ドーベルマンの性格や子犬の値段、ブリーダー、特徴的な耳について

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100種類以上いると言われる犬の種類。その中でもドーベルマンは見た目が怖い。というイメージが強いのではないでしょうか?

しかし、実際には彼らはとても頭がよく、飼い主に忠実な誠実な性格の犬種なのです。
この記事では、ドーベルマン歴史や性格、家族として迎えるためのブリーダーや里親情報をご紹介します。

怖がられる事が多いドーベルマンですが、この記事をきっかけに少しでも彼らの魅力を感じていただければ嬉しいです。

目次

1.見た目が少し怖いドーベルマンの性格とは
1.1.ドーベルマンは警戒心が強い?
1.2.アメリカンタイプとヨーロピアンタイプでは性格が違うの?
1.3.メスとオスでは性格が異なる?
1.4.ドーベルマンの被毛のお手入れは?
1.5.ドーベルマンがかかりやすい病気って?
1.6.ドーベルマンの食事や生活の注意点

2.ドーベルマンはどこで購入できる?
2.1.オススメのブリーダーは?
2.2.全国各地の里親集合!
2.3.平均の価格相場はいくらくらい?
2.4.ミニチュア・ピンシャーの値段は?

3.ドーベルマンの耳がキリッとなっている理由
3.1.どうして耳や尻尾を切るの?
3.2.耳は切るべき?切らない?
3.3.断耳の手術費用は?
3.4.断尾の手術費用は?
3.5.ドーベルマンの耳は矯正が必要?

4.まとめ

1.見た目が少し怖いドーベルマンの性格とは

では、ドーベルマンは実際にはどんな性格の持ち主なのでしょうか?
まずはじめに、ドーベルマンの性格や人間と歩んできた歴史、体の特徴などについてご紹介します。

1.1.ドーベルマンは警戒心が強い?

ドーベルマンはドイツ出身の犬種で、19世紀末に警備するための犬として生み出された大型犬です。

名前は生みの親であるフリードリヒ・ルイス・ドーベルマンの名前から取られています。当時彼は税金徴収の仕事をしており、仕事柄危険な目に遭うことも多い立場でした。自分の身を守るために、飼い主に忠実で頼もしい犬が欲しいと、彼自らが作ったのがドーベルマンでした。

彼の作った犬種が警護犬として活躍したことから、ドーベルマン氏は功績を高く評価され、それを記念して犬種には彼の名がそのままつけられたのです。
このように、ドーベルマンは品種改良を重ねて人工的に作られた犬種なので、同じく人工的に作られた馬のサラブレッドと似たいきさつから「犬のサラブレッド」と評されることもあります。

警護をする犬として、シェパードやワイマラナーなどを交配させて生まれたドーベルマンは、当初は今よりも気性の荒い性格だったようです。

しかし20世紀初頭には、イギリスでグレーハウンドやマンチェスター・テリアを交配させることで性格は次第に穏やかになり、警備犬だけではなく家庭犬としても可愛がられるようになりました。
一般的に、ドーベルマンは警戒心の強い犬種だと言われていますし、実際に飼い主以外の人物には気を許さない場合があります。

それが警察犬や軍用犬として活躍したり、または忠実な番犬として長い間起用されている理由です。
しかし、警戒心が強い分、いったん気を許すと途端に甘えん坊になる可愛らしい性格でもあります。
飼い主にはお腹を見せて甘えたりするので、勇ましい外見とのギャップがたまらないと夢中になっている方もいるようです。

また、好奇心が強くて人懐っこいところがあり、とても知能と忍耐力が高いので、しつけや訓練もしっかりと覚えます。
このように、ドーベルマンは決して凶暴ではありません。
信頼関係を築く事が出来れば、お互いにかけがえのないパートナーとして生活できる犬種なのです。

1.2.アメリカンタイプとヨーロピアンタイプでは性格が違うの?

犬種としては大型犬として分類されるドーベルマンですが、実はアメリカンタイプとヨーロピアンタイプ、という2種類のタイプが存在します。

この2種類のタイプは体の大きさがかなり異なり、警察犬として活躍しているドーベルマンはヨーロピアンタイプで、体高が63~72センチ。

一方でアメリカンタイプのドーベルマンは、体高が61~71センチと、ヨーロピアンタイプより体格が少し小さめです。
アメリカンタイプは、警察犬ではなく、主にショードッグとして活躍する事の多いタイプです。

現在では体の大きなヨーロピアンタイプよりも、アメリカンタイプのドーベルマンの方が頭数が多いと言われています。

基本的にはどちらも賢くて飼い主に忠実で愛情深く、甘えん坊な性格です。
しかし、アメリカンタイプのドーベルマンは、警察犬ではなく愛玩犬として愛されてきた歴史があるので、人懐っこく家庭犬向きな性格です。

一方、警察犬や軍用犬として長年生きてきたヨーロピアンタイプのドーベルマンは、与えられた仕事をきちんとこなす冷静さ、判断力、力強さがあります。

現在日本で家庭犬として迎えられるドーベルマンもアメリカンタイプが多く、人間が好きで好奇心旺盛な性格多いようです。

ドーベルマン=凶暴というイメージがありますが、実際には飼い主に忠実で優しい性格のドーベルマンがほとんどということですね。

1.3.メスとオスでは性格が異なる?

ドーベルマンは大きさのことなる2種類のタイプだけでなく、性別でも性格が異なる犬種として知られています。

ドーベルマンの雄は、活発で攻撃的、好奇心旺盛な性格を持ち主です。一方で雌は雄よりもおとなしく、穏やかで人懐っこい性格です。

そのため、しつけをする場合は、雄よりも穏やかな雌が訓練しやすいと言われています。
一方で雌には年2回のヒート(発情期)があり、その時期には攻撃的になる犬もいるようなので、その時期は雄とのトラブルを防ぐため、外出面などでも注意が必要です。

雄には発情期はなく、甘えん坊なところがあるので、年間を通して性格は安定していると言えます。
しかし、雄も去勢手術を行っていない場合は、発情期の雌に接触すると本能的に興奮してしまうので、子どもを望まない場合は手術を考えてあげましょう。

雄と雌はこのように性別で性格が異なりますが、どちらも愛情のこもったしつけの徹底と、不妊手術を考慮してあげることで信頼関係を作り上げる事ができます。

1.4.ドーベルマンの被毛のお手入れは?

ドーベルマンの被毛は、短毛のシングルコートタイプです。

長毛よりも短毛の方が抜け毛が少ないイメージがありますが、実は短毛の方が抜け毛が多いのです。
ドーベルマンも例外ではないので、毎日ブラッシングをして被毛の手入れを行う必要があります。しかし、タイプとしては猫の毛に近く、毛玉はできないのでブラッシングをする事で被毛のツヤをキープする事が出来ます。

生え変わりの時期である換毛期には、さらにしっかり抜け毛対策を行ってあげましょう。
被毛は一般的に販売している犬用のスリッカーブラシでブラッシングしてあげれば問題ありません。
ドーベルマンは被毛は上記のような方法のお手入れで問題ありませんが、実はとても肌がデリケートな犬種で皮膚病にもかかりやすいのです。

シャンプーは2カ月に1度、地肌を清潔に保つためにも行ってあげて下さい。
また、短毛のドーベルマンはドイツ出身ですが、とても寒がりな犬種です。

彼らは番犬として好まれる事も多いのですが、なるべく屋外よりも屋内で飼うようにしましょう。特に天候が不安定な時には必ず家の中に入れてあげて下さい。

冬場はセーターを着せるなど、洋服を着せて防寒対策を行っている飼い主も多いようです。

1.5.ドーベルマンがかかりやすい病気って?

先に述べた通り、ドーベルマンは肌がとても弱く、皮膚病に罹りやすい犬種です。

かかりやすい主な皮膚病は、ダニやハウスダスト、花粉によっておこるアレルギー性皮膚炎、マラセチアの酵母によって引き起こされるマラセチア皮膚炎、皮下組織で菌が繁殖して膿を持つ膿皮症があげられます。

一度皮膚病に罹ってしまうと、完治まで時間がかかるので、毎日のブラッシングと2カ月に一回のシャンプーはきちんと行ってあげましょう。

その他、気をつけたい病気としては胃捻転があげられます。
これはドーベルマンだけでなく大型犬全般に起こりやすい病気で、食事や水を大量に飲んだ直後に激しい運動をする事で食道から胃にかけてねじれてしまい、食物や水分が上手く消化せずにおこります。

胃捻転にかかると愛犬はひどく苦しみ、最悪死に至ることもありますので、異常を感じたらすぐに病院に連れて行きましょう。
また、大量の水を飲ませたり、食事をさせて胃に食物が入っている場合は、10分以上時間をおいてから運動をさせて下さい。

その他、中高年を迎えたドーベルマンはウォブラー症候群にかかりやすくなります。
ウォブラー症候群とは、肩の近くの頸椎が慢性的に不安定なため、脊髄全体に障害が出てくる病気です。病気がひどくなると立てなくなることもあります。

歩き方や座り方など、愛犬のしぐさに違和感を感じたらお医者様へ連れて行きましょう。
ウォブラー症候群は、初期段階ではコルセットで治療を行いますが、重度になると手術が必要になる場合もあります。

1.6.ドーベルマンの食事や生活の注意点

大型犬で筋肉質なドーベルマンは、食欲も旺盛な犬種です。

しかし、体が大きいからと食事を与えすぎるのは肥満の原因になりますので、適量の食事を与えてあげましょう。
また、ドーベルマンはたくさんの運動量が必要な犬種でもあるので、散歩や運動は1日2回、最低でも1時間はしっかりと散歩したり、遊ばせてあげて下さい。

運動量が少ないとストレスの原因になり、無駄吠えをしたりします。
ドーベルマンは実際には飼い主に忠実な犬種です。甘えん坊で人懐っこいのですが、警戒心も高いので飼い主がしっかりとしつけを行い、信頼関係を作っていく必要があります。

ドーベルマンは知能がとても高く、警察犬として活躍できるように様々な指示をこなす事の出来る犬種です。
そのため、飼い主を信頼していない場合は、指示を聞かなくなって手に負えなくなり、大型犬は力が強いので、予想外の事故を引き起こす可能性もあります。

可愛い愛犬を悲しい目に遭わせないためにも、周囲の人から犬を悪者扱いされないためにも、飼い主は愛情を持ってしっかりとしつけてあげるのが一番大事です。
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2.ドーベルマンはどこで購入できる?

ドーベルマンは日本でも有名な犬種のひとつで、「怖い」というイメージの反面、ひきしまった外見からファンも多くいる犬種です。

日本で育てられているドーベルマンは、小さめのアメリカンタイプが多いです。小さめ、とは言ってもそれはヨーロピアンタイプと比較した場合で、体高は61~71センチあるので大型犬に分類されます。
平均寿命は10~13歳で、他の大型犬とほぼ同じです。

彼らを家族に迎える場合は、1日2回、1時間以上散歩や運動をさせてあげる事、寒さに非常に弱いので、室外よりも室内で育てる事が必須です。

そのような条件を考慮したうえで、ドーベルマンを家族として迎えたい場合は、どのようにすればいいのでしょうか?
ここでは、現在日本でドーベルマンを家族として迎える方法をまとめました。

2.1.オススメのブリーダーは?

ドーベルマンは大型犬で、かつ初心者には育てるのが難しい犬種だと言われています。

しかし、外見がとても美しい犬種でもあるので、ぜひ育てたい、家族に迎えたいと考えていらっしゃる方も多いでしょう。そんな時はいつでも相談できるベテランのブリーダーさんは、犬種の特徴を知り尽くしたいい相談相手になると思います。

信頼性の高いドーベルマンのブリーダー、ブリーダー紹介サイトは下記の通りです。

葵ケンネル

葵ケンネル

愛知県で活動しているブリーダー「葵ケンネル」は、ドーベルマン専門のベテランブリーダーです。
事前連絡をして見学を行うことも可能で、後述する断耳についてもホームページできちんと説明をしています。

みんなのドーベルマンブリーダー

みんなのドーベルマンブリーダー

全国的にブリーダーを検索し、比較してから判断したい、という方におすすめのサイトです。
全国のドーベルマンのブリーダーを紹介し、引き取りに必要な金額を提示しています。

現在飼い主募集中の子犬の写真も見られますし、お住まいの地域から近所のブリーダーも確認できるのが便利です。

2.2.全国各地の里親集合!

国全体の社会問題となっている犬や猫の殺処分問題。もちろんドーベルマンも例外ではありません。

大型犬は毎日の適度な運動と、しっかりとしたしつけが必要ですが、いい加減な気持ちで引き取ると犬を育てきれずに遺棄したり、犬自身のストレスから他人を巻き込んだ事故が起きる事もあります。

里親募集する犬は、犬種を問わず人間から悲しい仕打ちを受けた過去を持っている事が多いです。そのため人間不信になっていることもありますので、根気強く接してあげる覚悟が必要です。

ブリーダーから引き取るよりも金額は低くなりますが、どちらも大切な命ですので、大切にして下さい。

ペットのおうち

ペットのおうち

全国の犬や猫の里親を募集している大型サイト「ペットのおうち」。
2017年現在の日本全国で里親募集のドーベルマンを紹介しています。

募集中の犬達の顔写真・募集している地域をも掲載していますので、参考にしやすいサイトです。

ペットの命

ペットの命

大事に育てていても、不慮の出来事で愛犬が自宅から飛び出し、迷子になってしまう、ということもあります。
こちらは日本全国の里親募集に加え、迷子で保護された犬を紹介するサイトです。

迷子でも飼い主が見つからない犬は、殺処分になってしまうこともあります。
そんな悲しい結末を防ぐためにぜひアクセスしてみて下さい。

2.3.平均の価格相場はいくらくらい?

ドーベルマンの子犬をブリーダーを仲介して引き取る場合、価格の相場は20~30万ほどと言われています。

もし、子犬の親がドッグショーで受賞歴を持つ場合は、その血統の経歴に応じて高価な金額がつくようですが、基本的には30万前後だと考えればいいでしょう。

2.4.ミニチュア・ピンシャーの値段は?

一般的に「小さなドーベルマン」と認識されているミニチュア・ピンシャー。
子犬をブリーダーから引き取る場合の価格相場は15~20万円ほどです。

ミニチュア・ピンシャーは毛色がブラック&タン、チョコレート&タン、レッドの3種類あり、雄よりも雌、レッドよりもタンが含まれる毛色の場合が高価になります。

ちなみに、ミニチュア・ピンシャーは同じドイツ生まれの小型犬ですが、ドーベルマンよりも200年ほど歴史が古く、実際は小型のドーベルマンではありません。
ミニチュア・ピンシャーはネズミ駆除のために、ジャーマン・ピンシャーとダックスフントを交配させて小型化した犬種です。

ドーベルマンはジャーマン・ピンシャーを大型化した犬種なので、犬種としてはつながりはありません。
しかし、犬種の流れを大まかに見ると、この2つの犬種はいとこのような関係だと言われています。

3.ドーベルマンの耳がキリッとなっている理由

「ドーベルマン」の一般的なイメージは、キリッとした立ち耳と筋肉質の体、短い尻尾だと思います。

しかし、ドーベルマンは本来立ち耳ではなく垂れ耳で、尻尾も長い犬種です。一般的なドーベルマンの耳と尻尾は、実は切断することで人工的に作り出されたものなのです。
ここでは、なぜ耳と尻尾を切断するのかを説明します。

3.1.どうして耳や尻尾を切るの?

ドーベルマンのように、耳や尻尾を切って人工的に形を整える事を、それぞれ「断耳(だんじ)」「断尾(だんび)」と言います。

断尾を行っている犬種はドーベルマンだけではありません。
ミニチュア・ピンシャー、ウェルシュコーギー、シュナウザー系、コッカースパニエル、プードルなど数多くの犬種が断尾の対象になっています。

また、ミニチュア・ピンシャーやシュナウザー系は断耳を行う事も多く、これらは牧羊犬、狩猟犬、警護犬、軍用犬として働く犬に施されてきました。

これは予防医学の観点から行っている事で、耳や尻尾を切断することで、他の動物に噛みつかれる事を防いだり、狩猟で野山を走っている時に尻尾が枝などにケガする事を防ぐなどの効果があります。

このように、耳や尻尾が作業を中断する原因になったり、怪我をする原因になることを防いでいるという理由で行われているのが断耳や断尾です。

3.2.耳は切るべき?切らない?

「怖い」というイメージのドーベルマンですが、実はとても優しい目をしているので、断耳しない状態だと印象がとても変わります。

狩りや警護する観点から行ってきた断耳ですが、近年では動物愛護の観点からドーベルマンにも断耳をしない飼い主も増えてきているようです。

断耳は垂れ耳を立てる事で蒸れを防ぎ、衛生的になるという意見もありますが、この意見は医学的な根拠が薄いようです。

しかし、日本ではドーベルマンの断耳や断尾は習慣化されて一般的です。もし生まれたままの状態で育てたいので、手術を行いたくないと思っている場合は、ブリーダーから引き取る際にその旨を相談して下さい。

ちなみに、ブリーダーから引き取る際は、子犬の価格の他に断耳、断尾の手術料は別途かかります。
ドーベルマンを家族に迎える際は、断尾、断耳の面も考慮しましょう。

3.3.断耳の手術費用は?

断耳の手術費用は一般的に3~5万円程度です。
手術を行う動物病院によっても金額が異なりますので、費用や手術後の処置に関しても必ず確認して下さい。

断耳は、通常子犬が生後3~4カ月の時に行います。それ以上成長した子犬に手術をすると、知覚が発達しているために痛みを強く感じたり、耳の軟骨の成長が進んでいるので形成が難しいためです。

処置方法は、全身麻酔をかけて耳介の3分の2を切り取って縫合し、耳が立つ状態になるまで添え木と包帯で固定します。

手術から耳が立つ状態になるまでは3~8週間の期間を要し、感染症や化膿を防ぐために頻繁に病院へ通う場合もあります。

全身麻酔を行う事、耳が立つ状態までに多くの時間がかかることから、子犬の体にも負担が大きいと考えられ、ヨーロッパでは断耳を禁止する声も高まっています。

一方ではしっかりとケアをすることで痛みを感じる事は少ない、という意見もあり、近年ではその処置方法に賛否両論の意見があります。

3.4.断尾の手術費用は?

断尾の手術費用は2~3万円程度ですが、こちらも動物病院によって金額が変わる可能性があります。
また、断尾は術式が「結紮(けっさつ)法」と「切断法」の2種類があります。

「結紮法」は、生後間もない子犬の尻尾を麻酔なしで切り取る方法、「切断法」は生後8週齢以上の子犬に麻酔をかけ、外科手術として尻尾を切断する方法です。

前者は主にブリーダーが行い、後者は動物病院で行っていますが、前者は「生まれて間もない子犬は痛みを感じない」という理由で長い間行われていました。

この理由に関しても、近年では賛否両論の意見に分かれ、どんなに幼い犬でも痛みは感じるし、トラウマになるのではないか、とも言われています。

また、犬は尻尾で感情を表すため、尻尾がないと感情が読みとれない、運動する時にバランスが取れないのではないか、という意見もあり、断尾に関しても議論が続いています。

里親として引き取るドーベルマンは、断耳・断尾が施されている可能性が高いです。
ブリーダーから子犬として引き取る場合は、今後の生活を共にする家族として考慮が必要です。

日本では断耳・断尾をしたドーベルマンが一般的に認知されており、この手術をしていないドーベルマンは通常のイメージと異なるために違和感を与え、引き取り手がつかなくなる可能性もあります。

そのため、安易な判断やキャンセルは、子犬の一生を左右する事からも決して許されません。
引き取る際はブリーダーにきちんと相談して判断して下さい。

3.5.ドーベルマンの耳は矯正が必要?

ここまでドーベルマンの断耳や断尾についてまとめました。

ドーベルマンの断耳・断尾について調べ、それでもやはりこの手術をしたい、と飼い主が判断した場合は、愛犬の健やかな成長のために、手術後は正しい知識に基づいたケアが必要です。

実際にドーベルマンを飼っている方がブログに断耳についてまとめています。断耳をするタイミング、手術後の耳の固定、手術部分のケアなど、愛犬の負担にならないために、飼い主ならではの工夫が伺えますので是非ご覧になって下さい。
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4.まとめ

いかがでしたか?外見のイメージや警察犬として活躍していることからも、凶暴なイメージがついているドーベルマンですが、実際には好奇心旺盛で甘えん坊な犬です。

 

彼らは警備犬として生み出されたいきさつがあるため、確かに攻撃力があります。

しかし、ドーベルマンは忠誠心と知能がとても高いので、飼い主がしっかりしつけをしてあげれば、決してむやみに他人に凶暴にふるまう犬にはなりません。

愛犬が人間社会で受け入れられる犬になるには、飼い主が愛情を持って育てていくことが一番大事です。
遊び好きで運動好きな一面を活かし、ぜひ立派な愛犬として末永く可愛がってあげて下さいね!
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