犬の問題行動は対処できる!問題行動の原因と正しい対処法

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わんちゃんの問題行動でお困りではないですか?

玄関チャイムに反応して吠えたり、他のわんちゃんにうなったりと、気が気ではないということも少なくないはずです。

これらの問題行動は、わんちゃんのストレスやその他にもさまざまなことが原因となっているんです。

今回は、犬の問題行動を軽減、解消できるコツを詳しくご紹介します。

問題行動は犬本来の習性から来ていることが多いので、このページを読んで犬を理解し、わんちゃんとの生活をより楽しいものにしていきましょう。

目次

1.「問題行動」とは、どんな行動?

2.よくある問題行動、その原因と対策を知っておこう

3.問題が起きてからでは遅い!?予防のための5つのポイント
3.1.ストレスを極力なくそう
3.2.生活環境を整えよう
3.3.犬格を尊重してあげよう(個性をみとめよう)
3.4.叱るよりも教えよう
3.5.一貫性のある対応をしよう

4.もしかしたら、飼い主の貴方が問題かも!?

5.まとめ

1.「問題行動」とは、どんな行動?

まず、犬の行動パターンは、正常行動・異常行動・問題行動の3つに分けることができます。

それぞれの行動については、以下をご参照ください。

1.正常行動

犬の祖先・オオカミから引き継がれる、犬が元々持っている本能や習性は、犬の正常な行動(社会行動)の中で見られます。

犬種により違いはあるのですが、主な犬の本能は以下となり、これらは犬の正常行動と言われます。

  • 1. 支配行動と服従性行動
  • 2. 縄張り意識
  • 3. 遊び
  • 4. 繁殖行動
  • 5. 母性本能
  • 6. 排泄

そして、これらの行動は犬にとっては悪意がない本能・正常行動なのですが、一緒に生活をする人にとってはそうではない場合があり、わんちゃんへの正しいしつけが必要となってくるということから、この犬の正常行動が人にとっての問題行動となるものがあります。

2.異常行動

犬が本来はしない行動、例えば、頻繁に同じことを繰り返す、食べ物ではないものを食べるなどのおかしな行動を取ることが異常行動となります。

(例)

  • 自分の尻尾をおいかけて回る
  • 頻繁におもらしをする
  • しっぽや前足を繰り返し噛む、舐める
  • 同じ場所を往復し続ける
  • 何もない空中にむかって足を突き出し続ける

このような異常行動を起こした場合には、病気やケガ、ストレスなどが原因として挙げられますので適切な対応、処置が必要となります。

そして、場合によっては、問題行動として判断されます。

3.問題行動

犬の問題行動とは、飼い主さん側が困ったり、不便・問題だと感じる、思う犬の行動のことをそう呼びます。

そのため、犬の問題行動は、飼い主さんにより判断されるので、正常行動・異常行動と問題行動は飼い主さんの線引きにより変わる、飼い主さんの判断次第となります。

問題行動には例えば、吠える、咬む、飼い主さんの言うことを聞かないなど、また、家族以外の他の人や犬に攻撃的になる場合もあります。

そして、問題行動と呼ばれる行動をわんちゃんがとる場合、飼い主さんとわんちゃんの関係性が良好か、わんちゃんの社会化がきちんとできているかを見直すことも必要となり、飼い主さんが犬の本能や習性をきちんと理解、良好な関係を築くと問題行動は徐々に軽減されていきます。

(問題行動は、犬の正常行動と異常行動の中で飼い主さんにより線引きされる)

2.よくある問題行動、その原因と対策を知っておこう

犬の問題行動は、分離不安、恐怖症、攻撃行動、咆哮行動、常同障害と主に5つに分けられます。

以下の表によくみられる行動、症状、原因、対策を以下の表にまとめました。

また、その下の補足もご参照ください。

【補足】

分離不安

飼い主さん・ご家族がお仕事、学校などの外出で家にいないとき、いつも一緒の飼い主さんがいない寂しさと大きな不安から生じます。

これは、犬の祖先であるオオカミは集団で群れをつくり行動していたので、長い時間を一人で過ごすことはストレスになりやすく、深刻になると「分離不安症」と呼ばれ、心の病気となる場合も。

そのためには、ゆっくりと時間をかけて徐々にお留守番になれてもらうことが必要となるでしょう。

そして、室内で放し飼いにしているわんちゃんは、広いスペースがストレスとなり、興奮状態を促進、これが問題行動につながる場合もありますので、ケージやサークルの利用も検討されるといいでしょう。

恐怖症

犬の聴覚は人よりも優れているので恐怖の対象となるものには「音」が多く、玄関チャイムの音、車の音、おうち以外から聞こえてくる音、雷などや家族以外の知らない人など様々なものがあります。

家に来る知らない人(来客)に対して恐怖に感じて吠えてしまうことも多いようです。

大きな音に反応し、怯え、震え、おもらし、呼吸が荒くなるなどの行動が見られ、もし、パニックになると、暴れたり、無理に外へ出ようとし、飼い主さん、わんちゃん共に危険となることも考えられます。

パニックがひどい場合には、獣医師さんへの相談が必要となるでしょう。

また、これは子犬の頃から社会性を身についていないため、社会化が充分にできていないことが原因となりますので、恐怖の原因を理解し、徐々に恐怖の対象へ慣れさせ、それが本当は怖くないものと教えていくことが必要となります。

攻撃行動

攻撃行動には種類があり、「非感情的攻撃行動」と呼ばれる、遊び攻撃、捕食性攻撃、母性による攻撃の3つの行動とそれ以外の怒りを伴う「感情的攻撃行動」があります。

以下をご参照ください。

【非感情的攻撃行動】

  • 遊び攻撃行動
    遊びの延長上にある攻撃行動。子犬やまだ若い犬に見られ、遊んでいるうちに吠えたり歯をあてたりする。犬の社会化期にほかの犬との接触不足により起こる。
  • 捕食性攻撃行動
    狩猟行動。小動物や動くもの、人や自転車などを追いかける
  • 母性による攻撃行動
    母犬が子犬を守ろうとするときや、妊娠、出産などホルモンバランスの変化で起きる。飼い主さんが子犬を抱こうとするとうなる。

また、わんちゃんが飼い主さんの攻撃性のあるしつけ方法により、恐怖を感じ、それが増長すると攻撃行動をとる場合もあります。

この場合は、飼い主さんのしつけ方法を変えるなどの対処が必要です。

攻撃性のある犬は専門家、ドッグトレーナーへ相談、しつけ方法などのアドバイスを受けるといいでしょう。

咆哮行動

欲求不満・要求、不安が理由と言われています。

要求の場合、かまって欲しい、散歩に行きたい、遊びたいなどの精神的な欲求や、お腹がすいた、お水が飲みたい、ケージ・ベッドが快適ではない、暑い・寒いなど生活環境、衛生面についての欲求があります。

そのため、まず、わんちゃんの生活環境や何をほしがっているかをみてあげましょう。

そして、もし、わんちゃんが「吠えれば、言うことをきいてくれる」と思っているとしたら、これは子犬の時の「甘やかし」が大きな要因と考えられますので、きちんと対処しましょう。

常同障害

犬が目的もなく、同じ行動、行為をを繰り返し続けることです。

この行動は犬だけでなく、猫などその他の動物、人にも見られます。

例えば、動物園で飼育されている動物が檻の中をうろうろした、行ったり来たりを繰り返す行動や、犬や猫などが体の同じ箇所を執拗に舐め続け毛がなくなってしまう、しっぽをずっと追いかけて回り続ける、しっぽを齧ってけがをするなどの行動です。

原因は、 強いストレス、 大きな環境変化、不安や不満、食事や睡眠が不十分などが考えられます。

そして、治療には根気、犬に対する理解も必要となります。

もし、わんちゃんに病気やケガなどがあれば、まず、そちらを優先的に治療、もし、それらがなければ、ストレスの軽減や環境改善、運動や遊び、散歩の充実、食事改善、飼い主さんとの関係の見直しなどをしましょう。

3.問題が起きてからでは遅い!?予防のための5つのポイント

犬の問題行動を予防するにはどのようにすればいいのでしょうか。

こちらでは、飼い主さんが知りたい問題行動を予防するための5つのポイントをご紹介します。

3.1.ストレスを極力なくそう

人と同じように犬も、ストレスや欲求不満が解消されるとの問題行動が予防できます。

ストレスの原因には様々なものがありますが、わんちゃんのストレスの原因となっているものなどを見つけ、取り除いてあげましょう。

以下は、わんちゃんのストレスの原因になり得ますので、一度チェックしてみてくださいね。

  • 環境の変化(引っ越しや家族、ペットが増えたなど)
  • 家族の不仲
  • 過度の運動や運動不足(お散歩、遊びなど)
  • 生活環境での不満(食事、ケージ、ベッドなど)
  • 精神的な欲求(構ってほしい、散歩に行きたい、遊びたいなど)

引っ越しや結婚・出産などでご家族が増えた、新しくペットを迎えたなどの環境の変化に敏感なわんちゃんもいます。

特に新しくペットを飼った場合に新しい子をかわいがりすぎたり、かまったりすると先住犬にとってストレスの原因となります。

また、家族内の不仲も敏感に察知するわんちゃんもいます。

そして、お散歩は運動、トレーニングの一環としてでなく、気分転換、ストレス解消にもなります。そして、わんちゃんのエネルギーを発散させることで、吠えたり、咬んだりという問題行動が軽減されます。

また、食事の栄養、回数、量も多すぎたり、少なすぎたりせず、適量を与えましょう。

もちろん、わんちゃんの居場所であるケージやベッドは清潔にし、定期的に掃除をしてあげましょう。

飼い主さんとのコミュニケーションも大事です。

特に1日のうちにわんちゃんがお留守番をしている時間が長いようであれば、不安を解消してあげるべく、適度に遊んであげましょう。

3.2.生活環境を整えよう

また、わんちゃんの生活環境をきちんと整えてあげることも問題行動の予防となりますので、いかのような点を見直してみましょう。

  • 気温条件(暑い、寒い)
  • 不快条件(不快な音、物がないか)
  • 食事(適量か、質は?)
  • 快適な環境か(ケージ・ベッドの衛生面、大きさ)

わんちゃんの生活空間は快適な温度に保ってあげましょう。

夏場は熱中症や冬になると病気になる可能性も出てきますので、暑かったり、寒かったりすれば調節をしてあげてください。

また、恐怖の原因となる不快な音や物がないかも見てあげ、そして、音が入らないように、窓を閉めたり、カーテンを閉め、視界をせまくするなどの対処をしていきましょう。

食事や環境については、前述の「3-1 ストレスを極力なくそう」の項目をご参照ください。

このような生活環境・習慣からのストレスから問題行動を引き起こすことになりますので、きちんと見てあげましょう。

3.3.犬格を尊重してあげよう(個性をみとめよう)

当たり前ですが、犬は人間ではありません。

いくら可愛くても、おもちゃのヌイグルミでもなく、人間の子供でもありません。

立派な犬という生き物ですので、私たち人間とは大きな違いがあり、その違いを頭に入れ、犬と接する、生活することが大切になります。

そのためには、犬の本能、本質・性質をよく理解して、犬の気持ち、犬格を尊重しましょう。

前述の犬の正常行動は、犬が本来持っている本能からくるものなので、例えば、人と生活するためには、トイレのトレーニングも必要となるわけです。

ただ、トイレトレーニングをしているのにきちんと覚えない、できないという場合もでてくるでしょう。

そのような場合にも「できない子」と思うのではなく、ゆっくりと時間をかけて教えるようにするなど、犬の本来が持つ本能を尊重してあげるようにしましょう。

また、そのように考えることによって、飼い主さんのストレスも軽減されるのではないでしょうか。

3.4.叱るよりも教えよう

犬は、大好きな飼い主さんが嬉しいと思うことが一番の幸せ、犬自身も嬉しいのです。

そして、犬は、どうすれば飼い主さんが喜ぶのかを理解することができます。

また、犬は高い声と低い声を判別し、高い声は、機嫌がいい、褒めてくれている、楽しい、また、低い声は、機嫌が悪い、怒っている、威嚇していると判断します。

そのため、飼い主さんが甲高い声で感情的に怒っていても、犬は飼い主さんが喜んでいると理解します。

また、人間の言葉を理解することは難しいので、ダメ=してはいけないこととして「○○したらだめ」や「ダメでしょう!」というのではなく、「ダメ」と一言、低い声でいうことが大切となります。

そして、問題行動があれば「ダメ」とわんちゃんに教えてあげましょう。

「ダメ」は、言葉としてではなく、号令としてわんちゃんが理解できるようになります。

その時にはわんちゃんの目をみて「アイコンタクト」もとりましょう。

少し時間がかかるかもしれませんが、根気よく教えてあげてください。

そして、その「ダメ」という号令でわんちゃんが問題行動をやめることができれば、飼い主さんも嬉しいということをわんちゃんに伝えましょう。

褒めてあげたり、ご褒美をあげるとわんちゃんは、飼い主さんがうれしんだと理解し、「ダメ」と言われて止めたら飼い主さんが喜ぶと記憶します。

また、わんちゃんによっては飼い主さんが無視することの方が効果的な場合がありますので、状況をみて使い分けるといいでしょう。

わんちゃんによって、すぐに理解したり、何回も教えないといけない場合もあるかと思いますが、きちんと根気よく教えればちゃんとわかってくれます。

そして、犬は体罰を与えたり、しからなくても理解できます。

体罰を与えたり、叱ると、わんちゃんとの信頼関係が崩れ、「怖いから」飼い主さんに従うという関係にもなりかねません。

また、逆にわんちゃんに攻撃性が出て噛みつかれたりということもあり、しつけができなくなってしまいます。

このようなことにならないためにも飼い主さんとわんちゃんの信頼関係を上手に築いていきましょう。

飼い主さんは、わんちゃんのリーダー。

だめなことは叱ったり、怒ったりするのではなく、「ダメ」と教えてあげると、わんちゃんもリーダーが「ダメ」と言っていると理解、そして、問題行動を止めればきちんと褒めてあげるようにしましょう。

叱ったり、怒ったりするのではなく、褒めて躾ましょう。

怒ったり、叱ったりすると飼い主さんも嫌な気分になりすっきりしませんし、ストレスとなることもあるでしょう。

褒めてしつけることは、飼い主さんもわんちゃんも友好的に平和にそして、効率的に躾ができますよ。

3.5.一貫性のある対応をしよう

飼い主さんのわんちゃんに対する態度にムラはないですか?

例えば、昨日は同じことをして叱ったけど今日は放っている、わんちゃんが吠えたら飼い主さんが怖がる等です。

こうなってしまうと、わんちゃんへの飼い主さんの対応に一貫性がないと、わんちゃんを不安にさせてしまいます。

お仕事で疲れて、躾どころではないということもあるかもしれませんが、ここは少し頑張っていただいて、一貫した対応をするように心がけると、今後のわんちゃんとの生活がより楽しくなります。

躾はわんちゃんのためではありますが、同時に今後のわんちゃんとの生活を考えれば飼い主さんのためでもありますので、ぜひ、一貫した対応をしていきましょう。

また、ご家庭内でお母さんはきちんといつも同じように躾けるけど、お父さんが甘やかしてしまうという事も起こり得ると思いますが、ご家庭内で躾が統一されていない場合も同様です。

どのような場合にも躾は一貫性をもって、わんちゃんに対応することが重要です。

できれば、わんちゃんの問題行動についてご家族で話し合い、直したい行動を決め、ご家族全員で、一貫した躾を行いましょう。

その場合には、犬本来の習性、本能をよく理解し、尊重しながら、対応してくださいね。

そして、わんちゃんと一緒にご家族のコミュニケーションも増えていきますよ。

4.もしかしたら、飼い主の貴方が問題かも!?

わんちゃんの躾は、やはり飼い主さんとの信頼関係がもっとも重要といえるでしょう。

もし、わんちゃんが飼い主さんの言うことを聞かない、問題行動を起こす場合、飼い主さん側の対応に問題はないでしょうか。

もし、生活環境などから、わんちゃんがストレスとなっている、病気やケガをしている、エネルギーが発散できないなどがあれば、問題行動の予防ができなくなってしまいます。

以下の項目をチェックし、心当たりがあれば、是非、改善をしていきましょう。

  • 毎日の食事回数・量は適切か
  • わんちゃんの居場所(ケージ・ベッド)は清潔・快適にされているか
  • 毎日の運動、散歩量は適切か
  • 定期的に健康管理、グルーミングなどの手入れがされているか
  • わんちゃんと飼い主さんのコミュニケーションは毎日最低30分以上とれているか

また、わんちゃんは頼れる優秀なリーダーが必要です。

そして、飼い主さんは犬のリーダーです。

わんちゃんが飼い主さんを犬のリーダーとして認めれば、飼い主さんを頼り、安心し、飼い主さんの言うこと・命令を聴きます。

ぜひ、わんちゃんのリーダーとしてメリハリのあるわんちゃんとの生活を送りましょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

わんちゃんの問題行動の解決には、飼い主さんのわんちゃんへの躾に対する一貫性がとても重要となってきます。

躾の方法にムラがあったり、ご家庭内での一人一人の対応に一貫性がなければ、わんちゃんもストレスを感じてしまいます。

そのためには、ご家庭内でわんちゃんの行動を観察、どの行動を直してほしいかを決めて、ご家族で一貫した躾をしましょう。

そうすることで、わんちゃんの問題行動を予防でき、ご家族のコミュニケーションも広がるのではないでしょうか。

また、わんちゃんの躾の際には、犬が本来持っている本能や習性をよく理解し、犬という生き物であることを尊重し、叱るのではなく教えるというスタンスで時間をかけてゆっくりと躾をしていくといいのではないかと思います。

そして、飼い主さんととわんちゃんの信頼関係も上手に築いていきましょう。

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