1歳までの犬に必要なしつけがわかる!問題行動が無くなるしつけ方

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仔犬はもう無条件に可愛いですよね。こんなかわいい時にしつけなんて、本当に必要なのかと思いませんか?

しかし、可愛い子犬の時期のしつけは、もっとも重要なんです。

1歳までにやるべきしつけをしなかった場合、問題行動で悩みが尽きなくなるのは1歳を過ぎてから、まさに「後悔先に立たず」なのです。

ここでは、仔犬を飼い始めた方々が一般的に行っているしつけとその時期、そして先々にどのような利点があるかをご説明します。

愛犬との幸せな生活の為にも、最後まで読んで、仔犬のしつけのエキスパートになってください。

目次

1. 犬のしつけは必要?
1.1. しつけをする目的ってなに?
1.2. 犬は一歳で大人になる
1.3. しつけをしなかったらどうなる?

2. 1歳までに身につけておきたいしつけ
2.1. 生まれた時からしつけははじまっている?
2.2. しつけに一番適した仔犬期 (3か月~6か月までのしつけ)
2.3. 幼犬から成犬にかわる青年期のしつけ (6か月~1歳までのしつけ)
2.4. 反抗期をうまくのりきろう!

3. 知っておくと役に立つ4つのポイント
3.1. ポイント1~叱るのではなくまず褒めよう
3.2. ポイント2~名前を呼ぶのは一度だけにしよう
3.3. ポイント3~難易度にあわせてご褒美をかえよう
3.4. ポイント4~犬の目を見て指示をだそう

4. まとめ

1. 犬のしつけは必要?

小型犬であれ大型犬であれ、しつけは必要です。

また、室内飼いでも室外飼いでも、お散歩に出る時でも、しつけはとても重要なのです。

家族の一員として、人間社会でお互いに幸せに暮らしていくためです。

可愛いと思うからこそ、しっかりとしつけをしましょう。

では、しつけはなぜ必要なのか、具体的にご説明します。

1.1. しつけをする目的ってなに?

犬のしつけは大きくわけて3つの目的があります。

1つ目は家族とストレスなく暮らしていかれるようにするため、2つ目は犬が人間社会に適応して暮らしていかれるようにするため、3つ目は犬を危険から守るためです。

  • 家族とストレスなく暮らすため

飼い主との信頼関係を築くためにアイコンタクトをしつけ、家族の一員としてお互いがストレスなく暮らしていかれる様、生活する上で必要なルールとしてトイレやハウス、ボディコントロール、食事、噛み癖の抑制、無駄吠えの防止などをしつけます。

アイコンタクトは全てのしつけの基礎となります。

これを最初にしっかりしておくと、他のしつけがやりやすくなります。

犬を良い子にすることがしつけではなく、一緒に生活する上で必要なルールを教えることで、お互いが一生楽しく暮らしていかれるのです。

  • 人間社会で暮らしていかれるため

犬に社会性を身につけさせることで、他の犬や知らない人と上手にコミュニケーションを取りながら、様々な状況や環境に対応できる犬にします。

人や犬だけでなく、音や車、走る人、子供、電車、風が強い日、工事など、私たちが何とも思わない事でも犬にとっては脅威や恐怖になります。

犬の生活で遭遇しそうなあらゆる物事や音、状況などに日常的に触れさせることで社会性が身につき、犬が自ら対応できるようになるため、周囲とのトラブルが避けられます。

社会性を身につけた犬は、周囲からもとても可愛がられますし、外での迷惑を気にすることが無くなります。

  • 犬を危険から守るため

アイコンタクトをしっかりと身に着け、さらに、お座り、マテ、コイなどを教え、我慢と自制心を身に着けさせることで、犬をコントロールできます。

これによって犬を危険から守ることができます。

道路でむやみに走り出さないよう止める、呼んで戻ってくれば事故も防ぎ迷い犬にもならないなど、犬自身を危険から回避させることができるのです。

拾い食いや誤飲誤食も止めることができます。

日頃からしつけをしっかりしておくことで、万が一の災害時に、同行避難するなどにも困ることはありません。

しつけの意味をよく理解して、幸せな共存と犬の安全を確保しましょう。

1.2. 犬は一歳で大人になる

犬の成長は早く、1歳で成犬と言われます。しつけに適していると言われる仔犬時代はあっという間に過ぎてしまいます。

犬の成長過程を小型犬・中型犬を中心に段階でみてみましょう。

生後~3か月齢までは一般的に幼犬と呼ばれます。

産まれてから2週齢までを新生子期といい、母犬から受ける養育行動によって、将来成犬になった時の性格が左右されると言われています。

目や外耳道が開いて、外の世界に反応するようになるまでが移行期と呼ばれ、それを過ぎるとおよそ4週齢から大事な社会化期が訪れます。

社会化期はおよそ4週齢~13週齢と言われ、この間に見たものに対し、特別な愛着を形成する時期です。

好奇心がとても強い時期で、犬の初期学習期ともいわれます。

3か月齢~1歳までを一般的に仔犬(子犬)と呼びます。

社会化期が終わったあとの3か月齢~6か月齢くらいを若齢期といいます。

この時期は好奇心より恐怖心が上回ってきます。

これまで様々なものに触れてきたことは基礎的な学習で、この若齢期で繰り返し経験することで本格的な完成がなされます。

丁度、生涯学習期といわれる時期で、人間社会で生活する上で、家族と共に暮らしていく上でも、必要なルールを学んでいく大切な時期でもあります。

生涯学習期には終わりはありませんので、一生にわたって繰り返し経験させることが必要です。

若齢期が過ぎて1歳くらいまでは青年期といわれ、体の大きさはほぼ成犬に近くなります。

7~8か月くらいから生殖能力が発達してきます。思春期に入り、反抗期もこの時期にやってきます。

1歳以上は一般的に成犬といわれます。

個体差はありますが、心身ともほぼ出来上がり、大人となります。

小型犬の方が成長が早く、およそ1歳で成犬となりますが、大型犬や超大型犬の場合は、骨格などの発達段階が小中型犬に比べて遅いため、幼犬期は18か月くらいまで、成犬は2歳くらいと一般的に区別されていることが多いです。

1.3. しつけをしなかったらどうなる?

小さいから、可愛いからとしつけをしないでおくと、いわゆる「問題行動」が出てきます。

問題行動を直そうとすると時間がかかりますので、飼い主も犬もストレスになります。

アイコンタクトができないと、他のしつけが入りにくくなります。

信頼関係が出来上がっていないので、犬は飼い主のいう事を聞かなくなります。

トイレのしつけができていないと、人間からしたら粗相ばかりでストレスですね。

ハウスができないと、一緒に宿泊旅行に出かけたり、万が一災害などに遭った場合、犬は一緒に行動することができません。

社会化が出来ていないと、人や犬に吠えたり飛びつこうとしたり、車に向かって走り出したり、最悪は事故に繋がります。

犬や人とのトラブルも起こります。人や犬と出会う度にこれでは、外での散歩が苦痛になります。

甘噛みをしつけておかないと、いつしか本気噛みになり、噛み癖が止まりません。

ボディコントロールをしていないと、体を拭くことも、ブラッシングすることも、病院に連れて行くことも困難になります。

無駄吠えがひどくて近所から苦情が来たら、飼い主としてはどうしたら良いのでしょう。

しつけは、お互いが心穏やかに幸せに暮らしていくため、大切なルールを学ばせる行為です。

可哀想なのではなく、ルールを知らせないまま育てる方が、犬にとっては可哀想な事なのです。

2. 1歳までに身につけておきたいしつけ

仔犬のころは、まだ何も知らない状態です。

ですから適した時期に必要なしつけをすると、成犬になってからよりも早く覚えることができます。

成犬と言われる1歳までに、身につけておきたいしつけを、適齢期と共にご説明します。

2.1. 生まれた時からしつけははじまっている?

犬は産まれた時からしつけがはじまっています。

通常は産まれた後、母犬が兄弟姉妹と一緒に育てます。

社会化期が始まる4週齢ほどから、犬は母犬や兄弟姉妹と遊ぶことによって、犬社会のルールを学びます。

まずは母犬や兄弟姉妹の中で、順位があることを覚えます。

通常、母犬が絶対的な存在になります。

いけない事をした仔犬には、母犬がたしなめてやってはいけないことを学ばせます。

この過程で主従関係を理解し、自分より強い相手に素直に従うことを覚え、わがままを抑えることを学びます。

兄弟と遊んでいるうちに、強く噛んではいけないことや、犬が生活する上で必要な犬社会のルールを学んでいくのです。

生後2ヶ月以前は、母犬や兄弟姉妹と一緒に過ごすこと、または母犬と飼い主が協同して育てることが理想です。

しかし、それができない場合は、飼い主が母犬の代わりを務める必要があります。

生後2ヶ月くらいまでは、無理にしつけをしようとはせずに、愛情をたっぷりと注いで、心が安定した育ち方をさせる方が、後に性格が良くしつけも入りやすくなります。

また、社会化期には、犬に様々な刺激を与え、社会性を身につけさせることがとても重要です。

刺激とは、人や犬、物、音、環境など、これから生活する上で遭遇すると思われるすべての事象を見せる、触れさせるということです。

単に怖がらせるのではなく、少しずつ徐々に慣らしていくということです。

ワクチン接種との兼ね合いがありますが、家の中でも出来ること、やり方はたくさんありますし、抱っこして外を回ることもできます。

社会化期の社会化のしつけは、必要であれば獣医師や専門家と相談して、この時期に十分やっておくことが大切です。

2.2. しつけに一番適した仔犬期 (3か月~6か月までのしつけ)

若齢期にあたり、脳が急速に発達します。

この時期はしつけに最適です。必要なしつけをこの期間に行いましょう。

ただし、詰め込み過ぎると仔犬は混乱し、しつけが嫌なものだと思ってしまいます。

無理なく、ひとつずつクリアしていく気持ちで、楽しく学ばせることを意識します。

また、仔犬の集中力は長くて10~15分程度ですから、長くやり過ぎないようにも注意します。

  • アイコンタクトとトイレトレーニング

仔犬を迎え入れたらすぐに、徐々に始めていきたいものです。

アイコンタクトについては3-2項と3-3項で説明していますので参照してください。

トイレは飼い主との生活で、最も悩むことの1つです。

3か月齢くらいからはきちんと覚えられますので、トイレトレーニングをしっかりと始めましょう。

トイレトレーニングは迎えたその時から始めると言われます。

早く始めるのも構いませんが、失敗しても決して叱らないように、最初は場所を覚えさせることから徐々に行いましょう。

  • 食事のルール

食事の場所を決め、飼い主主導で食事を与えます。

ねだられてあげるのはよくありません。

また、与える時には、お座りやマテを言い、指示語を覚えさせながら、次第に従ったらあげるという方向に仕向けて行きます。

人間が食事をしている時、ねだることがありますが、これには「ダメ」と言って無視します。

この時期はいけないことを理解できる時期でもあります。ダメなものはダメと言いましょう。

  • ハウストレーニング

ハウスは犬にとって快適な場所となるようなものを準備してあげます。

リラックスして眠れる程度の広さが目安です。

ハウスに慣れさせ、そこが安全で安心な場所だと覚えさせます。

注意は、いけないことをした罰としてハウスに入れない事です。

これをやると、ハウスは嫌な場所だと覚えてしまいます。

  • お座りとマテ

家の中の、仔犬が集中できる場所で、お座りやマテをしつけます。

好きなおもちゃが視界に入るところや賑やかなところだと仔犬が集中できませんので、仔犬が集中できるところを選んで行います。

  • ボディコントロール

最初は犬が嫌がらない背中や頭から軽く撫でます。

あまりしつこくやると嫌な記憶になりますので、嫌がるようであれば間をあけて少しずつ、触ったらご褒美をあげるなどして楽しい事だと理解させます。

次第に、足や尻尾、鼻先、お腹など、あらゆる場所を触れるようにしていきます。

  • 留守番のトレーニング

ハウスに慣れてきたら、ハウスでお留守番のトレーニングも行います。

犬は周囲に仲間がいないと不安になります。

最初は少しの間、視界からいなくなる程度から始めます。

吠えたりしても、姿を見せてはいけません。

吠えれば飼い主が帰ってくると学習してしまい、留守中は吠え続けることになります。

吠えがいつまでも止まないようであれば、離れる前に犬が夢中になれて安全なおもちゃを入れ、夢中になったら姿を消します。

  • 甘噛みのしつけ

早いと、この時期後半から甘噛みが始まります。

歯が生え変わる為、むずがゆいのです。

この時、手あたり次第に噛むようになりますが、人を噛ませては絶対にいけません。

噛み癖のしつけはこの時にしっかりとすることが重要です。

全てダメにしてしまうと、仔犬の本能からくる「噛む」という欲求が満たされないため、噛んでも良い物を与えます。

人間を始め、噛んではダメなものはダメです。

手に負えるうちにしっかりとしつけましょう。

  • 社会化のしつけ

これまでのしつけと同時に、とても大切なしつけが社会化です。

この時期には積極的に仔犬に刺激を与えましょう。

知らない人、犬、車、音、状況、環境、生涯遭遇すると思われる物事をなるべく体験させて、社会性を身につけてください。

これ以前に初期学習した仔犬も、この時期に体験の上塗りをしないと、初期学習が無になります。

2.3. 幼犬から成犬にかわる青年期のしつけ (6か月~1歳までのしつけ)

6か月齢くらいから、一般的に青年期に入ります。

仔犬が成犬へと切り替わっていく時期で、反抗期を見せる時でもあります。

これまでのしつけの集大成になりますので、確固とした態度でしつけを完成させます。

この時期は、体はほとんど大人になり、生殖機能も備わってホルモンバランスの変化も激しくなります。

歯も生え変わり、精神面でも成犬に近くなっていき、知能も高くなってきます。

これら様々な成長により、これまでには見せなかった性格を見せるようにもなります。

6か月~1歳のしつけは、これまでのしつけがしっかりできているかどうかで変わってきます。

  • しつけの完成へ向けて

これまでのしつけがしっかりとできている場合は、しつけの完成に向けてステップを上げます。

これまでのしつけは繰り返し確認するように行い、しつけをしっかりと身につけさせます。

また、指示語で従うようにしていき、状況を変えて難易度を上げていきます。

特にお座りやマテ、さらには呼び戻しなどがどこでも行えるよう、指示語を使ったトレーニングを外でも行います。

リーダーウォーク、ツイテも外で必要となるトレーニングです。

伏せもこの時期からやりましょう。

この姿勢は犬にとって屈辱になります。

しかし伏せができると、犬は飼い主に対してしっかりとした信頼感を持って従うようになります。

ここで重要なのは、社会化のしつけも忘れない事です。

こちらもしつけ同様、終わりはありません。

途切れないように常に様々な刺激に触れさせてください。

  • しつけ不足の場合

しつけがしっかりできていたのに、急にできなくなった、言うことを聞かなくなったという場合は、反抗期の可能性があります。

これについては2-4項を参照してください。

さて、この時期で問題になるのが、しつけ不足です。

これまでのしつけが不十分だと、この時期に問題として一気に出てきます。

悩みで最も多いのが、噛みつき、吠え、社会化不足です。

噛みつきや吠えについては、信頼関係の構築がしっかりできていない、主従関係の逆転が根本にあります。

これまで、甘噛みや要求泣き、その他のわがままを許して甘やかしてきたことで、犬が成長とともに自分が優位であると確信しはじめ、本気噛みや本気吠えになってしまうのです。

まずは、しつけのやり直しです。

信頼関係の構築からしっかりとやり直します。

今度こそ、甘やかしを止め、毅然とした態度で対応しましょう。

遅くはありません。最初の時より多少時間がかかるかもしれませんが、それでも今やらないともっと時間がかかり大変になります。

覚悟を決めて、根気強くしつけ直しをしましょう。

できない事だけでなく、できていることも復習します。

しつけ直しの際、飼い主の態度もよく振り返る必要があります。

指示の与え方、途中であきらめてしまう、このくらいはいいやと多めに見てしまうなど、犬が混乱するような指示、犬がわがままを通せると学習してしまうような行動はきっぱりと改めます。

そして、ダメなもの、ダメなことはダメと徹底しましょう。

特に気を付けたいのは噛み癖です。

甘噛みのうちは笑って済ませられますが、成長してくるとあごが発達し、力も強くなり、加減を知らないと本気噛みになります。

噛まれてむやみに手を引くと大けがになります。

噛まれたときは手を口の奥へ押し込むようにします。

マズルコントロールは信頼関係が出来ていないと逆に攻撃行動に発展することがあります。

もし、噛み癖が手に余るようであれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。

人や犬を見てやたらと吠える、飛び掛かろうとするなどは、社会化不足のことが多いです。

いきなり撫でてもらう、犬と挨拶をする、という事はせず見せることから始めて、様々な刺激にもう一度触れさせて慣れるようにしてください。

しばらくぶりに見たものは、警戒心が強くなった犬にとっては新しい物と同じなのです。

2.4. 反抗期をうまくのりきろう!

今までできていたのに急にできなくなった、今までいい子だったのに急に聞かん坊になった! それは反抗期かもしれませんね。

大体、小型犬では早いと4~6か月くらい、一般的には若齢期に反抗期がやってきます。

呼んでも来ない、できていたトイレに失敗する、マーキングが増える、子供やお年寄りなどに強気な態度をする、犬に吠えかかる、指示に従わなくなる、食べている時に近づくと唸る、物音に吠える、などが一般的な兆候です。

反抗期が来た!と思っても、慌てずに。毅然とした態度で乗り切りましょう。

犬は、どれだけわがままが通るか、飼い主を試しています。

例えば、食器を片付けようとしたら唸ったので手を引いた、となれば、唸れば要求が通ると学習してしまいます。

好きなおやつしか食べずご飯を食べなくなったからおやつだけあげる、となれば我儘が効くと思ってしまいます。

犬や人に吠えたら逃げたなど、気に入らないものを排除できたと経験すると、そのまま癖になってしまいます。

まずは、うろたえず、叱らないことです。

犬の機嫌も取らない。イタズラや失敗は無視し、犬を遠ざけて黙って片付けてしまいます。

指示を出しても従わなければ、指示を出さないということも時には必要です。

指示に従わなくて済んでしまったという体験をさせないため、つまり我儘が通るという経験をさせないためです。

しかし、ダメなものはダメという、確固たる態度も重要です。

絶対に守ってもらうルールだけは曲げず、あとは無視するということも有効です。

噛み付いたら絶対に許してはいけません。

ダメばかりではどちらもストレスですので、運動や遊びなどで犬を発散させるようにします。

反抗期は真っ最中がありますが、少しずつ落ち着いてきます。

そうしたら改めてしつけをし、できたら褒めてもらえる、という信頼を再構築しましょう。

3. 知っておくと役に立つ4つのポイント

しつけというと、なんだか厳しい、難しいという印象を受けがちですが、実は日頃のちょっとしたことで、楽しく行うものなのです。

まずは、飼い主さんが、楽しく一緒に覚えよう、と思うことが重要です。

楽しくしつけを行えるよう、役に立つポイントをご紹介します。

3.1. ポイント1~叱るのではなくまず褒めよう

とにかく「褒めて伸ばす」が基本です。

今や警察犬もほめて伸ばす時代です。失敗しても叱ってはいけません。

褒めるポイントは、飼い主が声と動作で大げさに褒めること、そしてその瞬間に褒めることです。3秒経つと犬は忘れると思ってください。

犬は飼い主が喜ぶことをしたい、と思うとても健気で忠実な生き物です。

心から喜んであげましょう。そうすると、犬はもっと喜んで欲しいと、褒められた行動を繰り返すようになります。

失敗を叱らない理由は、犬が嫌になって勉強嫌いになってしまうことと、叱られていることが何だかわからない時に逆効果になるからです。

例えばよくあるのが、トイレの粗相での叱責やお説教。

決まった場所でしない、はみ出したなどで叱ったり、グダグダとお説教をすると、犬は「排泄をしたこと自体」を叱られていると勘違いし、排泄を我慢するようになってしまいます。失敗は無視です。

また、不快感や体罰を伴うしつけを受けた場合、学習能力が低下すると言われ、人や犬に怯える、心理的あるいは行動に問題が出ることがあり、最悪は攻撃行動に出ることもあるようです。

尚、「失敗」は叱らないということですので、やってはいけないことは「ダメ!」と適度に叱ります。

甘やかして育つと訓練がしにくくなります。

失敗は叱らない、しかしいけない行動を取った場合は、適度に叱ることも大切です。

3.2. ポイント2~名前を呼ぶのは一度だけにしよう

名前を連呼すると、何度も呼ばないと振り向かない、呼ばれても無視できるといったことを学習してしまいます。

自分の名前を覚えている犬に対して名前を呼ぶときは、1度だけはっきりと呼びアイコンタクトをとります。

しかしまずは、犬が名前を覚えなくてはいけません。

迎えたばかりの最初のころには、ご飯をあげる時や散歩のときなど、何か犬にとって嬉しい行動を起こすたびに、名前をはっきり呼びかけ褒め、ご飯や散歩などをします。

名前をはっきり呼んでご褒美のおやつあげるのも良いです。

名前を呼ばれることが楽しい事だと認識させることが目的です。

そのうち、犬が名前を覚えます。

覚えてきたと感じたら、犬の近くで1度だけはっきり呼びます。

名前を呼んでこちらを見たら、すかさず大げさに体を触りながら声でも褒めます。

目を合わせたら1秒以内にご褒美があげられる距離で、目を見たらすかさず褒めてご褒美です。

次第に、背後から呼ぶ、不意に呼ぶなどして、こちらを向いたらすかさず褒めます。

繰り返していくうちに、犬は名前を呼ばれ目を合わせることが褒められることだと認識します。

目を合わせない時は、名前を連呼せず、偶然でも良いので目を見るまで待ちます。

目が合ったら瞬間に褒めてご褒美、これを繰り返すことで、目を合わせることが良い事だと条件付けされます。

これができるようになったら、場所を変えたり、気が散るところでやるなどして、アイコンタクトを確実なものにします。

注意は、しつけ時も成犬になってからでも、叱る時に名前を呼ばない事です。

犬にとって呼ばれることが嫌なことに変わってしまいます。

3.3. ポイント3~難易度にあわせてご褒美をかえよう

しつけの難易度によって、ご褒美にもメリハリをつけると効果が上がります。

犬にとってのご褒美は、飼い主が喜んでくれる、遊んでくれる、おやつをもらう、という事になります。

特に集中が難しい場所でのトレーニングや、苦手なしつけなどを行う際には、犬にとっては難易度が高くなります。

それが出来た時には大好物のおやつをあげ、犬によく頑張ったね、という気持ちが伝わるように工夫すると、犬もしつけに対してやる気が出てきます。

どれがその犬にとって最高のご褒美かは、飼い主さんがよく観察して、大好きなものを最高のご褒美としてあげましょう。

3.4. ポイント4~犬の目を見て指示をだそう

アイコンタクトといい、全てのしつけの基本です。

呼んだときに目と目を合わせ、犬が飼い主に注目する状態を作ることをいいます。

アイコンタクトは、犬に対してこれから大事な事を言うよ、という合図です。

ですから、犬が名前を覚えて、呼んだらこちらに注目することが前提です。

注目することで初めて命令を聞く大勢になるため、アイコンタクトができないと、しつけを始めることができないということになります。

アイコンタクトをとりながら、こちらに注目させ、しつけやトレーニングの指示語を出します。

単に注目させるだけでなく、興奮状態を沈めたり、急に横断しようとするなど、危険な行為を中断させることもできるようになるため、アイコンタクトは根気強く練習して覚えさせるようにしましょう。

4. まとめ

しつけは生涯学習です。できたら終わりと安心せず、繰り返し続けてください。

しつけには犬と飼い主の信頼関係が不可欠です。次に飼い主さんの覚悟と根気です。

1歳までは本当に可愛い時期ですので、ついつい甘やかしてしまう気持ちはとてもわかります。

そこをあえて、大切な家族の幸せのために、子犬のうちにしっかりとしつけを行いましょう。

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