犬のゲップが多いのは病気が原因?臭いと吐く理由とゲップの出し方

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犬も人間と同じようにゲップをしますが、あまりにもゲップが多い場合、体調が悪いのかと気になることはありませんか?

水を飲んだり食事をしたりした後にゲップをすると、ちょっと辛そうなので何とかゲップが出ないようにしてあげたいと思いますよね。

ゲップには心配がないものと、病気が原因で起こるものとがあります。

そこで今回は、何が原因でゲップが起きるのか、ゲップを減らすことはできるのか、ゲップに隠されている病気にはどういうものがあるのかなど、犬のゲップについて詳しく紹介します。

たかがゲップですが、重大な病気が隠されていることもあるのです。

ゲップから愛犬の健康状態がわかることもありますので、愛犬のゲップがどういう時に出ているのか、どういう様子なのかをじっくりと観察してみてください。

目次

1.犬がゲップをする原因
1.1.水を飲んだ後や食後のゲップ
1.2.腸にガスが溜まっている場合(鼓腸)

2.犬のゲップから考えられる病気
2.1.消化不良を起こしている
2.2.口の中が病気になっているかも
2.3.胃拡張が原因の場合
2.4.胃捻転になった場合
2.5.犬がゲップをしないけれど大丈夫?
2.6.臭いゲップで疑われる病気

3.まとめ

1.犬がゲップをする原因

犬も人間と同じようにゲップをします。

そのほとんどは水をがぶ飲みした時や食事をした後で、人間と同じ原因で起こるものなので、それほど心配がないものです。

それほど心配がないゲップであっても、だんだんと大きな病気につながってくるものもあるので決して油断はできませんが、生理現象としてのゲップはどの犬にも起こることです。

しかし胃拡張や胃捻転のような怖い病気が原因になっていることもあるので、たかがゲップと安心するわけにはいきません。

それではまず、病気以外のゲップはどんな時に起こるのかについて説明します。

1.1.水を飲んだ後や食後のゲップ

水を飲んだ後にゲップをする犬が多いですが、これは人間とは全く違う犬の水の飲み方に原因があります。

犬が水を飲むときは、首を下に下げて重力に逆らうようにして、舌の裏を使って吸い込むようにして水を飲みます。

人間が水を飲む時とは違い、ピチャピチャという音がして、そばで見てみても本当に水が飲めているのかどうか不思議になることがあります。

そういう飲み方なので、水と一緒に空気も同時に吸い込んでしまいます。

そのため、飲み込んだ空気を吐き出すためにゲップが出てきます。

心配がないゲップでも毎回ゲップが出てしまうのが気になります。

ゲップが出ないようにするためには、首を下げる角度を緩やかにするために、水を入れる食器を台に置いたり、少し高くなった食器にするとゲップが出にくくなるでしょう。

食事を急いで食べるクセがある場合もゲップが出やすくなります。

食事を食べる時も首を下げて食べるので、落ちないようにする必要があり、その時に空気をたくさん飲み込んでしまいます。

この場合も、あまり首が下に向かないようにするため、食器を台の上に乗せたり、高めの食器にしたりすることで、ゲップを減らすことができます。

また食事を早く食べてしまう原因には、お腹が空きすぎている場合もあります。

そういう場合には、食事の回数を増やして空腹になり過ぎないようにすると、ゲップを減らすことができるでしょう。

1.2.腸にガスが溜まっている場合(鼓腸)

腸内にガスが溜まっている場合にもゲップが出ます。

犬の小腸や大腸、胃にガスが溜まった状態のことを「鼓腸」と呼びます。

腸に溜まったガスはおならとして肛門から、胃に溜まったガスはゲップとして口から排出されます。

ガスが溜まる場所は違いますが、ゲップとおならは原因が同じだということができます。

鼓腸の主な原因は腸内の細菌が異常繁殖することです。

腸内には様々な細菌が常在していて、それらは食物繊維を栄養源にしています。

食物繊維を摂りすぎると腸内細菌が異常に繁殖してしまい、腸内にガスが溜まり鼓腸を発症してしまいます。

早食いのクセがあると空気を大量に飲み込んでしまい、腸や胃にガスが溜まって鼓腸になってしまうこともあります。

犬には乳糖を分解する酵素が少ない「乳糖不耐症」という体質がありますので、犬に乳糖を含む食品を与え過ぎると細菌に分解されてガスが発生する原因になってしまいます。

鼓腸の症状はおなら、ゲップ、お腹が鳴るなどですが、嘔吐や下痢の症状も出ることがあります。

鼓腸の対策は、食事の与え方を少し変えることで、かなり症状を緩和させることができます。

早食いのクセがある犬には早食い防止の食器も効果的です。

食物繊維が含む食品の過剰摂取も控えるようにしましょう。

乳製品もできるだけ控えるようにすると、症状はかなり抑えることができます。

鼓腸の症状が長く続いてしまうと体調不良の原因になってしまいますので、早めに対策することが大切です。

2.犬のゲップから考えられる病気

ゲップには生理現象で、あまり心配のないものもありますが、病気が原因になっていることもあります。

ゲップが止まらなくて気になる、嘔吐がある、ゲップが臭うなど、いつもとは違う様子があれば、病気が隠れているかもしれません。

それでは、ゲップから考えられる病気にはどのようなものがあるのか、説明していきましょう。

2.1.消化不良を起こしている

食欲もあり元気もあるけれど、下痢や嘔吐をしてしまうという場合は、消化不良であることが考えられます。

消化不良の場合、ゲップは臭くなります。

消化不良は深刻でないことが多いのですが、中には胃腸炎や膵臓炎などの初期症状の場合があります。

ゲップが一週間以上続いているようなら、動物病院で診てもらうようにしたほうが良いでしょう。

消化不良を防ぐには、ドッグフードを小分けにして与えるか、ふやかして与えると効果があります。

2.2.口の中が病気になっているかも

犬は固いものを噛むのが大好きです。

犬用のガムなどを、いつまでも噛んで遊んでいる犬も多いですよね。

尖ったものを食べることも多いです。

そのため、いつの間にか口の中が傷ついていることが多いです。

歯茎など、口の中が傷ついてしまうと、その傷から炎症を起こして歯肉炎になってしまうこともあります。

その他にも、犬は歯垢が溜まりやすいので、それが歯石になり歯周病になることも多いです。

歯肉炎や歯周病によるゲップも臭いがしますので、生理現象のゲップとは違うということがわかるでしょう。

口の中の病気を防ぐためには、日頃から口の中をチェックして歯磨きの習慣をつけるようにすれば良いでしょう。

また固いものを噛んでいる場合は、口の中が傷ついていないか気をつけてあげるようにしましょう。

2.3.胃拡張が原因の場合

ドッグフードを早食いしてしまった時などはゲップが出やすくなりますが、食後のゲップでも安心できないものがあります。

胃拡張によるゲップもその一つです。

胃拡張というのは、ドッグフードの早食いや水のがぶ飲みで空気をたくさん飲み込んてしまい、胃にガスが溜まってお腹が異常に膨れてしまう病気です。

食べ過ぎで胃拡張になるのは若い犬に多く、胃にガスが溜まり過ぎて胃拡張になるのは老犬に起こりやすい傾向があります。

胃拡張になると胃が異常に大きくなり胃に血液が流れにくくなります。

その結果、胃に酸素などが回らなくなってしまい循環不全を起こします。

胃拡張の症状は、水を大量に飲む、ゲップ、嘔吐などの症状が現れます。

胃拡張から胃がねじれて戻らなくなる病気が胃捻転ですが、胃拡張を起こすと胃捻転になってしまうことがほとんどであり、胃拡張と胃捻転は一緒に対処しなければなりません。

胃拡張の時点で動物病院で治療を行うと胃捻転に至らずに済むことがあります。

胃拡張の場合は胃の中のガスをチューブや針を使って抜く治療が行われます。

2.4.胃捻転になった場合

ドッグフード(特にドライフード)を一気に食べてしまい、食後に水を飲むことで大量の空気を飲み込み胃の中に大量のガスが発生して膨れ上がってしまう状態を「胃拡張」、さらにガスによって胃がねじれて回転してしまう状態を「胃捻転」と言います。

胃捻転は命に関わる病気で死亡率が高いです。
胃捻転を起こしてから30分以内に処置をしないと死亡してしまうこともある怖い病気ですので、症状に気がついたらすぐに動物病院へ行かなくてはなりません。

胃捻転は自然にもとに戻ることはありません。

胃捻転の治療は開腹手術しかありませんが、手術をしても死亡してしまうこともありますので、早めに対処することが必要です。

体の大きい大型犬は食べる量が多いので、特に胃捻転になりやすい傾向があります。

食後に呼吸が苦しそうになったりゲップが頻繁になったり、大量のよだれを出したりしている場合は、胃拡張が疑われます。

胃捻転になるとさらに激しい痛みがあるので、犬が鳴くこともあります。

初めは自力で歩くことができますが、次第に立つことができなくなり、急激に状態が悪化してショック状態に陥り意識が混濁します。

頻繁なゲップとともに短時間でお腹が膨れ上がるので、すぐに異常に気がつきます。

元気に食事をしていたのに、食後急に元気がなくなった場合は、胃拡張や胃捻転が疑われます。

胃捻転の治療は開腹手術でねじれた胃を元の状態に戻す手術が行われますが、心臓の働きが悪くなって不整脈を起こしている場合や、全身に血液が循環していない循環不全を起こしている場合は、その治療も行います。

胃捻転を起こしやすい犬種はシェパード、コリー、ボルゾイなど胸が薄くて胃が深い場所にある大型犬、それに小型犬・中型犬のダックスフンド、ペキニーズ、コッカースパニエルに起きやすいと言われています。

どの犬種であっても、ドッグフードの早食いはよくないので、早食い防止の食器などを効果的に使うようにしましょう。

胃拡張や胃捻転の原因はよくわかっていない面も多く、完全に防止することは難しいですが、発生を抑えるための注意点がいくつかあります。

  • 発酵しやすい食材や高脂肪食は避ける。
  • ドッグフードの粒はドライなら大きめの粒にして食材は小さくなり過ぎないように
  • 食事の直前や直後の運動は避ける
  • 一度に大量の食べ物を与えない
  • 食事の回数を多くして小分けにして与える
  • 早食い防止の食器の使用、または大きな食器に飲み込めない程度の大きさの障害物(ボール等)を入れて早食いをさせないようにする。
  • 運動直後に水をがぶ飲みさせないようにする

胃捻転を起こしやすいと言われている犬種に限らず、全ての犬はこれらのことに注意して、胃拡張や胃捻転は防ぐようにしたいものです。

2.5.犬がゲップをしないけれど大丈夫?

犬のゲップは頻繁であるのも心配ですが、全くないのも心配になるものです。

犬などの動物も人間と同じように、まだミルクを飲んでいる赤ちゃんの時期は、飲んだ後にミルクを吐かないようにゲップを出させるようにします。

ゲップの出し方は人間の赤ちゃんも犬も同じようにして大丈夫です。

縦に抱っこして背中を優しくさするか、ポンポンと軽くたたいてあげてください。

普通にドッグフードを食べられるようになったら、わざわざ出させなくても大丈夫です。

全く愛犬のゲップを聞いたことがないという飼い主さんもいるかもしれませんが、生理現象ですので知らないうちに小さいゲップはしているのかもしれません。

若い犬なら、ゲップをしていないように見えても元気で食欲があれば心配ありません。

若い犬はむしろ胃捻転などでゲップが多くなるほうが心配です。

老犬になってくると胃の働きが弱り吐き戻しが多くなります。

吐き戻しを防ぐためにもゲップがうまく出せない犬には、出させてあげたほうが良いでしょう。

出させ方は赤ちゃんの頃と同じですが、小型犬なら抱っこすることができても大型犬は難しいですね。

小型犬は人間の赤ちゃんと同じ要領で縦に抱っこして背中を優しくたたいてあげましょう。

大型犬の場合はお座りの姿勢にさせて背中をポンポンと叩くかさすってあげると良いでしょう。

ゲップがうまく出せないで吐き戻しが多い老犬にもゲップをされてあげるために試してみてくださいね。

2.6.臭いゲップで疑われる病気

病気が原因のゲップは病気が隠れている場合が多いです。

それでは、どういう臭いがどんな病気から起きている可能性があるのかをまとめてみます。

食べ物の臭い

魚などの食べ物の臭いがするゲップの場合は、早食いや食べ過ぎによる消化不良、歯周病・歯肉炎などの口の中の病気、腎臓病などが疑われます。

早食いのクセがある犬は、早食いを止めさせるようにしましょう。

固いものを噛むことが好きな犬や歯磨きの習慣がない犬の場合、口内の様子を確認するようにしましょう。

ガス臭い

ガス臭いゲップは、胃腸の中でガスが発生している場合です。

消化不良、胃潰瘍、腸炎、胃拡張・胃捻転などが疑われます。

胃拡張と胃捻転はお腹が膨らんで苦しそうな様子を見せますので、すぐに動物病院に連れて行かなくては手遅れになってしまう可能性があります。

他の病気が疑われる場合でも、ゲップが続くようなら動物病院で診てもらうようにしましょう。

3.まとめ

人間と同じように犬も生理現象としてゲップをします。

犬のゲップはドッグフードを早食いや、水をがぶ飲みして空気も大量に飲み込んでしまった時に起こりやすいです。

この時のゲップは人間が炭酸飲料を飲んだ時に出るゲップのようなものなので、あまり心配はありません。

ゲップが気になるようなら一度に多くの量を食べさせないように工夫したリ、首を曲げる角度が緩やかになるような台付きの食器に変えてあげると良いでしょう。

食物繊維が多い食べ物や乳製品を与え過ぎとしまうと、ガスが発生しやすくなり「鼓腸」という症状を起こして、ゲップやおならが多くなってしまいますので、注意しましょう。

ゲップが多すぎる場合、病気が原因になっていることがあります。

ゲップが多い病気として考えられるものは、消化不良、歯周炎、歯肉炎、胃拡張・胃捻転です。

特に胃拡張と胃捻転はすぐに治療しなければ手遅れになってしまう怖い病気です。

食後、急に元気がなくなり、ゲップの他に嘔吐や大量のよだれを出している、お腹が膨れている、お腹を痛がっているという症状があれば、すぐに動物病院へ行きましょう。

ゲップをしすぎるのも心配ですが、全くないのも心配です。

まだミルクを飲んでいる幼犬は自分では上手くゲップが出せませんので、人間の赤ちゃんにするように、ゲップをさせてあげると良いでしょう。

胃の働きが弱って吐き戻しが多い老犬の場合も、ゲップがうまくできていないようなら、ゲップをさせてあげると症状が緩和されることがあります。

若い犬の場合は、ゲップをしていないように見えても、元気があって食欲もあれば、それほど心配することはありません。

臭いがするゲップの場合、どういう臭いがするかで、どういう病気が隠れている可能性があるのかを見分けることもできます。

人間も場合も、ゲップは単なる生理現象の場合もあれば病気が隠れていることもあります。

言葉を話せない犬の場合、生理現象であるか病気が原因のものであるかは、飼い主が気づいてあげなくてはなりません。

たかがゲップですが、ゲップが教えてくれる犬の病気もありますので、何か変わった様子がないか、常に愛犬の様子を観察するようにしたいですね。

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