、また、糖質も多いため過剰摂取すると肥満の原因になりますので注意してあげてください。

4.3.消化の良い『やわらかい白米』

こちらも人と同様に下痢を含む病気には、消化のよい白米のおかゆが効果的です。

手軽なレトルトの白米のおかゆも市販されているので、忙しい時には手間もかからないですね。

また、白米のおかゆは以下のような薬膳の効能があります。

  • エネルギー補給
  • 胃腸を回復させる
  • 食欲不振、下痢、嘔吐に効果
  • 精神不安の解消
  • のどの渇きを抑える
  • イライラを抑える

もし、白米のおかゆだけでは食べない、苦手というわんちゃんはカボチャ、ジャガイモを入れてあげるといいでしょう。

また、お肉がないとダメなわんちゃんは鶏肉を一緒に煮込んでお肉の香りをつけてあげましょう。

少量なら鶏肉を与えてもかまいませんよ。

ジャガイモ、カボチャの薬膳での効能は、エネルギー補給、腸を元気にする、下痢、嘔吐です。

鶏肉にも食欲不振、エネルギー補給虚弱体質の改善などに効果が期待できます。

おかゆは、3〜4日ほど続けてみて下痢の症状が回復し、食欲が出てきたら徐々に元の食事に戻すようにしましょう。

カリカリのドライフードはあまり消化に良くないので、急に与えないほうがいいでしょう。

5.病院に行くことが出来ないときは市販の薬で対応しましょう

急なわんちゃんの下痢で飼い主さんもすぐに病院に連れていくことができない場合、市販のお薬を与えることで対応しましょう。

5.1.『人間用の新ビオフェルミンS錠』は犬にも効果あり

実は市販の新ビオフェルミンS錠は、ほぼ乳酸菌でできていてお薬とサプリメントの中間の扱いにあるので、わんちゃんに与えることができます。

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主成分は、ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルスという 3種類の乳酸菌で整腸作用があり、腸内環境を整えてくれることで、便の調子も整えます。

わんちゃんへ与える量の目安は体重が5キロの犬の場合、1日1錠、または、1/2錠を1日3回でもいいそうです。

もし、ご家庭に新ビオフェルミンS錠があれば、急なわんちゃんの下痢に対応できますね。

また、下痢が長引くようであれば、動物病院の受診をおすすめします。

5.2.動物病医院で処方されるディアバスター

ディアバスターは、動物病院で取り扱いのある動物用医薬品で、犬、猫の下痢症状改善、腹痛、疝痛(せんつう)に効果があります。

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有効成分 は、タンニン酸ベルベリン、次硝酸ビスマス、ゲンノショウコ乾燥エキス、五倍子末、ロートエキス散が配合されていて、下痢に効果のある殺菌、抗菌作用、胃腸粘膜の保護、痛みを和らげる作用などがあります。

また、犬や猫が好んで食べてくれるフレーバーで、体重によっては1/2錠や1/4錠でいい場合も簡単に割ることもでき、飲ませやすいお薬です。

用法・用量は1日2回、以下の量となります。

  • 犬: 20kg以上:3錠、5〜20kg未満:2錠、5kg未満:1錠
  • 猫:3kg以上:1錠、1〜3kg未満:1/2錠、1kg未満:1/4錠

こちらのお薬は動物病院で取り扱いがありますのでお薬の使用についてはまず、獣医師さんへ相談しましょう。

6.下痢が『二日以上』続くなら病院へ

もし、わんちゃんの下痢が2日以上続いたり、ほかの症状が出ている場合には一過性の下痢ではないことが考えられますので動物病院を受診しましょう。

6.1.下痢と嘔吐をしていれば病院へ!

もし、わんちゃんが一過性の下痢で1日で回復し、食欲もあるようでしたら少し様子を見ることで特に問題はないようですが、2日以上、下痢が治まらない、嘔吐もある場合には、わんちゃんの体内で何かが起こっていることが考えられ、場合によっては命にかかわることもありますので、すぐに動物病院を受診しましょう。

6.2.病院へ行く際の『準備』は必須!

わんちゃんを病院へ連れていく際には、獣医師さんに症状をわかりやすく説明するために、飼い主さんはわんちゃんの状態を把握しておきましょう。

そして、以下についてをチェックしておき、メモを用意しておきましょう。

  • いつから下痢をしているかと回数(量、排便の時の様子なども)
  • 便の状態(水便、軟便、ゼリー状など)
  • 便の色(血便があるか、あればその量)
  • 元気はあるか
  • 嘔吐の有無
  • 痛いところはあるか
  • 食べたもの

もし、一番新しい便、嘔吐したものがあれば少量をビニール袋に入れ持参する、または携帯電話での画像を獣医師さんに見せるとわかりやすいです。

ペット保険に加入されている場合には保険会社さんの動物保険証を病院窓口へ提示しましょう。

もし、ペット保険へまだ加入されていない場合は、ペットには公的な健康保険がありません。

そのため動物病院での治療費は飼い主さんの全額自己負担となります。

いつも元気なわんちゃんも急な病気や、予期せぬケガをする可能性があります。

また、歳を重ねるごとに病気やケガをする確率も上がってしまいます。

そうなると飼い主さんの負担も増えてしまいますね。

ペット保険は補償内容に応じて治療費の一部を負担してくれるので、万が一の時には強い味方になってくれます。

最近ではペット保険の比較サイトもありますので、一度検討されてはいかがでしょうか。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。

疲労やストレス、誤飲、冷え、食べ過ぎなど、もしかしたら未然に防げたかもしれないものから、中毒、感染症、副作用などがあり、一概に下痢といっても原因はさまざまです。

1日でおさまってくれると安心なのですが、長引いたり、下痢だけでなく他の症状もでていると重大な病気が原因となっている場合もありますので、すぐに動物病院を受診しましょう。

また、日ごろからヨーグルトやりんごのすりおろしなど、整腸作用のある食べ物を与えて腸内環境を整えれば、免疫力もアップし、わんちゃんも飼い主さんも健康維持ができますよ。

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