犬が痙攣した時の対処法がわかる!犬が痙攣する5つの原因と予防法

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わんちゃんが痙攣を起こしたことはありませんか?

突然、わんちゃんが飼い主さんの目の前で痙攣を起こしてしまったら、慌ててしまいますよね。

でも、そんな時こそ飼い主さんは落ち着いて対応しなければいけないんです。

今回は、わんちゃんの痙攣の原因やどんな病気が痙攣を引き起こすのか、症状、そして、対処方法や予防についても詳しくご紹介します。

こちらを読んで、わんちゃんが痙攣を起こしたときの対処方法を覚えておきましょう。

目次

1.知っておきたい!痙攣の症状
1.1.痙攣には、2種類ある!

2.病気だけが原因とは限らない?痙攣の5大原因
2.1.大きな怪我などによる痛み
2.2.寒さなどの気温変化
2.3.恐怖や不安などの精神的ストレス
2.4.激しい運動後の筋肉の痙攣
2.5.病気

3.突然の痙攣!あなたならどうする?
3.1.愛犬が痙攣したときに役に立つ対処法
3.2.急いで病院へ!緊急受診の前に落ち着いてみて
3.3.獣医師に伝えたいポイントのまとめ

4.愛犬のために、今日からできる予防習慣
4.1.犬ジステンパーウイルス感染症の予防接種
4.2.飼育環境を清潔に保つ
4.3.定期的に健康診断を受ける

5.まとめ

1.知っておきたい!痙攣の症状

わんちゃんの痙攣をおこす理由は様々です。

また、痙攣の症状にもいろいろあります。

こちらでは痙攣の種類、症状についてをご紹介します。

1.1.痙攣には、2種類ある!

犬の痙攣は、体が硬直して震えを起こす症状です。

痙攣には大きく分けて、全般発作と部分発作の2種類があります。

では、その2つの発作について以下にご説明します。

①全般発作

脳に電気のような興奮が起こり、最初から脳全体が興奮状態となります。

全般発作のほとんどの場合には意識がありません。

この全般発作にも大きく分けて以下の3つの発作の症状があります。

強直発作:突発的に意識を失くし倒れる。体を突っ張らせる(声を上げることがある)

間代発作:手足の激しい痙攣、手足が伸びたり、縮んだりが繰り返される。

強直間代発作:強直発作と間代発作が組み合わさった発作

②部分発作

脳の一部に電気のような興奮が起こり、脳の一部が興奮状態になります。

部分発作の場合には意識があり、体の部分的な痙攣が起きます。

また、単純部分発作と複雑部分発作の2つに分けられます。

単純部分発作:「体の動き」に指令を送る働きをする脳が影響を受ける。

複雑部分発作:「体の動き」を制御する働きをしている脳が影響を受ける。

1.2.痙攣で見られる色々な症状。

全般発作と部分発作で見られる症状を以下にまとめました。

全般発作で見られる症状

痙攣(発作)が起きる前にオーラという状態になり、この直後に痙攣(発作)が始まります。
※オーラ:落ち着きがなくなる。(不安、恐怖)

【症状】

  • 突然、意識がなくし倒れる。(強直発作)
  • 手足を伸ばし体を突っ張らせる。(間代発作)
  • 呼吸が止まることもある。(約10〜30秒)
    ↓その後
  • 倒れたまま、手足をバタバタとさせる
  • 口をパクパクさせる
  • よだれ、失禁がある。

上記のような症状は2〜3分で収まることが多いのですが、症状が収まる前に再度、痙攣(発作)を起こす場合もあります。

発作を繰り返すことを「重責発作」といい、この場合は犬の脳に大きなダメージを与えてしまいます。

命に関わることがありますので注意が必要です。

また、5分〜10分以上発作が続いていると非常に危険ですので、緊急の処置が必要となります。

【意識が戻ったら】
見当識障害、混乱があります。

意識が戻り、立ち上がって歩こうとすると、よろよろとして家の中の壁、家具などにぶつかることがあります。

しばらくこの状態が続き、数分〜数時間とさまざまです。

部分発作で見られる症状

【単純部分発作】
これは脳のどの部分に影響があるかで症状が異なります。

  • 1. 体の一部の痙攣
  • 2. 恐怖感
  • 3. 腹部の不快感がある
  • 4. 変な匂いや味がする
  • 5. 錯視、幻視、幻聴、既視感(デジャブー)を起こす

1番以外は人が目で見ても、よくわからない症状です。

意識はあり、体の一部分(例:前足だけなど)がピクピクとけいれんを起こしている場合は単純部分発作となるでしょう。

【複雑部分発作】
意識ははっきりしておらず、飼い主さんが呼びかけても反応しません。

  • 口をもごもごさせる
  • 舌なめずり
  • 体の一部をなめる
  • ハエ噛み
  • 疾走

また、脳の一部で起きた電気のような興奮が脳全体に広がると、部分発作から全般発作となります。

2.病気だけが原因とは限らない?痙攣の5大原因

こちらでは痙攣が起こる原因についてをご紹介します。

2.1.大きな怪我などによる痛み

人と同様、我慢強いと言われている犬も激しい痛みにより体が震える場合があります。

その震えが痙攣とみられる場合もありますので、もし、大きな怪我(骨折やひどい傷、捻挫など)があるようでしたら、震え(痙攣)の原因は痛みが考えられますので、けがの治療をすれば自然と震え(痙攣)も収まるでしょう。

また、もし、痙攣の原因が怪我の場合には犬が体を丸めてうずくまっていたり、傷口や痛むところを舐めていることがありますので、注意してみてあげてください。

事故などで頭部に損傷があれば痙攣の症状がおこる場合もあります。

これは、脳が傷ついていたり、脳震盪(のうしんとう)が関係します。

脳震盪の場合には、事故が起きてから数週間、長くて数か月ほど痙攣が続く場合があります。

脳の損傷の疑いがあれば、病院で検査をしてもらいましょう。

2.2.寒さなどの気温変化

犬は、寒さに強いと思われがちですが、人に飼われるようになってから寒さには弱くなっています。

特に子犬や高齢犬は体温調節がうまくできません。

また、チワワなどの小型犬は熱の発散量が多いため、寒さには弱いです。

寒さからガタガタと震えることが痙攣と思われる場合があります。

原因が寒さであれば、体を温めてあげるといいでしょう。

もし、真夏や暑い日に震えだした(痙攣)場合は、熱中症、脱水症の可能性があります。

この場合は、体の熱くなっている部分(脇、股など)を冷やし、水分補給をして病院でみてもらいましょう。

また、発熱を起こす感染症が原因の痙攣は、動物病院での検査をおすすめします。

2.3.恐怖や不安などの精神的ストレス

犬にも精神的ストレスを感じることがありますので、そのストレスから痙攣が引き起こされる場合があります。

例えば、犬は人よりも耳がよく、掃除機の音や雷、花火の大きな音などに恐怖や不安を感じることがあります。

小型犬の場合は特に痙攣、発作を起こしたような状態になることもあります。

痙攣や震えの原因が不安や恐怖の場合には、それらを取り除いてあげるようにすると収まるでしょう。

優しくなでてあげたり、声をかけてあげる、抱っこしてあげるなどで、ゆっくりと落ち着かせてあげることです。

もし、痙攣の症状がひどい場合には、獣医師さんに相談してみるといいでしょう。

もし、自宅近くで花火大会などがあり、わんちゃんが恐怖により痙攣を起こす場合には、獣医師さんにご相談の上、必要であれば精神安定剤を処方してもらうこともできますよ。

2.4.激しい運動後の筋肉の痙攣

ドッグランで走り回ったり、激しい運動のあとに痙攣が起こることがあります。

これは、激しい運動をして筋肉を酷使すると、筋肉が疲労し、筋肉内のバランスが崩れて、意思に関係なく筋肉が収縮することで痙攣が起こります。

この場合、犬は意識があり特に心配はありません。

また、人の場合も同様で、急な運動などで筋肉が疲労しこむらかえりが起こることもあり、また、腕や足、腹筋、背筋だけでなく。

パソコンを使い、目を酷使するとまぶたがぴくぴくすることがありますが、これも目の周辺の筋肉疲労というわけです。

わんちゃんの筋肉の痙攣も人の場合も、体を休めることで落ち着くでしょう。

2.5.病気

もっとも怖いのが何らかの病気により痙攣が引き起こされている場合です。

痙攣を引き起こす病気は多くの種類がありますが、主な病名と症状などを以下にまとめましたので、ご参考になさってください。

  • 脳腫瘍

【原因】脳の細胞が腫瘍化する、悪性の腫瘍が脳に転移するなど原因は様々

【症状】脳のどの部分に主要があるかで症状が異なる。

症状が出ない場合もあるが、てんかんのような発作、旋回運動、運動失調、認知症と似た症状などがある。

早期の発見と早期治療が大事です。

  • トキソプラズマ症

【原因】トキソプラズマ原虫の寄生、またはトキソプラズマに感染している動物からの感染

【症状】下痢や発熱、痙攣、脳に障害がおこる場合もある。病院での治療が必要です。

抗生剤の投与が一般的です。

  • 水頭症

【原因】脳室内の過剰な脳脊髄液により、脳室が拡大し、脳の圧迫による障害や萎縮が起きる

【症状】ふらつき、旋回運動、てんかん様発作、斜視、視力障害などがあり、犬の脳室の拡大は様々な段階があるため、症状がでない場合も。水頭症は特に珍しい病気ではありません。

  • ジステンバーウィルス感染症

【原因】犬ジステンパーウイルスに感染して発症。

【症状】初期症状には、目やに、鼻水、40度前後の発熱、食欲不振、元気がないなどがあり、その後に咳、くしゃみなどの呼吸器症、嘔吐、下痢などの消化器症状がでる。

また、細菌の二次感染により肺炎を引き起こすことも。

ウイルスが神経系に侵入すると脳脊髄炎を発症、麻痺や痙攣、運動失調もみられる。

  • てんかん

病気によって引き起こされる痙攣の代表的な病気です。

【原因】脳の神経細胞に異常が起こり、痙攣(発作)を引き起こす。子犬の頃に発症することが多い。

【症状】突然倒れ、手足を伸ばし、突っ張るような感じで痙攣、口から泡を吹く。声を上げる場合もあります。発作を何度も繰り返し起こす場合は、慢性化するため、すぐに動物病院を受診しましょう。

  • 中毒症状

【原因】食べ物や誤飲により中毒。植物、農薬、洗剤や犬にとって有害なチョコレート、玉ねぎなどを食べたとき

【症状】痙攣、嘔吐、下痢、よだれなどがあれば、中毒症状を疑い、すぐに動物病院を受診しましょう。

  • 犬の門脈シャント

【原因】門脈(血管)大静脈の間に異常な路ができ、解毒できず中毒を起こす病気。ほとんどが先天性。慢性肝炎、肝硬変などの肝臓の病気により発症することもある。

【症状】一時的な盲目、痙攣、食欲不振、よだれが多いなど。症状は食後のみに発症、または悪化することも。

  • クリプトコッカス症

【原因】クリプトコッカス(真菌/カビ)を吸い込むことで感染。

【症状】くしゃみ、鼻水、鼻に潰瘍。重くなると肺炎を起こし、呼吸困難にも。眼、中枢神経への感染は、失明、痙攣、麻痺、運動障害などがある。

  • 低血糖

【原因】犬が長時間食事を摂れないことが原因で血液中の糖分濃度が極端に低下する

【症状】脳にエネルギーが送られなくなる。元気消失、体温低下、下半身麻痺、運動失調、痙攣

3.突然の痙攣!あなたならどうする?

わんちゃんの突然の痙攣。初めての場合は、とてもびっくりしますね。

こちらでは、痙攣が起きた時の対処法などをご紹介します。

3.1.愛犬が痙攣したときに役に立つ対処法

まずは、飼い主さんが慌てずに落ち着きましょう。

大きな声を出してしまうと、それがさらに刺激となり悪化する場合もありますので、注意が必要です。

そして、わんちゃんがぶつからないように、周りにあるものは片づけ、また、ぶつかっても怪我をしないようにクッションなどを挟んだりしましょう。

また、以下にその他の対処法をまとめましたので参考になさってください。

興奮させないようにするために

  • わんちゃんの体にはできるだけ触らないようにする。
  • ゆすったり、起こしたりしない。
  • 静かに声をかけ、ゆっくりとわんちゃんを落ち着かせる

意識がない場合

⇒ 誤って噛んでしまうことも。わんちゃんの口の近くには手を置かない。

呼吸ができなくなる可能性

⇒ わんちゃんを抱きしめたりしない。首輪やリードははずす

嘔吐の可能性

⇒ 顔を横向きにする。気管に詰まり呼吸が出来なくなる可能性も。仰向けでけいれんが起きた際には注意を。

また、痙攣が起きている間は興奮させないよう、わんちゃんの体には触らないようにと言われていますが、個体差もあり、毛布や大き目のタオルでくるんであげると安心するわんちゃんもいるようですので、無理はせず、可能ならくるんであげましょう。

わんちゃんが苦しそうに痙攣を起こしていると、可哀そうに思って抱きかかえたくなるとは思いますが、わんちゃんの呼吸を確認し、わんちゃんの安全を確保してあげてください。

そして、痙攣が収まっても見当識障害や混乱のため、よろよろとふらつきながら歩くこともあり、壁にぶつかったりもしますので、しばらくは目を離さないようにしましょう。

そしてすみやかに病院に連れていきましょう。

3.2.急いで病院へ!緊急受診の前に落ち着いてみて

痙攣が収まると、すぐにいつも通りに戻る場合もありますが、その後も痙攣が起きると脳の神経細胞にダメージを与えることになり、また、痙攣を起こす要因になります。

すぐに収まったから、ケロッとして元気だと思っても、痙攣の原因はひとつではないので、重大な病気の可能性も考えられます。

万が一のことを考え、痙攣が収まったら、わんちゃんが落ち着いたことを確認し、早めに動物病院を受診しましょう。

また、痙攣が5〜10分以上続く、1日に3回、4回と痙攣を繰り返す、意識が回復しないまま、再度痙攣を起こす場合は重積発作と呼ばれ、重度な状態となっていますので至急に動物病院へ連れて行ってください。

放置をすると後遺症が残ったり、死に至る場合もありますので迅速な対応が必要となります。

心肺停止、呼吸停止の場合も非常に危険ですので、早急に対応しましょう。

病院では痙攣が起こった時の状況の詳細を獣医師さんに説明する事が、わんちゃんの痙攣の原因の特定、今後の治療方法見極める重要な材料となります。

飼い主さん自身が落ち着いて正確な状況、情報を獣医師さんに伝えましょう。

わんちゃんの痙攣はいつ起こるかわかりません。

そのためにも日ごろから緊急時にすぐ対応できるように備えておくことも重要です。

以下の2点は最低限知っておきましょう。

  • 1.自宅から最も近い 24時間対応、緊急時に対応可なの動物病院を調べておく
  • 2.かかりつけの獣医師さんとの連絡は夜間でも可能かを確認しておく

また、1.については自宅から病院への移動にかかる時間、連絡先などもメモしておくと便利です。

2.についてはかかりつけの獣医師さんのいる病院の休診日、診察時間、連絡先もメモしておきましょう。

3.3.獣医師に伝えたいポイントのまとめ

獣医師さんは、痙攣が起きた現場を見ていないため、飼い主さんの情報が重要な診断材料となります。

獣医師さんを受診の際には以下のことについて確認しておくといいでしょう。

  • 痙攣が起きた時の状況。わんちゃんが何をしていたか
  • 痙攣が起きる前の状況。変わったことがなかったか
  • はじめに異常が感じられた部位
  • 全身の痙攣か、部分的な痙攣か
  • わんちゃんの意識があったか
  • よだれ、嘔吐、失禁などはあったか
  • 痙攣が起きていた時間(何分間か、何時ごろか)
  • 痙攣が収まってからのわんちゃんの行動、様子

上記以外にも飼い主さんが気になった点についても、すべて伝えるようにしましょう。

そして、わんちゃんが痙攣を起こしている様子をスマホなどで動画を撮影しておくと、獣医師さんへよりわかりやすく伝えられます。

わんちゃんが痙攣している間は、飼い主さんも心配で仕方がないと思いますが、治療を的確に受けられるように、飼い主さんも落ち着いてわんちゃんの様子を把握、余裕があれば動画も撮影しておくと、その後の診断、治療への手掛かりとなります。

4.愛犬のために、今日からできる予防習慣

痙攣については確実な予防方法はありませんが、日ごろから予防の習慣をつけることで健康に過ごすことができます。

それでは、どのようなことが予防になるかをご紹介します。

4.1.犬ジステンパーウイルス感染症の予防接種

ジステンパーは、ニホンオオカミの絶滅の原因となるほど、恐ろしい病気です。

ワクチン接種をすることで、感染予防、万が一感染しても軽度の症状で済みますので、1年に1回のワクチン接種を行いましょう。

4.2.飼育環境を清潔に保つ

飼育環境を清潔にすることで痙攣に関係する病気だけでなく、様々な病気の予防にもなりますので、いつも清潔にしておきましょう。

4.3.定期的に健康診断を受ける

痙攣を引き起こす原因となる病気の早期発見をすることで、痙攣や発作を予防することができますので、定期的に健康検診を受けたり、家庭では毎日、健康管理を行うなど、普段から気を付けてあげましょう。

また、病気以外にストレスなど精神的要素からの痙攣もありますので、こちらも飼い主さんとのスキンシップでストレス解消をしましょう。

5.まとめ

犬の痙攣について、いかがでしたでしょうか。

わんちゃんが急に痙攣を起こすと飼い主さんもビックリされると思いますが、落ち着いて対処することが、わんちゃんのためにも必要ですので、ぜひ、慌てず落ち着いてください。

また、痙攣の原因もひとつではなく、さまざまな要因から引き起こされますので、できるだけ早めに動物病院を受診するようにしましょう。

原因がわかれば適切な治療ができます。

子犬や高齢犬は、成犬よりも免疫力、体力が低く、病気にもなりやすいので、特に注意が必要になりますね。

そして、緊急時に対応してくれる病院、獣医師さんについても把握しておき、万が一に備えましょう。

定期検診や毎日の健康チェックも行うようにして、健やかな生活を送りましょう。

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